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昨日のおだやかな元旦とはうって変わって、今日は朝から降りしきる雪。 あいにくのお天気の中で、恒例の住民自治協議会と公民館連絡会の実行委員会主催の朝陽地区成人式。スーツや振袖の着物に身を包んだ74名の新成人は、やはり、まぶしい。久しぶりに会う同級生や恩師の先生と話も弾んでいる。実は、それが楽しみで参加している新成人がほとんどだと思う。 第一部の式典で、私も来賓としてご挨拶。昨年の大震災と原発事故からもうすぐ10ヶ月になろうとしているのに、長野県内だけでも約1000人の被災者が住み慣れたふるさとに帰れずに新年を迎えていると言う心痛む現実。被災者の本格的な生活再建はいまだ進まず、原発事故の収束も行方が見えない。 大震災や原発事故をのり越えて、人間らしく生きられる新しい希望ある社会を作りたいと多くの人々が考えている時、新成人の皆さんには、ぜひともその仕事を担ってほしいと呼びかけた。12月18日にホクト文化ホールで開かれた「県民のつどい」で、経済同友会終身幹事の品川正治さんが、「明治維新当時の日本の人口は約3000万人、本気で日本を変えようと維新に参加した人は3000人、一万人に一人の本気の人間がいれば、社会を変えることができる。現在は、もっと多くの本気の人たちが、社会を変えようと思って行動している。ここに希望がある。」とお話されたことも紹介し、「200万長野県民の一万人に一人は200人。200人と言えば、この会場に参加された新成人の皆さんの約3倍。長野県にも、この長野市や朝陽地区にも、もっと多くの本気の若者がいるはず。大震災で、改めて大切さが確認された“絆”の意味を噛みしめて、新成人の皆さんに、希望を作り出す仕事をしてほしい。」と、呼びかけた。 この呼びかけは、私の新年に当たっての自分自身への呼びかけでもある。 第2部は、地元のシンガー・ソング・ライター宮川真衣さんのコンサート。医療事務の仕事をしながら、若者の揺れ動く心を歌い続けている等身大の真衣さんのコンサートも朝陽地区成人式の恒例になりつつある。 第3部は、これも恒例になったアルコール抜きの懇親会。ウーロン茶やコーラ、ジュースでも、帰る人もなく、結構盛り上がっているのはすごいこと。 厳しい経済・雇用情勢。閉塞感に押しつぶされそうな日々。新成人の皆さんの未来は、必ずしも、順風満帆とはいえないかもしれないが、彼らに幸多かれと願い、ともに力を合わせて希望ある社会を作りたい。
2012年01月02日
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息子が在学中の長野工業高校(長工)が、今年の夏、創立以来初めて、甲子園での全国高校野球大会に長野県代表となって初出場した。正直言って、普段は、自分の学校の野球部の活動にあまり興味を持ったり、応援したりしていたとも思えないわが息子も、今日ばかりは応援団となって雨の中のスタンドで応援。昨夜の8時頃、学校に集合して、みんなでバスで出発した。 1回戦の相手は、高校野球では天下に名高い、強豪、智弁和歌山高校。最初から、とても勝負にならないのでは、と思っていたが、そんな大方の意に反して、少しも気おくれした様子もなく、さわやかな滑り出し。途中までは1対1で、明るくのびのびとがんばっている様子に、「もしや奇跡が・・・」という思いも一瞬私の脳裏をかすめたけれど、3対1,6対1と点差はひらき、あえなく敗れて、長工の甲子園初出場は終わった。 テレビの画面に映し出された長工の選手たちは、用意していた袋に、恒例の「甲子園の土」を入れていた。ニコニコと屈託のない笑顔の選手が多い。憧れの甲子園で、強豪を相手に、力いっぱい戦ったすがすがしさなのかもしれない。みんな、ご苦労さま!がんばったね! 夜帰ってきた息子に、「残念だったね。」と声をかけると、「でも、みんな良くがんばったんじゃないの。途中まではいけるかな、と思ったんだけどね。」と。息子の話によると、何回も甲子園に出場している智弁和歌山は応援団も慣れたもの。応援席に白地に赤で「C」の人文字を描くのも、ちゃんと並び方を指示する係の先生がいて、「はい、赤のTシャツの人はこっち。」「白の人はこっち。」と指示し、並ぶ応援団も慣れたもので整然と定位置に順序良く並び、あっという間に席についてしまったという。かたや、長野の長工は、初めてのことで、せっかくそろいのTシャツも用意し、やはり頭文字の「C」の人文字を描くことになっていたが、一般の応援に来た人が先に席に座ってしまったり、雑然としていて、時間がかかってもなかなか全員が席につけず、うまくいかなかったとか。そんな話をしてくれて、息子は、「疲れたから、お休み。」と、いつになく早々と眠ってしまった。 選手も、応援団も、初めての雨の甲子園の一日。かけがえのない青春のひとコマ。
2003年08月12日
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10月20日告示、27日投票の長野市長選挙に、県労連副議長の菅田敏夫さんが「みんな!わくわくプロジェクト」からの出馬を表明。 午後4時半からの記者会見には、11名の共同代表のうち5名が同席。 記者会見の資料には、「『コンクリートではなく、人を大切にする市長を』『誇りと喜びのある地方行政、優しさあふれる長野市へ』 4年前に高野登さんとともに夢見た市政の転換を、今度こそ実らせたい・・・この思いで、4年前ともにたたかった仲間たちに新たな仲間も加わって相談を重ね、『みんな!わくわくプロジェクト』として候補者の擁立を発表するにいたりました。 きれいで思惑がない、市政転換の思いに揺るぎがなく、政策をまっすぐに訴えぬける人『菅田敏夫さん』とともに、新しい長野市への転換をめざします。 私たちがめざすのは、明日が楽しみになる!あたたかくて元気いっぱいの長野市」等々と述べられている。 野々村博美長野市会議員から、「みんな!わくわくプロジェクト」からの出馬にいたった経過が報告され、4年前にともに高野登さんの選挙をたたかった信頼関係の中で、市民グループの皆さんから菅田さんへの強い要請があり、本人も決意にいたったことが述べられた。 共同代表の皆さんのコメントも、お一人お一人、思いのこもったものだった。 弁護士で反貧困ネットワーク信州の村上晃さん。人間らしく働きたいと願う人たちの雇用、労働問題で、菅田さんとは一緒にがんばってきた。貧困問題も深刻で、あたたかい市政を実現する菅田さんに期待している。 戸隠在住の陶芸家の鈴木實さん。高野登さんの選挙では、(地元の喫茶店に満員の人を集めたりして)たくさん票を集めてがんばりましたが、後一歩で、本当に残念だった。今度はもっとがんばって、市政を変えたい。原発ゼロなどのメッセージを地方からしっかり発信できる市長を。 元日本大学教授、物理学者(原子核物理)の大日方聰夫さん。原発ゼロをめざす運動で菅田さんと一緒にがんばってきた。中山間地の鬼無里に住んでおり、地域づくりのNPOの活動もしているが、中山間地に政治の光をと願っている。 原発の無い未来を創るプロジェクト代表の田澤洋子さん。3.11以降、原発の無い社会をめざす取り組みを進めてきた。菅田さんはその運動の同志。長野市は、子育て中のお母さんたちが、子どもの健康被害を心配して放射能測定のためのゲルマニウム測定器の購入を求めたのに、購入しない。子どもたちに心寄せる市政にしたい。 今日の記者会見に都合がつかず同席できなかった共同代表の皆さんは次の方々。 大下真二郎 元信州大学工学部学部長、名誉教授 大矢美奈子 理学療法士、長野医療生協労働組合執行委員長 筧 昭一 信州大学名誉教授(工学博士) 花岡 邦明 長野医療生活協同組合理事長 細尾 俊彦 長野県労連議長、長野県高等学校教職員組合執行委員長 弓場 法 公認会計士、税理士 新しく生まれた共同組織に、多くの心ある市民の思いを集め、この市長選挙、力を尽くしてがんばりたい。
2013年09月18日
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日本共産党県議団を代表して代表質問。午前10時から12時頃まで。 大雪被害対策、知事の政治姿勢(集団的自衛権の容認問題、新潟・軍までの日米共同演習、秘密保護法廃止、柏崎・会話原発、浜岡原発の再稼動中止)、県財政の健全化、リニア中央新幹線への対応、県の契約に関する条例案、県立4年制大学、教員の評価制度、特別支援学校の教員、教室不足解消、非正規教員の正職員化と待遇改善、福祉医療費の窓口無料化、生活困窮者支援などについて質問。 (写真は、中学校卒業までの子どもの医療費を所得制限無し、自己負担金無しで完全窓口無料化を実施している群馬県が、県庁や市町村の担当窓口などに掲示しているポスターを示して子どもの医療費の窓口無料化について質問している私。) 知事から、初めて福祉医療費の窓口無料化について「検討する」との答弁。非正規教員(臨時的任用の教員)の待遇改善についても前進の方向。 質問堰から正面に見える、ほぼ満員の傍聴席に、大きな勇気と激励を貰って、県民の皆さんの切実な願いの実現を願って、無事、質問を終わった。膨張に来ていただいた皆さん、ありがとう! 明日からは一般質問。わが県議団からは、明日が藤岡義英県議(佐久市・北佐久郡)、28日が両角友成県議(松本市)、和田明子県議(長野市)、3月5日が高村京子県議(上田・小県郡)が、それぞれ質問する。
2014年02月26日
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