風狂夜話2

風狂夜話2

2007年10月26日
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その時一番救われたことはTVでの「お笑い番組」であった。

毎日布団にくるまって、TVのお笑いタレントのたわいない話を見入っていた。

そのうちこのタレントは消えるなとか大きくなるな等自然と見越せるようになった。

まああまり高級な趣味ではないが、この業界のヒエラルキーがある程度わかるように

なった。Y興業、Jプロ、W本舗など。

しかしうつ病も回復してくると、愛好した分、ややうっとおしい気分になり、

スイッチを変える場面もままある。

昨今のお笑い番組やバラエティ番組はあまり毒気がなくなったように思われる。



迫力が見受けられない。

つまり大衆化が進み、芸人のレベルが落ちてきたなと思われる。

むしろ現実政治のほうがお笑いメーカーになっている。

かつてのビートたけしやタモリのような格段の実力者という人がいないと思われる。

時代や世代の違いもあろう。

体を張ってお笑いに徹するというハングリー精神がない。主義者がいない。

芸も中途半端であわよくば芸能界の甘い汁を吸おうという人が多いように思う。

TVで顔が売れ、そこそこ稼げるというスタンスである。

勝新太郎とか美空ひばりといった豪快かつ破天荒な大物がいなくなった。

まあそれに見合うスキルがないともいえよう。

かつて渥美清は変装して自分の映画を客の立場からかくれ見していたという。



あるまいか。

現在の豊かな日本もいつか崩れる、そして灰の山になるのだというリアリズムが

あるように思う。

いまの若いタレントにそのような危機感があるだろうか。

ただいまの与党や官僚のスキャンダルを面白おかしく笑っているだけでいいのか。



の遺産)を前にして昼寝しているようだ。いつ首を切られてもおかしくないという

覚悟でお笑いに徹するべきだ。

さてスターリンジョークを最後にひとつ。


★シベリアから来た男に、友人が言った。

「書記長は政治ジョークの収集家だそうだ」

 すると、シベリアの刑務所にスパイ容疑で送られていたその男は、答えた。

「違うよ。政治ジョークではなく、そいつを喋る人間を集めているんだよ」


アメリカの政治ジョークの芸人レニー・ブルースは、ユダヤ人らしく歯に衣着せず

権力者の欺瞞や阿漕を批判した。半端な知力ではない。

もっと勉強してほしい。ただせつなの合コンに血眼にならずに。












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最終更新日  2007年10月26日 22時15分34秒
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