風狂夜話2

風狂夜話2

2007年10月31日
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さぞお疲れのことと思います。

「亀田父子バッシング」の嵐がようやく収まり、いまや今週の顔「守屋元防衛省事務次官」

に追っかけが始まっているご様子。

マスコミ業界諸氏にとり、日々是好日という雰囲気です。

諸君にとって「より早く、より面白く、よりデフォルメして」がモットーです。

視聴率、購読者数がほかよりよければいいのであり、公正とか真実は二の次なのですから。

亀田父子バッシングの際のTBS以外の各ワイドショーはそれ見たことかと得意満面、

ゲストにそうそうたる関係者を呼び、ショーアップしていたのです。



その果てに首相や文科相にも「いかがなものか」発言を誘うなどして。

朝青龍などはどこかへすっ飛んでいってしまいました。

モンゴル政府もおかげでホッとしている事でしょう。

私はといえば亀田バッシングの核心は親子問題にあると考え、そのねじれ現象が関係

していると見ます。

興毅氏の言動をみている限り、むしろ子のほうが記者会見などに慣れていて器用である。

泣かせ所も心得ている。いまどきの青少年はこのようなセレモニーは大体見通しが

ついており、テニオハは判っているのである。

残念ながら史郎氏にはアナログ世代特有の「筋を通す」という神経が邪魔している。

すなわち「ダメといったらダメ」なのである。

建前と本音の区別が苦手という正直さがある。



うまく対応できていたのです。

TVやジャーナリズムのいい加減さもよく知っている。

視聴率の上下や利用され方もよく理解しているデジタル世代なのである。

まして興毅氏はやせてもかれても世界チャンピオンである。

どういう振る舞いをすべきかよく知っている筈である。



許す、許さないに関わらず大したものである。

それに対し、居丈高なマスコミ関係者の質問はむしろ幼稚、アナログ的であり、失笑

を買うというべきだ。

いまどきの視聴者は「やらせ」というものには非常に敏感であり、その展開を予期している。

ただ乗せられて楽しんでいるだけである。

「いじめ」に参加している高揚感といえようか。

かつての今太閤田中角栄、リクルート事件、オウム真理教しかり、いつも持ち上げては

突き落とす。このパターンの繰り返し。うんざりである。

それより大事なネタが「石井紘基刺殺事件」や「世田谷一家殺人事件」などいっぱいある。

優先順位が違うではないか。

とはいえど既に伏せられているのであろう。

政治や、行政のご都合主義、踊らされるマスコミ、批判できない国民、この三極が毎日

くだらないゲームに参加して飽きることがない。(「戦後レジーム」と元首相はいう)

死亡記事の予定稿をチェックしているマスコミ諸氏よ。

「死んで花見がなるものか」

いまのマスコミ動向はファシズム前夜のようで活気があるといえよう。

たとえば私は2・26事件の時、TVがあれば相当の視聴率が稼げたであろうと思う。

その時のレポーターに三島由紀夫氏を使えばさぞや名調子であったろうと愚考する。

時代背景や現状把握、さらに将来展望まで立て板に水のごとく弁論したであろう。

まことに残念である。惜しい人を亡くしたと思うのである。

マスコミ諸氏へ。もっと格調のある論陣がはれないものか。

若いときだけだ。老いてはただ空の青さと木々の緑に親しむばかり。
















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最終更新日  2007年10月31日 21時47分23秒
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