JAMのどんどこ日記

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2007.11.05
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テーマ: 闘病日記(4015)
8月9日、JAMはT第一病院へ入院となりました。

部屋は差額ベット代がもったいないので6人部屋。
しかし、JAMの案内された部屋は大部屋の中でも一番広い部屋だったので、6人部屋でもベットの間が広く、あまり気になりませんでした。この点はラッキー。

3人部屋などはとても狭く、差額ベット代取られてあの部屋になるくらいなら、6人部屋でよかったなぁと思った次第です。
病院によって、部屋の作りって全然違うものですね。


ベットにあらかた荷物を片付けた後、看護婦さんから既往歴や病院に入院するまでの経緯を聞かれたので、ヒゲ先生の件も含め説明。 (←闘病記その2参照)
看護婦さん苦笑いでした。

そして明日の手術までの説明もありました。


・手術は全身麻酔で行なう。手術開始は午後2時頃を予定。

・腸内をキレイにするため19時に浣腸をする。
・手術当日は禁飲食。
・手術中は顔色・爪色を観察するので化粧やマニキュアはしない。
・(JAMは長髪なので)髪の毛は三つ編みにしばっておく。
・手術当日朝、シャワー浴後に和式の寝巻きに着替える。9時から点滴開始。


そんな感じでした。
説明が終わって看護婦さんが部屋を出た後、


「あ、明日の手術の開始時間、一応家族に教えとかないと…」


と、ふと思ったJAM。
携帯電話の通話は部屋ではできないので、公衆電話の場所まで行ってみることにしました。
しかし、もうこの時JAMはほとんど徒歩が不可能な状態で、病院に入ってから部屋までは車椅子移動。




普通こういうときには遠慮なくベットに置いてある“ナースコール”を押して、
「すみませんが車椅子を持ってきてもらえますか?」
と言えばいいのですが、
JAM、この入院環境に慣れていないため、どうもナースコールが押せない。
今まで何でも自分でやってきて、「人に頼る」ということに慣れていなかったのです。







そう思ったJAMは、ベット柵から壁を伝って足を引きずりながら部屋の外へ。
のろのろと歩き出しました。



しかし、病院の廊下は思ったよりも長かった。
どうにか公衆電話までたどりつき、家に電話をかけて用件を伝えた後、部屋に戻る途中の廊下で…









JAM、行き倒れました。










看護婦:「JAMさん、大丈夫ですか!?」


すぐに行き倒れているところを看護婦さんに発見されるJAM。


JAM:「す、すみません…歩けなくて…。(←死にかけ)」


看護婦:「もう、ナースコール押してくれなきゃ駄目じゃないですかー!」



当日からもうお小言受けてるし(^^;
すぐに車椅子をもってきてくれた看護婦さんに、部屋まで連れて帰られました。。。


この時初めて感じました。
「ああ、私って、心配される立場の人間になったのね…」
と。

今まで職業柄、JAMは患者さんに接する立場でした。
「大丈夫ですか?」と聞いていたのはJAMのほうだったのです。
それがいつの間にか「大丈夫ですか?」と聞かれる立場に。

「立場って、思わぬところで逆転するのね…」

なんだかしみじみとそう思ったJAMなのでした。





部屋に戻ってベット上でおとなしくしていると、突然一人の先生が現れました。
銀ブチ眼鏡がキラリと光る男性医師、K木先生でした。(←なので以下“銀ブチ先生”)



銀ブチ:「こんにちは。入院中の主治医になります整形外科のK木です。」


JAM:「あ…はじめまして。よろしくお願いします。」



銀ブチ先生は見た目クールで、何の感情も表に出さないような先生でした。
この時はJAMの現在の症状を少し聞いて、
「じゃ、明日の手術がんばりましょう」
と一言述べた後、さっさと退出。



「なんか…冷たい先生…」



一瞬JAMは不安を覚えました。
しかし、これはただ単に銀ブチ先生がポーカーフェイスだっただけ。



最初こそ味気ない出会い方でしたが、
実はこの先生、超熱血で患者さんのことをものすごく考えてくれる先生だったのです。
手術を執刀したニコ大先生よりも誰よりも、結果的にJAMのことを助けてくれた医師はこの銀ブチ先生でした。


ニコ大先生はとても有名な脊髄専門の医師。
銀ブチ先生はそんなに有名ではない整形外科医。


しかし、有名とか無名とか、そんなことは関係ない。
どれだけ真摯に患者と向き合ってくれる医師なのか。
一番大事なところはそこでした。


JAMがそこに気づくまでには、まだまだ長い時間がかかるんですが…。








翌日はいよいよ手術。
なんだか現実味が沸かないまま、JAMは病院での最初の一日を終えました。










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Last updated  2007.11.05 21:02:38
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