映画ドラマ観想日記

March 13, 2012
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母は83歳になります。

私が嫁に行ってから25年父と二人で暮らし、父が亡くなってから14年は一人で暮らしています。

そのせいなのかもともとだったか母は思ったとおり生活しています。

だけど年齢がいって、ちょっと物忘れが出てきて、以前のようななんでもとっておく生活をしていると
家のなかがごちゃごちゃになってしまうようになってきて母の妹である叔母と二人で片づけました。

それ以来、物が見つからないと私たちのせいで「前はここにあったのにねぇ~」ってぶつぶつといいます。

私たちからすると使わないものを処分して今生活に必要なものだけを名前のラベルを貼って整理整頓して
いるので以前よりうんと使いやすくなったはずでした。

母の「前はここにあった」という記憶は片づける前どころではなくめちゃめちゃ若いころの記憶でそれを


一生懸命母のために頑張っても感謝どころか余計なことをしたといわんばかりでなんだか情けないかぎりです。

それでも母は私に感謝してくれます。大体言うことは聞いてくれます。
だけどね、すぐ忘れるから結局自分の思った通りになって、私はすごく疲れる。
あれかれ配慮して母のために母が生活しやすいように工夫してもその工夫する意図がなかなか伝わらない。

それに私の立場からいいと思ってても母はその良さが理解できないことがある。
結局、若い時から習慣にないことは老年になってしかも思考能力がかたくなってから新しい習慣を身につけることは難しい。

傍で見ていると簡単にしてあげたことはただの余計なお世話なことが多い。

すっごく腹たつことあるけど母側からみるときついかなと思う。
私から見て思った通りにやるなら勝手にしてよと時々怒れてしまうけど、まだまだ修業が足りないのは
子供である私。
本当は母の人生に敬意を払うべきで、ついできない母、理解してくれない母にいらだつなどいけないのに。


NHK朝のドラマの「カーネーション」の小原糸子の老いていくことの不安、今できていることが
できなくなっていく自分をみる恐怖に耐えることが老いること。





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Last updated  March 13, 2012 03:19:09 PM


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