助産婦じょじょのアフリカ日記

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2005/09/27
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日記の中で「affiliation」という言葉が出てきます。
リベリアの助産婦教育では、卒業までに50例の分娩を介助することが義務付けられています。

私たちが実習施設として使用している病院だけでは、必要な分娩件数を得ることができません。
学生達は分娩介助を主な目的として、日記中に書いてあるように、地方のクリニック3ヵ所を4週間ごとローテーションします。

地方のクリニックでは多くの分娩を介助できる上に、クリニックの助産婦の指導を受け、さまざまなことを学ぶことができます。
「affiliation」からもどってきた学生は、見違えるようにたくましく成長しています。


では、18年前の日記へどうぞ。



2日

とにかくかゆい!
足なんかブツブツもいいところ、たまらん!!

▲さん(●●君の元彼女)の夢を見た。
あんまり考えないほうが良いと思うが、やっぱり女性はしっとの塊なんだろうか?

今日から、セーラ、バネッタ、カンフォート(学生達)がaffiliationに出た。
これから半年間、各学生が3ヵ所を4週間ごと回る。
みんながんばれ!

バルサン終わって、部屋の衣がえをした。
it's my room!!


4日
病院の状況のひさんなこと。
次々に患者を退院させて。
今日は二人しかいない。
ナースが働かない。
ストライキしている。

昨日、3ヵ月前の給料が出たそうな。
(注:病院職員への給料の遅配は年中のことでした)

実習しにくくなる。
昨日、分娩1件。

先月の病院内の総分娩件数40
内、学生の介助16
内、私が指導担当8
半分は私!! エライ!

●●君の夢を見た。

先月22日のお産の赤ちゃんが(生まれて)4日目の晩に亡くなったと。
2期が遷延してリス2で、AP2で生まれた子だった。
イディス(学生)がホームビジティングをしたとき呼吸の様子がおかしかったという・・・





リベリアの 多産多死の様子は、以前書き込みました。
私はこのリベリアで、これから数えられないほどの「死」と対峙します。

分娩2期とは 、産婦さんが分娩台の上でいよいよ赤ちゃんを生み出す時期のことです。
この時期が長くなる(遷延)のは母児のいのちに影響することもあります。


皆さん、ご存知のとおり、産後というのは大出血の危険もあるし、大切にしなければならない時期です。

しかし、 リベリアでは分娩をすませた産婦さんは、病院に1時間も留まっていません!
私たちは何とか2時間は残っていて欲しいと引き止めますが、水や給食施設のない病院に、残りたい人は誰もいないのです。

私たち教員は、学生が介助した分娩ケースには3日以内に家庭訪問(ホームビジティング)することを義務付けています。
その中で、この赤ちゃんのケースのように、亡くなってしまうこともあるのです。


文中 「リス2」 とは「おしも(産婦さんの膣など、赤ちゃんが生まれてくる道)がお産によって裂けてしまったという意味です。
日本なら、決して珍しいことではなく縫合して無事に終わるものです。
リベリアのお産でおしもが避けるというのは大変珍しいことです。

「AP2」 とは、生まれたときの赤ちゃんの状況が良くなかった(かなり悪かった)という事です。

日本の常識で考えれば、このような状況の母と新生児を、分娩後たった1時間で帰宅させるなんて、絶対に考えられないことです。

私がマラリアで休んでいた間のお産でした。
私がいたとしても何も変わりはないのですが、自分が荷っている仕事の重責を改めて感じた出来事でした。


専門的な言葉が少し入って、読みにくいことかと思います。
もし、分かりにくい部分がありましたら、遠慮なく質問してくださいね。






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Last updated  2005/09/27 09:28:50 PM
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