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夕日記
2006.05.09
混沌とした街灯 第3章
カテゴリ:
夕日記
混
沌とした街灯 第3章
2006.5.9 (火)
※企画小説の第3章です。
第3章ということはつまり、
第1章、第2章が存在しちゃってるということ。
第1章
に
第2章
を読めば、
どこぞのおバカでも展開が掴めるようになっています
『プルルルルル・・・・・』
『プルルルルル・・・・ガチャ』
「はい、こちら二葉亭」
電話に出たのは朱雅本人であった。
「私、以前お世話になったÅ優々ですけど覚えてますか?」
「Å優々? はて・・・?」
「ほら、2月に朱雅さんのとこで働いてたÅ優々ですよ」
「あぁ、あのモミアゲとまゆ毛が繋がってたコ?」
「はい、そうです、それです」
「久しぶりじゃない、それからの調子はどう?
私があげたお薬は効いたかしら?」
「おかげさまでへそ毛まで繋がりました」
「あらそう、よかったじゃない」
「それでまた朱雅さんのお薬が必要なんですよ」
Å優々は泡を吹くホストの状況を事細かに説明し、
朱雅に治療してもらえるように頼み込む。
「分かったわ、今からそっちに向かうわよ」
「ホントですか? ありがとうございます」
「ただし、1つだけ条件があるの」
「条件ですか? 何でしょう?」
「三郎って知ってるわよね?」
「三郎って朱雅さんがお付き合いしてた彼ですよね?」
「フったのよ、三郎のこと」
「え? そうだったんですか」
「フったらね、私をストーキングするようになっちゃって」
「付きまとわれてるんですね?」
「異常なまでのストーキング行為で困ってるの」
「で、条件として
そのストーキングをどうにかして欲しいと?」
「ピンポンよ、ピンポンパンよ」
「分かりました、じゃあ三郎の件は任せて下さい」
「あなた、三郎に会ったことなかったわよね?」
「はい、どんな人かはちょっと・・・」
「メモ取れる?」
「ちょ、ちょっと待ってくださいね」
「お待たせしました、メモ取れますよ」
Å優々がメモの用意が出来たと聞くと、
朱雅は三郎の特徴を話し始めた。
【三郎の特徴】
・若干27歳
・掃除機のモノマネが得意
・主に第2関節でできている
・1日の内、半分はリフティング
・口癖はポリフェノール
・嫌いな言葉はポリフェノール効果
・基本的に“カ行”でしか話さない
・時折、季語を織り交ぜてくる
・学生時代のあだ名は黒生
・夢はフライデーされること
・つむじの周辺にのみパンチパーマ
・ライバルはディープインパクト
「これだけあれば大丈夫です」
Å優々は三郎を捕まえる気満々である。
「じゃあ、宜しくね」
Å優々と朱雅の間で契りが交わされた。
そして数分後
――――――
真っ白なロング白衣をまとい、
足元にはローラーブレード、
両ワキにホタテを挟み、
たて笛を吹きながら朱雅が店へ現れた。
パリコレで磨いたセンスを、
余すことなく披露するサービス精神は、
カリスマ薬剤師と呼ばれる所以である。
「その泡を吹いてる彼がそうなのね」
そう一言だけ告げると、
朱雅は今も尚、泡を吹いてるホストへ近づいた。
ローラーブレードということで、
患者の所へ近づくまでの時間、0.52秒。
速い。速すぎる。
患者へ近づくと、
朱雅はまず彼の上着を脱がせた。
そして自分の着ている白衣を脱ぎ、
それを彼に着せ始め、
代りに彼の上着を自分が羽織った。
その間、たったの4秒フラット。
速い。速すぎる。
その後、2時間ほど
着せる、脱がせる、着せる、脱がせるの連続である。
普通の薬剤師であれば、
薬を出すであろう状況の中、
朱雅は上着だけで容態を回復させようとしている。
この薬剤師、次元が違いすぎる。
その時だった。
「うっ、うぅ・・・・」
患者の意識が戻った。
意識が戻ったことを確認すると、
朱雅はすかさずポケットから生卵を取り出し、
患者の額で割り、顔面にぶち撒いた。
“エッグスプラッシャー”である。
【エッグスプラッシャーとは】
通称、エグスプと呼ばれ、
生卵に向かって気を集中させることで、
目の前の患者に最も効果のある薬にしてしまう治療法。
卵のサイズはLLが特効性が強いが、
その分、副作用も強いとされている。
人により副作用は様々であるが、
ゴム手袋と母親の区別が付かなくなる、
というのが一般的な副作用である。
朱雅にとって、
エッグスプレッシャーは十八番中の十八番。
暇さえあれば、
エッグスプレッシャーの事を考え、
ニヤついてるほど十八番なのである。
「もう大丈夫よ」
その朱雅の声と同時に、
泡吹きホストは立ち上がり、
自分の顔にこべり付いた卵をペロペロと舐めだした。
「あれ? 僕、どうしちゃってたんですか?」
気を失っていた患者が、
意識を取り戻した時に言う台詞そのものだ。
教科書通りの彼の言葉に、
他のホスト達は思わず拍手を捧げた。
「エッグスプレッシャーだよ」
気を取り戻したホストに
そう言い放ったkuruta は、
まるで自分がエグスプをしたかのような言い方だ。
どこまでもズル賢い男である、まったく。
「私の用は済んだわ、じゃ」
患者が直れば即帰宅。
朱雅が愛読してる『薬剤師道』、
その“真の薬剤師とは”のコーナーで、
50ページに渡って書かれてた言葉がそれである。
もちろん、太字の斜体で。
誰も信じない朱雅だが、
『薬剤師道』に書かれてる事だけは、心底信じていた。
「せっかくですし、もう少しゆっくりしていかれては?」
kuruta は急いで帰宅しようとする朱雅を止めにかかる。
「いえ、結構よ。帰りますわ」
そして店へ来た時と同じように
たて笛を吹きながら店を後にする朱雅。
たて笛で吹いてる曲は、君が代だった。
続く。
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Last updated 2006.05.09 14:52:03
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