予報が外れて今日はどんより梅雨空が広がり
青空は見ることが出来ませんでした
こんな青空に恵まれるのは
まだまだ随分先のことみたいなお天気予報です
梅雨だから雨が多いのは仕方ないけど
お天気予報がコロコロ変わるのは
止めてほしいです・・・
今日のお話は先週末に出掛けたお山で出会った
お花たちのお話
最初のこのクリーム色のお花は
ミズキ科の落葉樹「熊野水木(クマノミズキ)」のお花
「水木(ミズキ)」の名前の由来は
「早春に枝を切ると樹液が滴り落ちることからついた」そうな
[ クマノミズキ ]
「熊野」の名前は三重県の熊野地方で見られたから付けられたそうだけど
西日本に広く分布していて
ここ六甲山系でもよく見られる樹木
昔は山で作業する人たちが
水の代わりにこの樹液を飲んで喉を潤したとか
花径が1cmほどの小さなお花をいっぱい咲かせ
秋には黒い実を付けます
まだ食べたことはないけれど
鳥さんたちには人気の果実です
一度試してみようかな♪
続いてはこんな可愛いお花をご紹介
このピンクのお花は
シソ科の落葉樹「紫式部(ムラサキシキブ)」のお花
平安時代の女性作家「紫式部」にちなんで付けられた名前と
言われていますが
元は「紫色の沢山の実」と言う意味の
「紫重実(ムラサキシキミ)」が語源だとか
「源氏物語」の作者と同じ名前の方が
この美しいお花や実に相応しいと思われたのでしょう
[ ムラサキシキブの花 ]
秋にはこんな綺麗な実をつけます
[ ムラサキシキブの実 ]
因みにこの実は食べると少し甘いそうです
この日お山へ行ったのは
あるお花がそろそろ開花するころだったため
それはちょっとファンタジックな姿のお花
ちょうど咲き始めたところでした
ラッキー~~♪
サクラソウ科の多年草
「丘虎の尾(オカトラノオ)」のお花
[ オカトラノオ ]
垂れるように真っ白な蕾をいっぱい付けた花穂が
大きく膨らんで
咲く時を待っています
お花は花穂の根元側から
順々に咲いていきます
その姿はまるでファンタジーの中のほうき星が
辺りに星屑を振り撒きながら飛んで行くみたい
梅雨のこの時期だけ見られる
素敵な光景 ♪
でも当地では年々咲いている場所が減っているみたいで
寂しいです
おうちで育ててみようかな
この花穂
最後には長さが20cm以上になります
[ オカトラノオ ]
次回もお山から
旅する蝶々さんに祝福を ♪ 2023.10.17 コメント(5)
梅雨明け前のお散歩で 2023年 2023.07.18 コメント(10)