鴎座俳句会&松田ひろむの広場

鴎座俳句会&松田ひろむの広場

PR

Calendar

Profile

ひろむ193808

ひろむ193808

Favorite Blog

今年最大の冷え込み New! こっぱんさん

懐かしい介助の日々 New! しぐれ茶屋おりくさん

人生日録・交際 昭… New! 風鈴文楽さん

おいしい給食・炎の… 天地 はるなさん

写真俳句Ryo 俳句 … --綾--さん
2022年05月26日
XML
テーマ: 楽しい俳句(373)
カテゴリ: 句会


26 鴎座通信句会は 40 200 句となりました。選句と講評は鴎座代表、編集長、副編集長・Ⅰ欄同人などに依頼しました。投句された方の互選も行います。

●互選選句5句。 (全句のなかから5句を選んでください。互選は任意です。また互選できるのは投句者のみです。句番号と上五、および選句者名をお忘れなく。)

選句締切  5 29 24 時必着 メールまたはFAXでお願いします。メールアドレスは「鴎座」巻末に記載してあります。 句番号はランダムに変換されたものです。(誤字脱字・類句などがありましたらご連絡ください)結果は全投句者にメールまたはFAXでお返しします。また次号「鴎座」に発表するとともにFACEBOOK・BLOGにも発表します。 2022 5 26 日  鴎座俳句会 代表 松田ひろむ

26 回鴎座通信句会全句データ〉

句番号   作品

1 地元力士の勝越し決まり青嵐

2 芍薬の爆発寸前の笑顔

3 滝しぶき文学館に虹かかり

4 五月場所笑顔愛らし隆の勝

5 凌霄のいつから高所恐怖症

6 姫女苑主失くして道端に

7 半夏生木の香を放つ木の仏

8 戦時と平時いづれも重し昭和の日

9 古書店の句友の句集夏立つ日

10 老鶯の音痴病妻を笑わす

11 花しょうぶ未来新聞あれば読む

12 春浅しまだある平和パンを焼く

13 退屈は贅沢あじさいが青い

14 子育ては順調らしい金魚玉

15 森五月癌とのくらしさて措いて

16 夕立や非常階段赤きビル

17 立行司物言い多し五月場所

18 ビー玉に世界の縮図夏来る

19 折鶴の叫喚聞こゆ走り梅雨

20 キャタピラーの跡を鍬ふる麦畑

21 鉄の雨降るキキキキと夏燕

22 杜若平和になれと祈ります

23 お互いにいいことだけど蚊帳惜しむ

24 いくつある母の集めた夏茶碗

25 つづらごのなにが足りない麦の秋

26 マスクマスク茶摘娘に群がりて

27 半世紀ぶりの古書の香初夏の街

28 壇蜜と守宮来るものは拒まない

29 エゴの花核戦争が粛々くる

30 たてがみの白馬と流れ青嵐

31 薫風や好きなことして幸齢者

32 鴫焼や写真の母に笑われる

33 胡瓜生る七十代の自画自賛

34 蚕豆焼く煙が撫でてゆくカウンター

35 華氏451度薔薇すべて焼かれんと

36 正代はまた角番か走り梅雨

37 腰痛を撫でて摩って立葵

38 曾ばあちゃんになった日からの柿若葉

39 カーネーション母の未来にいた私

40 わが町にちっぽけな富士桜の実

41 庭先の小梅に母と田舎漬

42 田貫湖にひびく親子のテント泊

43 ジューンドロップ青春は一瞬に

44 軽トラへ古き仏壇柿の花

45 最期まで君を看取るぞ柿の花

46 唯に恋うきつね忠信初音の鼓

47 新緑の色見つからずウクライナ

48 一言で分かる人柄ソーダ水

49 澤瀉屋 ( おもだかや ) の五変化 ( へんげ ) 凝視夏芝居

50 煌めける今朝の雨滴や青葉風

51 初夏の別れおやゆびこゆびかな

52 八十路にも迷いの角や夏柳

53 古書店の平台に父と子五月風

54 花水木花冠のごとし松屋通り

55 こんどこそ減らした筈が更衣

56 風薫る手櫛の妻は三角点

57 降参するまで玉葱をみじん切り

58 ヤマボウシ縄文の白とつぶやきぬ

59 祝傘寿守宮の足裏ぺたぺたと

60 父の日のいたるところに訂正印

61 詐欺メール背中の汗のすでに冷え

62 菜の花やパスタランチで赤ワイン

63 何時だって後で気が付く野萱草

64 菜園にショベル残して梅雨に入る

65 鯉幟金の卵と言われしが

66 青梅を丸ごと包む求肥かな

67 二時間に一本のバス花茨

68 菩提寺の写楽の墓を若葉風

69 叱られて冷し中華の迷い箸

70 菖蒲湯の毬と遊んでいてひとり

71 寝太郎の植えた茄子苗よく育つ

72 初蝶に感染経路秘めしまま

73 風のきて銀の鈴ふる樹氷帯

74 国連憲章もっともっと浮いてこい

75 昼顔のいつもの坂をハーハーと

76 聖五月世界の難民一億と

77 復帰五十年治外法権そのままに

78 薔薇だけに云へる秘密の話なの

79 緑雨かな白いタオルに身を包み

80 すこし愛して大原麗子と冷し酒

81 バイオリンのしずかなる弦薔薇散れり

82 静岡の深蒸新茶まろやかに

83 多国籍コクリコ雛罌粟アマポーラ

84 ひと雨ごとに季節進むや黐躑 ( もちつつじ )

85 コンタクト外してみても金魚鉢

86 メイクして性格変える別れ霜

87 木漏れびや楓若葉の透きとおる

88 マネキンの真白き素肌更衣

89 豆ごはん照れくさいから怒っちゃお

90 紅色に日に染まりゆくブラシかな

91 達磨さんが転んだ日の天瓜粉

92 街を行く朝の登校生風涼し

93 今年竹日ごとに上下の色変わる

94 夏めくや愛犬ロンの樹木葬

95 葉ざくらや千鳥ヶ淵はだれを待つ

96(削除)

97 母の日のワンオペ料理もそれなりに

98 バイデンさん来る十薬花盛り

99 十薬やゴミ出しあとの立ち話

100 梅雨茸の自称なれども佐分利信

101 繭の中からからからと玉手箱

102 悪いインフレ良い インフレと走り梅雨

103 薔薇園で迷える少女アリスかも

104 竹皮を脱ぐ皮のひかりの裏表

105 水盗む石を蹴ってもいいですか

106 紫陽花忌耳門を閉じる音がした

107 燕子花女らしさを忘れては

108 わがことと思えぬが痛みはや夏に

109 黄揚羽の揺らめきの先マリウポリ

110 緋目高の昨日も今日も稚魚増えて

111 お吉さん黒船祭を何と聞く

112 五月富士伏流水が歯に沁みる

113 夏きざす漁師の宿のなめろうと

114 就任の春半世紀前の駅

115 梅雨寒や二冊続けて原田マハ

116 万緑や予約の券はありますか

117 練切の紫陽花を盛る志賀の皿

118 入梅や手を貸しすぎる親不孝

119 十薬や団地に残る焼却炉

120 ブラックホール蓮の アンテナ太古より

121 格子戸に昭和が潜む釣忍

122 短夜や小言ばかりの夫の夢

123 夏みかん十五歳の君の写真

124 ジャム煮る匂いパン焼く匂い平和だなあ

125 憲法記念日家並 ( やなみ ) は国旗かかげざる

126 万緑にピッコロの 「となりのトトロ」

127 麦の秋鳥のイチャイチャばかりかな

128 自分の名好きも嫌いも蛇苺

129 飛脚より遅い郵便待つ夏日

130 忖度とフェイクの隙間雨蛙

131 シャワー浴ぶ他人のごとき手足して

132 燕来る幸せのかけらいただきぬ

133 父の日のあたり前田のクラッカー

134 新じゃがの青い毒など不整脈

135 ドクダミの白十文字戦渦まだ

136 緑陰の終活談義金欲しや

137 来るものはこばまずでも ね蚊はいやだ

138 西日さす伯父の胸像飛行服

139 母居ません茄子漬のあの色出ない

140 時計草つながっていて知らんふり

141 炒飯にたっぷり混ぜる大夕焼

142 諏訪の湖伊藤千代子の一位咲く

143 非正規の三十年を草いきれ

144 雲の峰まさかが起こる世となりぬ

145 春風やきときと鯵と従妹来る

146 逃げ水を追わず踵を翻す

147 柿若葉アイヌの古式舞踊団

148 風鈴やウクライナの風溜めて鳴る

149 小手毬の記憶の先の比翼塚  

150 ネモフィラの丘辺よ空よ風薫る

151 かきつばた妻より先に死ぬ決まり

152 一日は一生のよう草萌える

153 時々は充電だいじ柏餅

154 焼き鮑踊る姿は限界値

155 生協の不在通知や五月便

156 箸使い慣れて給食一年生

157 あじさい映え一番星はどこに出る

158 白ばらや素肌の匂ふ銀座の夜

159 血の薄くなる齢になり冷酒好き

160 万緑の中の彩り山ガール

161 住所録消す数増えて仏桑花

162 芍薬や煩悩の数多すぎて

163 人類を地球は許さず夾竹桃

164 牡丹散り美しきまぼろし残りけり

165 桜桃忌人はいたって主観的

166 五月晴ピッコロ歌う会場へ

167 紫陽花の中を紫陽花電車来る

168 あの時のあの一言が夕蛍

169 だうされた天井の蛇落ちにけり

170 スランプは黄色でしょうか麦の秋

171 追伸につづく卯の花腐しかな

172 梅を干す天気予報を 諳(そら)んじて

173 和平と平和どくだみは好きな花

174 ビールにも上層部ありグイと飲む

175 一合の酒の肴は初鰹

176 呟きをいくつ零してアマドコロ

177 薔薇垣のブラックホール へ手を入るる

178 軽暖やバランスボールに嫌われて

179 竹皮を脱ぐ少年の変声期

180 皆スマホいじっておりぬ蟇

181 五月の香五月の風も 疫病(えやみ)の世

182 ソーダ水対角線に坐す二人

183 加齢ならやっぱり華麗よ豆の花

184 餡蜜のあんを掬って過去は過去

185 多佳子忌の足踏みミシン転がして

186 夜濯ぎの椰子のザンバラけたたまし

187 後ろからまたクラクション夕薄暑

188 菜種梅雨何処にも行けぬ旅鞄

189 梔子をやはり掠ってダンプカー

190 ジャスミンの香りのなかで眠りたし

191 つづらごのドとミの間走り梅雨

192 待ち望む和平への道聖五月

193 老鶯や昨日は出来て今日は無理

194 白玉の掬いそこねて蝶の昼

195 夏燕天変地異をものともせず

196 頭上かすめ影さえ見えずつばくらめ

197 てきばきとイナダを捌く氷見生れ

198 夏は来ぬ空也の背 ( せな ) の活き活きと

199 蛍袋キラキラネーム呼ばれゆく

200 たっぷりと黄色と白の柿若葉

鴎座通信句会 は、ウイズコロナ時代の新しい句会のあり方として注目されています。昨年四月以降一年余りの開催の結果、新しく通信句会に参加される方などもあって予想以上の大きな成果が生まれています。今後も「 鴎座通信句会 」は独自の会として発展させて行きたいと思います。みなさんのご協力をよろしくお願いします。★締切は 毎月 24 です

ご注意!「コロナ」は病名でも感染症名でもありません。太陽の光冠のことです






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2022年06月01日 09時39分25秒
コメント(0) | コメントを書く


■コメント

お名前
タイトル
メッセージ
画像認証
上の画像で表示されている数字を入力して下さい。


利用規約 に同意してコメントを
※コメントに関するよくある質問は、 こちら をご確認ください。


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: