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2006年04月19日
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カテゴリ: カテゴリ未分類


いたづらを見つかったり、わがままを云うと、
よく「サーカスの子になっだか?!」なんぞと叱られた。

そう叱られると、
サーカスに売られて、恐ろしい団長にこずかれながら夜汽車で流れて暮らす。
もう二度と母には会えないのだと、子ども心に切なく哀しく、
いちばん怖い叱られかただった。

昔、倉吉にもサーカスのテントが立った。
線路脇に空き地があって、ここには、お化け屋敷の小屋が立ったり、

(この空き地は後にスーパーが建ったりしてなくなった)

この空き地に旅のサーカス団がやってきたのだ。
おっつぁんだったか、母親だったかわすれてしまったが、
とにかくsolyaも、このサーカスに連れて行ってもらった。
サーカスに売られては大変だから、
万全、注意を怠らず、ビクビクとついて行った。

しかし、テントの中の興奮は、恐怖を忘れさせた。

おかしな仕種で笑わせるピエロのおっつぁん。
器用に丸い台の上に両足を揃えるインド像。

ことに、気にいったのは、竹で組んだ球形のジャングルジムの中を
オートバイで走りまくる曲芸だ。

solyaがパトロールにでかける時の恰好にそっくりだった。

燕尾服にシルクハットの団長の口上につづいて、
ジンタの奏でるワルツが流れはじめる。

登場したのは、白いレオタードに身を包んだ可憐な少女。
バレリーナのような衣装からすらりと伸びた脚。

黒い大きな、うるんだような瞳。

少女はゆるりゆるりと空中に張られた綱を渡りはじめる

あの少女は、なにか事情があってサーカスに売られたのだろうか??
この興行がはねたら、また、夜汽車に乗ってどこかに向かって旅するのだろうか??
もう二度と母とも父とも会えぬのであろうか???

その少女の美しさがなんとも切なくて哀れげで、aolyaは心詰まってしまった。

極彩色に彩られた切ない想い出として残っている。


翌日。
飛行帽に色つきゴーグル。
鉄人28号のジャンパーに黄色いマフラーをなびかせて、
愛車にまたがったsolyaが、どこに向かってひた走ったか?!?!


まぼろし探偵

この顛末は、あまりにばかばかしいので、秘めたることといたします。

                              FIN


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Last updated  2006年04月20日 00時24分07秒
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