映画に恋してる

映画に恋してる

2005.12.06
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カテゴリ: 映画館で観た映画







漆黒の闇の中
墓場にうごめく黒い影。
大蛇が向かう先にあるのは
ほんのりと灯った
朽ちかけた屋敷の窓明かり。




薄暗い階段を上がると
かすかに聞こえる誰かのひそひそ声。
それは聞いてはいけない言葉?
それは見てはいけない姿?





椅子に腰掛けた誰かの後ろ姿。
二人の男がうやうやしくかしづいて
それが誰かを
私たちは知る。




ヴォルデモート・・・





凍り付いた瞳がとらえたものは
ゆっくりとこちらを指さした
名前を呼べない「あの人」の
悪魔のように骨ばった・・手・・・!




















三大魔法学校の対抗戦に湧くホグワーツは
いつもと違う熱気に包まれている

かすかに感じる
悪しきもの達が闇にうごめく気配・・・。






ハリーの見た悪夢には
一体どんな意味があるのか?








不安と期待を抱いて

胸躍る冒険と新しい試練が
きっと彼らを
待ち受けているに違いない。




















胸騒ぎを誘うオープニング!!



回を重ねるごとに増してゆく
このダークなムードがたまらない♪
4作目を迎えるハリー・ポッターは
もうお子ちゃま映画なんかじゃありません!
タイトルの文字が画面に出た瞬間から
惹きつけてやまない映像美♪
大人のためのファンタジーワールドへ
ひとっ飛びという感じです。




あの2冊合わせて押し花の
重しにでもしちゃおうかと思う
分厚い読み応えのある本を
どう料理するのかなぁ・・・と
期待半分、不安半分でしたが
そんな心配はまったく御無用♪




そこは大人の映画を撮り続けてきた
マイク・ニューウェル監督の起用。
物語に忠実にと
詰め込み過ぎ感の残った
1作目2作目とは雰囲気も違い、
ハリーたちの思春期の心の動きと
手加減なしのアクションシーンという
ふたつのポイントに絞り込んで
巧くまとめあげてくれたんじゃないかな?





それでいてしっかりとした
伏線もちゃんと用意されていて
後半、いろんなものがつながっていく感じは
3作目のアズカバンの囚人に引き続き
なんともいえない気持ちよさです。






ハリーたちが成長したぶん、
いっそう複雑に描かれる
思春期特有の心の動きは
自分もかつて通ってきた道♪
そのせいか親近感でいっぱいで
どんなディテールに至っても
思わずにやけてきちゃいます♪





なかでもダンスパーティのくだりは最高♪
ロンもハリーもしっかりせんかいっ!と
背中を思い切り叩きたくなるような
情けない壁の花状態の二人なのに対して
他校のヒーローから
(クィディッチのワールドカップの代表選手で
ロンの憧れというところが、また憎いとこ)
ダンスのパートナーにと申し込まれ
光り輝くような美しさで
階段を降りてくる
ハーマイオニーとの対比と言ったら!(笑)





でも、彼女の本当の胸のうちは・・・というと
可愛くってもう、抱きしめてあげたいくらい
思いっきり乙女してます~!
いつまでたっても子供っぽい
男の子たちとは、
比べ物にならないくらい
心はすっかり大人の女性♪
だからこんなに切なくて
泣いちゃったんだよね!




なんでそんなに鈍いんだ?
まったくホントに
ロンの大バカ野郎っっっ!・・・て
観てない人にわからないところで
妙に盛り上がってしまって申し訳ない・・・汗
飲み込みの悪い息子を持って
やきもきしちゃう母の気分なの~!
可愛さ余ってなんとやら・・・
だけどそういうロンが好き♪
(・・・なんじゃそりゃ笑)




幼馴染って、結局のところ
本当の兄弟みたいに
なってきちゃうんだろうね~!




自分の気持ちをもて余すロンの
反抗期みたいなものの
とばっちりをモロに
受けちゃったハリー。
間に入って半ば、
呆れるばかりのハーマイオニー。




近すぎるから、甘えちゃう。
近すぎるから、気にいらない。
近すぎるから、自分のことのようにうれしくて
近すぎるから、時には反動でやきもち♪




特に、彼らは親元を
長く離れて暮らしているから
反抗期みたいなものも
一番気持ちの近いところへと向かう(笑)
そのあたりの心の成長過程をうまく
描ききった原作者のJ・K・ローリングは
やはりすごい。
この物語のポイントを外さなかった
ニューウェル監督にも拍手です♪














三人の心の動きに
ピンポイントでしっかりと触れつつ
今日は詳しくは書きませんが
物語の軸はやはり何と言っても
三大魔法学校対抗戦と
それに続く
ヴォルデモートの復活という運びになります♪





そこでこれから観る人への
アドバイスを考えてみました(笑)
うーん・・・そうね~!
自分のイメージする世界観と
大きくずれると
不満が残ることになるのが
映画化の常だから
もしまだ読んでいないという人は
今からあわてて読む必要はありません~♪
本は後から補充の意味を込めて
読んだ方が二度美味しいかも・・・。




でも、ハリポタシリーズが初めてという人は
前作までの映画はできれば
見ておいた方が、つながりの面白さを
堪能できます。
壮大な物語の全容が、
だんだん本質に近づきつつある本作ですから
人と人の関わりは
つかんでおくのがベストです!(笑)




見終わった後に
3作目で感じた
胸をゆさぶるような想いまでは
感じられなかったのが残念だけど
物語自身が、そういう段階なのでしょう♪
次に期待をつなげつつ
続く映画を楽しみに待ちたいな♪



ハリーたちの成長ぶりと
めくるめくアクションと
身の毛もよだつ衝撃のシーンを
是非劇場で確かめてください♪
子供のファンタジー映画だと
敬遠しないで大丈夫♪


大声で言います♪
ハリー・ポッターはもはや、
大人のためのファンタジーです!(笑)
忘れかけてたときめきとワクワクを
探しに行ってみませんか?












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Last updated  2005.12.27 07:49:45
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あかまっちゃん2004 @ Re:アース  EARTH(01/17) ようやくDVDで見ました。ただ、プロジ…
Christophor@ ... [URL= <small> <a href="http://www.qerig…
セビセビ @ 七光り うおぅ。。 なぜかは分りませんが、禁止…
亜美tsugumi @ おおっ トムクルーズというキーワードに釣られま…
Jessie @ Re:親の七光りって言うけれど・・・   夏恋の映画独り言♪(04/24) ね!たしかにジュリアに目もとがそっくり…
sweet sue @ 本当だ! 笑顔がキュートなところそっくり! 目元…
ねこんちゅ @ 七光り おはようございます。 七光りは日本も…
マリーmypink @ 使っちゃえ!七光り~(笑) こんにちは~~ うわっ!目元がそっく…
夏恋karen @ Heikさん へ ★Heikさん、おはようございます♪ >そ…

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