映画に恋してる

映画に恋してる

2007.01.31
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カテゴリ: 映画館で観た映画







早足で歩いた。
こぼれないで、涙。
あと少し
もう少しだけ。



ベルサイユに群がる
着飾った貴族たちの視線。
美しい扇で隠した口元が
何を噂しているのか
彼女は知っている。



できるならもう少し
子供のままでいたかった。
子犬のキスで目覚める
穏やかな毎日。



もう二度とは戻れない日々
覚悟はできているけれど
バタンとドアを閉めたなら
堰を切ったように
あふれ出す涙。









いつも笑っていた。
不安な時も
寂しい時も
それがこの国へ嫁いできた
未来の王妃としての
つとめだから。










ひざを抱えて
泣きじゃくる彼女は
居場所を探して
さまよう迷子の子供。



傅く華やかな人々に
いつも取り囲まれていても・・・。









本当のマリー・アントワネットを
知る人など誰もいない。







マリー・アントワネット









たった14歳ですよ!


俗に言う政略結婚。
母の命じるままに
フランス王家に嫁ぐことになった
マリー・アントワネットだけど
末っ子の甘えん坊さんのはずの彼女が
それなりの決意をして
長い旅路を馬車に揺られ
独り嫁いでいく様には

心細いキモチも
きっとあっただろうに・・・と。



まだまだ幼くて
コロコロとよく笑う
マリー・アントワネットを演じた
キルスティンが可愛いです。





羽を広げて
颯爽と大空にダイブ!
映画が始まると、そこは
思い描いていた通りの
色彩と美しい風景でした。

いったいどこへ着地すればいいの?



ソフィア監督がきっと
特別の
力を込めて描いたであろう
冒頭で紹介した

涙を流すシーンを過ぎたあたりから
どんどんとドキドキの加速が落ちてきて
ちょっぴり途方に暮れました。
キモチの収まりがつかなくって・・・。



もっとラストあたりのお話も
ドラマチックに描こうと思えば描けたはず。
だけどそこはやはりソフィア流。
自分の描きたいものだけを
厳選チョイスで映像にしていきます。



ソフィアワールドと
キルスティン・ダンストのキュートさを
楽しむためのビデオクリップ。
そういう視点で観るべきだと
気づきました。
そう思って観ると、かなり完成度が高いです。
音楽の使い方も新鮮だし、
映像は見ているだけで夢見心地。





着地点が見えないのも
ソフィア・コッポラの映画らしい♪
ちょっと途方に暮れたりもするけど
私は好きかな。こういう感じ。



何を描いても
それが歴史上の人物であっても
ちゃーんと最後は
「ソフィア印」の映画になっている。
そこがこの監督の
すごいところなのかもしれません♪










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Last updated  2008.01.30 11:35:20
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あかまっちゃん2004 @ Re:アース  EARTH(01/17) ようやくDVDで見ました。ただ、プロジ…
Christophor@ ... [URL= <small> <a href="http://www.qerig…
セビセビ @ 七光り うおぅ。。 なぜかは分りませんが、禁止…
亜美tsugumi @ おおっ トムクルーズというキーワードに釣られま…
Jessie @ Re:親の七光りって言うけれど・・・   夏恋の映画独り言♪(04/24) ね!たしかにジュリアに目もとがそっくり…
sweet sue @ 本当だ! 笑顔がキュートなところそっくり! 目元…
ねこんちゅ @ 七光り おはようございます。 七光りは日本も…
マリーmypink @ 使っちゃえ!七光り~(笑) こんにちは~~ うわっ!目元がそっく…
夏恋karen @ Heikさん へ ★Heikさん、おはようございます♪ >そ…

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