ヘイフリックの限界part2

ヘイフリックの限界part2

2007.12.27
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・20;20 聖母教会前が集合場所だった。教会の前には「クルッぺ」があり、その周辺に屋台が林立していた。昨夜はこの場所でセレモニーがあったらしい。今年は暖かい。温暖化の影響らしい。バイエルンのブログ仲間の人から寒いという話を聞いていた。でも今日は防寒服はいらないくらいだと思ったが、それでも夜が深まるとやはり寒くなった。日本のようなけばけばしい電飾が煌々とした華やかさではないが、暗闇にぽっと浮き立つ風情はメルヘンチックだと思った。それはそれで歴史を感じさせるものだ。羽根を広げた電飾の鳥(天使?)が、道路いっぱいに「道しるべ」になっているようだった。


・そのあと、有名なビアガーデンで遅い夕食になった。広いホールに大勢のひとが賑やかにビールを飲んでいた。「焼きソーセージ」が名物らしい。ここに来るまでに、グリューワイン数杯とやはり名物らしいものを結構食べていたのであまり食欲はなかったが、野菜類が意外と美味しいと思った。このビアーホールの和やかな雰囲気の中でドイツ人たちも今は楽しくビールと焼きソーセージと、それから豊かな美味を味わいながら何を考えているのだろうか。戦争から半世紀以上も過ぎて、其のほとんどは戦争も知らない人々に違いない。でもかなり年配の人たちもいる。年寄りが冷遇されている国情でもない。ここはEUをリードする先進国ドイツである。私はひとり会話を楽しむことも忘れて感慨に耽っていた。そして時間さえ忘れてもいた。ここに来るとは想像もしていなかった自分を思った。

・以前にも、このブログで断片を触れているが、やはり、ニュルンベルグという地域の特性を考えると、この地が中世から重要なドイツの要衝の場所であったことが理解できた気がした。自分の目で見ているのではなく、やはりその奥で見ているものは、ただの光景ではない。生き残ってきたものがどれだけ深く考え注意深く見てきたかでもあるだろう。聖母教会の裏手にあるこのまだ、これから盛り上がりそうな酒場を、私たちは早々に出た。そしてニュルンベルクの中央駅横のホテルまで、群衆と一緒に聖ローレンツ教会の方に向かって歩いた。流石に21時すぎると屋台も閉じている。人々は帰途についているのだろう。私は、ついきょろきょろしていたのか連れ合いの姿を見失っているのに気づいた。確か後ろを歩いていると思って待ったが、いつまでも来ないので不安になり、少しバックしてみたが、見つからない。そのうち前を歩いているグループの姿も消えていた。これは困った。どうしようかと思ったが、ふと考え直した。


 どうせ、この道は一本道でしかない。それに街路には横断幕の大きな電飾の鳥が案内しているではないか。迷子になるほど込んでいるわけでもないし、妻も誰かと連れ合っていることだろうから、心配することもあるまい。折角の雰囲気を壊すにはあまりにも平穏な感じがするではないか。何かあれば妻は騒ぐだろうし、それに気付かないほど離れてもいないはずだと考え直してしばらく歩いていたら、先の方で皆が待っていてくれた。捜しているつもりだったが、こちらが捜されていたわけだ。ホテルに着いたのは22時を過ぎていた。







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最終更新日  2007.12.27 06:47:28
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