
花がつぼみを破るのは何故か。果実が花弁を散らすのは何故か。熟した種子がさやを壊
すのは何故 か。それは、先行するものが残り続けたら、後続するものが存在し得ない
からだ。先行するものが重要 であれば後続するものがいつまでたっても現われないこと
になるだろう。 完璧でないから、引き継がれるし、進化もあるのだろう。多くの存在は、
帰結のための前提だろう。 つまり、前提は、帰結というものこそ前提のあり方を正しく解
明し発展させ完成させたものだという、まさ に帰結のもつ意義を否定しようとしている。
前提の方が帰結の存在権を否定している。娘が母に対し て恩知らずなのではない。母
の方が娘を認知しようとしない。根底においては、娘の方に高次の権利が あるだろう。
以前のものが利己的なのは、それが自己は欲しているが発展を欲しないからである。
「認識の鍵を有すれども、なかに入らず、また入らんとするものを妨げている」
(ブルーノ・バウアー「ユダヤ人問題」より)
>玄界灘。