

生物多様性の話を中心に、私たちに何が出来るか、それは、地域個体群の保護が重要だということであり、遺伝子の多様性を意味している。身近で解かり易い生態学の話だったし、それこそ危機的にある自然環境の保護に関する貴重な講義でもあった。エコロジカル・フットプリントの環境負荷についても触れられたが、アメリカ(地球が4つ必要)ばかりではなく、日本も、世界の平均2.2gha/人からみれば、2倍に為る。つまり、地球があと、一つ必要になる計算に為る。
・これまで気付かなかったことが、講義の中にいくつもあったし、それこそ近所に珍しい在来種が存在している事も知らなかったが、こんどのウオーキングの時にでも行ってみようかと思う。講義の時間が短くて、話したいことがまだあると講師が言っておられたが、地域に貢献もされているようだ。またの機会を期待したい。レジュメの中に調べたいものもある。豊岡市のコウノトリの保護条例の序文を紹介されたが、それこそ地域の取り組みの参考に為るのではないか。
・へ2・・・外来種が日本で問題になっているが、日本の植物が世界で被害を与えているケースもある。世界が狭くなり、生態系を混乱させている。それこそ種の多様性や、遺伝子の多様性だけではなく、生態系の多様性も問題でもある。コーヒー・ブレイクがあるように、自然でもブレイクして欲しいというのがその趣旨であるそうだ。自然を楽しみたい。