間が開いてしまいましたが、中華街散歩の後編です。
こんな感じの路地の奥に見えますね。知る人ぞ知る・・・そんな店です。地味な看板なので飲み屋?という風情。
店の前に来ても、どこにでもあるような中華料理屋といった感じでしょ?こんな感じですから観光客や、知らない人は入ってきません。いまは綺麗になったからいいほうですけど、昔はもっと汚い感じだったよなぁ・・・。そのくせ夜なんて人が並んでいたりしました。
中に入ります。こう見えてメニューは豊富です。ただし、ここでの売りは自家製麺の麺類です。特に有名なのが豚脚麺(とんそくそば)です。が・・・僕が頼んだのは別のものです。
壁には一面に各方面の有名人によるサイン色紙がビッチリです。かの池波正太郎もファンで『散歩のとき何か食べたくなって』に、ここのことが出てくるそうです。
店内はこんな風です。ごくごく普通の中華料理屋です。これがまた中華街通にはウケルのですが。それと、ホール係の名物おばさんがいらっしゃいます。中華街では、ニコニコ愛想のいい店を望んではいけません。
今は機械打ちだそうですが、平打ちの自家製麺はストレートでつるつるしたものです。それが絡んでいるのは鶏絲坦々麺(むし鶏とねぎの細切り坦々麺)です。¥850也。四川風の坦々麺とは異なりスープがたっぷりの温かい料理です。辛さもほどほどで美味しいですよ。何十年ぶりかで来た甲斐がありました。
中華街のいい所は、こんな店が隠れていることなんですよね。
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