アルテックACS410&ACS251というPC用スピーカーシステムを分解してオーディオ用に作り直していますが(まだ途中です)、アクティブスピーカーですから当然アンプ部もあります。まぁ、そのままプラスティックのエンクロージャーごと廃棄処分にしてもよいのですが、一応中身をチェックしてみました。
サブウーハーのボックスの中にメイン電源とサブウーハー用アンプが内蔵されていました。パワートランスはトロイダル・トランスを使っていて、これはちょっと意外です。新品買ったら、このトランスだけでも結構いい値段なんですよね。これは捨ててしまうのには惜しい物です。
さて、サブウーハー用アンプのほうはと言えばKIA6210AHというパワーICを一つ使っているだけです。調べてみると東芝のTA8210のセカンドソース物のICだそうです。20W×2の出力があり、まぁま歪が少ないほうかな?基本的にはカーオーディオ用のICですね。BTL回路ですから出力に電解コンデンサーは接続されていません。これは使えそうかも。
こちらはACS410のアンプ部です。ドルビーサラウンドシステムの基板が左の縦型のものです。この部分は用無しですね。メイン基盤は左右と左右サラウンド用のアンプの計4つあるはずですが・・・
TA8238Kという東芝のパワーICが2個使われていました。このIC7.3W×2というものなのですが、出力はいいのですが、歪率が高く1W出力で最大0.5%もあります。しかも、出力にパスコン(電解コンデンサー)の1000μFほどのものが必要なタイプです。このタイプは嫌いなんですよ。パスコンの色付けが大きくて、メーカーやタイプで音がコロコロ変わっちゃうわけです。まぁBTL回路にして使えば少しはましになりそうですが・・・
どのアンプ部も電解コンデンサーは一般品を使っていて、オーディオ用ではありません。それどころかYECという台湾メーカーのもので、このYECって一時期PCに多用されていたものの耐久性が低く故障しやすいやつなんですって。
ということは・・・・・ACS410の基板は廃棄、サブウーハーのほうは基板を改造すれば使いまわしがきくかも・・・ということで決着しました。さて、ジャンクからアンプが出来るでしょうか?
続く
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