全6件 (6件中 1-6件目)
1
彼女たちが眠る家 (光文社文庫) [ 原田ひ香 ]<内容紹介より>九州の離島に、この家はある。ある共通の過去を抱える女たちが、世間から離れ、静かに共同生活を送る「グループホーム」。互いの本名や出自も知らないまま、厳しい禁忌のもとに行動する彼女たちの家に、ある奔放な親娘が入居したことで、その日常が大きく崩れていく。女たちが迷いと衝突、葛藤の先に見る地平とはー。話題作を次々ものする著者が放つ、感動長編。ミステリーなのかそれとも心理小説?なんとなく中途半端な感じ。過去を語らず互いに名も知らず仮の名で共同生活をしている女性たち。新しい入居者母娘によってこの共同体「虫たちの家」が壊されるのではないか。この母娘の抱える過去は一体何なのか。「虫たちの家」を守るために、疑問、不安を持った主人公は共同体の約束を破り母娘のことを探ろうとする。現在進行形と登場人物中の誰かが語る過去の2部構成。てっきり過去を語っているのは主人公かと思ったのですが・・・そんなこともあり、誰のことを言っているの?とかわかりにくいところも。彼女たちの過去を含め諸々後味が悪く内容紹介にある「感動長編」には疑問しかありません。主人公はじめ傷ついた女性たちが「虫たちの家」を出て前向きに生きている。ということでは読み手もほっと救われる。それが感動長編と言う表現になるのかなーーーーと言う感じでした。これ、同じような内容の話を男性作家が書いたら、もっと後味が悪かったのではと思います。
2024.10.25
コメント(0)
WORLDアトリエセールは東西で年に各2~3回くらいで開催。いつも行こうかなーどうしようかなー混んでるしなーと思って結局行かない。以前行ったのはいつだったかしらと思ったら、2019年4月だったそれ以来のアトリエセール2回目参戦。SNSに上がった感想を見ると、今回イマイチもいればとても良かった、との声も。Max70%off、今期物は50%offくらいだけれど気に入ったものがあれば絶対お買い得。普段なかなか試着出来ないWeb限定ブランドも出店するし目的別に良い物があれば買いたいなと思っている物もあるので行くことにしました。WORLDはお手頃価格で企業理念や姿勢が好感持てる。エコロモとかもそう、エコロモは毎回3往復(27枚)は持っていく。で、もらった割引券はほぼ使い切る、時に足りない。というくらいヘビーユーザー。今回は3日間あるうちの最終日なので目ぼしい物はもうないかも。なんて思いつつも開場30分前に到着するように出かけてみました。会場に着くともうかなり(200人以上はいそう)並んでいました。その後もどんどん人が増えていきましたよ。ほーっ凄いねでも開場してからはとてもスムーズ。会場でブランド配置図はもらえますが、あらかじめ招待状でチェック済み。お目当てブランドは入口からほぼ並んでいるのが嬉しい。今回はオケージョンでも使えるワンピース+羽織り物やいつものブランドのアイコン的なワンピース等が目的。匠ジャケット(秋冬物)があったら欲しい。コートも何か良いのがあったら1枚欲しいな。そうそう、協賛企業でワコールも出店しているからお気に入りシリーズがあればそれも。お財布ショルダーと化粧品もみなくちゃ。目的があって探すと余計な物に目移りしなくて良いですね。匠ジャケットは残念ながら私のサイズは夏匠しかなかった。初日に行ったらあったのかな?オケージョンワンピースは既にブラックで持っている物の色違いを発見。とても着やすいワンピースなのでネイビーを追加することにしました。同素材のジャケットはサイズが無かったので別なラメツイードJKを。そして、ビビビッと魅かれたコート羽織ってみるとなかなか良い。値段もかなり良いそしてアイコン的なワンピース、ネットでは全サイズ売り切れになっていた物があったしかもマイサイズも1枚ありました~念のためこのワンピースは試着してOK。あ、試着室も待たずに入れました。るんるんしながら雑貨を見る。高島屋ですっごく気に入ったストールを見つけたけれど、洋服の割引後の値段から考えるとなんだかとても高いように感じるなーということでこれは見送り。あ、バブーシュ取り換え時だったな~とお買い物袋へポイ。等々して、買い物袋はかなりパンパン。会計に行く際になって、あれーちょっと買い過ぎかなーと思う私。まあどれもかなり割引率良かったから大丈夫か・・・?では今回の購入品。UNTITLE コート1枚、ジャケット1枚、ワンピース1枚 全て70%offSunaUna ワンピース1枚 60%offローラアシュレイ バブーシュ1足 40%off協賛企業 牛革ポシェット(お財布ショルダー機能ばっちり)1つ 40%強off別会計協賛企業コーナー。ワコールでお目当ての品を発見。数日前に買った今シーズン物より半額くらいになっていましたコスメコーナーでまつ毛美容液を80%弱offで。高島屋でFAUCHONの紅茶ティーバッグ2種とビターオレンジマーマレード。ジャムがいくらだったかな?紅茶は2種を各500円ちょっとで(75%前後off)。あとはまい泉のお弁当(これは通常価格だった)を3つ。かなり買いました。当初これくらいかかるかな~と思っていた額をやや越えていましたでも全部合わせてもUNTITLEのコート1枚分の通常価格よりも安かったし。前回よりも満足のいく買い物でした割引率がイマイチとかの声も聞きますが、ブランドにもよるのかなと思います。
2024.10.20
コメント(0)
先日観た小瀧版「デスホリ」こと「DEATH TAKES A HOLIDAY」主演、ヒロインについては前回触れました。さくらちゃん可愛かった~やっぱりさくらちゃんはブロンドが似合うねその二人以外に最も印象に残ったのがエリック役の東啓介さん。実は、観劇の勢いのまま書いたら、あまりの衝撃にとんでもなく興奮した文章になりそうなので日にちを開けて落ち着いて書こうと思った次第。エリックが登場した時にはまず背の高さと小顔に驚愕な、な、な、なんなのだ、この異次元の頭身は。スタイル抜群のタカラジェンヌを見慣れていても、2階からの遠目であっても(だからこそ目立つ頭身とも言える)圧倒されました。そしてそのド迫力の歌声。クリアでビーンッと響くくらいの張りがあってすごい声量。この方は一体どなた?いつの間にミュージカル界にこんな逸材が誕生していたのとびっくりでした。ウィキを読むに、デビューは2013年のテニミュ。舞台は2.5次元ミュージカルから徐々に大きな物に出演。「ダンス・オブ・ヴァンパイア」のアルフレートですって一体いつの?と思ったら、2019年版で私は観ておりませんでした、残念。「マタ・ハリ」「ラグタイム」とか、宝塚OGとも共演しているのですね。宝塚にどっぷりつかっていた期間にグググッと頭角を現していた模様。この後は「キンキー・ブーツ」で主演だそうです。観たいーーーーっ観たいです190cmの上背に精悍なお顔にあの歌声、声量。私としては山口(祐一郎)さんの後を継ぐ逸材かと。あ、山口さんが息子と呼んでいるのは城田(優)さんですから孫でも良いですわ。娘に「山口さんぶりに(男の)役者さんにときめいたわ~」と写真を見せたら「あ~わかるわ、写真見ただけでなんかそれわかる」と娘も同意。トートやジャンバルジャン、クロロック伯爵も観てみたいと思わせる役者さんです。どれも山口さんの役だな。実力、ビジュアルいずれからも、ウン十年ぶりにかなりときめいた男優さん。私にはときめきの源れいこちゃんがいるので男優さん限定としてですけれど。いつかれいこちゃんと舞台で共演したら・・・興奮しすぎでおかしくなっちゃうかも。でも観てみたいな~、長身美男美女の並び
2024.10.09
コメント(0)
二連のジョイントできるパールネックレスとブレスレット。長さもたっぷりあるので豪華なのだけれど重くて肩が凝る。どうせなら娘たち用に作り直したいと思っていました。リフォームのお店にネックレスから冠婚葬祭用に使える一連のネックレスを2本作りたい。と相談したところ、元の長さが十分あるので2本作っても60玉以上残ることがわかりました。あら、それならば元あるブレスレットと同じ物がもう一つ作れるわね。元のネックレスの留め具も再利用できるし素敵そこでネックレスを2本とブレスレット1本に作り直してもらうことになりました。出来上がったのがこちら分かりにくいかもしれませんが、留め具の中央の石がエメラルドとサファイアの違いだけ。他は全く同じです。あ~良いものができました🎵私も別物をリフォームしているので出来上がるのが楽しみです。
2024.10.08
コメント(0)
東急シアターオーブ公演「DEATH TAKES A HOLIDAY」を先日観てきました。月組、もっと言えばれいこちゃん(元月組トップスター月城かなと)ファンにとってこの作品はかなり思い入れのある作品。れいこちゃんのサヨナラショーに2曲使われ、内1曲「Alone Here With You」はラストナンバー。いつかは外部、宝塚での再演もあるだろうとは思っていましたが退団3か月もしないで再演がきたか・・・あーもう観たくないっ、観ないもんね。と思っていたのに、グラツィア役に美園さくらえっ、さくらちゃんがヒロイン舞台に戻ってきてくれるのそれならば何としても観たい、絶対に観たい。あの美声がまた聴きたい。チケット発売とともにさくらちゃん回を取りました。ここ数年はほぼ宝塚で外部舞台はごくごくたまに観る程度になっていました。ところで、主演の方はどなた?レベルの私。調べてみたら旧ジャニーズWESTの方とな。しかもミュージカル経験浅いようで・・・生田先生ーーーーのせいではないけれど、正直、マジ?と思いましたよ。更に調べてみると旧ジャニの中で歌が上手いのはどのグループかというネットのランキングでWESTは2位。とはいうもののこのランキングさあ・・・私的には全く納得のいかないグループが上位に複数いて当てにならないな。が、小瀧さん184cm(ここ大事♪)で小顔しかもどこかで見たお顔。ああっ「鹿楓堂よついろ日和」で主役やってた人だ。あれ面白かったよ、と何故かこんなことでちょっと期待値があがる。なーんて思っているうちに観劇日がやってきました。さて、観た結果、月組版を上書きされたかどうかといいますと私は「されませんでした」何故かと言えば、海外ミュージカルですから曲は同じだけど演出が全く違う。どちらが良いかとかではなく、主役の役作りが明らかに違うから。死神が最初に登場したところから、あれ?と思ったのですが、一番わかりやすいところは、死神登場シーンとランベルティ公爵邸を訪れた時。れいこちゃんは死神として何千年も休みなく仕事をしてきて疲れ切った感を出していた。小瀧さんは人外な死神だからか、疲れたといいつつもそんなに疲れた感はみせない。どちらも生田先生と役作りを相談されているでしょうし、どちらが正しいとかはありません。ミュージカル界の新星と男役15年目で退団を決意し集大成を迎えようという役者の解釈、役作り、役者に演出家が求めているものが違うのだと思いました。それ以外にも、大分違うところがありましたので、同じ作品だけれど別物だなと思うことが出来ました。さすが生田先生、ありがとうでは、さくらちゃんについて。登場した瞬間、ああっ可愛いそしてやっぱり美声~待っていましたよ、学業を終えて舞台復帰、おめでとうただ立っていてもヒロイン感たっぷり。トップ娘役になる前はこんなにヒロイン力があるとは思わなかったけれど「I AM FROM AUSTRIA」のエマを演じたところからヒロイン力爆発だったな。またさくらちゃんが舞台に立つ姿を見ることが出来て幸せ。退団後も歌のレッスンはしていたとのことで、全くブランクを感じませんでした。宝塚メイクがなくなった分、ナチュラルな可愛さが増していましたよ。そして、主役の小瀧死神の登場。乗っているのはゴンドラ?ゲネプロの写真を見ていたので衣装が違うのは知っていたけれど月組版の方が死神感が強い衣装。小瀧さんもマスクをしているけれど顔がそれなりにわかる。月組版は顔はほとんど見えません、れいこの顔を隠すなんてとの声もありました。小瀧さんの歌声、あら~張りと伸びのある良い声、活舌も良い(これ大事)。先にも書きましたが、若い死神という感じ。それはランベルティ公爵家を死神の姿で訪れた時も同じ。疲れたんだと言いつつも、歌声、姿勢に疲れた感じはあまり出さず、全然体力ありそう。メイクは特に死神を意識したメイクではなく小瀧さんという個がイケメンというところを見せている感じなのかな。れいこちゃんは男役にしては色白メイクにして人外感をだしていました。そしてですね、月組版ラストの白い衣装はありません。あれはやはり夢夢しい宝塚の世界観に合わせた衣装ですね。死神に戻ってグラツィアを死の世界へ連れて行くというよりも、死神とグラツィアが昇天していくようなそんなラストです。ここまで違うと、やっぱり同じお話だけれど比べるようなものではないのです。あ、そうそう「もう握手しても大丈夫」とランベルティ公爵に言うところ小瀧版ではウインクはありませんでしたね、大分違うでしょ。幕開き、第一次世界大戦の映像とナレーション。ここからもう雰囲気が違うなと思ったのですよね。月組版はおだちん(風間柚乃)の割と抑えた声で、若々しさい感じではない。が小瀧版はかなり若い感じがする。プログラム買っていないのだけれど、どなた?小瀧さんなのかな?フィデレはふくよかな宮下雄也さんで、とても華奢なやすくん(佳城葵)と同じ役をやるの?見た目からして違い過ぎてその時点でぷふふとなるくらい。お声はふくよかな身体中に共鳴させたとても良いお声でした。やすくんは恐怖のあまり日に日に目の下の隈が濃くなりやつれていきますがそれ以外のビジュアルは秘書としての品格を保っています。宮下フィデレは目の下の隈に加え、髪も服もかなり乱れて品格はもうなかったな。それから、死神があと数時間で旅立つ雨の庭で、宮下フィデレは雷に打たれていない打たれた設定なのかもしれない?けれど、そうは見えませんでした。どこか近くに雷がバリバリ鳴ってるねと言う感じ。やすくんフィデレには明らかに雷が落ちて、それでもピンピンしている。これも死神の休暇中だからだよねとなるところなのにな。ロベルトの部屋は小瀧版の方が好き。ロベルトが遊んでいた人形は、母親役の月影さんがずっと持っていました。そう、月組版もそうすれば良かったのに。このシーン、月組版ロベルトを大の男が演じたらかなりイタイいや、タカラジェンヌが演じていてもちょっとね、だったので変更されていて良かったです。このシーンに入る前の、男女の使用人トリステーサとフェリシオ。月組版は公爵夫人を心から心配する真面目な二人ですが、小瀧版フェリシオは真面目ではなさそう。等々、ぱっと思いつくだけでもたくさん。その他、思ったこと。宝塚の大道具さんたちって本当に凄いんだなと再確認。同じ劇場だからなおのことそう思うのですが、とにかくセットが豪華だし舞台転換もスムーズで美しい。階段は螺旋階段で雰囲気があるし、黒子がいても目立たないようにしています。それに比べると今回はセットが残念だし黒子が悪目立ちしすぎです。死神が乗るゴンドラも後ろに黒子が複数人いて綱を引っ張っているのですが2階席だったこともあり丸見えで、かなりがっかりでした。月組版の出演者は芝居巧者、歌うまがそろっていたなあと改めて思いました。というのは外部公演と比べるとそこはどうしても男役と男性の違いがあります。体格、体力・声量全てが女性が演じる男性です。そして女性役も並み居る候補の中から選ばれた人たちで実力のある人ばかり。それでも、男役は芝居力でねじ伏せ、娘役は同じ土俵に立っても芝居、歌に全く引けを取らない。月組版メインキャストには新公含め主演・ヒロイン経験者が揃っていた。脇を固めるキャストもその後新公主演した人の他、歌うまと言われる娘役が複数。さちかさん(白雪さちか)の芝居の上手さは言わずもがな、りりちゃん(白河りり)の歌は即外部でも通用するレベルです。なんてこともあって、すんなり別物でどちらも素晴らしいと受け入れられたのかもしれません。
2024.10.06
コメント(0)
葉桜の季節に君を想うということ (文春文庫) [ 歌野 晶午 ]<内容紹介より>「何でもやってやろう屋」を自称する元私立探偵・成瀬将虎は、同じフィットネスクラブに通う愛子から悪質な霊感商法の調査を依頼された。そんな折、自殺を図ろうとしているところを救った麻宮さくらと運命の出会いを果たしてー。あらゆるミステリーの賞を総なめにした本作は、必ず二度、三度と読みたくなる究極の徹夜本です。初っ端からセックスかと思ったら、夜闇の中を墓荒らし?それとも死体遺棄?少し読み進めたところで登場人物が多いというのか風呂敷を広げ過ぎでは?と思いつつも、読む手を止められず読み進めていました。ラスト60頁でどういうこと、いや確かにあちこちに散りばめられた違和感。発刊が20年前なので今更ネタバレもないので書きますが初っ端のセックスシーンから主人公成瀬は30代~40代の脂が乗った世代だと思いました。が、キヨシが高校生でその年齢差を考えると20代。ヤケに達観したというか老けた20代だなーーーキヨシにしても愛子にしても10代がスポーツクラブに通うかなそれも愛子は聖心に通うお嬢様、なんか違和感あるなあこの設定。キヨシはもしかして定時制高校生設定で、実は20代。成瀬はやっぱり30代なのでは?と思っていたのですが・・・年齢設定がキーになる話であることに間違いはなかった。良い感しているじゃないの私。とは思ったけれど、さすがに明かされた年齢設定には驚きが隠せませんでした。ミステリーとして広げた風呂敷が確実に回収されて面白いのだけれど驚愕とともに何となく拍子抜けというか肩透かしのような。タイトルからは映像化とかしそうだけれど、絶対に映像化は出来ない作品ですね。
2024.10.01
コメント(0)
全6件 (6件中 1-6件目)
1