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今日、もらった感動へのお礼を綴りたい。
そう思って書いていると嬉しさがよみがえって
笑っているうちに楽しくなる。
読み返した時、また嬉しくなる。
だから、明日が楽しみ!
February 9, 2015
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カテゴリ: 映画・テレビ・本
自分でも観たかったし

この映画のメッセージに一番共感しそうな友達を連れて
再度 試写会へ。

もともと「十五の君へ」は良い歌だけど
この映画は「十五の君へ」を前面に押し出していなくて

十五の中学生たちと その十五年後の女性を
合唱部が繋げていて

そして五島の美しい風景と
家族たちの普通の日常があって


少しずつ 傷も見えてくるから

気持ちが登場人物に寄り添う分
胸に辛さが募ってきます。

木村文乃さん、木村多江さんが優しくて強いお母さん。

お母さんが笑って、「だいじょうぶよ」と言っていれば
どんな環境だって、子どもはまっすぐ育つんだなって、

シンドクてもね、お母さんは頑張り甲斐あるなって、

自分が女性であることを誇らしく思えてきました。

笑顔を封印し、ピアノを特訓して 
この役に臨んだ新垣結衣さんの女優魂と役のユリの必死さが
重なりますし、他の共演者も皆、素晴らしい。


その子たちが泣いているときは、抱きしめたくなりました。


「十五の君へ」が会場いっぱいに響く時、
この歌が、前よりもっともっと
自分にとって大切な歌になったことに気づきます。

ああ、このことにも こんな意味があって


悲しい涙が いつの間にか うれしい涙に変わって
結局、ビショビショなので、男の人は困ってたみたい。

現役合唱部のような若い人から、年配の人まで
幅広い層の人が客席を埋めてました。

終わってから、今夜も拍手が起こっていました。

くちびるに歌を
「こう終わってくれて良かったね」と話しながら駅へ。

「方言、違和感なかった」と九州出身らしいコメントがあって
「あら、そうなの?」と私までこの映画の関係者のごとく、嬉しくなる。

あの子達が魅力的だった理由のひとつは確かに方言の力。
言葉も自然で、ドキュメンタリーのように淡々と描かれているから
かえって、人物の魅力が際立っていたような気がします。

坂も教会も島の暮らしのリアルな描写、
たとえば、お祈り一つにしてもそれを感じました。

クリスチャンといえば指を組んで祈るものと思っていましたが
隠れキリシタンの歴史の土地だからでしょうか、
食事の時も両手を合わせるお祈りの仕方でした。とか諸々

そうして、この子達の抱えている問題は、消えないとしても
「こんな風だったらいいな」という終わり方になっていて
現実はそうじゃないかもしれないけれど、私たちが
「映画」に求めるものが、そこにあった気がします。

大好きな映画です。





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最終更新日  February 22, 2015 07:39:14 PM
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