家庭学習コンサルタント 坂本七郎のブログ

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坂本七郎 プロフィール


家庭学習コンサルタント
ドリームエデュケーション代表
オンライン家庭教師「まなぶてらす」主宰

1977年生まれ。群馬県太田市出身。

塾講師や家庭教師など5000人以上の学習指導の経験から「家庭学習」こそが学力アップのカギであることを確信。
全国の小・中学生とその保護者に、中学受験・高校受験に向けた家庭学習のアドバイス、親子の関わり方について教えている。

また、受験や習い事など各分野のプロから自由に学べるオンライン専門の家庭教師「まなぶてらす」を運営。24時間365日、世界中どこからでも質の高い教育が受けられる環境を整えている。

主な著書に、ナツメ社から『マンガでわかる!中学生からの最強の勉強法』、大和出版から『小学生のための「家庭学習」の教科書』『小学漢字1026が5時間で覚えられる問題集』、『出る順「中学受験」漢字1580が7時間で覚えられる問題集』、『漢字が好きになるドリル』シリーズ(いずれも大和出版)などがある。

ドリームエデュケーションHP

オンライン家庭教師まなぶてらす

坂本七郎への問合せはこちら

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2024/11
2007/12/13
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カテゴリ: やる気の高め方
>> 前回までの話はこちらをご覧ください。



しかし・・・。

これだけでも十分な気がしますが

子供の自信を育てていくと、それ以上の恩恵を

得ることができるようになるのです。



その恩恵とは・・・?



実は、子どもの自信を育てていくと

次のようなプラスの連鎖を引き起こしていくのです。




 【子どもの自信が育つ】

     ↓



     ↓

やればできると思えるから・・・

 【その結果として、「努力をする子」に育つ】

     ↓

努力ができるようになるので・・・

 【さらに成績が上がり、より上位レベルの学校を志望するようになる】

     ↓

上位レベルの中学・高校・大学と進めば・・・

 【結果的に就職に有利となり、職業選択の自由度が増す】

     ↓

 【自分で人生を生き抜き、切り拓く力が生まれていく】






このようなプラスの連鎖を生んでいくことが可能となります。





しかし一方で、「自信を育てる指導をしていない場合」は

このようにはいきません。



褒めずに、叱ってばかりの指導が中心になってしまうと

逆に、勉強が嫌いになり、親に反抗するようになったり



といった負の連鎖を引き起こしかねません。



教え方一つで、その子の可能性を広げたり

逆に可能性を小さくしマイナスにしてしまうことだってあるのです。




さて、次に取り上げる指導法は、決してやってはいけない教え方なのですが

とても多いケースなので、取り上げておきたいと思います。



あなたは、教える時、自分の「体験」や「能力」と比較して
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
子どもに指導してしまったことはありませんか?
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


つまり、昔の自分はこのぐらいの問題は出来た。

だから、あなたの子が問題を解けないときに

「何で出来ないの!」

とつい言ってしまうのです。



でも、子供はあなたと同じ能力や環境で

生まれ育ってきたわけではありませんよね。



だから、すぐに理解できるものもあるし、出来ないものもあるのです。

だから、比較すべきは、【その子自身の過去】と比較すべきなのです。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


前回できなかった問題が出来るようになった ⇒ 褒める

前回に比べ、点数や偏差値が上がった ⇒ 褒める



というように、過去の自分からどれだけ進歩したのか?

どれだけレベルアップしたのか?

それが子どもを褒めるべき点なのです。



このように褒めていく習慣ができれば

自然にがんばる気持ち、つまり「やる気」が育っていきます。



このように、過去のあなたとの比較はいけませんが、

もう一つ比較してはいけないものがあります。



それは、【友達との比較】です。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



では、ここで質問です。

友達との比較をしていくと、子どもはどのようになっていくと思いますか?




競争心が育つ?

負けず嫌いになる?




そういうと、聞こえはいいと思うかもしれませんが

実際は、それらの感情は裏を返すと

「ねたみ」や「そねみ」、自己中心的な心を育てていきます。



そして、子供の中に

    「ストレス」が溜まっていきます。



では、実際にあなたにも今から

この、子供が友達と較べられたときの感情を感じてもらいましょう。




例えば、あなたのご主人から次のように言われたときのことを

想像してみてください・・・。



「お隣さんの奥さんは○○ができたのに、何で君はそれができないの?」



・・・いかがですか?


こんなこと言われたら、何だかムカつきませんか?(笑)




これと同じようなことを毎回子どもに言っていたら、

子供はその度に、今あなたが感じた感情を持つのです。



  ・


  ・


  ・



わかりましたね。

だから、友達との比較はしてはいけないのです。



そう、比較すべきは、本人なのです。



この点に注意しながら、

お子さんの自信を育てることにフォーカスをした

指導や声がけをしてみてください。



すぐに、子供の感情が変わり始めます。

子供の感情が変われば、成績もすぐに上がり始めますよ。



そして、このように自信を育てる指導を意識するようになると

親子関係がすごく良くなっていきます。



そして、さらに良いことに

反抗期などは、起こりようがありません。



なぜなら、自分を理解し認めてくれる人に

反抗なんてする必要が無いからです。




育て方一つでここまで変わるという事実。

ちょっとの考え方の変化がお子さんとあなたとの関係を

劇的に変えていくのです。




今回の話が、あなたの【気づき】になってくれたら

とてもうれしいです。



最後まで読んでいただき、心から感謝しています。

「勉強をする理由」、次回は最終回です。お楽しみに。




坂本より






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Last updated  2009/10/09 11:57:49 PM
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