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cozycoach @ Re:徳川忠長 兄家光の苦悩、将軍家の悲劇(感想)(11/20) いつも興味深い書物のまとめ・ご意見など…
2008.08.06
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カテゴリ: カテゴリ未分類
 かつて旅したとき、バスガイドさんが、”かんしゅうじと書いてかじゅうじと言います”と言っていたのをよく覚えています。

 ”勧修寺”(1995年2月 淡交社刊 筑波常編/横山健蔵著)を読みました。

 京の古寺からシリーズの第4巻です。

 著者の筑波常遍さんは1935年東京都生まれで、1954年勧修寺先代門跡驚尾光遍師に従い得度し、1958年種智院大学卒業し1963年勧修寺執行となりました。

 横山健蔵さんは1939年京都市生まれで、1967年日本写真印刷写真部退社し、フリーの写真家として伝統に育まれた京の文化、特に伝承文化を中心に京の自然や風物を撮影しています。

 勧修寺は京都市山科区にある門跡寺院で、真言宗山階派大本山、山号を亀甲山と言います。

 開基は醍醐天皇、開山は承俊、本尊は千手観音です。

 皇室と藤原氏にゆかりの深い寺院で、「かんしゅうじ」「かんじゅじ」などとも読まれることがありますが、寺では「かじゅうじ」を正式の呼称としています。

 花は、自然の移ろいを確かに聞き、その訪れを華やかな表情や、可憐で控え目な姿で伝えてくれます。



 四季の花が美しく咲く古刹勧修寺は、洛中から東南の方向山科にあります。

 この地域の春の花暦は、洛中に比べて一足早く始まります。

 ですが、山内の南側に位置する氷室池の春は、決って遅れてやってきます。

 しかし、春寒のみぎりには、不思議と書院前の老梅だけが、京都では一、二番の先駆けで開花し、ほのかな薫りを漂わすそうです。

 春には椿やツツジの他、数々の潅木が花を咲かせる。染井吉野がパノラマのように広がり、古木の里桜は池を眺めています。

 皐月になると山内は表する芝生は芽吹き、カキツバタがピュアーな紫色の花を開くそうです。

 夏の氷室池は実に美しく、自然に根茎を張ったハスが群生し、スイレンが水面を覆うそうです。

 晩秋、同寺を彩る紅葉は圧巻だ0障子に落ちる影紅葉は、京の風情を演出するそうです。

 雪の朝、足跡を気にしながら池畔に立つそうです。

 これらの四季をきれいな写真で楽しませてくれます。

勧修寺 京の古寺から(4)






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Last updated  2008.08.06 06:13:02
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