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cozycoach @ Re:徳川忠長 兄家光の苦悩、将軍家の悲劇(感想)(11/20) いつも興味深い書物のまとめ・ご意見など…
2008.11.25
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カテゴリ: カテゴリ未分類
 アメリカ発の金融危機の広がりで世界経済が一段と下振れしています。

 かつて日本が経験したバブルとデフレが身近なものになりつつあるような気もします。

 ”バブルとデフレ”(1998年12月 講談社刊 森永 卓郎著)を読みました。

 バブルの発生のメカニズム、平成不況の原因、日本経済再生の処方箋などを解説しています。

 実体経済は人間の心理の集積です。

 経済理論は過去に起きた事象を分析できますが、予測することには殆ど成功していません。

 1億総バブルから恐慌型デフレへ、経済学だけでは理解できない異常事態はなぜ生じたのでしょうか。

 人間は往々にして全く非論理的な熱狂に身をまかせてしまうことがあります。

 オランダのチューリップバブルに始まり、今までに数百回起こったバブル現象では、単純な詐術に大衆がのめり込んでしまいました。



 日本がデフレ・スパイラルに入り込んだ要因は、多くの商品について市場原理が不徹底であるために企業が値崩れを防ごうとして生産調整を行っていたこと、日本経済が不調であることを説明するもっともらしい理論がミームの生存競争で勝つこと、日本経済の悪化を日本人が内心楽しんでいるのではないかということと言っています。

 ミームとは、オックスフォード大学の生物学者リチャード・ドーキンスが1976年の「利己的な遺伝子」の中で作り出したもので、生活と文化に関する科学の分野でいま起きているパラダイムシフトの中心に位置しています。

 今度のアメリカ発の不動産と証券のバブル崩壊でデフレは起こらないでしょうか。

・バブル経済のメカニズム 人々を熱狂させる三原則
・うたかたの「日本神話」 銀行が倫理を踏みはずした日
・終わらなかったバブル フタコブバブルの正体
・デフレと恐慌の原理 恐慌深化を回避する方法
・ポスト・デフレの日本経済 モノ作りと知的創造








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Last updated  2008.11.25 19:55:06
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