心の赴くままに

心の赴くままに

PR

Profile

kishiym

kishiym

Keyword Search

▼キーワード検索

Calendar

Comments

cozycoach @ Re:徳川忠長 兄家光の苦悩、将軍家の悲劇(感想)(11/20) いつも興味深い書物のまとめ・ご意見など…
2012.05.01
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類
 広がる格差、年金問題、放置される地方など、日本はいまバラバラに解体されつつあるのでしょうか。

 自己責任の名のもとに責任は個人に押しつけられ、いくら働いても生活は苦しく、人々が絶望に喘いでいるのでしょうか。

 このような状況は日本に限らず、グローバル化が進んだ国々の現状でもあります。

 実はその裏には、日本の勢力が弱くなることを望んでいる大きな力がアメリカに存在するそうです。

 グローバル化が最も進んだアメリカに倣っていては、日本には悲惨な未来が待つばかりだと言います。

 ”解体されるニッポン”(2008年3月 青春出版社刊 ベンジャミン・フルフォード著)を読みました。

 解体されつつある日本の現状と原因を追究し、背後にある独裁国家アメリカの闇の権力者の動向を紹介しています。

 ベンジャミン・フルフォードさんは、1961年カナダ生まれで1980年代に来日し、上智大学比較文化学科を経てカナダのブリティッシュ・コロンビア大学を卒業し、その後再来日して、日経ウィークリー記者、米経済誌フォーブス・アジア太平洋支局長などを歴任し、現在、フリージャーナリスト、ノンフィクション作家として活躍しています。

 改革者だと叫んでいた小泉純一郎と竹中平蔵が行った数々の規制緩和と民営化は、レーガン政権以降にアメリカで進められてきたいわゆる改革と似通っています。



 アメリカには、世界支配を狙うエリート層によって結成された秘密結社があって、自分たちに有利にルール変更を行ない、不公正なグローバル化を推し進めているのだそうです。

 石油産業、国際金融資本、軍産複合体に強い影響力を持ち、政治家、官僚、学者、メディアにもネットワークを広げています。

 その中核は、ロックフェラー、ブッシュ、ハリマン、ウォーカーなどの一族で、世界の経済、金融を操り、政治を動かしています。

 ドルの発行権を握っているFRMというのは、実は一部の大資本が運営する一企業だそうです。

 アメリカ政府は何度かFRBを公的な機関に作り替えようと働きかけてきましたが、うまくいきませんでした。

 アメリカの通貨政策は、民意とまったく関係ない巨大資本の代表者たちの会合によって決められています。

 一方、一般市民は生活に追われ、政治に関心を持ったり、連帯を深めて政治献金するというような時間的余裕は失われています。

 政治資金の多くは、数少ない大資産家から主要な政党に流れ込んでおり、民主主義は形骸化しつつあります。

 新自由主義による経済のグローバル化、ネオコンと軍産複合体による軍事的な世界支配に対して、世界中の人々がノーという意思表示を始めています。

 世界の動向から見て、次にやってくるのは間違いなくアジアの時代です。

 アメリカのアジアに対しての基本戦略は分断して統治するというものなので、日本はアジアのリーダーとして世界を変えていく気概を持つべきだと言います。


第1章 断末魔のアメリカが日本をバラバラにする
第2章 世界を駆けめぐるグローバリズムという疫病
第3章 惜しみなく搾取される日本の労働者たち
第4章 舞台裏でうごめく「闇の権力者」の実態
第5章 アメリカが仕組んできた「自作自演」の歴史

エピローグ いま日本は国家衰退の瀬戸際にいる






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2012.05.01 19:16:10
コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: