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cozycoach @ Re:徳川忠長 兄家光の苦悩、将軍家の悲劇(感想)(11/20) いつも興味深い書物のまとめ・ご意見など…
2012.10.23
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カテゴリ: カテゴリ未分類
 独立自営という言葉には人々を引きつける魔力がありますが、独立後に行きづまったという話をよく聞きます。

 独立の条件や自営のノウハウとは何でしょうか。

 ”独立して成功する「超」仕事術”(2003年3月 筑摩書房刊 晴山 陽一著)を読みました。

 家族3人を道づれに40代後半で筆一本で独立した男の挑戦の物語です。

 晴山陽一さんは、1950年に東京で生まれ、早稲田大学文学部哲学科を卒業して出版社に入り、経済雑誌の創刊と英語教材の開発を手がけました。

 元ニュートン社”コモンセンス”副編集長、ソフト開発部長を務め、今は作家・英語教育研究家です。

 サラリーマン時代、入社以来20年余の間、会社のために誠心誠意働いてきたそうです。

 会社の存続のために過酷なリストラも行ったりしましたが、いかに努力しても一向に家族より会社のほうが大事というふうにはなりそうもなかったとのことです。

 47歳の時に会社をやめました。



 でも、もし独立に失敗したら、むしろ家族を不幸にするわけです。

 会社をやめた時、親しい友人が、筆一本で食べていくのは絶対ムリだと忠告してくれたそうです。

 でも、独立を断行してしまいました。

 独立した翌年に出版した”英単語速習術”が10万部を越えるヒット作になりました。

 独立後5年で刊行点数はほぼ30冊となり、年間6冊のペースはかろうじてクリアしました。

 収入の目標は年収1000万円でしたが、たまたまヒットに恵まれた2年間については越えることができました。

 印税生活というと世間の人は何もしないでお金が入ってくるウハウハ生活を思い浮かべるようですが、その舞台裏は実は自転車操業だそうです。

 独立して本を書くようになると、お金は、すばやくよい仕事をして、自分の力で稼ぎ出すものになちました。

 サラリーマン時代には、なけなしの金が減っていくという悲哀に似た感情が常に伴っていましたが、独立後は、元気よく入ってきて、元気よく出ていくという感じになりました。

 貯めた中からいくら使うかではなく、使った分は必ず稼ぐという、ポジティブな消費者に変わりました。

 いわば、自給自足の原始生活に還ったような不思議な感覚です。



 人から与えられた仕事をこなすのではなく、自分の仕事を自ら開拓しやりたい仕事をします。
 執筆の条件は、早く書く、多く書く、売れるものを書く、印税率のよい出版社で書く、刷り部数の多い出版社で書く、営業力のある出版社で書くです。

 その前提条件は、書けるものを書く、書きたいものを書く、書きがいのあるものを書く、未開拓な領誠にチャレンジするです。

 何よりも優先する条件は、編集者とうまが合うことだそうです。

 一般的に、独立するには、気力・体力・知力・財力・協力が必要です。



プロローグ 独立の5つの条件(気力、体力、知力、財力、協力)
第1章 それは突然やってきた!(気力の章)
第2章 「個人事業主」になる(財力の章)
第3章 会社をやめて友達できた!(協力の章)
第4章 デスクワークは立ってやれ!(体力の章)
第5章 知的生産のための13のヒント(知力の章)
 脱「計画」病、生身からの発想、すきま時間はぼんやりしよう、体験的スランプ脱出法、人生を三倍楽しむ法、多機能人間のすすめ、仕込みの時間、速度は力なり、一時間先を読め、自分ブレスト、形容詞を消せ、書物は資料と割り切れ、スパイラル式執筆法
エピローグ 果報は仕組んで待て!






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Last updated  2012.10.23 19:20:00
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