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cozycoach @ Re:徳川忠長 兄家光の苦悩、将軍家の悲劇(感想)(11/20) いつも興味深い書物のまとめ・ご意見など…
2013.01.08
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カテゴリ: カテゴリ未分類
 路面電車は、主に道路上に敷設された軌道を走行する電車です。

 都市内や近郊で旅客の移動手段として利用される輸送機関で、世界約50か国400都市に存在し、ドイツ、ロシア、ウクライナで特に発達しています。

 日本の路面電車はこれまで自動車に押されて徐々に姿を消してきましたが、人に優しい公共交通であることから観光資源として見直されています。

 ”日本全国 路面電車の旅”(2005年5月 平凡社刊 小川 裕夫著)を読みました。

 全国で営業中の市内電車を網羅したガイドブックです。

 実際に全国の路面電車に乗車し、路線や車体・車窓風景・観光スポットなどがていねいに紹介されています。

 小川裕夫さんは、1977年静岡市生まれ、大学卒業後、行政誌編集者などを経て、フリーランスライターに転身し、旅、ジャーナリズム、地方行政、経済、住宅、競馬をテーマに執筆しています。

 路面電車は、今大きな分岐点に差しかかっているそうです。

 全国各地で走っていた路面電車は、現在数えるほどしかなくなってしまいました。



 高度経済成長期に自動車交通を優先した結果、定時運行ができなくなりました。

 そのため、乗客は減り、経営悪化を招くこととなりました。

 ところが近年、路面電車を取り巻く環境は少しずつ好転してきています。

 路面からすぐ乗れるという利点があり、高齢者や障害者にも利用しやすい公共交通として見直される気運が高まってきたのです。

 まだ自動車の往来を阻害する邪魔者という意識は根強いようですが、少しずつ確実に意識は変化してきています。

 旧来の路面電車という考え方から、LRT=ライト・レール・トランジットといった手法が導入され始めました。

 これまで自動車社会によって荒廃してしまった中心市街地を、活性化させる効果があると考えられています。

 背景には、軽快電車を走らせることで街全体を歩行者優先の環境に整備しよう、という志向があるようです。

 路面電車は交通弱者にも有益で、バリアフリーの観点からも積極的に考えられようになっています。

Partl 北海道の路面電車
第1章 北海道遺産にも選定-札幌市電

Part2 関東の路面電車
第3章 首都・東京に最後まで残った都電-都電荒川線
第4章 名所・観光スポットが盛りだくさん-江ノ島電鉄
Part3 中部の路面電車
第5章 高岡に息づく古代の薫り-万葉線

Part4 関西・中国の路面電車
第7章 チャレンジ精神がいっぱい-岡山電気軌道
第8章 日本最大の路線数・車両数を誇る-広島電鉄
Part5 四国の路面電車
第9章 坊っちゃんも愛した路面電車-伊予鉄道市内線
第10章 世界の路面電車が勢揃い-土佐電気鉄道
Part6 九州の路面電車
第11章 坂道をトコトコ走る路面電車-長崎電気軌道
第12章 路面電車近代化の先駆け-能本市電
第13章 桜島を眺めながら走る最南端の路面電車-鹿児島市電






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Last updated  2013.01.08 19:16:06
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