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cozycoach @ Re:徳川忠長 兄家光の苦悩、将軍家の悲劇(感想)(11/20) いつも興味深い書物のまとめ・ご意見など…
2014.02.03
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カテゴリ: カテゴリ未分類
 GPS機能のついたスマートフォンや携帯電話の普及により、場所と時間、距離などの簡単な記録が可能になりました。
 また、音楽をパソコンやスマートフォンで再生している場合、再生した曲の嗜好や回数などは自動的に記録される場合があります。

 これらをクラウドのライフログサービスを活用することによって人生を記録し、整理・検索し、活用するライフログを利用すれば、生活は便利になり、生産性も上がるといいます。

 ”ライフログ入門”(2011年1月 東洋経済新報社刊 美崎 薫著)を読みました。

 クラウド技術の進展とともに新たなキーワードとして注目されるライフログを、初歩から解説しています。

 美崎薫さんは、未来生活デザイナーにして、世界が注目する記憶する住宅プロデューサーで、現実化した未来住宅を超え、記憶に近づくためのツールを作り出し、過去と未来の統合をめざしています。

 必要なものは作ることをモットーに、住宅、書斎、机を始め、多数のハードウェア、ソフトウェアの開発をプロデュースしています。

 ライフログとは、人間の生活を長期間に渡りデジタルデータとして記録すること、またその記録自体を指しています。

 広義には、個人の起床時間や睡眠時間、移動場所や移動距離、食事のデータ、読書経歴や音楽再生の記録なども含まれています。



 手動記録は、詳細で自由度の高い記録が可能であり、ブログやメモなどのように記録にユーザの主観的意見を含めることができますが、ユーザ操作を伴うため記録負担が大きいです。

 主なライフログサービスには、Life-X、FoodLog、読書ログ、食べログ、地図ログ、ブクログ、ねむログ、gooからだログ、ゲームメーター、profile passport、読書メーターなどがあります。

 自動記録は、ウェアラブルデバイスを装着して、画像・動画・音声・位置情報といったデータを常時記録するというものです。

 ユーザの記録負担は小さいですが、取得されるデータが限定されており、客観的なデータしか取得することができません。

 これらのライフログにより、凡庸な記録の山をヴィンテージにかえることができ、ログが予測し人が考える作業をサポートするようになるといいます。

 本書は、ライフログを実践するためのツールを紹介するとともに、人生をデジタルに記録することによってどんなメリットがあり、それが社会をどのように変えていくのかを解説しています。

 誰にとっても人生はたった一度きりですが、自分が見たこと、聞いたこと、食べたことなどの個別の体験を積極的に記録している人はまだ少数です。

 しかし、ライフログを残していれば、大切な思い出や、自分だけの気づきを風化させることなく、後から人生を再体験することが可能です。

 自分だけの感動と発見を積み上げることは、自分を深く知ることにもつながり、成長のエンジンを生み出すということです。

Chapter1 イントロダクション
Chapter2 ライフログの可能性

Chapter4 さまざまなライフログシステム
Chapter5 ライフログで人生は変わる






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Last updated  2014.02.03 13:24:33
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