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cozycoach @ Re:徳川忠長 兄家光の苦悩、将軍家の悲劇(感想)(11/20) いつも興味深い書物のまとめ・ご意見など…
2014.06.30
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カテゴリ: カテゴリ未分類
 マヤ暦は、世界の伝統的な暦の中で最も複雑と言われています。

 マヤの神官は天体を観察し、太陽や月だけでなく、金星などの惑星の運行も組み込んだ暦の体系を発展させました。

 そして、それを農業のほか、戦争を仕掛ける吉日や占星術師の予言にまで利用しました。

 ”古代マヤの暦”(2009年4月 創元社刊 ジェフ・ストレイ著/駒田曜訳)を読みました。

 マヤ暦の仕組みからマヤの予言までを解説し、古代エジプト、インド、ローマなどの暦と比較検討しています。

 ジェフ・ストレイさんは、マヤ文明とマヤ暦の研究家で、2012年に世界が終焉するとされるマヤの予言に関する著作が多数あります。

 マヤ文明は、メキシコ南東部、グアテマラ、ベリーズなどいわゆるマヤ地域を中心として栄えた文明です。

 マヤの人々は天体観測に優れ、非常に精密な暦を持っていたとみられています。

 1つは、一周期を260日=13の係数と20の日の組み合わせとするツォルキンと呼ばれるカレンダーで、宗教的、儀礼的な役割を果たしていました。



 太陽の運行周期は、現在知られている実際の周期と、わずか17秒しか違いません。

 365・2422日を、マヤは、365・2421日まで計算していました。

 また、月齢の周期29・53059日は、29・53086日にまで、更に金星の運行周期、584・00日は、583・92日まで求めていました。

 ワイエブ月を除いたハアブ暦=360日と、ツォルキン暦=260日の組み合わせが約13年ごとに一巡します。

 これをベースとして、4サイクルの約52年を周期としています。

 この他、より大きな周期のカレンダーも複数存在していました。

 このようなカレンダーの周期のことを、カレンダー・ラウンドといいます。

 また、紀元前3114年に置かれた基準日からの経過日数で表された、長期暦と呼ばれるカレンダーも使われていました。

 石碑、記念碑、王墓の壁画などに描かれていて、年代決定の良い史料となっています。

 2012年人類滅亡説は、マヤ文明で用いられていた暦の1つ長期暦が、2012年12月21日から12月23日頃に1つの区切りを迎える、とされることから連想された説です。

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Last updated  2014.06.30 09:12:21
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