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cozycoach @ Re:徳川忠長 兄家光の苦悩、将軍家の悲劇(感想)(11/20) いつも興味深い書物のまとめ・ご意見など…
2014.07.22
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カテゴリ: カテゴリ未分類
 UAEのドバイは、世界一の高さを誇るビルや街中どこでもつながるWiFiなどのある先端的な近未来都市です。

 一方、そこに暮らす人々はイスラームの教えに忠実に生きているそうです。

 ”住んでみた、わかった! イスラーム世界”(2014年3月 SBクリエイティブ社刊 松原 直美著)を読みました。

 イスラーム世界に飛び込んでドバイで6年間暮らした、日本人女性による体験記です。

 松原直美さんは、1968年東京生まれ、上智大学経済学部卒業、早稲田大学大学院アジア太平洋研究科国際関係学専攻博士後期課程退学、タイの公立高校日本語講師を経て、ドバイへ2006年に移動し、6年間をそこで過ごしました。

 現在はロンドン在住ですが、ブログ”ドバイ千夜一夜”で、2007年から連載をはじめ、今日現在で第959話となり、もう少しで1000回を数えます。

 商社勤務の夫の転勤で、2006年からドバイに住むことになったそうです。

 それまでは、とくにイスラーム教徒との接点はなく、イスラームは自分とは関係のないもので、興味もなく、イスラーム教徒と理解しあえるとも思っていなかった、といいます。

 2007年から2012年まで、UAE国立ザーイド大学にて、日本語指導と空手道の初代講師として勤務しました。



 いろいろなタイプのイスラーム教徒と知り合う過程で分かってきたのは、イスラーム教徒がイスラームをどれだけ信仰するかは一人ひとりが自分の意思で決める、ということでした。

 このような観点から、現地の人々と接して実感したさまざまなことが紹介されています。

 異文化との交流や異文化の理解は、個人的なお付き合いや個人的な経験の積み重ねからしか得られません。

 UAEの人たちと過ごす日常生活は、驚きと発見の連続だったそうです。

 彼らの行動をながめたり、話していることを聞いたりしながら、わからないことは何でも訪ねて行きました。

 そうこうしているうちに、日本人には不可思議に思えるイスラーム教徒の行動に、一つひとつ意味や目的があることが分かってきました。

 また、日本では常識であることも、イスラーム教国では非常識になりうることもあります。

 基本的なことは、イスラームの基本的な教えにはどんなものがあるか、その教えに従って教徒はどう行動するのか、ということです。

 本書では、イスラームの教えを深く信奉している人々の、日常生活、食材、料理、ラマダーン、身なり、社会の仕組みなどが紹介されています。

 また、イスラーム教徒が日本を好きな理由や、イスラームに対するありがちな誤解についても分かりやすく述べられています。

第一章 誕生から葬式まで、信仰とともにある生活

第二章 食材と料理
第三章 イスラームの成立と制度
第四章 ラマダーン(断食月)体験
第五章 イスラームに基づく身なり
 1.女性 2.男性 3.UAEに住む外国人

第七章 イスラーム教徒が日本を好きな理由
第八章 イスラームに対するありがちな誤解






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Last updated  2014.07.22 11:33:10
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