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忙しく働いているのに金銭的な余裕が感じられず、気が付くとスケジュールが埋まり自分の時間が減っていませんか。
いつの間にか付き合う人の多くが、仕事関係の人ばかりになっていませんか。
自分の暮らす部屋を眺めると、なぜ買ったのかよくわからない物がいくつも転がっていませんか。
いったいぜんたい、このままでいいのでしょうか。
”何を捨て何を残すかで人生は決まる”(2016年4月 青春出版社刊 本田 直之著)を読みました。
自ら考え選択し幸せに自由に暮らしていくには人生を身軽にして持たない生き方が大事として、その考え方や手法を伝えています。
本田直之さんは1968年生まれ、明治大学商学部産業経営学科卒業、サンダーバード国際経営大学院経営学修士取得しました。
シティバンクなど3社の外資系企業を経てバックスグループの経営に参画し、同社で常務取締役としてジャスダック市場の株式上場を果たしました。
2004年にレバレッジコンサルティング株式会社を設立し代表取締役社長兼就任、日米のベンチャー企業への投資育成を行い、現在、8社の社外取締役・顧問を兼務しています。
経営術、個人ブランディング、ライフスタイル、読書術、時間術、思考法、人脈術、勉強法、MAC活用術、トレーニング、ハワイ本など、多岐にわたる著書があります。
韓国、台湾、中国で翻訳版も発売され、日本や海外で各種の講演も多数行っています。
経営者を中心としたトライアスロンチーム、Alapaを主宰し、ハワイ、東京に拠点を構え、仕事と遊びの垣根のないライフスタイルを送っています。
学校を出て、仕事を始め、充実していた目々のはずだったのが、ふと立ち止まった時に、何かが違うと感じていませんか。
仕事や人間関係を抱え込みすぎて息苦しくなっていませんか。
そんな違和感に悩まされたことはないでしょうか。
もしあるなら、自分らしく自由に生きることと、持たない生き方をお勧めするとのことです。
持たない生き方とは、持ち物を減らす断捨離やミニマリズム、シンプルライフなどといった暮らしのスタイルやノウハウではありません。
大事なのは、物を減らすことではなく、自分にとって必要なモノを見極め、それを選び取り、見た目ではない豊かさを手に入れることです。
そのために、自ら考え、選択し、幸せに、自由に暮らしていく生き方を提案します。
どう時間を使い自分を成長させ、どんな人と付き合いいかに働いて稼いでいけば、幸せを感じられる状態にたどり着けるのでしょうか。
真剣になればなるほど、自分にとって大切なモノと、そうではないモノの違いを明確にする必要が生じます。
そして、いらないと思ったら世間の常識に反していてもスパッと手放すことです。
捨てる勇気を持ち実践すること、それができた時、人は、自分は自由に幸せに生きていると実感できます。
現実のわたしたちの暮らしを見回してみると、周囲には判断を鈍らせるノイズが溢れています。
あれも欲しいこれも欲しいといって物を手に入れた特に感じる一瞬の充足感を追い求めると、物欲には限りがないので欲望に引っ張られてしまうことになります。
物を追いかける暮らしには相応の経済力が必要で、物を買うためにたくさん稼ぎ、やりたくない仕事もすることになります。
稼いだらご褒美として使ってしまい欲しかった物が手元に残りますが、どこか満たされず次の欲しい物をみつけ欲望は際限なく広がっていきます。
欲望の対象がぼんやりと広がれば広がるほど、持たない生き方を実践するのは難しくなっていきます。
こうした罠から抜け出すためには、まず、当たり前とされてきた常識を疑うことです。
今の日本は物質的にほぼ何もかも揃った状態になっていて、ストレスフルな仕事や人間関係を続けたとしても、その先に幸福感々満足感はないのではないでしょうか。
これはいまでは、草食系と呼ばれる若者をはじめ、若い世代にとって当然の感覚になっているようです。
こうした縛りから逃れ、何かが違うという違和感から解放されるためには、いらないモノをあらかじめ決めておくことが重要です。
いるかいらないか、やるかやらないか、持つか持たないか、会うか会わないか、これらについてどう考えるかを、自分で考えて選択していくことです。
もし何を望んでいるか明確にわからないのなら、まずはやりたくないことだけを紙に書き出してみましょう。
その結果、物のないシンプルな暮らしをあなたが選び、実践しているなら、それも持たない生き方です。
逆に、これだけは集めると決めたコレクションを眺める時聞か幸せなら、それもまた持たない生き方と言えます。
何かを手に入れる時には、相応の努力や痛みが伴います。
どの道を試すにしろ、あなたが自分で決め、行勤しなければ始らりません。
不都合が生じた時も、受け止める覚悟が必要です。
生き方にまつわるあらゆる局面で、何を捨て何を残すかを、自分の価値観に照らしあわせて選択していくこと、この決断があなたの人生を形作っていくのです。
第1章 「人生を縛る常識」を持たない
第2章 「なくてもいい物」を持たない
第3章 「必要以上のつながり」を持たない
第4章 「やらなくていい仕事」を持たない
第5章 「振り回されるほどのお金」を持たない