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2025年01月29日
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カテゴリ: 本の紹介
今回は、最近発行した本の紹介です。現在(2025.1.29)、このブログで書いているものとほぼ同じ内容です。

本の題名は、「子どもの性格と育児― 何とかしたい子どもの性格を何とかする ―」
アマゾンでご購入出来ます。

要約
 本書は、説得や賞賛、叱責など「言い聞かせ」による働きかけが有効でない子どもに対して、身体への働きかけを通じて感情表現を変化させる働きかけ方を説明しています。子どもの困った問題は、子どもの性格を変えることで改善されます。性格は、3つの情緒のバランスを整えることで変えることが出来、性格を変えることで子どもの行動や学習の仕方も変えることが出来ます。
 3つの情緒とは、1つは、緊張性の情緒で、集中を促します。これが過度に表現されると、狭い意識や頑固さといった問題が生まれてきます。もう1つは、興奮性の情緒で、活動の実行性を促します。これが過度に表現されると、落ち着きのなさやまとまりのなさといった問題が生まれてきます。最後の1つは、弛緩性の情緒で心の安定を促します。これが適度に現れることで、安心感が深まり、人との愛着関係や共感・協力関係が促されます。弛緩性の情緒が少ない場合、不安が強く現れるようになりますが、豊富に表現される場合は、安心感・信頼感が多いため、人に騙される危険性があります。この3つの情緒がバランス良く、時宜にかなった形で現れることが望ましいです。
 この3つの情緒の組み合わせによって子どもの性格が定まります。様々な行動・学習上の問題は、性格の偏りから生まれてきます。育児の上で困った時には、子どもの性格を変えると良いのです。本書では、子どもの性格の見方や性格の変化の仕方を説明しています。
情緒を基礎とした性格分類
情緒不足の性格
不活発(元気がない、感動がない)
無気力(やる気がなし、自信なし)
孤立しがち(一人でも平気、面白みがない)
ぼんやりしがち(学習困難)
固い情緒が優勢な性格
固さ(頑固、こだわり)
狭さ(自己中心性、部分へのこだわり)
持続性(しつこさ、ねちねちさ)
冷たさ(共感性欠如、規則厳守)
活発な情緒が優勢な性格
活発(落ち着きのなさ、浮かれやすい)
気が散る(根気がない、計画性なし)
大胆さ(危険を冒す、破天荒)
反省しない(過ちを繰り返す、深刻に考えない)
くつろぎの情緒が不足した性格
安心感不足(不安になりやすい、神経質)
親密感不足(よそよそしい、いじわる)
満足感不足(依存的、求め続ける)
信頼感不足(人への疑念、拒否的態度)
くつろぎの情緒が優勢な性格
過度な安心感(楽観的、無防備、不用心)
過度な共感性(自己喪失、過度な同調)
過度な信頼感(騙されやすい)
過度な平穏志向(事なかれ主義)

育児をする上で困るであろう子どもの性格とその性格にどのように働きかけたら良いかを説明しています。子育ての一助になればと考えています。







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最終更新日  2025年01月29日 11時37分25秒
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