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活発な情緒(高揚・活発さの情緒) (3)
また、悪事を働いても、罪悪感は持ちにくく、悪事を繰り返す危険性があります。この場合、活発な性格はそのままにして、説教しても反省の仕方が弱いので、説教の効果がないことが多いものです。その場合、反省出来るようにするために、子どもをゆったりとした性格にしていくことが大切です。また、活発な性格と言いましたが、成長すると身体の動きは落ち着いてくることが多く、それほど活発な人とは見られなくなります。ただし、頭の中の落ち着きのなさは残る場合がありますので、見た目に活発でなくても、リラックスした喜びを引き出すことで穏やかな性格にしていくことが必要です。
いろいろな考えを思い浮かべるために、発想が豊かな子になります。また、幼い時には、活発にいろいろなことに興味を広げていくので、多様な経験が蓄積され、大きくなってからお互いに異なる経験が結びついて独創的な仕事をするようになったりします。小さい時に落ち着きがなく、いろいろなことに手を出すからと言って、落ち着いた子にするというのは考え物です。
活発な情緒が過度に現れると落ち着きのない状態になり、 ADHD と言われたりします。しかし、落ち着きなさと落ち着きは連続しており、本書で説明するやり方で、リラックスした喜びを引き出していけば、子どもは落ち着いてきて、物事を深く学習することができるようになります。
この情緒が強い子を性格の面から見ると、危険を恐れない性格、わがままな性格、図々しい性格、はしゃぎやすい性格、目立ちたがり屋、いたずらする子、乱暴な子(怒りっぽい)、反抗的な子、我慢出来ない性格などとなります。
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