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極端な情緒経験を緩和する安心感の蓄積が弱い場合には、強い情緒が現れてしまい情緒の枯渇が起こりやすくなります。そのために外的なキッキケもなく、気分の循環的変化が現れやすくなります。急に幸福感に満たされウキウキ気分で活動していた人が、突然ふさぎ込んでしまったりします。そのような予期せぬ気分変動が起こるために、周囲の人は振り回されてしまいます。思春期以降の子どもの場合ですが、本人自身も気分変動に翻弄され、落ち込む時には自殺も考えることになります。
このような場合には、自分の考えやものの見方によって気分変化が起こるわけではないので、自分の意志で気分をコントロールすることが困難となります。情緒からのアプローチが必要となります。3つの情緒で弱い情緒能力を強くする必要がありますし、特にリラックスした喜びを増やして、緊張性の情緒の働きを緩和することが大切です。つまり、安心感を増すことが必要となります。安心感があることでストレスを柔らかく受け止めることが出来ます。安心感の増加は、心の安定に欠かせないものと言えます。
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