神谷ちづ子・ついつい・一言

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旧・次世代の党支持@ Re:石丸伸二氏支持はどこまで伸びるか(06/24) 今でも、そう思っているのでしょうか?

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2019.08.02
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なんとなくモヤモヤ感がぬぐえない。
参院選が終わって、れいわ新選組から立候補した重度身体障害者の
舩後靖彦氏と木村英子氏が、比例の特別枠で参院議員となられた。
それはいい。障害を持つ方が国会議員になることは、当然あっていいのです。
国会は、早速議場の一部を改装工事し、お二人が議会に臨めるように 改装した。
それも当然のことだと思います。


お二人は次に、議員の職に就くことで法律上、公的補助の適用外とされる
「重度訪問介護」の費用をなんとかして欲しいと要請された。
つまり今は 24 時間態勢の介助サービスを受けているわけだけれど、
議員として活動を始めると現在の制度では、「就労」は
公費によるサービスの対象外となっていて、自己負担となるからです。
そしてそれは、特例的に受け入れられ、当面は参院が支払う・・ことになったらしい。
このあたりから、なんとなく世の中がモヤモヤとしてきたわけです。
さらに木村氏は障害者の介護費用をすべて国が負担する制度改正を求め、
それが決まらない場合は国会にいかない・・てな態度も見せられた。
初登院の日、お二人が登院するのかどうか話題にもなった。
木村英子議員が主張する「多くの働きたい障害者が、働きやすいように
障害者が働いている間も公費によるサービスを受けられるようにしてほしい」
という主張はもっともで、今後議論を進めて制度改革を進める機会だろうとは思いますが、
それは仮にも国会議員であるならば、手続きを経て進めるべきではないか、
登院しないとニュースにして、アピールする姿勢と、それに乗じて
いい人ぶるテレビの人達に、やっぱりモヤモヤする。


今の世の中、障害をお持ちの方への批判はできない風潮になっています。
特にお二人のような重度の方に対しては、絶対できない。
子持ちの議員さんが公用車で保育園に子供を連れて行ったというだけで、
大騒ぎするマスコミも世間も、安倍総理が持病による腹痛で何度もトイレに行く、
というだけで、総理失格だ、とはやし立てた政治家もマスコミも、
お二人に対しては、何にもいえないし言えない。
すでにお二人は国会議員と言う権力者であるのに、
障害をお持ちだ、ということで、何も言えない。
参院が負担する、お二人の介助サービスが、いくらになるのか、
という数字もどこからも出ない。
かろうじて維新の松井代表が「参院議員は個人事業主だ。
国会議員になった瞬間に公的補助で優遇されるのはおかしい」と発言し、
橋下さんも「福祉とは、障害のあるなしにかかわらず、所得のある人が支える側に回ること。
国会議員の年 2200 万円の報酬、その他文通費年 1200 万円や
政党交付金年 5000 万円の収入を考えれば、障害があっても
国会議員であれば支える側に回ってもらうしかない。
それが所得の再分配、格差の是正の基本原則。」とツィートしていますが、
テレビのコメンテイターは口を揃えて木村議員、船後議員擁護だし、
いつの間にか、山本太郎氏が弱者の救世主みたいな扱いになっている。
批判しているわけではないですよ。
ただ、なんとなくモヤモヤが抜けない。
なんというか、偽善と建前とそれを利用する勢力を目にしながら、
でも、何にもいえないわよねぇ・・というモヤモヤ感。
ただ、お二人が介護費用を公費で賄って欲しい、と願う事情は
分かるところがあります。
私の友人の 96 歳の父親が認知症なんです。
彼女は仕事をしながら、本当によく介護を続けてきたのですが、
いよいよ重症になって、でも施設入居はどうしてもいやがるので、
二十四時間の介護サービスを委託したのです。
家を改装して、介護人の休憩室も作って、 4 交代制で 24 時間。
夜中、歩き回ったりもするので 24 時間誰かが見守る必要がある。
一か月、 300 万円になるそうです。 1 年だと 3600 万円!
幸い、彼女のお父さんは資産家で、その費用は賄えるのですが、
24
きっと国会議員の高額なお給料でも、赤字になるのではないか
木村さんや船後さんは、 24 時間態勢の公的介助サービスを受けられる分、
まだ、恵まれていらした(こういう言い方は変ですが)わけですが、
世の中には、公的補助も受けられず、家族で全部、
その 300 万円分の労力と精神的負担を担っているケースが、
きっと、ものすごくたくさんあるのだろうな・・とも想像するわけです。
仮に、お二人とれいわが主張するように、公的負担の範囲を広げて行ったら、
それこそ膨大な額になって、国はやっていけないのだろうな・・という現実も想像する。
どの番組のなんというコメンテイターか忘れましたが、
「れいわが支持を得たのは、お二人の姿に感銘して、
ぜひ活躍して欲しい、と思う人達が大勢いた、ということですから」
と解説している人がいました。
現実はそういう経緯ではないことは、分かっていながら、
我先にきれいごとを口にして、いい人ぶる人ばかりになっている。
国会議員である以上、多々特権を持つ権力者ですよ。
その権力者に何も言えない世の中・・。
なんとも言い難いモヤモヤ感を持て余しているんですけどね。





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Last updated  2019.08.02 11:32:31
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