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与野党、衆院選へ準備加速 自民はアベノミクス争点化へ11/14 13:06、11/14 13:32 更新 与野党は14日、安倍晋三首相が年内の 衆院解散 ・総選挙に踏み切る意向であることを踏まえ、幹部が会合を開くなど選挙準備を加速させた。自民党の高村正彦副総裁は、首相の経済政策「 アベノミクス 」の是非を争点化したい意向を表明。石破茂地方創生担当相は、解散の大義に関し国民への丁寧な説明が必要だとの認識を示した。 自民党は役員連絡会を開き、高村氏が「アベノミクスでデフレを脱却する道でいいのかを再確認する『念のため選挙』だ」と位置付けた。 民主党の川端達夫国対委員長は、衆院議員定数の削減が進んでいないことに触れ「知らん顔して投げ出すような解散は理解に苦しむ」と批判。「念のため選挙」というフレーズには驚いたが、他の記事では「消費税増税を延期する」ことの信を問う意味もあるらしい。アベノミクス問う総選挙 再増税延期は横並び 民主、苦渋の方針転換11/15 05:00もう、その意図の厭らしさにゲッという気分だ。大体、再増税を延期しなくちゃならないのは、アベノミクスの結果でしょう?餌をしばらくあげていない飼い犬の前に餌をぶら下げて、「餌がほしけりゃシッポ振れ!」と言ってるのと同じようなものでしょう。国民は政治家にとって犬並なのか?!この忙しい時期に、ものすごい税金を湯水のように使ってこんな選挙をするなんて。どうしてもこの選挙をするというなら、国民はバカにされて怒っているということを見せつけなきゃ。信を問うというなら、原発の再稼働についても争点にしてほしい。野党の皆さん、本当に頑張って!
2014年11月15日
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何をしているというわけでもないのだが、あっという間に日過ぎる。とりあえず、11月分の備忘録。11月19日(火) 実家の土地の処分の諸手続きのため、茨城の妹が帰省。 土地の処分や相続関係では、税理士さんにお願いしなくては無理。11月20日(水) 北海道文化塾で、フィフィさんの話を聞く。 イスラムのことについては私達はあまりにも知らない。 色々とYouTubeで発信しているようなので、聞いてみようと思ったのにまだ聞いていない。11月20日(木) 姉妹三人と夫の四人で、久しぶりのしゃぶしゃぶ。11月24日(日) 孫と、結婚予定の彼氏が挨拶に来る。あの小さな赤ちゃんだった孫が、もう結婚か!11月26日(火) 矢板市に住むNさん(かつて短大時代の寮で同室だった)から、喪中はがきが届いた。 年賀状やたまーにメールや電話でのやりとりはあるのだが、実際には五十年以上会っていないはずだ。 ご両親二人とも相次いで亡くなったと知り、ショートメールを送ると返事があり、彼女の近況を知ることができた。このやりとりで、忘れていた昔のことも思い出したので、またブログに書きたいと思う。11月27日(水) 苫小牧イオンシネマで「海の沈黙」を夫と観る。11月28日(木) 札幌に住むTさんのご主人が、広島土産をわざわざ届けに来てくれたので、Iさんと一緒にランチをする。 夜は、次の日に妹が帰るので、また四人で寄せ鍋。
2024年12月02日
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ネット記事をウロウロしていて、「ほれこみ」という言葉を知った。何の記事で知ったかというと、これ。ここに書かれている小林麻耶さんのことについては、私はあまり関心を持っていなかったのだが、「ほれこみ」が精神分析で使われる言葉(専門用語?)ということを知ることが出来た。この記事によると(前略)「麻耶さんはいま、精神分析で“ほれこみ”と呼ぶ状態にあると思われます。ほれこみと洗脳はニアリーイコール。相手への批判力を失い、過大評価する。実力以上に評価して欠点が見えなくなっているといえますね」 ほれこみが強くなるように、ほれこませる側が誘導できるという。「その状態を強化するために、夫が相談相手や依存先を制限しているとするなら、それはある種の“常套手段”です。たとえば新興宗教では、教団だけを頼りにさせるため『家族と縁を切りなさい』『友達とのかかわりを断ちなさい』と、人間関係をシャットアウトさせるのです。 (中略) 「視野狭窄から抜け出すためには、できるだけいろんな人と出会って、話を聞くことが大切です。ただ、それができない状態になっていますよね。経済的に行き詰まれば、ようやく目が覚めるのではないでしょうか。これまで多くの例を見てきましたが、洗脳されている人は、そこまでいかないと気がつかないことが多いです」(前出・片田さん)うーん、なるほど。ほれこむと洗脳状態に近くなるのか…。と次に連想するのは、某皇族のお嬢様。またまたネットで検索する私。すると、一番最初に出てきたのがこれ。この記事も、前記の片田珠美さん(精神科医)が言っているようだ。以下、記事の一部抜粋 まず、眞子さまは「ほれこみ」の状態と考えられる。「ほれこみ」とは、フロイトによれば対象の過大評価である。しばしば恋愛対象を理想化して、欠点が見えなくなる。「あばたもえくぼ」という言葉があるが、まさにその状態だろう(「集団心理学と自我の分析」)。「ほれこみ」の状態に陥ると、場合によっては無批判になり、相手に従属するようになる。その点では催眠術と似ている。恋愛の場合は恋愛対象、催眠術の場合は催眠術師に従属するわけである。 こういう状態に陥りやすいのは世間知らずで純真な人だが、眞子さまはその典型のように私の目には映る。正真正銘の“深窓の令嬢”であるうえ、純真な心を持ち続けていたいというお気持ちが強いからだ。 こうした「ほれこみ」の状態に拍車をかけているのが、「Pity is akin to love」の心理ではないか。この言葉は、直訳すると「あわれみは恋の始まり」だが、夏目漱石が『三四郎』の中で引用し、「可哀想だたほれたってことよ」と俗っぽく訳して、有名になった。 この心理が眞子さまの一途な恋心に少なからず混じっている可能性が高い。日本一の名家で何不自由なくお育ちになった眞子さまだからこそ、不遇な境遇で育った小室さんへのあわれみが強く、それを恋心と混同しておられるように見受けられる。しかも、この種の恋心は、小室さんへのバッシングが激しくなるほど強まる。これはやっかいだ。このほれ込み状態を解くには、どうしたらいいんだろうと思いながら続きを読むと…小室圭さんは<例外者> 2年間結婚を延期したのは、いずれ小室家の側から結婚の辞退を申し出るのではないかという思惑が宮内庁と秋篠宮ご夫妻にあったからかもしれない。だが、その可能性は今後もきわめて低いと私は思う。なぜかというと、小室さんが<例外者>だからである。<例外者>とは、フロイトによれば自分には例外的な特権を要求する権利があるという思いが確信にまで強まっているタイプである(「精神分析の作業で確認された二、三の性格類型」)。<例外者>は、自分には責任のないことで「もう十分に苦しんできたし、不自由な思いをしてきた」と思っている。そのため、「不公正に不利益をこうむったのだから、自分には特権が与えられてしかるべきだ」と考え、これまで苦労してきた分、今後の人生において損害賠償を要求する権利があると思い込む。 何を「不公正」と感じるかは人それぞれである。容姿に恵まれなかった、貧困家庭に生まれた、親に愛されなかった、虐待を受けた……など、本人が不利益をこうむったと感じ、運命を恨む権利があると考えれば、それが自分は<例外者>だという思い込みにつながりやすい。私はフロイトを全面的に支持しているわけではないが、こう書かれると、妙に納得してしまう。うーん、言葉がない。
2020年12月03日
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最初はFacebookで知りました。「いのちをいただく みいちゃんがお肉になる日」【本の紹介】坂本さんは、食肉センターで牛を“解く”仕事をしています。息子のしのぶくんは、小学校の授業参観でおとうさんの仕事を聞かれて、「ふつうの肉屋です」とこたえました。その後、担任の先生に「おとうさんが仕事ばせんと、肉ば食べれんとぞ」といわれたしのぶくんは、「おとうさんの仕事はすごかとやね」と坂本さんにつたえます。そんなある日、坂本さんがつとめる食肉センターに、女の子と一頭の牛がやってきて……。5万部突破! 『JIN―仁―』で人気の漫画家・村上もとかさんも絶賛! 朝日新聞「天声人語」欄でも取り上げられ、学校での読み聞かせでも愛読されています。西日本新聞社から刊行されている単行本『いのちをいただく』は、全国で感動を呼び、10万部を突破したロングセラー。『紙しばい いのちをいただく』も、紙しばいとしては異例の売れゆきを続けています。この名作が、新版として、手に取りやすい絵本になりました。坂本さんは、食肉センターで牛を“とく”仕事をしています。息子のしのぶくんは、小学校の授業参観で、お父さんの仕事について、うつむきながら「普通の肉屋です」と答えます。担任の先生に、「お父さんが仕事ばせんと、肉ば食べれんとぞ」と言われ、しのぶくんは考えを変えます。「お父さんの仕事はすごかとやね」と言うしのぶくんを見て、坂本さんはもう少しこの仕事を続けようと決心します。そんなある日、坂本さんが勤める食肉センターに、女の子と一頭の牛がやってきて――。Facebookでは、お話の内容全体が紹介されていますので、転載します。【いのちをいただく】坂本さんは、食肉加工センターに勤めています。牛を殺して、お肉にする仕事です。坂本さんはこの仕事がずっといやでした。牛を殺す人がいなければ、牛の肉はだれも食べられません。だから、大切な仕事だということは分かっています。でも、殺される牛と目が合うたびに、仕事がいやになるのです。「いつかやめよう、いつかやめよう」と思いながら仕事をしていました。 坂本さんの子どもは、小学3年生です。しのぶ君という男の子です。ある日、小学校から授業参観のお知らせがありました。これまでは、しのぶ君のお母さんが行っていたのですが、その日は用事があってどうしても行けませんでした。そこで、坂本さんが授業参観に行くことになりました。いよいよ、参観日がやってきました。「しのぶは、ちゃんと手を挙げて発表できるやろうか?」坂本さんは、期待と少しの心配を抱きながら、 小学校の門をくぐりました。授業参観は、社会科の「いろんな仕事」という授業でした。先生が子どもたち一人一人に「お父さん、お母さんの仕事を知っていますか?」「どんな仕事ですか?」と尋ねていました。しのぶ君の番になりました。坂本さんはしのぶ君に、自分の仕事についてあまり話したことがありませんでした。何と答えるのだろうと不安に思っていると、しのぶ君は、小さい声で言いました。「肉屋です。普通の肉屋です」坂本さんは「そうかぁ」とつぶやきました。坂本さんが家で新聞を読んでいると、 しのぶ君が帰ってきました。「お父さんが仕事ばせんと、みんなが肉ば食べれんとやね」何で急にそんなことを言い出すのだろうと坂本さんが不思議に思って聞き返すと、しのぶ君は学校の帰り際に、 担任の先生に呼び止められてこう言われたというのです。「坂本、何でお父さんの仕事ば普通の肉屋て言うたとや?」「ばってん、カッコわるかもん。一回、見たことがあるばってん、血のいっぱいついてからカッコわるかもん…」「坂本、おまえのお父さんが仕事ばせんと、先生も、坂本も、校長先生も、会社の社長さんも肉ば食べれんとぞ。すごか仕事ぞ。」しのぶ君はそこまで一気にしゃべり、最後に、「お父さんの仕事はすごかとやね!」と言いました。その言葉を聞いて、坂本さんはもう少し仕事を続けようかなと思いました。ある日、一日の仕事を終えた坂本さんが事務所で休んでいると、一台のトラックが食肉加工センターの門をくぐってきました。荷台には、明日、殺される予定の牛が積まれていました。坂本さんが 「明日の牛ばいねぇ…」 と思って見ていると、助手席から十歳くらいの女の子が飛び降りてきました。そして、そのままトラックの荷台に上がっていきました。坂本さんは 「危なかねぇ…」 と思って見ていましたが、しばらくたっても降りてこないので、心配になってトラックに近づいてみました。すると、女の子が牛に話しかけている声が聞こえてきました。「みいちゃん、ごめんねぇ。みいちゃん、ごめんねぇ…」「みいちゃんが肉にならんとお正月が来んて、じいちゃんの言わすけん、みいちゃんば売らんとみんなが暮らせんけん。ごめんねぇ。みいちゃん、ごめんねぇ…」 そう言いながら、一生懸命に牛のお腹をさすっていました。坂本さんは 「見なきゃよかった」 と思いました。トラックの運転席から 女の子のおじいちゃんが降りてきて、坂本さんに頭を下げました。「坂本さん、みいちゃんは、この子と一緒に育ちました。だけん、ずっとうちに置いとくつもりでした。ばってん、みいちゃんば売らんと、この子にお年玉も、クリスマスプレゼントも買ってやれんとです。明日は、どうぞ、よろしくお願いします」坂本さんは、「この仕事はやめよう。もうできん」 と思いました。そして思いついたのが、 明日の仕事を休むことでした。坂本さんは、家に帰り、みいちゃんと女の子のことをしのぶ君に話しました。「お父さんは、みいちゃんを殺すことはできんけん、明日は仕事を休もうと思っとる…」そう言うと、しのぶ君は「ふ~ん…」と言ってしばらく黙った後、 テレビに目を移しました。その夜、 いつものように坂本さんは、しのぶ君と一緒にお風呂に入りました。しのぶ君は坂本さんの背中を流しながら言いました。「お父さん、やっぱりお父さんがしてやった方がよかよ。心の無か人がしたら、牛が苦しむけん。お父さんがしてやんなっせ」坂本さんは黙って聞いていましたが、それでも決心は変わりませんでした。朝、坂本さんは、しのぶ君が小学校に出かけるのを待っていました。「行ってくるけん!」元気な声と扉を開ける音がしました。その直後、玄関がまた開いて「お父さん、今日は行かなんよ!わかった?」としのぶ君が叫んでいます。坂本さんは思わず、「おう、わかった」と答えてしまいました。その声を聞くとしのぶ君は「行ってきまーす!」と走って学校に向かいました。「あ~あ、子どもと約束したけん、行かなねぇ」とお母さん。坂本さんは、渋い顔をしながら、仕事へと出かけました。会社に着いても気が重くてしかたがありませんでした。少し早く着いたのでみいちゃんをそっと見に行きました。牛舎に入ると、みいちゃんは、他の牛がするように角を下げて、坂本さんを威嚇するような ポーズをとりました。坂本さんは迷いましたが、 そっと手を出すと、最初は威嚇していたみいちゃんも、しだいに坂本さんの手をくんくんと嗅ぐようになりました。坂本さんが、「みいちゃん、ごめんよう。みいちゃんが肉にならんと、みんなが困るけん。ごめんよう…」と言うと、みいちゃんは、坂本さんに首をこすり付けてきました。それから、坂本さんは、女の子がしていたようにお腹をさすりながら、「みいちゃん、じっとしとけよ。動いたら急所をはずすけん、そしたら余計苦しかけん、じっとしとけよ。じっとしとけよ」と言い聞かせました。牛を殺し解体する、その時が来ました。坂本さんが、「じっとしとけよ、みいちゃんじっとしとけよ」と言うと、みいちゃんは、ちょっとも動きませんでした。その時、みいちゃんの大きな目から 涙がこぼれ落ちてきました。坂本さんは、牛が泣くのを初めて見ました。そして、坂本さんが、 ピストルのような道具を頭に当てると、みいちゃんは崩れるように倒れ、 少しも動くことはありませんでした。普通は、牛が何かを察して頭を振るので、急所から少しずれることがよくあり、 倒れた後に大暴れするそうです。次の日、 おじいちゃんが食肉加工センターにやって来て、坂本さんにしみじみとこう言いました。「坂本さんありがとうございました。昨日、あの肉は少しもらって帰って、 みんなで食べました。孫は泣いて食べませんでしたが、『みいちゃんのおかげでみんなが暮らせるとぞ。食べてやれ。みいちゃんにありがとうと言うて食べてやらな、みいちゃんがかわいそうかろ?食べてやんなっせ。』って言うたら、孫は泣きながら、『みいちゃんいただきます。おいしかぁ、おいしかぁ。』て言うて食べました。ありがとうございました」坂本さんは、もう少しこの仕事を 続けようと思いました。 ある学校で、保護者の一人から、「給食費を払っているのに、『いただきます』と子どもに言わせるのはおかしい」というクレームがあった、との話を聞いたことがあります。「なんという常識のない保護者なんだ!」と片付けるのは簡単です。でも、もしもこの保護者が、この話を知っていたとしたら、どうだったでしょう?現在の食生活は、「命をいただく」というイメージからずいぶん遠くなってきています。そしてその結果、 食べ物が粗末に扱われて、日本での一年間の食べ残し食品は、発展途上国での、何と3300万人分の年間食料に相当するといいます。私たちは 奪われた命の意味も考えずに、毎日肉を食べています。動物は、みんな自分の食べ物を自分で獲って生きているのに、人間だけが、自分で直接手を汚すこともなく、坂本さんのような方々の思いも知らないまま、肉を食べています。動物だろうが植物だろうが、どんな生き物であっても、自分の命の限り精いっぱい生き続けたい、そう願って生きているんだと私は思います。 命をいただくことに対しての「思い」。お肉を食べて「あ~、美味しい。ありがとう」お野菜を食べて「あ~、美味しい。ありがとう」そこに生まれる思いはどんな思いでしょう?お肉を食べて「うぇ~、マズッ!」お野菜を食べて「うぇ~、マズッ!」そこに生まれる思いはどんな思いでしょう?食べ物をいただくとき、そこに尊い命があったことを忘れずに、その命を敬い、感謝の言葉をかけてあげられる人に育ちましょう。今日もまた、 食べられることへの感謝の言葉、「ありがとうございます。感謝します。いただきます」。食べているときの「美味しい!」という言葉。そして食べ終わった後の、「あ~、美味しかった。ありがとうございます。ご馳走さまでした」という「食べられたこと」への感謝の言葉をかけてあげましょう。もちろん、食べ残しをせずに。 食べ物が、あなたの体を作ります。あなたの体に姿を変えて、あなたの中で生き続けます。そして、体の中からあなたを精いっぱい応援してくれています。あなたができる最高の恩返しは、たくさんの生き物たちから命のバトンを託されたあなたの命を、いっぱいに輝かせること。喜びに満ちた人生を過ごすこと。それが、あなたと共に生きているたくさんの命たちが、いちばん喜ぶことなんです。みんなの分まで、命いっぱいに輝きましょう!出典:西日本新聞社「いのちをいただく」
2024年11月23日
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「海の沈黙」を夫を誘って苫小牧の映画館で観てきた。Story世紀の贋作事件の鍵は、若き日に消息を絶った天才画家と遠い昔の恋人世界的な画家、田村修三の展覧会で大事件が起きた。展示作品のひとつが贋作だとわかったのだ。連日、報道が加熱する中、北海道で全身に刺青の入った女の死体が発見される。このふたつの事件の間に浮かび上がった男。それは、かつて新進気鋭の天才画家と呼ばれるも、ある事件を機に人々の前から姿を消した津山竜次だった。かつての竜次の恋人で、現在は田村の妻・安奈は北海道へ向かう。もう会うことはないと思っていた竜次と安奈は小樽で再会を果たす。しかし、病は竜次の身体を蝕んでいた。残り少ない時間の中で彼は何を描くのか?何を思うのか?彼が秘めていた想いとは?この映画を観たいと思ったのは、倉本聰さんが長年にわたって構想してきたテーマをどうしても描きたかったと映画化したものだそうだ。それをテレビなどで知り、彼のドラマや映画で感動してきたものとしては、やはり見たいと思ったからだ。映画を観る時に夫を誘うことはあまりないのだが、ロケが夫の育った小樽と言うことで誘うと、「小樽」に惹かれて乗ってきた。さてその感想はといえば、想像以上に良かった。「美とは何か」ということは私にはよくわかっていないと思うのだが、それはとても個人的な主観に基づいていると思っている。主観や美意識は人それぞれだと思うが、多くの人が感動し美しいと思った時に普遍性があると言われ、それに価値が付いていくような気がする。この映画では「贋作」を通して、美術品に価値が付き、権威が付き、ものすごい金銭的な評価に至ることへのアンチテーゼともいえる。この映画のテーマはそれだけではない。やはり人それぞれの生き方や人生、環境に振り回されながらも生きる人間の軸や支えになっている人間同士の愛情というのだろうか。それは、男女の愛、家族への愛、同志への愛、かつての友への愛など、人間が生きる上で欠かすことのできない愛の意味だろう。それを表現する俳優たちも素晴らしかった。本木雅弘や小泉今日子の若い頃から知っている身としては、本当にいい俳優になったなあと感慨深い。中井貴一も「ビルマの竪琴」から注目したような気がするが、この映画でも脇役ながらすごい存在感。このような心を抉るような映画を制作してくれたすべての人に感謝したい。主人公が描く絵にはとても感動したので、誰が描いたのだろうと調べたら、高田啓介さんという画家だった。この人の作品を機会があればもっと見たいなと思った。倉本聰さん映画「海の沈黙」彩る絵画を監修 二戸の高田啓介さん高田啓介 三陸の海この映画では「贋作」が一つのテーマであるが、それでつい連想するのが「お宝鑑定団」という番組だ。この番組は興味本位でよく見るのだが、時折「出さなきゃ良かったのに」と思うことがある。長年、家宝のようにして大切にしていたものとか、大切な人から譲り受けたものとか、どうして出すんだろうなと。それで「偽物」と鑑定されたら、その後それはどのようになっていくのかと心配する。いいじゃないの、自分が生きている間はご先祖様の言い分を信じたって。大切な人が大切なものとして譲ってくれたものなら、大切にしていけばいいのにと。我が家にはそれほどの価値のあるものはないけれど、実家で長年保存していたものは気になってはいた。茶器や食器類、掛け軸類は処分したけれど、福井から曾祖父が持ってきたと言われる昔の文書類は、勝手に紙類として処分するのは気が引けて、地元の郷土資料館に持ち込んだ。私達は昔の文書は読めないので、価値ある書類かどうかもわからないので、分別して処分してほしいと。古文書が読める人なら簡単に仕分けできるだろうが、残念ながら地元の学芸員では無理だったようで、北海道文書館に持ち込んだらしい。結果は知らせると言われたが、まだその報告はない。私達としては、結果はどうあれ子孫である私達のせめてもの責任は果たしたとそれで満足である。
2024年11月27日
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今まで、このあたりのことについてあまり関心がなかったのだけれど、さすがの私も、昨日からテレビをつけたら堤氏関係ニュースばっかりなので、初めて彼の経歴やその経営手法について知ったような気がする。(今までも見聞きしていたのだろうが、頭に入ってなかったようだ)まあ、感想としては「古い時代の終焉の悲哀」かな。彼としては、オヤジさんから託されたものを、その教えを守って必死に拡大してきたのだろう。そのような人は、この日本の今のトップ達には多いのではないだろうか。彼の場合は規模が大きいので目立つのだろうが、もっとあくどく金や土地の亡者になりながらも、それが立身出世と信じて頑張ってきた人たちがウジャウジャしているのじゃないだろうか。そう思うと、これほど「堤叩き」をしているのは、何だか妙な感じがしてしまう。今、堤氏は、何を思いながら取調べを受けているんだろう。そういえば、堤氏の実弟という人のコメントもテレビで見た。何というか・・、これも妙な気分。ちょっと違うかもしれないけれど、皇太子の「人格否定発言」に対しての、秋篠宮殿下のコメントを聞いたときと似た気分。生まれながらにして厳とした上下関係の中で生きてきた、複雑な思いの蓄積を感じたのは私だけかな。
2005年03月04日
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とうもろこしは絶品、千歳市鈴木農園
2008年08月08日
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深川・クラーク高、初の甲子園 地域とつかんだ夢切符北海道新聞07/22 05:00 【旭川、深川】全国高校野球選手権の北北海道大会で21日、通信制のクラーク記念国際高(本校・深川市)が初優勝を決めると、旭川スタルヒン球場に詰めかけた地元の深川市納内(おさむない)地区の住民約80人は、両手を突き上げ、うれし涙を流した。「納内の高校が甲子園に行けるなんて」。広域通信制で全国にキャンパスがあるクラーク高の本校がある同地区は、過疎化と高齢化が進む。親元を離れて寄宿舎で暮らす「わが子」同然の野球部員に、惜しみない拍手を送った。 「本当に信じられない。こんなに早く甲子園に行けるとは。頭が真っ白になった」。クラーク高硬式野球部後援会の鶴岡恵司会長(63)は、スタンドで満面の笑みを浮かべた。後援会設立は、野球部創部1年後の昨年3月。道内外から集まった部員を親代わりになって見守ろうと住民有志が応援ツアーを組み、地元産のコメを野球部に提供した。 農業岡田逸雄(はやお)さん(75)もスタンドで「甲子園出場は、地元のコメの力もあるのかなと思うと誇りだ。野球部が納内に来て元気づけられた。毎試合応援に行くのはその恩返し」。地元の深川も歓喜に包まれた。納内地区の地域サロン「なごみ」では住民約20人がテレビ観戦し、勝利に万歳を繰り返した。 納内地区の人口は1800人(6月末)。深川市との合併前の1961年当時の納内村と比べ約3200人減少した。高齢化率も47・1%(5月末)。生徒約150人が通学する同校の存在感は大きい。 北大会を目前に、クラーク高の東京キャンパスで生徒の不正編入が発覚した。住民たちは影響を心配したが、快進撃で吹き飛んだ。納内地域集落対策協議会の安藤一彦会長(79)は「生徒たちは地域になじもうと、ボランティアや夏祭りに参加してくれた。地域の宝だ。甲子園出場を起爆剤に地域の活力へとつなげたい」と涙を流した。(深川支局 関口潤)「名将の下で」 クラーク高、道外出身選手も躍動07/22 05:00 【旭川】全国高校野球選手権の北北海道大会で、通信制のクラーク記念国際高野球部が初出場で初優勝を成し遂げた。名将・佐々木啓司監督の下で野球をしようと全国から選手が集まる一方で、編入者の受け皿にもなっている。学校や地域がこしらえた練習環境を土台に成長。創部わずか3年目でチームは醸成され、一気に頂点まで駆け上がった。 「クラーク高に入って、本当に良かった」。21日、3点リードの九回の守備、二塁手の福田健悟選手(3年)は勝利を目前にし、「一時は甲子園出場の夢をあきらめた」と言う2年前のことを思い出していた。 出身地の京都の中学から地元の高校野球部に入部した。だが、なじめずに約1カ月で学校を辞めた。そんな時、父親からクラーク高野球部の存在を聞いた。「自分は甲子園を目指したい」。自分のそんな心の声を感じ、もう一度野球に打ち込もうと決意。1年時の6月、クラーク高に編入した。 今大会の登録メンバー18人のうち、道外中学出身は7人。地元の高校になじめないなどの理由で編入してくる生徒のほか、決勝で3安打した大阪出身の安田世幸選手(3年)は「すごい監督だと聞いた」と、強打の駒大岩見沢高を率いた佐々木監督にひかれて入部した。 選手たちの成長を支えたのが学校と地域の支援だ。深川市が事業費の一部を負担し、市内の閉校した中学校を利用して室内練習場、野球部寮をつくった。今夏には野球場も完成予定だ。 現在、全部員34人がスポーツコースに所属し、寮で寝食をともにする。平日は全日制高校と同じように、寮から徒歩で約5分の本校で授業を受け、放課後に野球に打ち込んでいる。 2014年4月。チームは部員9人でスタートし、5月の初陣となった春の支部予選では、サッカー部の助っ人も借りて出場にこぎつけ、1回戦でコールド負けした。創部3年目での快進撃に「想定外ですよ」と佐々木監督。選手たちの成長は名将をもうならせた。(運動部 須貝剛)指導者の教育力・指導力の大きさをあらためて感じる。クラーク記念国際高校に限らず、通信制高校は「不登校・登校拒否、中退」の子どもたちの受け皿となっている。もちろん、柔軟な学び方が自分の生き方と合っていると考えて選ぶ子どもたちも多いことだろう。北海道内の中学の進路指導では、「公立高校の偏差値の高い順」に進学先を勧める指導をする傾向がある。もちろん、裕福な家庭の子は有名私立高校、あるいは中高一貫高校へ、中学進学時期から考えるかもしれない。公立高校を優先させるのは、学費の問題も大きいかもしれない。私立高校は、「推薦」で学費免除・減免が可能な能力をもつ子→公立高校の滑り止めとしての私学→公立高校が心配な子の専願などとなり、どれも全日制課程がほとんど。通信制、単位制、通信制、定時制などは、中学の進路指導で積極的に情報提供してくれることは少ないはず。不登校状態の生徒に対してもである。クラーク国際高校の野球部の快挙によって、通信制や単位制の高校がもっと認められるようになってほしいし、そのような高校に在学している生徒や、これからの進路として考えている親子には、大きな励ましとなるのではないか。そんなことを抜きにしても、創部3年で甲子園出場とはすごいなあ。地元には二つの公立高校があり、どちらにも野球部があるけれど、まだ津軽海峡を渡ったことはないですよ。甲子園では、そこに行くことができた喜びを存分に味わって、のびのびと野球してください。
2016年07月22日
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この数日、麻生大臣が発言した「年金が不足するから、老後のために2000万円貯蓄せよ」が話題になっているが、これは国家的年金詐欺じゃないのか?金融庁、わずか10日で削除「年金の水準が当面低下」などの表現6/10(月) 21:05配信 毎日新聞 金融庁が3日にまとめた「高齢社会における資産形成・管理」報告書は、金融審議会で先月22日に検討された当初案から「公的年金の水準が当面低下することが見込まれている」などの表現が削除されている。 立憲民主党の蓮舫副代表は10日の参院決算委員会で、「わずか10日で削除されているのはなぜか」と追及。金融庁は「客観的に修正することが望ましいということで、より客観的な表現ぶりに改めた」と説明した。蓮舫氏の「金融庁は年金が下がるという認識で審議会を進めた」との指摘に対しては、「公的年金の在り方について審議をしたものではない」と釈明した。 これに対し、蓮舫氏は「結果として『ためろ、もっと働け、そして2000万円足りない』と具体的な数字を出している。とても100年安心じゃない」と批判した。【野原大輔】麻生大臣にとっては2000万円は一年間の飲み代だもの、大したことじゃないんですね。と思っていたら…麻生金融相「報告書受け取らない」=老後2000万円、出し直しへ時事通信 / 2019年6月11日 13時19分政権に都合の悪い報告書は受け取り拒否って…。金融審議会ワーキンググループメンバーの方々、それでいいんですか?こんなことやっていたら、今後はいよいよ政権イエスマンの人しか審議委員などにならないだろう。使命感を持って政治に提言しようと考える人だったら「やってられない」ということになる。この国はだんだん、どこかの独裁国家のようになっていくようだ。札幌女児衰弱死 体に複数のたばこ痕 育児放棄、繰り返し暴行か06/11 05:00 北海道新聞 札幌市中央区の池田詩梨(ことり)ちゃん(2)が衰弱死し、母親と交際相手が傷害容疑で逮捕された事件で、詩梨ちゃんの体には、たばこの火が原因とみられるやけどの痕だけで複数あったことが10日、捜査関係者への取材で分かった。また、詩梨ちゃんが1歳の時点で極端にやせていたことも判明。道警は暴行の実態を解明するとともに、育児放棄(ネグレクト)が当時から続いていた可能性があるとみて慎重に調べている。 傷害容疑で逮捕されたのは母親の飲食店従業員池田莉菜(りな)(21)=札幌市中央区南10西13=と交際相手の飲食店経営藤原一弥(24)=同市中央区南12西8=の両容疑者。 捜査関係者によると、詩梨ちゃんが6月5日に病院に搬送された際、たばこの火を押しつけたようなやけどの痕が複数あった。札幌南署員が5月15日、面会した際には確認されておらず、道警はその後にやけどを負ったとみている。体にはたばこの火以外とみられるやけどの痕も見つかっているという。 詩梨ちゃんが以前通っていた同市中央区の保育園の保育士によると、池田容疑者は2017年11月ごろから半年間にわたり、詩梨ちゃんを週1回ほど預けにきていた。保育園は24時間対応で、池田容疑者は2~3日たっても迎えに来ないことが度々あり、注意したこともあった。 詩梨ちゃんは当時、ほかの園児よりも極端にやせ、笑顔も少なかったが、保育園でミルクをあげるとよく飲んだという。冬場でもおむつとシャツ1枚だけの状態だけで預けられるなど養育状況を不安視されていた。保育料の滞納が続き、18年4月ごろから突然、預けに来なくなった。 池田容疑者らの逮捕容疑は、共謀して5月上旬から6月5日ごろまでの間、マンション居室などで詩梨ちゃんに暴行を繰り返し、全身にけがを負わせた疑い。 事件を受け、札幌市は10日、児童虐待防止緊急対策本部を庁内に設置し、初会合を開催。 札幌市児童相談所はその後の記者会見で、道警が5月15日に行った池田容疑者との面会を巡り、これまでの説明を撤回。1回目は道警から同行要請を受け、「夜遅くで難しかった」と断ったことを認めた上で、2回目については「警察から面会しないよう要請された」と説明し、道警の主張を否定した。児童相談所の職員が不足していることはわかってはいるが、幼い子供が大人から虐待され放置されて死んだのだ。この期に及んで責任の押し付け合いはやめてほしい。何度このような事件が起きれば学ぶんだろう。
2019年06月11日
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