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最近はFacebookをチェックすることが多くなっている。今朝は、下記の記事を読んでとても大切なことだと思ったので転載します。【三角関数が解けない人生と、自炊ができない人生。本当に困るのはどっちだろう?】今日、藤島中の授業を見学してハッとした。僕たちは「生きる力」の本当に重要な部分を、まだ教育に落とし込めていない。---■自炊ができない人生は、実は“3重のハードモード”になる。① お金がどんどん消えていく。外食1000円、自炊300円。この差は1年で50万円。家族ができれば100万円を超える。節約どころか、若い頃のスタートラインから差がつく。② 健康が壊れる。1食1000円の外食で、野菜タンパクビタミンミネラル全部そろえるのはほぼ不可能。栄養が足りなければ体調は落ち、仕事のパフォーマンスも落ち、給料も上がらない。肌も荒れる。体型も崩れる。モテなくなる。そう、「自炊できない」はじわじわ人生を削る可能性が高い。③ 子どもの未来も巻き込む。自炊できない大人は、子どもの栄養管理も、自炊教育も“外注”になる。そんなに簡単にできるだろうか。正直、難しい。そして1と2のリスクは、子どもにそのまま引き継がれていく。---■だから僕は思う。日本の義務教育は、家庭科をもっと本気で強化すべきだ。“教科書を読むだけの家庭科”“グループの誰かが調理して終わりの実習”こんなの、もう終わりにしよう。子どもが自分の人生を生き抜けるようになるために、本物の自炊スキルを、義務教育のど真ん中に置くべきだ。---たとえば月1で自分で弁当を作る「お弁当の日」自分たちも給食を調理する学校制度こんな大胆な仕組みが、日本には本当に必要だ。なぜならここは、食文化創造都市・鶴岡。給食発祥の土地。食の本質を語れずに、どうして“生きる力”を育てられるのだろうか?行政も、先生も、親も、本当に「食」と「生きる」を理解しているだろうか?もし理解できていないのなら——それは、子どもたちの未来にとって致命的だ。今日、藤島中の授業を見て、心が揺さぶられた。私たちは“食の教育”を、本気で進めるべきだと。お金だけの平等、効率化が目的の施策。そういう熱と想いの籠もっていない政策は、もうやめよう。子どもの未来のため。そこに焦点を当てた本物をやっていきましょう。皆さんからのご意見も、お待ちしています。https://lin.ee/DzuWHSP (喜多へのLINEです)自分で料理ができることは、一生を通してとても大切な技術だと思う。最近は、コンビニやスーパーでもお惣菜やお弁当がより取り見取りで、私も時々は利用する。しかし、基本的な食生活がそれだととても心配だと以前から思っていた。すでに、家庭ではほとんど料理をしていないという家族も増えてきているようにも聞いている。超高齢者世帯ならばそれでも仕方がないかもしれないが、子育て中の家庭ではとても心配だ。家庭料理は簡単で良い。蒸す、炒める、煮る、焼くの基本的な方法を知っていれば、子どもでもできることが多い。食材も安いもので良い。その技術と食材の知識(栄養、カロリーなど)をできれば学校で教えてほしいと思う。教えられる家庭が少なくなっているならば、子どもの生きる力を育てるためには必要な教育だから。私の子ども時代は「技術家庭科」が中学からあって、男子は「技術」女子は「家庭」の技術を学んでいた。あれは完全に男女の性別での教育で間違っていたとあらためて思う。今はそんな時代ではない。家庭において、生きるために最低限必要な技術を学ぶ機会は本当に少なくなっているのではないか。これは、大人が真剣に考えなくてはならないと思う。そういえば、「食育」が推奨されていたなと思い調べたら、「食育基本法」というのが20年も前に前に制定されていた。「食育基本法」←これがいちばんわかりやすいかな。いつも感じるのだが、文科省などは結構子どものための政策を考えて進めている。ただ、それに対する予算や具体的な教育実践へのサポートが不十分なのか、あるいは現場がそれをあえてスルーしているのか、ほとんど効果的な教育につながっていない感じがする。何とか本気になってほしいです。
2025年11月25日
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ウクライナ出身の安青錦が初V「選んだ道に間違いなかった」ロシア軍事侵攻で徴兵対象目前に来日11/23(日) 日刊スポーツ<大相撲九州場所>◇千秋楽◇23日◇福岡国際センター ウクライナ出身の関脇安青錦(21=安治川)が初優勝し、大関昇進を確実にした。本割で大関琴桜を内無双で倒して12勝3敗。優勝決定戦は横綱豊昇龍を送り投げで破り、賜杯を手にした。殊勲賞、技能賞も獲得。戦禍を逃れて来日して約3年半。初土俵から所要14場所での大関昇進は、琴欧州の19場所を抜いて史上最速記録(年6場所制以降初土俵、付け出し除く)。あこがれていた大相撲の舞台で結果を出し、母国に朗報を届けた。 決定戦を制した安青錦は、土俵上で実感を込めるように目を閉じた。急ぎ足で西の花道を下がっていく。待ち受けた付け人と抱き合い、青い目を潤ませた。大歓声は記憶にない。「信じられなかったので、あんまり聞こえなかったです」。 大の里、豊昇龍、安青錦。3人が3敗で並んで迎えた千秋楽。本割では、琴桜を内無双ではわせた。決定戦は持ち前の前傾を崩さず、豊昇龍に引かせて背後を取った。前日から2日間で、横綱に2勝、大関に1勝。文句なしの劇的な優勝。大の里が休場したため、本割で負ければ、豊昇龍の優勝が不戦勝で決まる。盛り上がりを欠く展開には、持ち込ませなかった。 「やってきてよかった。自分の選んだ道に間違いはなかった」。ウクライナで大学進学を考えていた時期、ロシアの軍事侵攻を受けた。22年4月に来日。徴兵対象となり、出国が認められなくなる時期が目前だった。同年12月、安治川部屋の研修生になり、翌年9月に初土俵を踏んだ。 体は硬く、股割はできない。しかし、体幹の強さを生かした前傾姿勢が崩れない。前に落ちない。ほかの力士がまねできない、攻略されにくい相撲を安治川親方(元関脇安美錦)と一緒に磨き上げてきた。 初土俵から約2年で賜杯を抱いた。「師匠が言っていることをしっかりやってきた。その結果だと思います」。ドイツ・デュッセルドルフに避難する両親に向けては「(日本に)来るまでずっと世話をしてくれた。おかげさまで、という言葉を伝えたい」。言葉の端々に、相撲文化への理解度がにじみでた。 10代のころから力士に憧れた。「世界にいっぱい人がいる中、力士は5~600人。なんかもう、かっこいいじゃないですか」と話したことがある。憧れた存在に人生を懸けた。 所要14場所で優勝。21歳8カ月での優勝は歴代4位の若さ。新入幕から5場所連続11勝以上の実力が認められ、大関昇進の道が開けた。「うれしいですけど、まだ1つ上の番付があるので、そこを目指していきたいです」。まだ夢の途中ゆえ、浮かれていない。(後略)【佐々木一郎】安青錦の初優勝に出身国ウクライナで歓喜「彼はサムライだ」「戦時下にある子どもたちの希望に」安青錦のことは、先場所くらいから強い人が出てきたなと思っていたが、ウクライナから三年前に来日したとは知らなかった。インタビューでの日本語が上手だったので、高校生くらいから相撲留学していたのかなと思っていたくらいだ。しかし、今回の優勝で来日の経緯やエピソードを知り、胸が熱くなった。最近のウクライナ情勢は八方ふさがりのような感じに見える。トランプ大統領の和平案は、これまで必死に国を守るために犠牲をいとわず戦い・耐え続けてきたウクライナの人たちにとっては飲めるものではないだろう。しかし、状況は敗戦前の日本に近いものがあるような気がしている。優勝インタビューではウクライナのことには触れなかったのは、このような状況を考えたら当然だろう。しかし、安青錦の胸中は、母国に残る兄・友人・親戚・相撲を指導してくれた人たち、そしてウクライナのすべての人達に、叫びたい気持ちだっただろう。そして、彼の優勝を知った世界中のウクライナの人達を、どれほど勇気づけ、久しぶりの歓喜や喜びを与えたことだろうと思う。安青錦が勝っても負けても表情を変えず、礼儀正しいふるまいをすることに、多分師匠の教えなのだろうと思っていたがそうではなく、子ども時代からウクライナで指導をしてくれた人の教えを守っているからだということにまた感動した。それが良いのか悪いのかは別として、相撲の伝統やその精神は、他国にこそ純粋に受け継がれているのかもしれない。とにかく、これからは益々安青錦を応援したくなった。もう一つ嬉しいことは、北海道出身の一山本の活躍。一山本11勝「ご当所のように声援もらっているおかげ」北海道出身も九州場所で2度目敢闘賞 東前頭8枚目の一山本(32=放駒)は、千秋楽白星の条件をクリアして、12場所ぶり2度目の敢闘賞を手にした。 若元春をもろ手突きの立ち合いから、いなしを駆使して送り倒し。幕内では自己最多に並ぶ11勝目を挙げ、来場所は新三役の可能性が出てきた。 前回の敢闘賞も九州場所だった、北海道出身の32歳は「生まれた地は遠いけど、ご当所のように声援を送ってもらっているおかげ」と、笑顔で声援に感謝していた。道産子としては、毎場所一山本には一喜一憂している。テレビに登場し始めた頃は、細っこい感じだったのだが体も大きくなり、どっしりとした前に出る相撲をするようになった。もう32歳になったのだけれど、インタビューでの笑顔は可愛らしく、ハキハキした口調は気持ちが良い。最初の頃は考えられなかったけれど、三役になれたらいいね。
2025年11月24日
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午後から札幌での講演会の予定があったので、午前中に見ることのできる映画を探してみてきた。「TOKYOタクシー」本作が91本目の監督作となる名匠・山田洋次が、倍賞千恵子と木村拓哉を主演に迎え、2022年製作のフランス映画「パリタクシー」を原作に、人生の喜びを描いたヒューマンドラマ。タクシー運転手の宇佐美浩二は、85歳の高野すみれを東京・柴又から神奈川の葉山にある高齢者施設まで送ることになった。すみれの「東京の見納めに、いくつか寄ってみたいところがある」という頼みを受けた宇佐美は、すみれの指示で各地へタクシーを走らせる。旅を共にするうち、次第に心を許したすみれから語られたのは、彼女の意外な過去だった。タクシーの運転手と客として偶然出会った2人の心、そして人生が大きく動き始める。すみれ役の倍賞、運転手・宇佐美役の木村のほか、「妻よ薔薇のように 家族はつらいよIII」以来6度目の山田作品出演となる蒼井優が若き日のすみれ役を、すみれの結婚相手・小川役を迫田孝也、宇佐美の妻・薫役を優香がそれぞれ演じる。中島瑠菜、神野三鈴、イ・ジュニョン、笹野高史らも出演。山田洋二監督作品は好きなので、内容はあまり調べなかったけれど、倍賞千恵子が主人公のようなので見ることにした。いや、想像以上によかった。というより、何の予備知識もなかったのだが、山田監督の作品ということでは想像通りなのかもしれない。主人公のすみれやタクシー運転手の日常は、それぞれを生きてきた人たちの日本の時代環境で生きる人たちの象徴ともいえる。すみれほど壮絶な人生は稀だと思う人も多いだろうが、私はかつて遺族会や老人クラブのおばあちゃんたちの話を聞いたことが多いので、殺人の経験者の話を聞いたことはないけれど、その寸前までの話は何度も聞いた。そして、罪を犯すかどうかの分かれ目は、ほんの些細なことであろうと思っている。山田洋二監督は何と94歳!まだこのように映画をつくられていることに、今感動している。今月亡くなられた仲代達矢さんは、92歳だった。彼もまた、戦中に育ち壮絶な体験をしていて、その時の思いを胸に抱き続けながら俳優人生を全うされた。お二人とも多分、市井に生きる庶民の視点から映画や芝居を作ってきたのだろう。だから、多くの人達の心をつかみ感動させるのだろうと思う。木村拓哉の映画はほとんど見ていないような気がするが、なかなかいい俳優なんだなと再認識。倍賞千恵子さんとのからみで徐々にその人間性が開いてくる感じがいいなと思った。ふと、自分の最後の日はどんな日になるのかなと思った。そんなことをリアルに思う年になってきたんだな。ちなみに、その後の北海道文化塾の講演はやくみつるさん。これは期待ほどではなかったのが正直な感想。もっと本業の話が聞きたかったな。まてよ、彼の本業は何なのだ?
2025年11月22日
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【速報】山上被告の母親『自分の子どもたちの将来よりも献金が大事だと思った』安倍元首相銃撃事件この事件のことは、とても気になっている。知人にかつて統一教会の信者だった人がいて、ずいぶん前に脱会しているのだが、そのことが多分お子さん達の育ちに強い影響があり、悲しい事情が続いてきたのだ。脱会しているにも関わらず、彼女の考え方にも長い間強い影響や恐怖を与え続け、この事件がきっかけで統一教会の実態や政治家との関係にやっと気付き、その呪縛から解放されつつあり精神的にも落ち着いてきたような気がする。彼女は脱会しても統一教会時代の友人を大切に思っていて、そのことまでは否定できなかった私なのだが、現在進行形の信者の人はこのような状況になってもまだ離れられず、それどころか彼女を再度ひっぱり込もうとしている感じもあり、彼女にとっては長年の友人を失うということで精神的にまた不安定にもなった。その経緯を近くで見ていて、洗脳の恐ろしさを感じてきた。この母親も、今は反省もし、自分が悪かったのだとわかっていても、脱会する気持ちにはなれずにいるようだ。それは、統一教会の呪縛に縛られていることであり、彼女が二重三重にも哀れだ。それ以上に気の毒なのは、この二人の兄妹だ。やったことが悪いのは当然なのだが、そうしなくてはならないほどに追いつめられてきた日々を思うと、本当に辛い気持ちになる。その土壌を作ってきた日本の政治家たちの罪は重いと思っているが、誰も裁こうとはしないし、多分裁かれることはないのだろう。海すら渡る「飛び火」 大分火災で注目 冬場、強風で危険度高く 消防と住民の連携重要11/20(木) 産経大分市佐賀関で18日に発生した大規模火災で、大分県は19日、住宅など170棟以上が延焼したと明らかにした。市によると、焼損範囲は約4万8900平方メートル、さらに住宅地から1・4キロ離れた無人島にも飛び火するなど被害が拡大した。最初にこのニュース映像をテレビで見た時は、お寺が炎上していたので、火元はお寺かなと思ったのだが、民家だったようだ。その映像では山の上も火の手が上がっていたので、あんな山にまで飛び火したのかと思ったが、何と海を隔てて1・4キロ離れた無人島まで飛び火したとは。強風の時の火災がいかに恐ろしいかを痛感する。この地区には空き家が多く、そこに飛び火して燃えたことが被害を拡大したとも言っていた。確かに、空き家は樹木の手入れもしていないから燃えやすいかもしれない。これは、高齢化している地域ならどこでもそうだと思うので他人事ではない。被災した人たちの絶望感はいかばかりかと、心が痛む。愛子さま、世界遺産の古都へ 鉄道でルアンプラバンに移動11/20(木) 共同初めてのラオスへの公式訪問中の愛子さまの様子が、毎日テレビで流れている。お若くて、初めての公式訪問ということで随分緊張されていると思うのだが、どの映像もとても落ち着いていて笑顔を絶やさず、風格すら感じさせる。つい、愛子さまが天皇になってくれたらいいのにと願ってしまう。ひょっとすると、天皇ご一家も上皇陛下ご夫妻も、そして秋篠宮ご一家もそれを望まれているのじゃないかと思ってしまうのは私だけ?愛子さまが天皇になられるのなら、もう少し天皇制を支持してもいいと思ってしまう私である。
2025年11月20日
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「あの空の下で」吉田修一旅情を誘う短編とエッセイの詰め合わせ飛行機に乗るたび願い事をする理由。自転車を盗まれた最悪な日の出会い…懐かしく胸を締めつける12の短編と、東南アジアから北欧まで、6つの都市をめぐるエッセイを収録。旅情あふれる作品集。「国宝」の作者のものを読んでみようと借りたものだが、短編&エッセイ集なので軽く読めた。「さいはての彼女」 原田 マハ『楽園のカンヴァス』新山周賞作家が描くリセット・ストーリー!脇目もふらず猛烈に働き続けてきた女性経営者が恋にも仕事にも疲れて旅に出た。だが、信頼していた秘書が手配したチケットは行き先違いで――? 女性と旅と再生をテーマにした、爽やかに泣ける短篇集。【内容紹介(「BOOK」データベースより)】25歳で起業した敏腕若手女性社長の鈴木涼香。猛烈に頑張ったおかげで会社は順調に成長したものの結婚とは縁遠く、絶大な信頼を寄せていた秘書の高見沢さえも会社を去るという。失意のまま出かけた一人旅のチケットは行き先違いで、沖縄で優雅なヴァカンスと決め込んだつもりが、なぜか女満別!?だが、予想外の出逢いが、こわばった涼香の心をほぐしていく。人は何度でも立ち上がれる。再生をテーマにした、珠玉の短篇集。これは、先月原田マハさんの講演で、北海道を舞台にした作品と聞いたので図書館で借りた本。予想以上に面白かった。きっと精一杯頑張っている女性なら共感を覚えるだろうし、その先の新たな出会いが次の道しるべになることにも共感するはず。疲れたなら一人旅に出よう! 若かったころの私にささやいてあげたい。
2025年11月19日
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「笑う森 」荻原浩/著原生林で5歳のASD児が行方不明になった。1週間後無事に保護されるが「クマさんが助けてくれた」と語るのみで全容を把握できない。バッシングに遭う母のため義弟が懸命に調査し、4人の男女と一緒にいたことは判明するが空白の時間は完全に埋まらない。森での邂逅が導く未来とは。希望と再生に溢れた荻原ワールド真骨頂。書評か何かでこの本のことを知って、図書館で借りた本。荻原浩さんの作品は初めてだったのだが、とても面白かった。ジャンルとしてはミステリーなのだろうが、魑魅魍魎が跋扈する現代の人間模様を描いているファンタジーともいえるかも。私がこの作品に興味を持ったのは、多分行方不明になった子どもがASD(自閉スペクトラム)ということだったと思う。これほど様々な人間模様を、このような形で作品にするなんて荻原浩氏の力に感動。また、彼の作品を読みたくなりました。
2025年11月18日
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不登校ジャーナリストの石井しこうさんの記事の転載です。このようなことを学校側がちゃんと把握し、必要な児童生徒が活用できるようにしてほしいものです。知られていない非常階段――不登校の小中生、ネット出席制度を『知らない』6割オンライン学習教材の開発会社「すららネット」などが調査したところ、不登校の小中学生でも、ネット出席制度を「知らない」と答えた子どもが約6割に上ることがわかりました。ネット出席制度とは、ICT等を活用した家庭学習を、既存の学校に通ったもの(出席扱い)として認める制度の通称です。制度は20年前から始まっており、当事者からのニーズも高く、文部科学省も活用を求めてきました。ところが実際の制度利用者は、全不登校児童生徒のうち約3%と非常に少ない状態です。なぜなのか。不登校の小中学生と保護者400名に調査したところ、学校から制度の「説明を受けていない」という人が9割程度。しかも、ネット出席を申請しても断られた人が1割程度いることもわかりました。保護者や子どもからは「もっと早く知りたかった」という声も多く、なぜ制度があるのに届かないのか、私自身も設計からかかわった本調査の結果と当事者の声から、背景と解決の糸口を探ります。〇ネット出席制度とは何かそもそもネット出席制度とは、不登校児童生徒がタブレットなどのデジタル端末を用いた学習を行った場合、一定の条件を満たせば出席扱いとできる制度です(運用開始は2005年)。保護者と学校の連携や、訪問による対面指導の実施なども条件の一つで、校長が条件を満たしたと認定すれば出席扱いとなります。〇初の認知度結果制度の運用開始から20年が経ちましたが、文科省および主要調査の公表情報の範囲では、ネット出席制度の認知率・学校からの説明の有無・申請拒否の実態を網羅的に把握した公開調査は、本件が初でした(2025年11月現在)。本調査の期間は2025年8月18日〜2025年10月5日。対象者はオンライン学習教材「すらら」を利用する不登校の小中学生とその保護者で、有効回答は児童生徒156名、保護者244名の計400名(※親子対応とは限らない)。調査主体・分析は株式会社すららネットと筆者(石井しこう)、分析監修は内田良氏(名古屋大学教授)が担当しました。〇不登校の小中学生 6割が未認知「ネット出席制度を知っているか」という設問に対し、子どもの63.5%、保護者の26.6%が「名前は知っているが内容は知らない」または「聞いたことがない」と回答。なお、回答者(すららネットの利用者)の性質上、全国平均と比べて認知率が高めに出る可能性がある点にご留意ください。〇学校から「説明なし」約9割学校からネット出席制度の説明や提案を「受けていない」または「わからない」と回答したのは、子どもで87.2%、保護者で88.9%。制度の情報が学校経由では届いていない実態が浮かび上がりました。〇申請を「断られた」約1割ネット出席を申請したものの「断られた」と回答したのは、子どもで8.3%、保護者で12.7%。理由としては「前例がない」「学校に制度がない」などが挙がり、なかには「申請したが1年以上回答がなかった」など、理由不明のまま事実上、断られた例もありました。〇認められた家庭と断られた家庭調査を行った「すららネット」子どもの発達支援室・室長の佐々木章太さんは、「出席が認められる」という制度上のメリットが注目されがちだが、より大きな意味を持つのは「子どもの自己肯定が高まるきっかけになる点だ」と言います。今回の調査でも、出席認定を機に「学習意欲が上がった」「生活習慣が改善した」という声が多く、出席認定を受けた層で自己肯定感が高い傾向が見られました。実際の取材でも、ネット出席が認められる前は家庭内の会話が減り、子どもが自信を失っているように見えたケースが、認定後は「悪いことをしているという気持ちが楽になった」と子どもが語り、親からも「自尊感情が少し戻ったようだ」との声がありました。一方、出席認定を「断られた」という家庭では、中学3年生の長女が「私は生徒じゃない」「忘れ去られている」とショックを受けていたそうです。この家庭は昨年冬、教育委員会と学校に出席認定を依頼しましたが、「制度を取り入れていない」「前例がない」と回答されていました。〇何を変えるべきなのか調査を受け、分析監修の内田良氏は「学びを継続するための方法を、当事者に明確に伝える必要がある」と指摘します。課題は端的にいえば「どう伝えるか」。ただし、学校が一方的に情報を止めているわけではありません。現場からは「制度の詳細がわかりにくい」「どのように認定すればよいか判断が難しい」との声が上がっています。こうした声も踏まえ、責任の所在と判断基準を明確化し、学校が安心して判断できる仕組みを早急に整える必要があります。具体的にすぐに取り組むべき点を3点、提案します。1.実態をデータで可視化すること毎年の文科省調査において、ネット出席に関する「情報提供の有無」「認定率」「不認定理由」を測定し、公表する。結果に基づき、運用改善を図ること。2・情報提供の標準化学年初めの生徒への配布物や学校サイトに、既存の不登校支援情報と並んで、ネット出席制度の説明を定型掲示し、「誰が、いつ、何を伝えるか」の責任を明確化すること。できれば、その際にはネット出席申請書フォーマットが標準化されることが望ましいです。3・官民学が情報提供のあり方を協働で検討周知の抜けを埋めるため、企業・フリースクール・教育委員会・研究者が協働すること。まずは協議の場を設け、情報提供の方法と相談体制の標準モデルの作成が必要です。〇「非常階段」としての可能性ネット出席は「知られていない」「伝わっていない」「運用が揺れている」という課題がある一方で、学びを切らさないための実用的な選択肢です。今回の調査でも、出席認定が「回復の階段」として働き、自己肯定感が戻ったとの声が複数ありました。学校教育における「非常階段」を実際に使える状態に整える――そのために、制度の周知と運用の標準化を進める必要があります。もちろん「出席」を理由に、学べる状態にない子どもに勉強を無理強いしたり、本人が嫌がる対面指導を求めたりすることは言語道断です。不登校支援は「生徒の状況に応じた必要な支援が行われるように」という方針が法律で定められています(教育機会確保法第3条)。また、周知が広がれば、不登校の有無にかかわらず「万が一のときも学びは保障される」という安心を社会全体にもたらすはずです。大人に例えれば、失業保険や傷病手当があることで就労の安心感が得られるのと同様です。文科大臣も周知に取り組む姿勢を示しています。現場の負担に配慮できる民間サービスも多数ありますので、学校と民間が連携し、弾力的な運営を進めていくことが望まれます。◆ネット出席制度に関するアンケート調査調査対象・AI教材「すらら」を活用している不登校児童生徒・AI教材「すらら」を活用している不登校児童生徒の保護者対象年齢 小学校4年生~中学3年生 (小学生の場合は保護者がサポートを行った)有効回答 400名(不登校児童生徒156名、保護者244名/親子とはかぎらない)調査期間 2025年8月18日~2025年10月5日調査分析 株式会社すららネット、石井しこう(不登校ジャーナリスト)分析監修 内田良(名古屋大学教授)◆参考資料文科省「児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」文科省通知「不登校児童生徒が自宅においてICT等を活用した学習活動を行った場合の指導要録上の出欠の取扱いについて」(元文科初第698号/令和元年10月25日)記事に関する報告
2025年11月17日
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『稚内・猿払 北の最果てで味わう タラバ・ズワイ・毛ガニ 三大ガニ&ホタテ尽くし 豪華共演2日間』というバスツアーに、11月14~15日の二日間参加してきた。この季節なので、吹雪いたり霙交じりのような天気ではないことを願っていたが、今回も私の「晴れ女」ぶりは健在で、天気には恵まれていたと言えるだろう。札幌駅から出発して日本海側のオロロンラインをバスは走り、厚田の道の駅→増毛に行き、増毛で一時間の散策。といってもこの季節では国稀酒造や旧増毛駅くらいしか立ち寄る場所はない。国稀でちょこっと日本酒の試飲をして、増毛駅で「タコザンギ」を食べてバスに乗り込み北に向かう。ここでお弁当を渡されてバスの中で昼食。天塩の道の駅に立ち寄り稚内が近づくにつれ、利尻富士が次第に見えてくる。宮司常在の最北の神社北門神社に参拝後、北防波堤ドームから稚内駅に立ち寄り、ホテルめぐまに到着。そうそう、稚内に近づくにつれ、周辺の草むらにエゾシカがうようよしているのにはびっくり。車窓から撮ったのではっきりしないけれど、このような光景があちこちで見られ、市街地では公園にいたり道路を横断していたりと、歩いている人の数より鹿の数が多いほど。ドライバーさんに聞くと、これが普通の状態らしい。私も地元でエゾシカを見たことはあるが、これほどの数を次々にみることはない。夕食は「北海道産毛ガニ半身、タラバガニ鍋、ズワイガニ足」の蟹尽くし。なかなか食べ応えがありました。他の料理もとても美味しくて、この夕食には大満足。温泉もなかなか良かったけれど、露天風呂に行くときはかなり寒かった。二日目の朝食で特筆すべきは、豆乳に火をかけてできた熱々のお豆腐がおいしかった。九時にホテルを出発し宗谷岬へ。この日のドライバーは地元出身の人のようで、きめこまかな観光ガイドを兼ねたような人。最近のツアーはバスガイドがほとんどつかないので寂しかったけれど、この日一日はガイドさん付きのようで本当に楽しかった。地元の中学校では食品加工の授業があり、蛸の燻製などを作って修学旅行で札幌に行った時に販売するとか。即完売するということで、いい教育活動だなと感心した。宗谷岬には長男が大学生の頃に、利尻・礼文を回った後に立ち寄った記憶があるが、夫は忘れていたようだ。もう30年も前のことになるが、「最北端の食堂」という看板のあるお店でラーメンを食べたような気がする。同じような店が今もあったが、当時の食堂なのだろうか。その後は猿払方面に向かい、インディギルカ号の遭難した岩礁も見ることができた。教えてもらわなければ全くわからなかったので、これはありがたかった。当時、猿払の漁船総出で救出に当たったとの話は知っていたが、その船はシベリアの強制収容所からの護送船だったらしいとは、今回初めて知った。当時のソ連にとっては、有難迷惑の救出だったのかもしれないな。あの国は、不都合なことは簡単に切り捨てるから…。昼食は「ホテルさるふつ」でのホタテ料理の昼食。メニューは、刺身、姿煮、塩焼き、ホタテのミルク鍋などホタテ尽くしではあったが、どれも身は小粒でそれがちょっと物足りなかった。もっと大きなホタテを期待していた私が悪いのか?その後は、浜頓別→音威子府→名寄→砂川と道の駅でトイレ休憩&買い物をつづけて札幌へ。ドライバーが頑張ってくれたので、予定より一時間近く早く着いたので本当にありがたかった。
2025年11月16日
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篠原 信 さんのFacebookの投稿です。本当にそうだと思いましたので、転載します。私自身も驚きや感動が少なくなっているような気がするので、意識して観察し気付いて褒めたいものです。フリードリヒー2世は「赤ちゃんだけを集めて言語が自然発生するのか?」実験するために 赤ちゃんをたくさん集め、生きるための最低限の世話はするけれど、赤ちゃんに話しかけたりすることは一切しないで養育させた。すると赤ちゃんたちは短期間のうちに全員死んでしまったという。 ルネ・スピッツが似たような研究結果を発表している。孤児院でろくに話しかけられもせず育てられた赤ちゃんの多くは短期間に死に、大人まで生き延びた人も、知的障害あるいは情緒障害が残ったという。 これと同様の環境に置かれたのが「チャウシェスクの子どもたち」。チャウシェスク大統領が支配したルーマニアでは、産めよ増やせよの政策が続けられ、貧しく子どもを育てられない家庭は、捨て子せざるを得ず、このため、 孤児院には子どもたちが溢れかえり、食べ物は用意されるけどもろくに世話されない状態で育てられることになった。すると、常同運動と言って、アーアーとずっとうなり声をあげ続ける子ども、ずっと自傷行動を続ける子ども、壁に頭を叩きつけ続ける子どもなど、同じ動作を繰り返す子どもたちであふれかえっていたという。そうした子どもたちの脳を調べるとすき間だらけでスカスカになっていたという。ところが。各地で養子として愛情深く育てられると、普通の子どもと同じように豊かな感情を持った、知的にも遅れのない状態に成長し、脳も頭蓋骨の中で充実するようになっていたという。どうやら人間がまともに育つには「愛着」が重要であるらしい、ということが、これらの事例からみてとれる。「愛着」の必要性はどうやら子どもだけではないらしい。ユマニチュードという介護技術の創始者、ジネスト氏が認知症の高齢者施設に行った時、 驚いたという。「チャウシェスクの子どもたち」と同様、常同運動をするお年寄りだらけ。ずっとうなり続けたり、自分を傷つけたり、頭をぶつけ続けたり。ジネスト氏の開発したユマニチュードでは、親が赤ちゃんに対して自然にとる接し方と同様、正面から目をまっすぐ見つめ、優しく微笑み、手のひらで包み込むようにタッチする。すると、手のひらのぬくもりから伝わる優しさで、暴れていた認知症のお年寄りも心を開き、微笑むようになるという。例えば、認知症のお年寄りの腕を上からつかむと、どこへ連れて行かれるかわからないという不安を与えてしまう。ユマニチュードでは、下から支えるように手に触れる。するとお年寄りは、振り払おうと思えば振り払える自由を自分に預けてくれた、と感じ、そこに優しさを読み取ってくれる。こうした「愛着」の形成により、孤独に苦しみ、誰も自分からの働きかけに反応してくれない寂しさで凍え、閉じこもっていた心が、次第に溶け始め、朗らかな人柄が再び現れてくるという。人間はいくつになっても愛着を全て失ってしまうと正常な精神状態を保てない生き物なのかもしれない。先日、小中高の先生は「驚き屋」になるとよい、と提案したところ、一部の人たちから「社会に出れば誰も驚いてもくれなければほめてもくれなくなる、だから小学生は仕方なくても、中学生以降は驚くなんていう反応も見せないほうがよい」という意見をもらった。しかし私はそうは思わない。ゆとり教育時代頃に「シカト」というイジメが深刻化した。学校に行っても誰も挨拶もしてくれず、語りかけても相手にしてもらえず、無視。子どもは心を病み、学校に通えなくなる。スキンシップとまではいかなくても、心の交流が健全にできる環境にいなければ、人間は心の平衡を保つことができない。私は、小中高の先生が子どもの成長に驚き、喜ぶことは、飛行機の滑走路のようなものだと思う。飛行機が飛ぶには滑走路が必要。それは恐らく、小中高の子どもたちも同じ。小学校以前は、子どもたちは自分の成長に驚いてくれる大人ばかりだった。だから幼児はさらに大人を驚かそうと高い学習意欲を維持する。けれど小学校以上になると、大人は驚かなくなる。それどころか、勉強することも宿題することも当然視し、何なら「もっとやれ」と急かすようになる。もし子どもが頑張っても「そのくらい当たり前、もっとやってる子はいる」と言って、驚かなくなる。子どもは次第に学習意欲を失っていく。子どもの成長に驚かない環境って、シカトの中で生きろという話と、程度の差はあれ、どこかしら似通っていないだろうか。そんな環境では、意欲も湧きようがない。社会に出ても、誰も全く相手にしてくれない職場というのはなかなかにつらい。大人でも我慢しづらいのに。私は、社会全体がもっと「驚き、喜ぶ」ものに変わればよいのに、と思う。日本は特に、妙に「驚くまい」としている気がする。それが人々の意欲を大きく削いでいる気がする。もったいない。私たちはもっと「観察」したほうがよいと思う。観察すれば変化に気づかずにはいられない。変化に気づけば驚かされずにはいられない。観察すること、変化を見つけること、素直に驚かされること。そうすると、子どもは「驚かすことができた」と嬉しくなり、自分の成長でもっと驚かそうと企むだろう。幼児の口ぐせは「ねえ見て見て」。自分の成長で大人を驚かしたいから。しかし小学校に入ってしばらくすると、心を開いた人以外にはその言葉を言わなくなる。驚いてくれないことを学ぶから。驚かない大人ばかりの中で、いつしか学習意欲を失ってしまったから。 若さのおかげで、持ち前の活発さのおかげで、常同運動までには症状は進行しなくても、学習意欲は失ってしまう。小学校以降の子どもたちの学習意欲の喪失は、自分の成長で驚かなくなった大人たちのせいで、一種の「愛着」欠乏の症状として現れたものなのかもしれない。欧米の人たちは日本人と比べると「オー!」とか「ワオ!」とか、驚きの表現が豊か。日本はそれに比べると貧弱。驚くことは恥とでも考えてるかのよう。でも幕末の日本人はもっと素直に驚いていたことが「逝きし世の面影」で描かれている。子どもの成長にも、大人たちは目を細めていた。大人たちは、子どもたちが大空に羽ばたくための「滑走路」になってはどうだろう。滑走路は、いざ飛び立てば、空を舞うのに必要はなくなる。大人が子どもの成長に驚くことは、子どもたちの助走のための道を用意するようなもの。でも助走するのはあくまで子ども。シカトされる中で人間はまともな精神状態ではいられない。他方、自分の成長に気づき、驚いてくれる人がいれば、ものすごく嬉しくなり、もっと驚かしたくなる。ならば、大人はもっと「驚く」ことへの遠慮を、解除したほうがよいように思う。
2025年11月12日
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「ごめんなさい」はむしろ逆効果…市役所が困り果てた「クレーマー市民」を1分で撃退した"新人職員の神対応" 11/10(月)プレジデント悪質なクレームにはどのような対応をすればいいのか。前明石市長の泉房穂さんは「私が明石市の市長になったころは一般の職員がクレーム対応をしていたが、手に負えないようなクレーマーに、精神を病む職員もいた。ただ、とある職業の職員を採用し始めてから現場の空気は一変した」という――。(第1回) ※本稿は、泉房穂『公務員のすすめ 世の中を変える地方自治体の仕事』(小学館新書)の一部を再編集したものです。■世間から批判された“弁護士職員” 市役所の仕事は実に多岐にわたります。そして、職員が見るべきは市民の顔と書きましたが、その市民の中にも実にさまざまな人たちがいます。中には、残念ながらクレーマーのような人たちがいるのも事実です。 何をクレーマーとすべきかの線引きは非常に難しいところがあるので、十把一絡(じっぱひとからげ)には言えませんが、時として対応にエネルギーと時間を費やしてしまうことは少なくありません。明石市では、こうした対応に大きな役割を果たしたのが、専門職採用された弁護士たちでした。 明石市長に就任した1年目、私はまず弁護士を5人採用しました。当時、基礎自治体としては最多の採用人数でしたから、地元メディアなどには“弁護士出身の市長が、弁護士業界に媚(こび)を売っている”、“忖度(そんたく)している”、というような叩かれ方をしたものです。 4年後の市長選挙において対立候補者が、「現市長の泉房穂が採用した弁護士をクビにする!」と公約に掲げていたほどです。しかし、そもそもなぜ弁護士の採用が必要だと私が判断したのか、もっとそこを冷静に考えて欲しかったと思います。 多様化、複雑化、高度化する市民のニーズに対応するためには、弁護士に限らず、数々の専門職を市役所に適切に配置すべきだというのが私の持論です。ですから学校現場では、スクールカウンセラー(心理職)、ソーシャルワーカー(福祉職)を、スクールロイヤー(弁護士)とともに配置しました。(後略)あらためて、当時の泉氏の発想と英断には驚く。このような専門職の採用と配置を行っている自治体はほかにあるのだろうか。
2025年11月11日
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この数日、ブログを書き込めないだけではなく、見ることも難しい状態😵今、スマホからチャレンジしてみようと思うけど、どうなるかな?スマホからでは長文が書きにくいので、困るんだけど😭↑書き込めた❗️パソコンで見てみよう。今は大丈夫みたいだけど、もう大丈夫?
2025年11月10日
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今回はサイエンスライター竹内薫氏の講演。私はサイエンス関係にはあまり関心がないので、この人の著書は読んだ記憶はないのだが、テレビなどで知ってはいた。想像よりもとても興味深い話が多くて、とても面白かった。演題は「99.8%は仮説~宇宙誕生から人工知能まで」。今回のお話でビックリしたことはいくつかあるが、まず、人類は一度絶滅寸前までいっていたこと。竹内さんは、1000人程度が生き残っただけと言っていたが、本当かなと今調べてみた。約93万年前、人類は絶滅寸前だった…ヒトゲノムで過去の人口を推計(前略)中国の科学者たちは2023年8月31日、現在のヒトゲノムを用いて過去の個体群を予測する研究結果を発表した。その結果、おそらく古代の気候危機によって、人類の祖先の人口は激減していたことがわかった。「我々は人類の歴史について何か大きなことを発見したと気づいた」この論文の著者で、ニューヨークのマウントサイナイ医科大学の計算生物学者であるワンジー・フー(Wangjie Hu)は、ニューヨーク・タイムズ(NYT)にこう語っている。この研究による予測の1つは、約93万年前に約9万8000人の生殖可能な個体が1280人にまで減少し、集団にボトルネックが生じたことを示唆している。その後、個体数が回復するまで11万7000年かかったという。「このボトルネックは、アフリカとユーラシアの化石記録における年代的なギャップと一致している。我々の研究結果は、我々の祖先に関する新たな洞察を提供し、種の分化の同時発生を示唆している」この人口激減をきっかけに、現生人類、ネアンデルタール人、デニソワ人といった異なる集団に分かれた可能性が高いということだ。これにより、人類の多様性がなくなりパンデミックにとても弱くなったので、コロナや鳥インフルエンザであれほど大騒ぎするのだと。それでも、1000人くらいが生き残ったおかげで私達はこうやって生きているんだな。また、現在は第四次産業革命が進行中であるということ。ちなみに一次から三次まではこれ。産業革命の概要:・第一次産業革命 (18世紀後半): 蒸気機関の出現と製造業から大規模生産(機械製造)への移行が特徴です。 ・第二次産業革命 (19世紀後半から20世紀前半): 電気エネルギーの使用と労働者の組織化が進み、工業生産が大きく変化しました。 ・第三次産業革命 (第二次世界大戦後): 技術の進歩と産業プロセスの最適化が進み、製造業の生産様式が革新されました。 これらの革命は、経済や社会に大きな影響を与え、現代の産業構造を形成する基盤となりました。そして第四次は、インターネットと人工知能のようだ。人工知能が猛スピードで発達していることは私もなんとなくわかっている。これからどうなるんだろう、人間の仕事が次々に機械化してきて、そのうちに人間もほんの少数しかいらなくなってしまうのかもと不安に思う時があるが、実際にその方向で進行しているらしい。しかし、今はまだ人工知能は自由な意志や感情を持っていないので、人工知能を使う人間は必要な状態。それが、人工知能が自分のことを知ってしまい、人間をどのように扱うかなんて考え始めてしまったら…。かなりの妄想が私の脳内を巡ってしまった。ただ、私が生きている間はそんなことにはならないだろうし、事務的・機械的な仕事はどんどんんなくなってしまっても、対人関係の仕事というか、ソーシャルワーク的な仕事はいよいよ必要になってくるだろう。そんな時代なのだから、日本のような記憶中心のような学力は時代遅れだし、入試を突破して偏差値の高い学校を目指すのも時代遅れ。いくら「昔は良かった」なんて言っても、時代は決して戻らないのだから。
2025年11月08日
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NY市長に急進左派マムダニ氏 三つの首長選でトランプ氏に逆風11/5(水) 毎日 4日投開票の米東部ニューヨーク市長選で、民主党の急進左派、ゾーラン・マムダニ・ニューヨーク州下院議員(34)が当選した。マムダニ氏は自らを「民主社会主義者」と位置づけるウガンダ生まれの移民で、ニューヨークで初のイスラム教徒の市長となる。 4日には南部バージニア州と東部ニュージャージー州の知事選も投開票され、いずれも「反トランプ」を掲げた民主党候補が共和党候補を破った。今回は1月の第2次トランプ政権発足後初の大型地方選で、政権に対する評価としても注目を集めていたが、トランプ米大統領に逆風が吹いた。この足音がもっと大きくなりますように。ただ、あまりに急展開になるのも困りものだとは思うけど。
2025年11月06日
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昨日の試合は凄かった。記録に残そうと色々検索したが、やはり地元新聞の記事をコピーしておこう。それにしても、開幕戦は日本、最終戦はカナダってなんだか不思議。ブルージェイズの選手たちはなんだか気の毒だった。大谷所属のドジャースWS連覇 日本ハム関係者も祝福 北海道新聞 2025年11月2 右肘の手術を乗り越え投手に復帰し、打者との「二刀流」でドジャースのワールドシリーズ連覇に貢献した大谷を、日本ハム関係者が祝福した。昨年は打者に専念しての頂点だったが、今年は二刀流。栗山英樹チーフ・ベースボール・オフィサー(CBO)は、「うれしいだろうね。また来年、大きな目標を掲げて前に進むんだろうな」と期待を寄せた。 エスコンフィールド北海道(北広島市)のロッカールームでは、秋季キャンプの参加メンバーが第7戦の中継を見守った。伊藤は、大谷のリハビリ過程を想像して「投手だけやっていても大変なのに、同じ人間とは思えない強さ」と尊敬のまなざしを向けた。 2013年から大谷と5年間ともにプレーし、現在日本ハムの打撃投手を務める谷元さんは「おめでとう。これからもずっと、僕らに夢を見させてほしい」と話した。「最高だ」ドジャース地元も歓喜 日本人選手の貢献たたえる 【ロサンゼルス共同】米大リーグのワールドシリーズをドジャースが連覇した1日、球団の地元ロサンゼルスで試合を見守ったファンも歓喜に沸いた。「最高だ」。路上に繰り出したファンは歓声を上げて喜びを分かち合い、日本人選手の貢献をたたえた。街中では花火が打ち上がる音が響き、行き交う車はクラクションを鳴らして祝った。 大谷翔平選手の巨大な壁画がある日系人街リトルトーキョー。試合を放送したバーにはファンがあふれ、店の前にも人だかりができた。延長十一回裏、山本由伸投手が併殺を取って優勝を決めると、集まった客が腕を突き上げた。 山本選手のユニホームを着て観戦したバーの店員ハーリー・マルティネスさん(24)は「とても興奮している」と感無量の様子。ワールドシリーズの最優秀選手(MVP)に選ばれた山本選手について「世界最高の選手の一人。ドジャースにいてくれてよかった」と白い歯を見せた。 ロサンゼルスに住むエンジニアで日系2世の品川勇人さん(44)は、ポストシーズンでも本塁打を量産した大谷選手について「すごかった」と振り返った。生後3カ月の息子を連れており「初めてのワールドシリーズで優勝を経験できてラッキーだ」と笑った。ドジャース、山本中心に歓喜の輪 大谷と佐々木がっちり抱擁 【トロント共同】1日にトロントで行われた米大リーグのワールドシリーズ第7戦は、ドジャースがブルージェイズに競り勝って4勝3敗で決着。ドジャースの山本由伸が延長十一回、最後の打者を仕留めると、ベンチやブルペンから選手らが続々とマウンド付近に駆け寄り、歓喜の輪が広がる。大谷翔平は佐々木朗希とがっちり抱き合って、喜びを分かち合った。 第3戦が延長十八回に及ぶなど、どちらに転んでもおかしくない激闘だっただけに、ブルージェイズの選手らはその光景をじっと眺め、悔しさをにじませた。主砲のゲレロは顔をゆがめ、ベンチで涙を拭った。試合後にミーティングを行ったシュナイダー監督はナインを前に「ありがとう」と何度も発した。クラブハウスでは選手が健闘をたたえ合う姿が見られた。 ブルージェイズファンでほぼ埋まったスタンドも、落胆で静まり返った。球場には日本人ファンも訪れた。ドジャースファンで、約35万円でチケットを購入したという川崎市在住の20代の男性会社員は「仕事を休んで来た。こういうシリーズを観戦できることがうれしい」と話した。山本由伸「涙が出ました」「久しぶりにあふれてきた」会見で明かす 終了後には米メディアからも大きな拍手「新しい自分を発見できた」11/2(日) 大谷クンもすごかったけれど、やはり圧巻は山本由伸投手の神がかった力投。こんなにすごい投手だったんだと、あらためて感動。
2025年11月03日
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8月に突然テレビが映らなくなり買い替えた。もう20年も前に買ったものだと知ってビックリしたのだが、新しいテレビになってから色々と良いこともあった(当然だけど)。ネットとつないでYouTubeやAmazonプライムで映画を観たり、見逃し配信なども簡単にみられるようになった。YouTubeはスマホやパソコンでも見ることができるのは知っていたが、やはりテレビの画面で簡単に検索できるのは使い勝手がいい。YouTubeも結構地元の情報がアップされていることを知り、見たいテレビがない時につい見てしまう。映画も色々あるのだが、日中はなかなか時間が取れないし、夫も一緒のことが多いのでまだ二本しか見ていない。でも、なんだか楽しみが増えたようでちょっと嬉しい。
2025年11月01日
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高市早苗首相“驚異のコミュ力”映像が拡散 APEC会議で隣席大統領に椅子ごとスルスル接近…11/1(土) 日刊スポーツトランプ大統領と会見した時には、正直なところ迎合し過ぎと思った私だが、この数日、彼女の韓国での各国の首脳との交流状況を見聞きする限り、彼女は大したものだと思わざるを得ない。世襲議員ではなく大富豪のお嬢様育ちでもない彼女は、男性社会の中で大変な努力を重ねてきたのだろうと思う。それには、その社会で認められるために、様々な言葉にはできないような悔しさを飲み込んでも来たのだろう。ひょっとすると、彼女は凄い人なのかもしれないと思い始めている。相手の立場や好みも含めて考え、最適なコミュニケーションをとることができるため、時には迎合や媚に感じるだろうけれど、その態度の奥底には自分の目的や信念も隠し持っているような気がする。私には、まだ彼女の本当の価値観は見えていないような気がするので、願わくば人権意識や国家観、弱者への優しさを芯に持っている人であることを願う。
2025年11月01日
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晴れの予報だったので、収穫以来はじめて次男のブドウ畑に行く。どんな農業でも同じだと思うが、春先から雪が畑を覆うまで畑仕事は続く。この日は、動物除けのための電柵や防獣ネットの撤去作業から始まる。おまけに、昨年まではなかった鳥害防止のネットの撤去もある。収穫後、次男は少しずつ作業を進めていたようだが、やはり三人だと作業が進み、午後二時頃からは私達は番線とブドウの枝を留めていたクリップなどを外してゆく。きつい仕事ではないが、地味に手間がかかる。これを終わらせなければ、次の作業に進めないのだ。その次は、枝の番線下ろしと巻蔓取り、息子たちは秋の剪定作業と続く。その間に、仕込んだブドウの見守り作業もあるのだが、そこは私達にはどうしようもないこと。今年仕込んだブドウが、良いワインになりますようにと祈るのみ。
2025年10月30日
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九月からとても忙しくて、しばらくTさんとも会っていなかった。彼女のことは、この十数年気になっていて、できるだけラインなどで連絡を取り、時々一緒に映画やランチをしている。この数年、体調や精神的な不安定さが続いていて、そのご家族のことも含めて心配だったのだが、今年の夏は心身の調子も安定していたようで本当に良かった。札幌の中村屋旅館は「おしゃべり昼御膳」として、11時から15時まで和室でゆっくりと食事ができる。今回は、共通の友人Iさんとの三人でのおしゃべり。久しぶりに元気そうなTさんの顔を見て、本当に安心した。彼女はバプテスト教会に通うようになって、最初はちょっと色々あったけれど、今はそこに通うのが心の安定につながっているのかもしれない。この調子で、一緒に穏やかに年を重ねていけたらいいな。
2025年10月29日
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外国からの要人をおもてなしするのは当然だけれど、過度に迎合したり媚を売っているように見えるのは不快だ。まさにホステスのように見えたのは、成功だったといえるのだろうか。「高市流」おもてなし随所に…昼食会に米国産ステーキ、フレーズ模した「ジャパン・イズ・バック」野球帽 10/29(水) 読売高市総理「防衛費の増額に取り組む決意伝えた」 日米首脳会談 立憲・野田代表「過度にお世辞外交になっていないか検証」10/29(水)トランプ氏「この女性は勝者だ」 高市氏、跳びはね右手突き上げ10/28(火) KYODO<社説>日米首脳会談 トランプ氏に迎合が過ぎる 北海道新聞 高市早苗首相が、来日したトランプ米大統領と対面で初めての首脳会談を行った。 首相は「日米同盟の新たな黄金時代を共につくりたい」と述べ、防衛力の抜本強化に向けた防衛費増額の方針を伝えた。 会談後には、レアアース(希土類)など重要鉱物の供給網確保での連携や、日米関税交渉合意の着実な履行についての合意文書に署名した。 対中国を念頭に、特に経済分野での成果を確実にしたいトランプ氏の思惑を反映した内容だ。結果的に、日本が米側の意向を先取りして提示する迎合姿勢ばかりが際立った。 首相はノーベル平和賞にトランプ氏を推薦するとも伝えた。国際協調に背を向けてきたトランプ氏を受賞者たり得ると考えた感覚が理解できない。 所信表明演説で首相は「世界の真ん中で咲き誇る日本外交を取り戻す」と語ったが、これでは従来に増して米国追随を加速させているに過ぎない。高関税政策など独断専行が止まらないトランプ氏の言いなりに映る。主権国家の自覚はあるのか。 複雑化する国際情勢を冷静に見極め、主体的な外交を築き上げねばならない。■相互利益と言えるか 首相は会談でトランプ氏と良好な関係を保った安倍晋三元首相の後継者との立ち位置を強調し、親密さをアピールした。会談後は大統領専用ヘリでトランプ氏と一緒に米海軍横須賀基地を訪れて原子力空母に乗艦し、米兵に向けて演説までした。 日米の一体化を首相自ら体現する極めて異例の対応だ。違憲の疑いが強い集団的自衛権の行使容認に道を開いた安倍政権以来の同盟強化路線をさらに加速させる姿勢の表れでもある。 日米同盟の「新たな黄金時代」をうたうのであれば、米軍に特権的地位を与えた日米地位協定の改定こそ求めるべきではなかったか。あまりにも前のめりなすり寄りに、あぜんとするほかない。 トランプ氏の最大の関心は経済的な利益にあった。レアアースの連携合意は米中首脳会談を前に輸出規制の強化をもくろむ中国をけん制する狙いがある。 関税合意に関しては、日米両政府が総額5500億ドル(約84兆円)の対米投資の説明文書を公表した。関心を持つ日本企業の名を列挙し、エネルギーや人工知能(AI)のインフラなどで事業規模は約4千億ドル(約60兆円)に及ぶという。 投資が実現しても米国内の産業施策を日本が肩代わりしたに過ぎず、相互利益が成り立つかは疑問だ。トランプ氏は東京で日本企業トップを招く懇談会も開いた。投資拡大を求めたとみられる。米国だけを一方的に利する形にしてはならない。■際限なき増強危うい 首相は所信表明演説で、日本の防衛費を国内総生産(GDP)比2%へ積み増す目標を2年早めて本年度中に達成し、安保関連3文書の改定を前倒しする考えを示している。2%達成のためには、今後編成する補正予算で防衛費を1兆円程度増やす必要がある。 同盟国に自主防衛の強化を求めるのが、トランプ政権の一貫した姿勢だ。北大西洋条約機構(NATO)は防衛支出を5%に引き上げる目標で合意した。日本にも水面下で3.5%に増やすよう求めていた。 そもそも2%でさえ、経済大国としての地盤が沈下し、巨額の財政赤字を抱える日本の身の丈を超えているのは明らかだ。現状でさえ、財源となる所得税の増税をいつ始めるかさえ決まっておらず、無責任極まりない。 看過できないのは、政府が米国の圧力を防衛力増強の推進力にしようとする思惑が透けることだ。米国が東アジアでの安全保障から退く姿勢を強めれば、日本はいつの間にか最前線に立たされる恐れがある。 中国は警戒感を強めている。力に力で対抗すれば、地域の緊張感をかえって高めるという「安全保障のジレンマ」は現実となりつつある。 トランプ氏は今回、北朝鮮による拉致被害者の家族とも面談した。被害者家族の高齢化が進む中、一刻も早く解決に取り組む必要がある。米国を頼むだけではなく、日本政府も積極的な対北戦略の構築が求められる。■新たな秩序の構想を 自国第一を掲げ、独断専行を強めるトランプ氏の米国だが、その経済力や軍事力はなお圧倒的である。 欧州ではウクライナに侵攻するロシアが脅威となり、アジアでは中国が軍事力を増強する中で、国際社会に安定を取り戻すにはやはり米国を協調路線に取り込む必要がある。日本はそのつなぎ役とならねばならない。 首相に求められるのは新たな国際秩序の構想力だ。民主主義や法の支配といった理念を重視し、欧州やグローバルサウスと呼ばれる新興・途上国との連携を強める。非軍事の多国間外交にこそ活路を見いだすべきだ。毎日新聞社説「高市・トランプ会談 対米迎合が先走る危うさ」(社説)高市政権と米国 中長期見据えた自律的戦略を 朝日<社説>日米首脳会談 追随一辺倒でいいのか 東京新聞<主張>日米首脳会談 「黄金時代」へ絆を固めた 同盟強化の具体策を推進せよ 産経古舘伊知郎が危惧「世界中が“トランプヨイショ合戦”。まるで巨大な権力を持った赤ん坊扱い」10/29(水) 日刊スポーツ↑そうか、これなんだなと納得してしまった。
2025年10月29日
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最近よく拝見している篠原 信氏のFacebookの投稿に、心から賛同したので転載します。「親や上司は子どもや部下よりも必ず優れた能力を示し、完璧でなければならない」という思い込みが強いように思う。しかし、次の実験は、ユニークで示唆的なように思う。「朝イチ」という番組で、いくら注意しても子どもが道路に飛び出してしまうので困っている親子に集まってもらった。実験では親に目隠しをしてもらい、「君が親の手を引いて、安全に道路を渡ってほしい」とスタッフが子どもに伝えた。すると、いつもは横断歩道に立っても全く左右を見ることなく道路に飛び出していく子たちが、何度も慎重に左右を確認し、目隠しした親の手を引き、慎重に手を上げて渡った。親は驚いた。「これまで何度注意しても左右を確認しなかったのに!」「何度厳しく叱っても道路に飛び出していたのに!」子どもたちは1人残らず、親を守るため、安全をしっかり確認してから道路を渡った。恐らく、この子どもたちはこれまで、安全確認を親に「外注」(アウトソーシング)していたのだと思う。道路に近づけば親が警戒するし、左右も確認してくれ、危なければ警告を発してもくれる。「なら、僕らが左右確認する必要ないや」と、「思考の節約」をしてしまっていたのだろう。人間は、使わずに済ませられる能力は伸ばさない、という不思議な仕組みが備わっているらしい。カーナビに従って運転してると、道を覚えられないという現象も「思考の節約」かもしれない。カーナビが道案内してくれるなら、自分で道を覚えすに済む。どこの目印で右に曲がるかなんて考えずに、カーナビが右に曲がれというから曲がってしまう。「思考の節約」が自動的に行われてしまう。イヌイット(エスキモー)の人たちも、今ではカーナビに頼っていて、カーナビが故障すると道に迷い、凍死してしまうことがあるという。昔は夜空を見て、星の位置から自分の進むべき方向を見定める事ができたのに、カーナビに頼ることで「思考の節約」「能力の節約」が起き、能力が育たなくなる。昔、「ドン・チャックの大冒険」という番組で、子どもたちが親を手伝おうと、洗濯を頑張ったけど、洗濯物はしわだらけ、地面に垂れ下がり。「もう!全部やり直ししなきゃいけないじゃない!」と親は怒り、子どもがしょげる、という回があった。子ども心に胸が痛かった。「最初はできないのは当たり前、失敗も含めて子どもがやろうとすることを見守らないと、力は育たない」なんてことを、主人公の父親がつぶやいていたのを覚えている。子どもが最初から、理想の洗濯の仕方を要求しても無理がある。体の小さい子どもでは、タオルのシワをとるのも大変。子どもには無理な部分は補いつつも、子どもにできそうなことは任せる、委ねることが大切。背伸びすればできることから一つずつ、能力を開拓していく必要がある。我が家では子どもに少しずつ料理を手伝ってもらってきた。卵を割るのは3歳になる前からやってきた。最初は、1パックが全部うまくいかないことも覚悟の上で、卵を割ってもらうことに挑戦してもらった。細かくは指示せず、卵を割った時の手の感触から、何をどうしたらよいか、本人に発見してもらえばいい、というつもりで、子どもの様子を観察した。すると、4個目くらいでうまくいった。次の機会は3個で、次は2個で、その次は最初からうまくいく、という感じで、瞬く間に卵割りをマスターした。黄身と白身に分けるのもあっさり成功した。親が変に指示を出さず、自分の手で起きる感触から、なにをどうしたらよいのかを学習することで、急速かつ膨大に学び、修正できたらしい。我が家では、子どもが失敗する機会をなるべく奪わないように注意している。親があれこれ正解を教えてしまうと「思考の節約」「感覚の節約」が起きてしまい、親の言葉に従おうとするあまり、自分の手の感触、視覚情報、音、においなど、五感を通じて入ってくる情報がシャットアウトされてしまう。五感がシャットアウトされ、言葉に支配されてしまうと、「思考の節約」「感覚の節約」が起き、五感を通じて入ってくる 膨大な情報から学び取る能力が失われてしまう。その結果、五感から何が起きたかを学び取り、どう修正すれば改善できるか、という試行錯誤も難しくなってしまう。失敗体験を重ねるチャンスを奪わないようにすると、子どもは急速に五感から現実を学び取り、修正する力を備えているらしい。しかし親が先回りすると子どもはその力を育てることが難しくなる。冒頭の「道路に飛び出してしまう子ども」に話を戻すと、「守られる立場」が彼らの力を弱めたのかも。逆に「親を守らねばならない立場」に置かれた時、自分の振る舞い一つで親の運命も決まってしまうと考えると、子どもは持てる能力をフルに生かし、五感を開いて現実から学び取ろうとし、うまく行く方法を探ろうとする。自分が親に貢献する立場になった時、子どもの能力が最大化されたらしい。親は、子どもより優れた存在でなくてよいと思う。むしろ子どもに補ってもらうくらいのつもりのほうが、子どもの能力は伸びる。もちろん、ヤングケアラーのように、子どもに過度に依存する事態は、社会的な支援等を通じて避けるようにしたい。ただ、親が子どもを守るばかりでは子はかえって育たない。親は子どもより優れていなくて構わない。そのほうが「思考の節約」が起きず、子どもは五感を開いて現実から学び取る。子どもの能力が開発されるのには、親が変に教えるよりも、「教えない」ことのほうが有効な場合がある、というのは頭に入れておきたい。
2025年10月27日
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高市総理大臣になり、女性の一人としては応援したい気持ちは山々なのだが、やはり不安が募るのはどうしようもない。この不安の根源は何かといえば、彼女が愛国心の強さを前面に出すことだろう。どうしてそれが悪いのかと問われた時、私はちゃんと説明できるかどうかと思っているので、そう考えるようになった一端を、過去のブログで紹介したい。最近は受講していないが、以前は札幌学院大学のコミュニティカレッジを何度も受講していた。その一つが、 札幌学院大学コミュニティカレッジ「愛国心と道徳教育を考える」2019年06月その中で、安岡先生はエスノセントリズムethnocentrismエスノセントリズムethnocentrismという言葉を教えてくださった。その時のブログを一部転載する。最近の「〇〇ファースト」は、エスノセントリズムethnocentrismだというところから話は始まった。私はこの英語は知らなかったのだが、「自民族中心主義」といわれたら、とてもよくわかる。何にでも功罪はあるのだが、最近の世界はその傾向が強まってブレーキがかからなくなっているような気が、私にもしていたからだ。そんな話の中で、ビアス(Ambrose Bierce)の「悪魔の辞典」の中から、「愛国者」と「愛国心」の項を紹介してくださった。【愛国者】 少数の利益の方が、全体の利益よりも大事なように思える人間。政治家にバカみたいにだまされ、征服者には手もなく利用される人間。【愛国心】自分の名声を輝かせようとする野心家なら誰でもたいまつを近づけるとすぐに火がつくがらくた。ジョンソン博士(イギリスの文豪、1755年に英語辞典を完成。1709~1789)の著名な辞典によると、愛国心は悪漢の最後の拠り所と定義されている。教養深い、しかしながら二流どころのこの辞書編纂者に対して、まことにはばかりながら、小生は最後の拠り所とし愚考することを許されたい。(以上、安岡先生のレジュメから転記)高市さんが、このような愛国者でないことを祈る。
2025年10月26日
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北海道文化塾「ミュゼ活のすすめ…ミュージアムのある暮らしでゆたかな人生を」原田マハさん北海道文化塾で、原田マハさんの講演を聞いてきた。原田マハさんの本は、ちゃんと読んだことがないような気がするが、エッセイか何かは読んでいるような気がする。友人が、「美術に関する小説を書く人で、面白いよ」と言っていたので、いつか読んでみたいとは思っていたのだが、講演を聞くのが先になった。彼女は小説を書く前はキュレーターとして仕事をしていて、それもニューヨーク近代美術館勤務や、森ビル森美術館設立準備をするなど、かなりの実力と経験をもっているとは、初めて知った。そんな彼女の話はとても興味深く、「ミュゼ活」というのも彼女の造語だそうだ。私は美術に造詣が深くはないけれど、美術館や博物館は好きである。でも、北海道では美術館や博物館は限られているけれど、色々な資料館なども含めたらけっこうあると思う。意識的にそれらの情報を探して足を運んでみたいと思った。もちろん、近いうちに彼女の本も読んでみたい。原田マハ公式ウェブサイト Maha Harada Official Website
2025年10月25日
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映画「国宝」を観て感動し、ぜひ原作を読みたいと思い、図書館に予約して借りた本。いや、素晴らしかった。久々に長編小説を一気読みしてしまった。映画での感動は、主役の二人の歌舞伎役者になりきった素晴らしい演技と美しい映像。1年半の稽古でこれだけの歌舞伎の芸ができるんだという、俳優の凄さを感じたからかもしれない。そして、実際の歌舞伎役者の人達がこの映画を絶賛しているのを知り、きっと歌舞伎界や歌舞伎役者の真実も伝えているのだろうと思ったこと。そして、原作本だ。これは映画以上に感動できるものだった。映画では描き切れずにはしょられていた登場人物との人間関係の複雑さの中で、「国宝」となるまでの一人の男の一生が、一つの言葉でいうなら「業」の様々な形をとって表現されている。この本を読むことで、映画の中でなぜそうなるのだというかすかな疑問も明らかになる。映画で感動した人は、ぜひ原作を読むことをお勧めしたい。吉田修一「国宝」公式サイト
2025年10月23日
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Facebook忘れられた真実で、下記の記事を読みました。とても興味深かったので、転載します。 学生たちは、世紀の天才アルバート・アインシュタインが、次はいかなる深遠な宇宙の真理を語るのかと、固唾をのんで黒板を見つめていた。しかし、チョークを手にした彼が静かに書き始めたのは、誰もが予想だにしない、あまりにも単純な数式だった。9 x 1 = 99 x 2 = 18...学生たちの間に、かすかな困惑が広がる。なぜ、この偉大な物理学者が、小学生でもわかる九九の計算を延々と書いているのだろうか。アインシュタインはそんな空気もお構いなしに、淡々と数式を連ねていく。そして、最後の行にたどり着いた時、彼はこう書いた。9 x 10 = 91その瞬間、張り詰めていた講義室の空気は、一気に爆発した。あちこちからクスクスと笑い声が漏れ、やがてそれは、天才の明白な「間違い」を指さす、大きな嘲笑の渦となった。アインシュタインは、その嘲笑が静まるのをゆっくりと待った。そして、ざわめきが収まったのを見計らい、穏やかに、しかし力強い声で語り始めた。これが、その日の本当の授業の始まりだった。 「私が黒板に書いた9つの正解を、誰一人として褒めてはくれなかった。しかし、たった一つの間違いを犯した途端、君たちは一斉に私を笑い、馬鹿にした」彼は続けた。「それが社会というものだ。どれだけ多くの成功を収めても、人々はそれを当然のことと受け止める。しかし、一度でも過ちを犯せば、待っていましたとばかりにそれを指摘し、嘲笑するのだ」学生たちの顔から、笑みは消えていた。 「だが、覚えておきたまえ。世の中には、決して間違いを犯さない人々がいる。それは、何も挑戦しなかった人々だ。間違いとは、君たちが挑戦している何よりの証なのだ」批判を恐れて何もしなければ、間違うことはない。しかし、そんな人生に意味があるだろうか。夢を持ち、前に進もうとする者だけが、間違い、そして批判される。アインシュタインは、たった一つの間違った数式を通して、人生における最も重要な真理を教えたのだ。 しかし、この物語には、さらに皮肉で美しい後日談がある。後年、この授業でアインシュタインが書いた計算メモが発見され、オークションに出品された。そして、彼が犯した「9 x 10 = 91」という間違いが記されたその紙切れは、日本円にして約15億円という、驚くべき価格で落札されたのである。人々が嘲笑した「たった一つのミス」は、時を経て、何物にも代えがたい価値を持つに至った。それはまるで、挑戦する過程で犯した過ちこそが、人間の歴史において最も尊いものであると、アインシュタイン自身が、時空を超えて証明して見せたかのようだった。
2025年10月22日
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自民・高市早苗氏を首相に選出 女性の就任は憲政史上初めて10/21(火) 毎日 自民党の高市早苗総裁(64)は21日、衆参両院の首相指名選挙で第104代首相に選出された。女性の首相就任は憲政史上初めて。高市氏は直ちに組閣に着手し、皇居での首相任命式などを経て自民と日本維新の会による連立政権を発足させる。維新は閣僚は出さず、政策協定に基づいて政権運営に協力する「閣外協力」にとどめる。 高市氏は就任後、直ちに経済対策の策定を指示する方向だ。21日夜には首相官邸で記者会見し、今後の重点政策や経済対策の柱について説明する見通し。 高市新内閣では、官房長官に木原稔前防衛相(56)、外相に茂木敏充元幹事長(70)を起用する意向だ。経済安全保障担当相に小野田紀美参院議員(42)を充てるなど女性を積極登用する方針。 高市氏は奈良県出身。松下政経塾生などを経て1993年衆院選で初当選し、当選10回。保守層からの支持が厚く、党政調会長や総務相、経済安保担当相などを歴任した。女性初の首相が誕生したことは、やはり記録として残しておこう。彼女にとってはこれが目指していた場所であるだろうが、これからの道のりは本当に大変なことだろう。願わくば、彼女の歩みが私たち日本人と女性にとって、希望の持てるものでありますように。
2025年10月21日
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日本ハム、3連勝で日本シリーズ進出へ逆王手!好調な打線が爆発、投手陣も好調でタカ打線を封じる【CSファイナル】2025年10月19日◇19日 パCSファイナルS第5戦 ソフトバンク1―7日本ハム(みずほペイペイドーム) 日本ハムは好調な打線が爆発し、崖っぷちから3連勝。日本シリーズ進出へ逆王手をかけ、20日の最終戦に臨む。いやはや、二連敗した時にはこれまでかと思ったのにどうしちゃっちんでしょう。この勢いで、ひょっとしたらひょっとしちゃうかも?でも、ソフトバンクの立場になったら、あまりにも気の毒。本拠地でこんなことになるとは、きっとソフトバンクの選手たちもファンもこれっぼっちも想像していなかったことでしょう。逆に、球場にかけつけている日本ハムのファンたちは、きっとすごい盛り上がりでしょうね。今頃は、会社や上司に「明日、休ませてください」と頼んでいる人たちが大勢いることだろう。こうなったら、帰るに帰られないものね。さて、明日の決戦はどうなることでしょう。
2025年10月19日
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大谷翔平“投打”大活躍でMVPに!ドジャース2年連続ワールドシリーズ進出 PS5本目ホームランは松井秀喜さんを抜く日本選手最多記録に10/18(土) FNNリーグ優勝決定シリーズの第4戦。メジャーリーグ、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手(31)が“投打”でMVPの活躍を見せ、2年連続のワールドシリーズ進出を決めました。リーグ優勝に王手をかけて迎えた運命の第4戦、ドジャース対ミルウォーキー・ブルワーズ。先発のマウンドに登った大谷投手は初回、先頭バッターをフォアボールで歩かせますが、次のバッターを161km/hのストレートで三振に切って取りました。さらに、3番のイェリッチ選手も渾身(こんしん)のストレートで見逃し三振。4番のコントレラス選手は大きく曲がるスイーパーで、三者連続三振と素晴らしいピッチングを見せました。その大谷選手は、好投から休む暇なくベンチの前で打席の準備をし、“投手”から“打者”への切り替えを行いました。すると、その直後の第1打席でした。内角への緩い変化球を捉えると、打球はライトスタンドへ。実に9試合ぶりポストシーズン3本目の一発は、自らを援護する先頭打者アーチとなりました。3回までノーヒットピッチングの“投手・大谷”は4回。この日、最初のヒットを許し、1アウトランナー三塁のピンチを背負いますが、ここでギアチェンジ。二者連続の空振り三振でこのピンチも切り抜けました。するとそのウラの第3打席でこの日、2本目のホームランはなんと飛距離142.9メートル。あと少しで場外かという特大の一発でした。緊迫した場面で飛び出した規格外の一撃に、ドジャースのチームメートも頭を抱え、ブルペンはお祭り騒ぎでした。大谷選手は投手として7回のマウンドにも登りますが、フォアボールとヒットでランナー1、2塁としたところで交代しました。2安打10奪三振で無失点と、十分に役割を果たしマウンドを後にしました。しかし、この日の大谷選手はまだ終わりませんでした。“打者・大谷”の第4打席。MVPコールの中、今度はセンターの左へこの日、3本目のホームラン。ポストシーズンでの1試合3発は史上11人目の快挙です。大谷翔平、9戦ぶりPS3号先頭打者弾 3連続K直後に136メートル特大アーチで自分を援護 投手のPS本塁打は球団史上初の快挙→衝撃の2本目も143メートル 本拠地熱狂大谷翔平の活躍に敵将脱帽「象徴的で史上最高」 敗退も…認めた存在「異議を唱えられない」ホントに大谷翔平は宇宙から日本にやってきたのではないか。これがどれほどすごいことか、野球についてはさほど詳しくない私でもわかる。
2025年10月19日
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自維、議員定数削減で合意へ 自民譲歩、協議まとまる見通し 10/17(金) 毎日新聞 自民党は連立入りを含めた日本維新の会との政策協議を巡り、維新が実現を求める議員定数削減を受け入れる方針を固めた。 維新が16日に自民に示した12の政策項目では、議員定数削減について国会議員の1割を目標に今秋の臨時国会で法案を成立させると記されている。削減人数や衆・参、比例・選挙区などの削減対象の詳細は引き続き協議し、臨時国会召集前日の20日までの合意を目指す。自民が譲歩したことで、合意する見通しとなった。関係者が17日明らかにした。(後略)高市自民党は、どこの政党であれ味方をふやすために必死のようだ。何と、N党にも声をかけたとか。窮地の自民党、元堀江貴文氏秘書のNHK党議員と参院会派結成で賛否「自民も来るところまで来た」こんな混沌とした状況の中で、議員定数削減が図られたら大変だと思っている。現在の日本人は、声の大きい意見に流されやすい傾向がいよいよ強まっているような気がしているので、議員定数削減で、少数派や誠実庶民や弱い立場の人のために働く、コツコツ型の議員が減ってしまうような気がするのだ。そんなことは百も承知で、維新が改革者ぶっているような気がするのは、私だけだろうか。【追記】↑のことを書いた後、Facebookで下記の投稿を見つけた。激しく同感するので、コピペします。篠原 信 Facebookにわかに議員定数削減が話題になっている。この、何の意味もない割にはそこそこ有害で、それでいて議員自らが「身を切る改革」してるフリができる政策としては、素晴らしいもの。こんな意味のないアイディアを突然言い出すあたり、維新と仲のよい竹中平蔵氏あたりが考えそうなことだなあ、と思う。さて、この議員定数削減、いま全国で問題となっているクマ被害の問題をより深刻化させる恐れがある。ひいては東京・大阪のような大都市をもやんわりと苦しめることにつながっていくだろう。「何の意味もないのにそこそこ有害」と考えるゆえんだけど、なぜそう考えるのか、説明を試みたい。議員定数削減の対象となるのは恐らく、人口減少が激しい地方になるだろう。東京などは全国から人口が入り込み、地方は人口が減る一方。このため「一票の格差」が大きくなっている。人数少ないクセに地方のほうが議員多い!不公平だ!ということで、都会の議員数はそのままに、田舎を減らすことが多い。その批判をかわすべく「地元で負けたクセに比例復活できるのはおかしい!」ということで、比例代表の議員を減らそうとしている。しかしこれもそこそこ有害。議員には「人気はないけど実務に明るい人物」も要る。日本全体の事を考えて政策を考えられる人物。でも人気がないからなかなか当選できない。比例代表を削れば、日本全体のバランスを考えて政策を打ち出せる議員の数が減るだろう。小選挙区で立候補して目立つのが巧い人間ばかりが当選し、地元への利益誘導に熱心な人間ばかり当選し、日本全国のバランスのとれた政策を考えられる人物が政治家になれなくなるだろう。しかも、現時点で既に地方の議員は「一票の格差」是正のために減っている。クマの被害にろくに遭わずに済む都会の議員の声ばかりが国に反映され、地方の声は、あるいは全国のバランスのとれた発展を考えた声はかき消されることになるだろう。維新は「身を切る改革」のつもりのようだが。その「身」は恐らく、地方の国民の声、ということになるだろう。こんなに意味がなくて有害で、当選した都会の議員にはほぼ無害で改革したフリができる政策は、なかなか思いつかない。これまでそんなに言ってなかったやん、の政策をいきなり1丁目一番地に持ってきたのは、竹中氏あたりの差し金かな。議員定数削減は、微妙に地方の声を聞こえにくくし、全国に目配りができる議員の数を減らし、都会に有利な政策を増やす原因となるだろう。そのことが地方をますます困窮に追いやり、資金不足、人不足からクマ被害をはじめとする問題はますます深刻化し、農業を続けることもままならなくなるだろう。ひいては、東京のような大都会に食料を供給する地方が失われていく結果をジワリジワリともたらすだろう。議員定数削減は、何の意味もない割にそこそこ有害。それでいて大改革してるふりができる、実に素晴らしいアイディア。ほんと、人気取りの巧い人間の考えそうなことではある。ところで、こんな話をすると「議員を減らすのではなく、議員の報酬を減らせばいい」という人がいる。私は有害だからやめておいたほうがよい、と考える立場。もし議員報酬を減らせば生活できなくなりかねず、もともとお金を持っている金持ちしか議員になれなくなる。議員がお金持ちばかりになれば金持ちに有利な政策ばかり考えるようになる。そうなれば貧乏人は捨て置かれるようになり、金持ちにばかりお金の集まる社会となり、貧富の格差はさらに拡大する。議員になることで生活のゆとりが生まれ、議員を辞めても新しい職につくまで食べられる程度の報酬大切。議員をいじめれば国民をいじめなくなるだろう、と考えるのが大間違い。そんなことをすれば、国民を平気でいじめる人間が政治家になりかねない。ごく普通の人間が議員になれる、議員になる気になるシステムこそが大切。特殊な人間だけが議員になる社会は、いびつ。化学農薬をかければかけるほど害虫が増えるのに似ている。化学農薬は害虫だけでなく、他の有益な虫にもそこそこ有害。そのため、特定の化学農薬をガンガンかけると、普通の虫、有益な虫がいなくなり、害虫だけがのさばるようになる。害虫は、化学農薬への耐性さえ身につければエサはいくらでもあるのだから。議員定数削減も議員報酬を減らすのも、まともな議員を殺し、身勝手な害虫みたいな議員ばかり増やす化学農薬のような効果をもたらすだろう。害虫憎しで化学農薬をかけたら、害虫だけが生き残るのととても似ている。よくよく考えねばならない。本当に改革を考えるなら、やはり企業献金や裏金の問題に手を付けたほうがよいだろう。それに手をつけず、議員定数削減や議員報酬削減などという、意味のない割に有害な対策ばかり打ち出すのは、「彼ら」だけが生き残るのに有利だからだろう。よくよく考えねばならない。
2025年10月18日
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一か月近く続いたブドウの収穫も、私達のお手伝いはこの日で終了。まだ少し残ってはいるが、あとは自分たちでできるからとお役御免となった。最終日は、次男のレンベルガーの収穫。この品種は赤ワインになるのだが、とても房が大きくて病気にも強い。だから、次男にとっては稼ぎ頭のブドウなのだが、昨年は春先の天候のせいで花ぶるぃが多くて収穫量が少なかったのだ。でも今年は、例年よりも収穫量も多かったので喜んでいた。終わり良ければすべて良しではないが、満足感で収穫を終えることができて良かった。帰り道、長男の畑に寄ったら、その日収穫しようと思っていたブドウが鳥に食べられてしまったという。何と、ネットに潜り込むだけではなく、ネットの外から嘴を突っ込んで食べていたという。ネットの中から出られずにいた鳥を捕まえたと写真を見せてもらった。どうもムクドリのようだが、ヒヨドリなども来ているようだ。収穫が進み、残っているブドウに一斉に取りついてしまうのは、野鳥の立場になれば当然だろう。それでも、野鳥の食害や、灰カビ、晩腐、ホシカビなどなどにやられながらも、収穫量は結構あったようでホッとする。仕込みが終わったら、次はネットの片付けや剪定、番線下ろしなど、雪が降る前の作業が続く。また手伝いに行くことになるのかな。
2025年10月14日
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自公連立「いったん白紙」 政治とカネ、姿勢に違い―公明代表 2025年10月10日 時事通信 公明党の斉藤鉄夫代表は10日の記者会見で、自民党との選挙協力を含む連立関係を「いったん白紙にする」と表明した。「政治とカネ」の問題に対する基本姿勢で、意見の相違があったと理由を説明した。公明、連立離脱へ 党首会談、自民と決裂―首相指名、不透明に 斉藤氏は、自民の高市早苗総裁との会談に関し、「政治とカネ」の問題への回答が「不十分で残念だ」と批判。その上で「とても首相指名で『高市早苗』と書くことはできない」と断言した。 同時に「予算案や政策について賛成すべきものは賛成する」とも語った。何だか、やっとスッキリしたという感じがする。公明党の支持母体が創価学会であることは自明のことで、統一教会の時もそれが足かせになっているのではないかと感じていた。これからの政治の方向性に多少の期待をもって注視していきたい。
2025年10月12日
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高市自民、役員人事で「石破主流派」一掃 党内に動揺「第2次麻生政権のようだ」 産経 10/7(火) 自民党の高市早苗総裁が7日に発足させた新執行部からは石破茂政権の主流派が一掃された。新たな中枢は、麻生太郎副総裁や総裁選の高市陣営の有力議員など石破政権の非主流派が占めた。安倍晋三元首相に近かった保守派も目立つ。党内には「第2次麻生政権のようだ」と動揺が走り、党内融和に影を落とす。(後略)“高市人事”やっぱり麻生氏主導…推薦人が明かす舞台裏 林氏、小泉氏ポストも「こういうことでどうだと」自民党内のことはどうでもいいけど、これでは全く逆戻り。でも、これで国民の心が一層自民党から離れることになれば、それでもいいのかな。
2025年10月08日
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かつての仕事での仲間がブドウ畑を見たいというので立ち寄ったら、羆が次男が管理している畑を荒らしていたという。ということで、急遽長男の畑で収穫作業をしていた三人が助っ人としてそちらに行き、荒らされた場所のブドウを収穫しているという。近くで羆を見たり道路で羆の糞を見たりして、近くにウロウロしていると警戒はしていたのだが、電柵をものともせず畑に入ったらしい。一度ぶどうの味をしめた羆が、またやってこないようにと祈るのみ。
2025年10月05日
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自民総裁選 北海道内議員の決選投票は高市氏4人、小泉氏3人 非公表6人 4日投開票の自民党総裁選で、北海道新聞は党道連に所属する国会議員13人に投票先を聞いた。1回目は茂木敏充前幹事長が4人と最多で、高市早苗前経済安全保障担当相、小泉進次郎農水相、小林鷹之元経済安保担当相がいずれも2人だった。決選投票は高市氏に4人、小泉氏に3人が投票し、残る6人は投票先を「非公表」とした。道内の党員・党友票は高市氏がトップで全体の4割を占め、小泉氏が2位だった。 道連所属国会議員の1回目の投票先は4人の候補に分かれ、林芳正官房長官に投票したと回答した人はいなかった。茂木氏に投票した議員は交渉力や実績を評価し、小林氏には世代交代による党の刷新に期待を込めた。 決選投票では、高市氏の推薦人を務めた中村裕之衆院議員ら4人が高市氏に投票。向山淳衆院議員は「政策面の共感に加え、初の女性首相に期待した」と述べ、船橋利実参院議員も「党員・党友の票が最多で、日本列島を豊かにする政策を支持した」と強調した。小泉氏に投票した鈴木宗男参院議員は「自民党を立て直し、改革するには思い切った決断と発想が必要だ」と語った。 一方、武部新衆院議員(道連会長)ら6人は決選投票での投票先を明らかにしなかった。高市氏、小泉氏の得票が僅差だったため、今後の党内でのあつれきを回避したいとの思惑もあるとみられる。岩本剛人、橋本聖子、東野秀樹の各参院議員は1回目、決選投票ともに、投票先を非公表とした。 道内の党員・党友票は投票総数2万3207票。高市早苗氏が最多の9437票を獲得し、2位の小泉進次郎氏は6830票、3位の林芳正氏は3763票、4位の小林鷹之氏は1563票、5位の茂木敏充氏は1526票だった。無効票は88票。投票率は67.71%で、昨年の前回総裁選より3.66ポイント上昇した。女性が初めて自民党総裁になったけど、心から喜んで期待できないのが😢でも、そう決まったのですから、「働いて、働いて、働いて」下さい。ただ、働く方向がやっぱり心配だ😰
2025年10月05日
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ブログをなかなか更新できないのは、この一週間は息子たちのブドウ収穫作業の手伝いに通っていたから。今年は葡萄の生育は良かったのだが、鳥害対策などで今までにない作業が増え、そのために収穫前の選果作業ができなかったため、選果しながらの収穫にとても時間がとられている。それでも、全国・全道からのボランティアの人たちがかけつけてくれての人海戦術で、着々と収穫作業と仕込みは進んでいるようだ。収穫直前に、山形の畜産会社で働いていた孫も戻ってきて、大きな戦力となっている。孫は、重機や車の扱いにも慣れているので、長男はとても助かっていることだろう。ボランティアは飲食店や酒販店の人も多く来ている。だから、フレンチやイタリアンのシェフが昼食のために腕をふるってくれることも多い。このところ晴天が続いていて、昨日も秋とは思えぬ25℃くらいの気温。葡萄のためにも働く人間のためにも、ちょっと暑すぎるけれど、明日からは平年並みの気温となりそう。あと10日くらいは収穫&仕込み作業が続く予定だ。
2025年10月05日
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自宅の壁にカマキリ発見。以前は北海道にはカマキリはいないと言われていたが、最近はあちここちでカマキリが増えているらしい。とうとう我が家にもやってきた。午後からは、こんな住宅地にキツネが!子狐のようだが、痩せている。どこからやってきたのだろう。一キロくらい先には川や藪、林などがあるけれど、大丈夫だろうか。実は、もう少し離れた場所の道路上に、黒猫の死骸らしきものが横たわっていた。近づきたくないので遠くから見ただけだったのだが、そこも住宅街。交通事故だと思うが、普段見ないものを連続して三回見てしまった。この日は、高校時代の友人が主宰するギターアンサンブルのミニコンサートがあって、久しぶりに生の音楽を聴いた帰りにキタキツネと黒猫に遭遇。何だか不思議な日。
2025年09月29日
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【自民党総裁選】“党員・党友”電話調査 高市氏が34%で1位…前回トップの小泉氏上回る(前略)今回の自民党の総裁選挙は、党員・党友票の数が国会議員票と同じで勝敗に大きく関わることから、その動向を探るため、日本テレビは、党員、党友と答えた方を対象にした独自の電話調査を行いました。立候補を表明した5人のうち、誰を支持するかたずねたところ、高市早苗氏が34%でトップ、小泉進次郎氏が28%で続き、林芳正氏が17%、小林鷹之氏が5%、茂木敏充氏が4%となりました。今月19日と20日に行った前回の調査と比較すると、前回トップだった小泉氏が4ポイント減らしており、前回から6ポイント増やした高市氏に逆転されています。ただ、今回の調査でも「まだ決めていない・わからない」と答えた人が12%いることから、情勢は変わる可能性があります。また、去年の総裁選挙で石破茂氏に投票したと答えた人に限って今回は誰を支持すると答えたのかみてみると、小泉氏と答えた人が34%で最も多く、次いで林氏が25%、高市氏は15%となりました。小泉氏が前回から7ポイント減らす一方、高市氏と林氏がそれぞれ4ポイント増やしています。正直なところ、この五人の誰であっても期待できる気はしない。ただ、なってほしくない人はいるのだが、結構人気らしいのが気にはなる。私は自民党と統一教会癒着問題や、安倍政権時代の財務省資料改ざんや裏金問題は忘れていません。まさに臭いものに蓋をした状態できれいごとを言ってもねえという気分。今話題になっている前橋市の市長だとか、学歴詐称の市長だとか、どうみても変な言い訳に終始する政治家(市長も政治家で公人)の話にもうんざり。これも自民党長期政権が醸してきた「臭い物に蓋=常識」と権力を持てば何でもありの土壌の影響があるだろうと思っている。それに追い打ちをかけるようなアメリカやロシア、イスラエルなどのやり放題。加えてネット社会の変な広がりに影響され、民主主義政治が形骸化したりグラグラしているから、国民もグラグラ振り回され、自分の頭で考えたり判断するのが困難な時代になってしまったのか。政治と庶民の生活は切っても切り離せない。呆れているだけではダメなのだと思うけれど、時折絶望的な気分に襲われてしまう。
2025年09月26日
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去年のぶどうの初収穫は9月24日だった。今年は、9月19日が人を頼んでの初収穫となる。ワインづくり仲間達も、すでに収穫が始まっている。年々収穫時期が早くなっている。息子がブドウ畑を拓いた頃は、収穫は10月に入ってからだった。気候が変わってきているということを実感する。19日は長男のブドウ畑、20日は次男の畑の収穫の手伝いに行く。今年は鳥の食害を防ぐためのネット張りなど今までにはない作業があり、色々と手間のかかる収穫作業になっている。19日には仲間のブドウ畑に、電柵を突き破って熊が出たそうだ。息子たちの畑も近いので少し緊張してしまう。熊には出会わなかったけれど、熊のものであろうと思われる糞が落ちていたとか。自然の動植物との共生はなかなか難しい。
2025年09月21日
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この日は、息子たち家族はワインのビン詰め作業。前日に山形から帰ってきた孫も、即戦力である。葡萄の収穫と仕込みが始まるので、その前にワインのタンクや樽を空にして洗浄をしなくてはならないのだ。今年は暑い夏だったのでブドウの熟成も早まっていて、本格的な収穫も早まる予定。この日は天気も良かったので、私達は葡萄の選果作業をした。気温は27℃前後だったと思うが、日が当たるところはやはり暑い。(写真の変色した粒を取り除く)一房一房を手に取り、傷んだり病気になったブドウを一粒一粒ピンセットで取り除く地道で時間のかかる作業だ。しかし、体力を使うわけではないので私のような高齢者にはピッタリかも知れない。三時頃には疲れてきたので終了。ワイナリーに行くと、息子たちのビン詰め作業も終わり、タンクや器具を洗浄中だった。久しぶりに孫の顔を見ると、ずいぶん大人の顔になっている。いつの間にか彼も二十代後半になっている。高校生の頃までは息子にそっくりだと思ったけれど、今はかなり違う顔になったような気がする。引っ越し作業などで忙しかったせいなのか、痩せて顔が長くなったせいなのかもしれない。「これからたくさん食べさせて、もっと太らせます」とはお嫁さんの言葉。彼女は息子が帰ってきて一緒に仕事ができることが嬉しいのだろうなと思う。私だって、息子たちと一緒に働けることが嬉しいのだから。それが、農業の良いところだと思う。
2025年09月16日
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夜中には雨と風がとても強くて、その音で何度も目が覚めた。しかし、明け方には雨もやみ、気にかけていたこの日の町内会行事も行うことができた。町内会の役員をしている頃には、町内会行事にはもれなく参加していたのだが、夫が退職後には町内会役員をバトンタッチして、私は必要な時だけ手伝いに行く程度になっている。しかし、今年は区長の当番でもあるので、出ないわけにはいかない。夫は、連日の息子の畑の手伝いで疲れたと言って、私だけが出ることにした。雨ならば会館内でやることになっていたが、幸いに晴れたので開館前の公園での実施。私たち女性チームは会館内での料理(バーベキューの下準備)担当。男性チームは公園のテント張り作業。でも、相変わらず風が強いのでテントが吹き飛ばされないか心配である。何年かぶりのこの行事の手伝いをしたのだが、結構若い人たちが参加していたので嬉しくなる。なかなか町内会役員のなり手がないとか、町内会参加率が低く特に若い世代は未加入という話を聞いていたので、結構活気のある協力者たちの姿にとてもホッとした。公園にはテントの下に椅子とテーブル、バーベキューコンロが何台も並び、私達がカットした野菜などと肉屋さんが用意してくれた焼き鳥やジンギスカンが焼かれていく。あー、この風景本当に久しぶりだと思う。私は基本的に、人がワイワイ集まる場はさほど好きではない。だから、この行事も何年も夫に任せていたため、久しぶりに会う人たちが多かった。顔見知りの人はみんなそれなりに年を重ね、私と同年齢に近い人たちを見たら、自分のことは棚に上げて(随分年を取ったなー)なんて思ったりする。町内会活動をしていた頃にお世話になった人たちは、ずいぶん姿を消した。出てきていても、介助が必要な人も多いのだが、そんな中で昔と変わらぬ容姿の人を見かけて声をかけると…。何とビックリ、93歳になったという。一緒にいる人も92歳とか。この二人には本当にビックリした。お元気の秘訣を聞いたら、「難しいこと考えないのよ。楽しいことだけ考えるの」そして、ビールを片手に「それにはこれが大事!」ですって。確かにビールを飲んでいるが、ちっとも酔ってはいない様子。あー、お酒に強いのは長生きの秘訣かもしれないな。私は、ここで脱落。それと、二人ともとてもおしゃれだ。お一人は長年(今もだ!)化粧品店を商っているせいか、お肌が90歳越えとは思えない。あー、これも私はダメだ。ちょっと真似ができないお二人だったが、でもこのような女性が町内にいると思うと元気が出る。うん、年を重ねても役割はある。後輩たちに年をとっても大丈夫だと勇気づける仕事だ。それだけは今後のヒントになった。幼い子供連れの親子も何組か参加してくれていた。一人の小学校低学年の男の子は、マイク席に陣取ってビンゴゲームの手伝いや抽選会の抽選役に張り切っていた。疲れたけれど、何だか嬉しい一日になった。役員の皆さん、お疲れさまでした。
2025年09月14日
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この一週間は忙しかったし、よく働いた。9月8日(月)長男の畑で選果作業。すでに山側は鳥の食害が始まっている。対策として、ネット張り、超音波やレーザーを使った機器の設置など。しかし、超音波やレーザーが届かない範囲があるので、そこはやられてしまう。これらを組み合わせて対策しているようだが、費用もかかるしなかなか大変。それでも、実っているぶどうをペロッと食べられてしまうのは本当に悔しいから色々と試しているようだ。9月10日(水)妹二人を誘って、夕張の石炭博物館と空知方面をドライブ。 夫が今年で車を手放すことにしているので、その前に夕張石炭博物館には行ってみたかった。まだ景気の良かったころにテーマパークのような「石炭の歴史村」に行ったが、その後様々なことがあって今に至っている。色々考えさせられることが多かった。ランチは夕張屋台村で。9月11日(木)次男の畑でのネット張りと選果作業。9月12日(金)長男の畑に栽培した蕎麦の脱穀作業。多分、今年でこの作業もオシマイだろう。祖父が制作したという「シンガポール陥落記念」の文字が書かれた唐箕も、約八十年もよく働いてくれました。午後からは、唐箕での選別が終わってから長男のブドウ畑の初収穫を手伝う。やはり、ネットが欠けられていないエリアは、鳥の食害が結構ある。「やっぱりもっとネットを張るかな」と長男。9月13日(土)次男の畑のネット張りの手伝い。傾斜の強い畑での9000歩はやはり疲れた。
2025年09月14日
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孫が、ひ孫を連れて我が家に9月6~7日の二日間滞在。両親である息子夫婦は、土日はワイン関係のイベントで多忙なため、我が家に泊ることになったのだ。孫は、高校時代の友人と会うためと、私の両親の法事のために乳児連れで函館から車を運転してやってきた。赤ちゃん連れで長時間のドライブなど、私にはビックリと心配だったのだが、幸い手のかからない赤ちゃんなのでそれが可能のようだった。友達と会いに行くときは私が預かるのかと思っていたが、当然のように連れて行った。今は、赤ちゃん連れでも大丈夫な(授乳室やおむつ替えが可能)なレストランやカフェも増えているようで、そんな意味では昔とは大違いだ。三か月になり、喃語でのおしゃべりもするようになり、見ているだけで楽しい。この子が生きる時代が、穏やかで平和でありますようにと願うばかりだ。
2025年09月07日
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「おばけむら 」田島 征三 (イラスト), 南部 和也 (著)内容(「MARC」データベースより)山の奥深くに、ひなびた村があった。村人たちは、それなりに幸せに暮らしていた。ある日、遠くの村から馬車をしたがえた一行が、おばけを連れてやってきた。素晴らしいお礼の代償に、村人たちが手にした毎日とは一体…?南部和也さんの文に田島征三さんの絵の絵本。南部和也さんは、動物のお医者さんなんですね。子供向けの絵本ではあるけれど、実に色々なことを考えさせられる絵本。というより、現代の問題をあぶりだすような風刺絵本。絵本はもともと様々な人間模様を描いたものが多いけれど、これは強烈。著者や画家の強い思いがストレートに伝わるのは、田島さんの絵が本当に力強いからだろう。小さな村でそれなりに穏やかに暮らしていたのに、様々な社会問題にによって故郷を捨てざるを得なかった人はこの本をどんな思いで読むんだろう。しかし、実は今でも「おばけむら」になりつつある地方は多いはずだ。どうしたらほんとうのお化け退治ができるんだろう。
2025年09月07日
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父の13回忌、母の3回忌法要を、近所の葬祭場で行う。私達身内だけでの小規模な法要だったが、亡き両親にとっては玄孫である生後三か月のKちゃんも参列できたので、きっと喜んでいてくれるはず。息子たちも、鳥対策で忙しい中を来てくれて本当に良かった。これで、多分親族での法要は最後になるのではないだろうか。次は、私達が黒枠に収まる時かな。
2025年09月05日
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今年は、二年前のような鳥の食害が予想されるため、あちこちのブドウ畑ではネット張りをしているらしい。ということで、次男のピノノワールの畑のネット張りを手伝った。色付いてくると狙われるようで、二年前はこの畑は大被害だった。この写真はまだ準備作業中。この後、両側からネットを番線に留めて、下部から鳥が入ってこないように押さえてゆく。現在のところ良い感じでブドウは成長しているので、これが食べられるのは絶対にイヤだという気持ちで作業を続けた。蒸し暑くてかなり疲れ、完了後に写真を撮るのを失念した。
2025年09月03日
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前日の疲労を抱えたまま、息子の畑に夫の蕎麦を刈りに行く。長男は用があり、次男も腰痛を抱えているが、実習生のUさんと長男のお嫁さんの協力で蕎麦刈りを終えることができた。ブドウ畑の生育はいいのだが、鳥の食害が少しずつ始まっているようなので、ネットをかけ始めている。近いうちに次男の畑に手伝いに行くことになるだろう。
2025年08月31日
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とにかく忙しく大変な一日だった
2025年08月30日
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少し涼しくなったこともあり、久しぶりに次男のブドウ畑へ。葡萄自体は順調なのだが、二年前の鳥の食害の気配が出始めているという。ワイン用ブドウのヒヨドリの食害多発 2023年10月10日10月13日、葡萄の収穫終了 2023年10月14日息子は「パチンコと小石」をポケットに入れて作業している。パチンコで鳥を殺すことはできないが、脅かして「この畑は危険だ」と思ってくれればいいという。でも、二年前の食害のようなことで収穫量が激減したら心が折れそうなので、網を張ることにしたという。来週は網張のために手伝いに行くことになるかもしれない。この日は25℃前後でとても作業しやすかった。本来は、これが北海道だと思うけれど、また暑くなるらしい😢
2025年08月29日
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今年は、我が家の電化製品が次々とダウンしている。最初はエアコンだったが、これは購入してから四年しかたっていないので、修理代もかからなかった。次は、洗濯機。まだ十年も経っていないような気がしていたけれど、なんと20 年も使っていた。次は扇風機で、これは10年くらい経っていて、今年に入ってエアコン不調や諸々で使い続けたからしかたがない。次は冷蔵庫かなと予想していたのだが、不意打ちのようにテレビが映らなくなった。まだそんなに経っていないはずと思ったら、もう二十年以上だって!近所の電気店で買っているので、ついでに冷蔵庫を見てもらったら、なんともうすぐ30年!それでも健気に頑張っていて、今も不調ではない。ホント、みんなよく頑張ってくれている。こんな暑い時期に冷蔵庫がダメになったら大変だから、夫は早く買えというのだが、冷蔵庫としての機能には問題がないので捨てるのは可哀想。いつまで頑張ってくれるのかな…。
2025年08月27日
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お盆が過ぎても、蒸し暑い日が続いている。本州の猛暑とは比べるべくもないが、北方民族系の私には辛い。エアコンのある室内と戸外の温度差のある夏が続いているせいか、どうも自律神経が失調気味のようで、更年期症状に似た不調が起きやすくなっている。そのせいもあり、戸外での作業はできるだけ避けているのだが、どうしてもやらなきゃならない場合もある。お盆が過ぎてから二日間は、長男のワイン倉庫のための壁板への木酢液塗り作業と、数時間ではあるがワインのビン詰め作業の手伝い。日曜日には、息子たちも参加している「くりさわ農業まつり」にでかけた。孫たちが高校生頃までは出かけていたが、何年ぶりだろう。天気も良く、会場の栗沢中央公園ではテントがズラーっと並び、人も大勢集まっていた。ワインブースでは久しぶりに会うワイナリーの人達や、おなじみのイタリアンのお店の人も。農業まつりだけあり、農産物やくだものなども色々あった。しかし、やはり暑すぎて長くいることはできなかったけれど、久しぶりのお祭り会場は楽しいものだ。昨日は、幼馴染のО君が野鳥の写真の絵葉書を届けに来てくれた。彼は退職した時に友達が、「退職したら写真でも撮りにでかけろ」とカメラをくれたので、それから野鳥の撮影にはまったのだという。何度かそんな写真を見せてもらったのだがとても素敵だったので、「できれば絵葉書にしてほしいな。もちろん、買うから」とおねだりしたら、たくさん作成して持ってきてくれた。代金を払うと言っても「いいんだ、使ってくれたら嬉しい」というのだが、それでは次を頼めないからと、お財布を見たらお札は一万円と千円札のみ。申し訳ないけど、千円だけ受け取ってもらった。(あれではインク代にもならないが😢)ついでに同級生たちの近況を色々教えてもらう。彼は全方位的に仲間たちと付き合う人なので、色々な情報を持っている。考えてみたら、彼がいるおかげでみんなのネットワークがつながっているような気がする。本当に貴重な幼馴染だとあらためて思う。感謝です。今日は、それらの絵葉書を本州の友人たちに何枚かずつ封書で送った。本当は近況報告などに使うつもりだったのだが、みんなにおすそ分けした方がいいなと思ったからだ。きっと、みんな喜んでくれるはずだ。
2025年08月26日
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毎日新聞 「戦後80年」を考えるニュースまとめ教材で使えるかも:北海道新聞「【戦後80年特別記事】日本敗戦、無条件降伏」(2025年8月15日)朝日新聞 戦後80年NHKスペシャル「シミュレーション ~昭和16年夏の敗戦~」を見て、戦争を始める前から必ず負けるというこがわかっていた戦争に突入し、予想通りの完敗となった日本。あの時戦争をしなかったら、国内の犠牲者は少なかっただろうが、その先はどうなったのかのシュミレーションが気になった。いずれにせよ、日本は多くの人達がそれぞれの立場で「戦争をしてはいいことはない」ということが骨身にしみた。そのおかげで、何だかんだいいながらも80年間戦争には巻き込まれず、世界の仲間入りをすることができた。それどころか、この国を好きだと言って多くの人達が訪れてくれるし、この国で働きたいという人たちも大勢いる。今の政治家たちに不満がないわけではない。変な人たちが増えてきちゃったなと思うことも多い。それでも、平和を守り続けてくれる限りこの国に絶望することはない。かつて、故田中角栄が「戦争を知っている人たちが生きている限り日本は平和を守れる」と言ったそうだ。同じことを、松本清張も言っていたと、エッセイ教室の斎藤信也先生が言っていた。斎藤先生は、朝日新聞社で松本清張の後輩だったとおっしゃっていた。戦争の体験者がどんどん少なくなっていることが不安だ。ウクライナやパレスチナの人達の今後を思う。
2025年08月18日
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