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2019.01.19
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カテゴリ: 家で見た映画



映画だ、映画らしい映画だ。
冒頭、弦楽四重奏の演奏会の始まりが映し出される。クライマックスにはそのシーンにたどりつく。映画の手法である。
この作品を見て、意外にもというか不覚にも感動してしまった。とても良い作品である。クラシックを奏でる人たちのドラマ。とてもとても素敵であった。このような作品が作られることは素晴らしいけれど、このような作品を選び、鑑賞する感性を持っている自分に感謝した。
ああ、こういう作品を見て、感動するんだなぁ。教養という言葉が適切かどうかわからないが、聴く耳、見る目を養っていないと堪能することは出来ない。と、思えた。

内容を知らないで、あらすじも知らないで、未知との遭遇を楽しむように映画を鑑賞するのが私のスタイルだ。それゆえ、他人に薦める場合でも内容に関することは極力触れずに、良かったとか、感動したとか、印象のみを伝えることが多い。話の筋を知りたい人にとってはまったく何が何だかわからないコメントとなる。そのせいか、いざ、作品を見た人向けの解説や感想となると具体性に欠けることがあるのではとこのところ気になり始めた。

さて、この作品、弦楽四重奏のメンバーが30歳年長の教授がとあることをきっかけにやめると言いだしことから関係性に波風がたつようになる。そして、あれこれ人間模様が映し出され、コンサート会場での弦楽四重奏になって終わる。音楽が命の作品だから、クレジットとともに流れる曲もしっかりと最後まで聴いた。

感動度は90%の良い作品であるが、こういったものに興味のない人もいるであろうから、お薦めは80%にしておく。


2012年/アメリカ/106分/R15+

監督:ヤーロン・ジルバーマン


原題:A Late Quartet

お薦め度
 「25年目の弦楽四重奏」★★★★(80%)





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最終更新日  2019.01.19 23:35:16
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