マイライフ・マイシネマアルカディア

マイライフ・マイシネマアルカディア

PR

キーワードサーチ

▼キーワード検索

カレンダー

コメント新着

紫陽花@ 「サクリファイス」 自転車競技については、よく知らないので…
りぃー子 @ Re:【注目の女優】 野呂佳代(08/07) こんにちは。 私は最近彼女が好きになりま…
キメジマ @ Re[1]:ドラマレビュー 「自転しながら公転する」(04/09) みみみさんへ はじめまして、こんにちは!…
キメジマ @ Re:ドラマレビュー 「自転しながら公転する」(04/09) はじめまして、こんにちは! コメントあり…
2024.11.07
XML
テーマ: 読書(8660)
カテゴリ: 読書





「海の見える街」で強烈に心酔した私は”畑野智美の新たな代表作”という謳い文句に釣られて、即座に買った。
読み始めるまでに時間がかかったが、無事、読み終えた。
この本は「海の見える街」とは違って、心酔するものがない。今時の話で、誰かを好きになることなどなく、性欲もないという男性が主人公である。感情の起伏があまりなく、とはいえ、まわりのことは過敏に感じる。繊細なとても繊細な心の持ち主である。
激烈な死の淵までついていく、くらいの恋愛に興味のある私からすれば、なんと希薄な心持なのか、と思える。

主人公の気持ちがわからないわけではない。よくわかる。よくわかるが、共感できるかといわれれば、共感できない。異性にも恋にも性にも興味のある男性として、同じ立ち位置に立てないだけである。それゆえ、読後感もわかるけれど平静といったもの。しかし、この平静こそがこの本の真骨頂なのかもしれない。


世界のすべて [ 畑野智美 ]





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2024.11.07 23:37:33
コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

プロフィール

キメジマ

キメジマ


© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: