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2004.01.28
結論から出発する論理
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昨日の筒井信孝氏の質問は、次のページにアクセスすると見ることが出来る。
http://www.shugiintv.go.jp/top_frame.cfm
まだこれを見ていない人は、一度見てもらって、どんな感想を持つか尋ねてみたい気がする。もちろん僕と違う感想を持つ人もいるだろうが、簡単な報道で紋切り型の表現でその中身が分かるものではないということは感じるだろう。
ここには、他の人の質問もすべておさめられているので、時間があったら、他の人の質問でも政府答弁が逃げているようなものがないかどうか確かめてみたいものだ。政府の立場は、いろいろな事実を勘案して、そこから客観的判断を導き出すというものではない。ある立場から見て、最初から答えが決まっている判断を説明している。
この、立場が決まっている答えというものは、この立場に都合悪い事実が出てきてしまうと、その事実とつじつまを合わせるために無理な論理を使わざるを得なくなる。答えが決まっていない、事実をもとにして答えを求めるような客観性があれば、どんな事実が発見されても整合性のある答えを求めることが出来る。ある立場から発言する人間の論理の弱さというのがここにあると僕には思える。
「論座」での森本さんと田岡さんのインタビュー形式の記事は、森本さんが、どうしても立場から来る発言の苦しさを持っているように感じる。しかし、森本さんは、学者としての良心がある人なので、発言に苦しさがあっても、論理的に無理な断定はしない。政府も、立場から来る答弁の苦しさがあっても、せめて森本さんくらいの真理に対する良心を持って欲しいものだと思う。追求する側の民主党は、野党の立場なのだから、与党になったときのことなどを考えずに、客観的な立場での追求をゆるめないようにして欲しいと思う。
さて、良心的ながらも、立場から来る森本さんの発言はどこが苦しくなってくるかというのを、立場を離れてドライに客観的に発言する田岡さんの発言と比べてみてみることにしよう。アメリカの中東戦略についての発言が面白い。森本さんは、アメリカ擁護をするための論理を苦労して探している。次のような発言だ。
田岡:アメリカは「フセインの20年あまりの圧政からイラク国民を解放した」と言うが、その前半はフセインを支援した。イラン・イラク戦争中にも「日本は石油の9割を中東に依存し、安定が大事。フセインを支援しろ」といい、日本はイラク支援に3000億円ぐらい出した。また同じことを言う。
森本:イランが強すぎたときに、バランスをとるためにアメリカはそうやったわけです。アメリカは80年代にイギリスに代わって中東湾岸に介入して、イランとイラクのパワーバランスの中で、常にアメリカは強者とは反対側に立って、バランスをとってきた。どちらかがあの地域の覇権者になることを、アメリカはずっと阻止しようとしてきた。
アメリカや日本が、フセインを非難するのは、過去に支援してきた事実があって整合性がないご都合主義だという感じの田岡さんの言葉に対して、森本さんは苦しいいいわけをしている。過去にフセインを支援したのは、パワーバランスをとるためであって、これは仕方がないんだといいたいように聞こえる。
森本:アメリカの外交官の説明を聞いたり政策ペーパーを読むと、アメリカの意図は、イランとイラク、どちらかが強大な国にならないように、常にバランスをとろうとして長期的に動いてきていた。しかし、どちらも地域を不安定にすることに気づいてからは、「ダブル・コンテーメント」(二重封じ込め)がずっと続いている。
田岡:それはイラン・イラク戦争が始まってから、侵略者であるフセイン支援を正当化するために言った理屈で、革命前は、アメリカは一方的にイラン、その後はイラクを支持した。西側主要国では日本だけが常にイランとも友好関係を保ち、成功した。
森本さんの言い方は、いかにも学者らしく客観性を装って、難しい言葉をちりばめている。しかし、それはよく考えてみると、田岡さんの言っているように、単なるご都合主義の勝手な言い分ではないかという風にアメリカの言っていることは聞こえる。学者としては次のように解釈せずにはいられなくなり、森本さんはこのあと次のように発言している。
森本:アメリカの中東湾岸政策は、自分が覇権を握ろうとすることなんです。だから、誰かが覇権者になったら困る。今はイラクのフセイン政権を倒して自分が覇権者になろうとしている。アメリカはイギリスに代わってあの地域の覇権者になろうとして20年間やってきた。誰か強くなろうとすると、押さえてバランスをとるという政策を繰り返して、それがうまくいかないという歴史を繰り返してきた。
アメリカの本音は、中東を自分の自由になる国にしたいということなんだと、森本さんもそれは認めざるを得ないと言うことがこの発言から分かる。このアメリカの勝手な行動と言い分を許してもいいかと言うことが問題なのだと思う。いろいろな理由をつけて、これを仕方のないことだと思ってしまうのか、こんなことを許していたら、人類が築いてきた民主主義の歴史を否定するものだと言うことで、民主主義を守るためにこれに反対するか、どちらの道を選択するかと言うことが求められているのではないかと思う。
ある事実を解釈すると言うことは、その解釈に都合のいい事実を見つけてきて、それを理由になんとか論理を取り繕うことが出来る。しかし、新たな事実が発見されたとき、無理矢理つじつま合わせをした無理な論理は、どうしても整合性をとれない事実にぶつかってしまう。その時に解釈を捨てるのか、新たな論理を見つけて取り繕うのか、歴史はどちらが正しかったかを教えてくれる。
プトレマイオスの天動説は、天体観測を細かく正確にすればするほど、その理論に合わない事実が次々に出てきた。そこで、理論を取り繕うために、新たな理論を継ぎ足して、複雑怪奇な理論ができあがった。周点円などという発想で無理矢理理論を事実に合わせた。しかし、そのあとも新たな事実が発見されると、またまた理論が事実に合わなくなった。永遠の修正が必要な理論になった。
コペルニクスが展開した地動説は、発見された事実のすべてに整合性を持っていて、しかも新たに発見された事実にも適用可能な理論だった。ここに至って、天動説が詭弁であることが誰の目にも明らかになったわけだ。回りくどいわかりにくい説明が展開されるときは、天動説が犯した誤りが、同じ形式で展開されているのかもしれない。始めに結論ありきという論理は、たいていの場合間違いにつながっているような気がする。
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最終更新日 2004.01.29 00:04:06
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