結婚 不妊治療
29歳で独立して、2年が過ぎた。
得意先もボチボチ増えて、営業しなくても仕事が来た。
締め切りに追われて徹夜なんて普通
納期厳守が鉄則
借金の目処も立ってきて
結婚の準備も考えられるようになった。
結婚を考えると、次は子供のこと
そうや。アタシ筋腫があったんや･･･
子供できへんかもしれん。
そろそろ病院に行ってみよう
前のクリニックのホームページを探してみると
移転してた。
駅前のきれいなクリニック。
前の先生以外にも先生が増えてた
予約して病院に行く。
問診票に『以前に筋腫で来ました』っと書き込む
診察室に入ると、カルテを見ながら先生が言う。
『手術せんでええっていうたけど、ほったらかしすぎや！』
『すいません。忙しくて･･･』
診察。
『そんなに大きくなってへんなぁ』
･･･よかった。
結婚を前に前から考えていたことを相談してみる。
それは、今から半年間は結婚の準備をするので
妊娠して欲しくない期間。
それを利用して、GnRHアナログ療法を半年間してみて
筋腫を小さくしてみたらどうか？と言うことだった。
いろいろ意見を言ってもらったけど
以前のGnRHアナログ療法から10年近くたってること
筋腫がなくなる訳ではないが小さくなること
なにより、きつい生理痛から開放される！
思いきって、治療をすることにした。
以前のナサニールでは、副作用がきつかったので
お薬を変えてもらった。
ブセレキュア点鼻薬
更年期症状を緩和するお薬とあわせて飲んだので
軽いホットフラッシュぐらいでずいぶん楽だった。
ブセレキュアを始めて1ヶ月。
生理の出血が止まらない。
生理通はない。
そのうち止まるだろうと思ってるうちに
次のお薬をもらいに行く日になった。
出血が止まらないとこを伝えると
『そういうことは、早くいわなあかんよ！』
と怒られ、止血剤をもらって1週間ぐらいで出血が止まる。
あとは、特に問題なく半年が過ぎた。
あわただしく、結婚式の準備で日々が流れて
無事に結婚式が済んだ。
先生に言われてる。
『筋腫が薬で小さくなってる間に妊娠した方がいいよ』
ブセレキュアをやめてから5ヶ月が経ってた。
まずは、タイミング療法。
毎月、生理が始まってから2週間ぐらいで
卵胞チェックに通う。
何度か通って、排卵日を特定してもらって
hCGの注射をして帰って
タイミングを取る。
初めのころは、結構余裕があった。
そんなにすぐできるもんじゃないと思ってたし･･･
回数を重ねるごとに気分的に余裕がなくなってきた。
タイミングを取るのが儀式みたいな感じ。
タイミングの日以外は、もったいなくてできない。
それでも儀式から、10日ぐらいすると
お腹がシクシク痛くなってくる
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