今回の修理は、「 SONY ZS-D55 パーソナルオーディオシステム(2000年6月発売) 」だ。CDトレーが開閉しないと言う故障だった。

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SONY ZS-D55
(2000年6月発売)
レストア済み]
この機種のCDトレーは、揺りかごのように円弧を描いて出てくる凝った仕組みだ。
内部は下記のような状況。粉塵も少なく、程度は良い。前面部に向かって電子基板等が幾層か重なった構造で、分解/組上げの難易度は少々高めだ。

[
ZS-D55の内部の様子]
カセットテープ部は上部にあるため、直ぐに取り外すことができた。駆動ベルトの劣化も無く、清掃とアジマス調整のみでOKだった。

[
ZS-D55カセットテープ部]
CDプレーヤー部は取り外すのに一苦労。設計者は、さぞや苦労して実装方法を考えたのだろう。CDトレーが出ない原因は、 グリスが不足し、開閉ギアの噛み合わせがずれていたためだった。
ここで一旦組み戻し、CDが正常に再生されるかを確認。NG(^_^;だ。再度分解する。
ZS-D55のCDプレーヤー部]
CDピックアップは、 初めて目にする「DAX-11」という形式。インターネットにもほとんど情報は無かった。
レーザー出力を調整するのだが、組上げないと正常にCDを読み取るかの確認ができないと言う難儀な設計だ。
何とか調整ができ、CDを読み取るようになったが、CDによってはNo DISKとなってしまう。CDピックアップの寿命が近いようだ。
こうして修理が完了した ZS-D55は、別途リモコンも入手し、現在寝室で目覚まし時計代わりに愛用している。
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