
軒裏のトタン板は、もっと酷い錆び状態。塗膜が錆びきったトタン板を保持しているという末期状態。錆びたトタン板がぼろぼろと崩れ落ちた。
下地木材が見えたが、それも腐っている。この軒先の木材は水分を含んでいるようだ。目視できる軒受け木材(上写真右部)にも水が染みたと思われる跡が確認できる。
さて、被害は相当に深刻だ。 これ以上の確認は、トタン板を剥がさなければできない。
トタン板を葺いた経験も知識もない。私のDIYの範疇で解体・復旧できるかをインターネットで入念に調査した。
結果は「Go」だ。DIYで復旧する覚悟を決め、解体を進める。
ただし、トタン板再施工の難易度(技術、工具費用)はかなり高い。
金属板葺きの端部は、1cmほど折り返してかしめてあるので、これをドライバーとペンチで地道に解除した。

案の定、トタン裏の軒先部分は、表に達する錆が発生している。
因みにこのようにめくってしまったトタン板は、錆びの発生如何に寄らず、折り目やしわ、傷が付いてしまい再利用は困難だ。

防水幕のアスファルトルーフィングも、錆びたトタン板に貼り付いてこの有様。軒板の合板は接着が解除され、写真のように剥がれている。しかも腐っている。

1枚目の写真で下側から確認した軒先木材は、ご覧のように完全に腐食してしまっていた。シロアリが巣食わなかったのが、せめてもの救いか。
さて、被害の程度は確認できたので、次の作業の段取りに繋げる。
■トタン葺庇の被害状況と原因
○被害の状況
○被害発生の推測メカニズム
○被害の原因
■今後の進め方
○復旧でなく、改修が必要
旧来の設計仕様のまま復旧すると、同様の不具合が発生すると考えられる。
よって、再発を防止するためには、上記原因を排除した新たな設計仕様に改め、施工し直す必要がある。
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