『心に響いた珠玉のことば』
、KKベストセラーズ、2011/9、1500円)
今日、この本を読み終わりました。
すごい本でした。
僕にとって「いい本」というのは、ある基準を満たした本をいいます。
・新しい気づきをくれる本
、
または
・違った視点を提供してくれる本
です。
そういう意味で、この本は
著者の正観さん自身が、気づきを得たり
「すごい」と思われたりした「ことば」ばかりを集めた本なので
僕にとっても、やはり 「すごい」
と思えることが多かったです。
今日からこの本の読書メモを書いていきます。
=============================
『心に響いた珠玉のことば』
1
(最初~p59まで。
○
印は正観さんが選んだ「珠玉のことば」、
それに続く ・
以降の 太字
が正観さんの意見・考え方の部分的抜粋です。
顔マークのあとの 緑文字
は僕の個人的コメントです。)
○三浦綾子のことば
「 神の領分
」
について
・「こうすると体がよくなるよ」と言われたらやる。
「こうすると体が楽になるよ」と言われたらやる。
やることはやりますが、そこから先は「神の領域」なのです。
・やるだけのことはやって、あとは天や宇宙や神に委ねる。
こういう考え方のほうが 人間を楽にしてくれるような気がします。
正観さんの基本的考え方は、
執着を捨て、思い通りにしようとせずに、「ゆだねる」「受け入れる」
というところにあると思います。
「やるだけやって、あとはゆだねる」
僕は生まれ育った以上、自分の命を生かすために
何か行動をするべきだ、と思っています。
でも、自分の力で動けることに限界があることも事実です。
やるだけのことはやる。
でも、そのあとのことは、「神の領分」というように達観する。
こういうバランス感覚のある人は、すごいな~と思います。
”そこから先は「神の領域」”というのは、
絶妙なことばだ、と思いました。
○釈迦のことば
「 一切衆生悉有仏性
(いっさいしゅじょう しつうぶっしょう)」
について
・釈迦は、
”すべての者に仏の性、仏の魂、仏の心が入っているのだ。
すべての者が仏の心を持っているのだ”
ということを、このことばで言い伝えました。
・どんな戦いの日々に身を置いていても、
仏の心は失われていない。
・目の前の人はすべて味方であり、
全員が自分にとって支援、応援をしてくださる方々です。
「 一木一草 師ならざるはなし
」も
同じような言葉かと思います。
僕の大好きな言葉です。
直接人から言われたこともあるのですが、
僕は「謙虚さが足りない」と思っています。
本を読んだり、有名な人に学んだりすることはよくしますが、
そうでない物や人に対して、
「学ぶところはない」と思ってしまうことがあります。
それどころか、「僕が正しくてこの人は間違っている」と思うことも
よくあります。
情けないことです。
人のことを軽はずみに判断してしまう。
すぐに「それは違う」とか「間違っている」とか判断して
切り捨ててしまう。
有名かどうかで、相手の価値を判断してしまう。
おそらく、釈迦はその逆であったと思います。
誰に対しても自らの命を投げ出すようにして接した。
全ての人が、すべての自然物が、
釈迦にとって ”師”であった。
僕はその何分の1かでも、
人やものに対して「師」と思う心や
敬う心、感謝する気持ちを持ちたいと思います。
・・・自戒を込めて。
(~p59まで。続きは次回)==============================
この本で示されている「ことば」に
本心から向き合うと、
非常に身につまされるものがあります。
正観さんが、自らが思われたことを率直につづられているから余計です。
正観さんがこの本を出されたことを無駄にせず、
この本のなかに「師」が何人もいることを思って
自分を見つめ直していきたいと思っています。
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