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*yone* @ Re[1]:性別。(04/21) ぬまっ子さん ほんとお久しぶりです!…

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2007年09月20日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
さて、この6週間の入院で、何が一番困ったかというと、それは『洗濯』でした。

ベッドとお手洗い以外は動き回ることが禁止されている状態だったので

(切迫早産の一番の治療法はとにかく「横になっていること」なのだそうです。

 なので、ベッドを起こして座っている姿勢ですら×だったのです)

院内に設置されている売店はおろか、コインランドリーにも行くことが出来ず、

普段家事など一切してこなかった夫が、切なくもせっせと2~3日おきに洗濯物を

届けに病院まで来てくれました。


入院してすぐに兵庫県に住む夫の両親が群馬まで高速を飛ばし、帰りの遅い夫一人では




もう老人といってもいい年のお二人に長時間の運転をさせ、手に余る犬の世話までおしつける

ことになってしまい、申し訳ない気持ちでいっぱいでしたが、それでも夫の両親は快く

「今yoneちゃんができることは、おなかの子をちゃんと産み月までいさせてあげて、

 無事に産んであげることだから。他の事は一切考えず、人生のうちのほんのちょっとの

 期間のことだと思って、入院生活頑張りなさい。」

とおっしゃってくださり、ご両親の前で号泣してしまいました。


私の実家も大阪で、しかも両親ともまだ現役で働いているため、群馬まで来てもらうことが

現実的には難しく、結局私の身の回りのことや、家のことは全部夫に任せなければ

ならなくなりました。


当時夫はMBAという博士号取得のため、勉強が佳境に入っていた時期でもあり、

精神的にも肉体的にも相当重圧がかかっていたと思いますが、それでも疲れた顔を見せず、




また度々パニックの発作を起こし、何かというと早く退院したいと言って

メソメソと泣いて困らせる厄介な患者であったにもかかわらず、

いやな顔ひとつせず根気よくお世話をしていただいた病院の看護婦さんたちには

言葉もないくらい今も感謝しています。


印象的だったのは担当医の



 だから、退院させてあげたくても、とりあえず産まれた赤ちゃんが自分でで呼吸して

 将来障害が残らないところまで育つ週数まではお母さんに頑張って病院に

 いてもらわなくちゃね。」

という言葉でした。


そうか、この子は私たち夫婦にとってだけではなく、世の中全体から見ても貴重な財産

なんだと、改めて感じさせられる一言でした。


同室で同じ切迫で入院している妊婦さんたちとも励ましあい、仲良くなった切迫ママが

無事出産するところにも何度か居合わし、その度に次は自分の番だと言い聞かせていました。


その中で一人、「子宮頚管無力症」という症状で、一人目の赤ちゃんを24週で

残念ながら死産し、2度目の妊娠でも子宮口を縛る手術をし、8週目から一度も

退院できずにずっと入院しているという、臨月間近の妊婦さんがいました。


たった数週間でもまいってしまうようなこのつらい生活を、かれこれ7ヶ月以上も

続けているのだと言う彼女は、私なんかよりずっと強い張り止めの薬を使い、

肉体的にもずっときついはずなのに、とても前向きに頑張っていました。


そして37週に入って、これ以上は医術的に張り止めの薬が使えないことから

強制的に退院だというその日に産気づき、見事1時間という超安産で

女の子を出産したのです。


ずっと寝たきりの生活だったので、手足の筋肉も衰え、まともに歩くことさえできなかった

彼女ですが、産後のあのすがすがしい彼女の笑顔は今でも忘れることができません。


そんなこんなで苦しい思いをした入院生活でしたが、ようやく34週に入り、仮に

今産まれても赤ちゃんは十分生きていけるという医師のお墨付きのもと退院の許可が下り、

大阪から父に迎えに来てもらって、里帰り出産をするため、実家に戻ることになりました。


病院から一歩も出られないうちに季節はすっかり冬から春に移り、桜が満開の陽気になってい

た4月上旬の頃でした。









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Last updated  2007年09月20日 13時15分03秒
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