仏ふつキール・ロワイヤル

2005.06.05
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カテゴリ: 非日常の超日常






・・というのはあながち嘘ではない。(ホントでもない)


私は自分の好物が「さくらんぼ」(2位がいちご)だということは知っていたが、まさかこれほどまで自分がさくらんぼ好きだとは30年間気付かなかった。


そば茶のおじいさんの家の裏にある年季の入った桜の木がたわわに実をつけて、食べごろになりはじめたのが月曜日あたり。


「年季の入った桜の木が、最後の力をふりしぼって実をつけてるから、食べて食べて食べまくれ~」


とそば茶のおじいさんから連絡をもらい、今週はほぼ毎日、この桜の木に通い続けた。


今週、フランスは好天に恵まれたので、どんどんおいしく熟れていき、毎日変化するさくらんぼの味を楽しみながら、ほんとーに、食べまくった。


そば茶もさくらんぼが大好きである。


「僕は一日中、この樹の下にいれたらすごく幸せ~」

というくらいだ。(花の時期ではない、もちろん実の時期)


ちなみに私も似たようなものだ。


コチュ(赤子)は樹の下で適当に遊ばせておいて、私たちはがんがん食べる。


そのうちコチュがこけてベージュのズボンにさくらんぼの染みがつき、あわてて脱がせて洗うこと2回。(さくらんぼの染みはすぐ洗わないとほんとにとれにくい)


そのコチュが手で握りつぶしたさくらんぼを私のバックにいつのまにか入れてくれちゃって、私のバックの底がさくらんぼ色に染まること1回。


毎日大量に「おみやげ」でもさくらんぼをもらったので、(注・それまでに死ぬほど樹の下で食べている)腐らせないように必死でお菓子(clafoutis aux cerises さくらんぼのクラフティ)を作ること2回。


このお菓子はそば茶のおばあさんの家でもいただいたので、少々飽きがきて、なんとかそれでもさくらんぼを腐らせずに消費しようと、鳥肉のローストのソースにアレンジしてみて失敗すること1回。


鳥がだめなら豚だろう、と自分の腕を棚に上げて、再度さくらんぼを豚肉のソテーのつけあわせに、てきと~に作ってみて、てきと~な味になったこと1回。


こうして体の芯から外まで、しっかりさくらんぼ色に染まった私たちの一週間だった。


一年分食べた・・とは言わないが、人生で一番さくらんぼを食べた一週間だったのは間違いない。


小さい頃、さくらんぼが大好きで、おおきくなったら山もりのさくらんぼを(親に止められることなく)食べまくりたい・・と思っていた。


幼き日の夢がかないました(涙)。


唯一心配なのは、私の消化器官だけど、今のところりっぱに仕事している。(快便)


意外と丈夫だったらしい。


今日また山盛りのさくらんぼをさんざん食べた後「おみやげ」にもらった。↓



さくらんぼ



何作ろう・・もう冷凍しようかな・・(←うんざり?笑)








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最終更新日  2005.06.05 07:32:14
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