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それが【ミュータント・メッセージ】でした。
昨年末、ヨガのレッスン中にインストラクターが話題にしたことをきっかけに、
ようやく手にとって読んでみました!
ご存知の方も多いかもしれませんが、
オーストラリアの先住民族であるアボリジニと約4ヶ月過ごした女性の話です。
ネイティブアメリカンやハワイアン、アイヌ、アボリジニやマオリ。
その他たくさんの先住民族は、大地や自然との強い繋がりの中で、
自然を敬いながら生活している人がたくさんいます。
そいういった「人間以外の大きな力」に畏敬の念を抱きながら生活しているため、
文明の中に生きるあたし達よりスピリチュアルであるように見えます。
この本に出てくるアボリジニの1部族もそうでした。
読み終わった今日、さきほどネットを立ち上げたら、
ロシアのアイスダンスのペアが、
その演目でアボリジニの長老から非難されたとのニュースを目にしました。
http://sports.jp.msn.com/article/article.aspx?articleid=495950
これを見て、ちょっと考え込んでしまいました…
確かに、最近のフィギュアスケートを見ていると、
ちょっとエキゾチックな曲調の演目が多い気がします。
見ている方の印象に残りやすいという狙いがあるのでしょう。
でも、その元になっている民族が自分たちの文化に強い誇りを持っていたら…
非難したくなるのも理解できます。
例えば、その民族のところに教えを請いに行き、
そこで少しでも生活し、文化の背景を理解していたら話は別ですけれど。
ただ印象深い演目にするためだけに、文化的な背景を学ばなかったとしたら、
やはり良い気持ちはしないし、非難したくなるでしょう。
フラというダンスもよくそんな目に遭います(涙)
元々は古代ハワイから受け継がれてきた文化が背景にあります。
それを学ばなかったら、蒟蒻畑のCMみたいな変な踊りになってしまいますし、
あれを見たら、ハワイアンはあきれるに違いありません。
あたしのクムフラは今年の初めのあいさつで、
「ハワイアンの血が流れていなくても、
ハワイの文化を愛し学ぼうとしてくれるあなた達は立派なハワイアンだ」と言いました。
もちろん、あたしは基本的には日本人ですから、
日本古来からの文化も好きですし、もっと学びたいと思っています。
そのうえで、ハワイという文化を愛しています。
お互いの文化や生活、考え方にもっと敬意を払っていれば、
先住民族に対する侵略などもなかったでしょう。
自分と異質なものを受け入れ理解しようと努めることは、
これからもっともっと必要とされることなのかな~なんて、
このニュースを見ながら思いました。
他民族なんて大げさなものでなくても、まず自分の隣人から。
なかなか考えさせられるニュースでした。
MAHALO![]()