独習!ウクレレ奮闘記

独習!ウクレレ奮闘記

PR

Free Space

Profile

lele-azarasi

lele-azarasi

Archives

November , 2024
October , 2024
September , 2024
August , 2024
July , 2024
June , 2024
May , 2024
April , 2024
March , 2024
February , 2024
October 6, 2009
XML
カテゴリ:


何がどう変かと言うと・・・
てかてかポマードのリーゼント頭にサングラス!
お前は『ダウンタウンブギウギバンド』か?って

リーゼントサングラス

こんな“なり”で、某大学の哲学科出身の社会科教師!!
私もかなり尖がった?高校生だったので、
I先生とぶつかる、ぶつかる。

ところが、さんざんやり合った(何をやりあったかは内緒♪)あげく、
一学期の終わりに私が起こしたある事件(その事件も内緒♪、これには時効がない)

(チープな青春ドラマみたいだな♪)

それからは、I先生の下宿に遊びに行き、
深夜まで語り合うようになった。

ある時、I先生が言った。
「“中庸”という言葉を知っとるか?」

「はい、でもそうゆう中途半端は嫌いです」

「そうか、では“無為自然”は分かるか?」

「ム、ムイシゼン?それはバームクーヘンの一種ですか?」

「阿呆、『老子』だ、ロ・ウ・シ。
leleの行動はあまりにも極端で過激に過ぎる。
危なっかしくて見ちゃおれんのだ。

でないと、身を滅ぼすぞ」

ところが、私の町の本屋にはそんなの置いてない。
“お取り寄せ”すると何日かかるか分からない。
たまたま本屋に同行していたN君が、
「次の日曜日に市内に行く用事があるから、買ってきてやるよ」


翌週の月曜日に『老子』を手にした私は、むさぼるように読んだ。
難しい・・・でも、理解できないなりに何かを感じた。
少~しだけ“無為自然”が分かりかけてきた頃には、
I先生はもういなくなっていた。

その風貌ゆえに、他の教職員や父兄からバッシングがあり、
わずか一年で県北の過疎地の学校へ転勤することになったのだ。
それきり、I先生の消息は聞かない。

その時の『老子』は大切に保管してある。

老子

この書物を通して、私は自身の内にある“熱い何か”と折り合いをつける術を学んだと思う。
もし、I先生との出会いがなかったら、『老子』を読んでいなかったら、
I先生の予言どおり、私はとっくに自らを破滅に追い込んでいたかも知れない。

無人島に持って行きたい一冊であり、
棺おけに入れてもらいたい一冊である。

久しぶりに、ページをめくってみた。
高校2年の秋の匂いがした。

October 6, 2009 21:02:45







QLOOKアクセス解析






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  November 2, 2011 11:51:56 PM
コメント(2) | コメントを書く
[本] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

Calendar

Comments

lele-azarasi @ Re[1]:あるんだね~(07/23) +ハメハメハ大王+さん 可能性はゼロではな…
+ハメハメハ大王+ @ Re:あるんだね~(07/23) そんなことがあるんですね~。 以前、ヤフ…
lele-azarasi @ Re[1]:ウクレレ用シールド(05/10) kiboringさん George L'sはエレ…

Keyword Search

▼キーワード検索


© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: