独習!ウクレレ奮闘記

独習!ウクレレ奮闘記

PR

Free Space

Profile

lele-azarasi

lele-azarasi

Archives

November , 2024
October , 2024
September , 2024
August , 2024
July , 2024
June , 2024
May , 2024
April , 2024
March , 2024
February , 2024
May 5, 2011
XML
カテゴリ:
「永遠の0(ゼロ)」(百田 尚樹著)



ちょっと前、S君のデスクに分厚い文庫本が置かれていた。

「イラストレーターのIさんから貰ったんです」

ふ~ん、読んだら貸してんか。



で先日、私のところにやってきた。


で、読んだ。



0.jpg




特攻隊員としてなくなった祖父・宮部久蔵のことを調べる姉弟。

「生きる」ことにこだわっていた祖父が、なぜ最後には特攻に志願したのか。

かつての戦友たちの証言を聞き取りながら、祖父の実像に迫っていく。







証言にかなりのページが割かれていて、

当時の戦況や心情の描写は驚くほど細やかだ。

特にそのころの“空戦”がどのようなものであったか、

私は始めて知った。




戦記ものの小説なのか?と思いながら読み進めていくと・・・




最後に驚愕のドンデン返しが!!!




戦友たちの証言の中に伏線がたくさんあったのに、

全然気づかなかった。







兵を駒としてしか扱わず、現場を知らずに無茶な作戦を立てる、エリート将校。

やみくもに国民をあおる新聞社。


そういった“権力”にたった一人で立ち向かう男の姿。







権力に対する“怒り”、

名もなき市井の人に寄せる“慈愛”。


この小説の行間に刻まれている著者の思いが伝わってくる。




その“怒りと“慈愛”のまなざしを著者は、

今の日本にも向けているに違いない。














QLOOKアクセス解析





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  September 9, 2011 08:24:34 PM
コメント(2) | コメントを書く
[本] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

Calendar

Comments

lele-azarasi @ Re[1]:あるんだね~(07/23) +ハメハメハ大王+さん 可能性はゼロではな…
+ハメハメハ大王+ @ Re:あるんだね~(07/23) そんなことがあるんですね~。 以前、ヤフ…
lele-azarasi @ Re[1]:ウクレレ用シールド(05/10) kiboringさん George L'sはエレ…

Keyword Search

▼キーワード検索


© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: