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雨里2006さん 最近、
・・・っていうくらい、
クローズZERO
のキャンペーンも兼ねて出まくりですね、
小栗旬
。
夕べも関西TBS系の深夜映画に出てまして、
見たことない作品のため録画して見てみました。
「is A.(イズ・エー)」(2003年)
監督・脚本:藤原健一
ナニが一番驚いたかって、
佐野泉とオスカーが同居人だぁ~~っ
おっどろいたっ![]()
![]()
姜 暢雄
の名前が、TV誌の映画解説欄に載っていたけど
そんなに登場多い役じゃないのかな???
と思ったら、結構おぐりんと一緒に出てくる。
やだーー、こんなところで共演していたんだぁ~
が、作品はそんな明るいもんじゃなかった。
本筋は、
おぐりん演じる少年の心のヤミにつっこんではいなくて、
犯罪者の父親として教職を辞め、人目を忍ぶように再就職して
ムスコを案じつつ、どうしていいのか分からない父親、
事件に巻き込まれて妻とムスコを同時に失い、
激しい憎悪を抱きながら復讐を誓う刑事、
その2人の父親の葛藤
という感じですね。
渋谷で無差別爆破事件が発生し、大量の死傷者がでる。
"ホーリー・ナイト"と名乗る犯人は、メディアに取り上げられるうちに
カリスマ的存在となるが、
逮捕されたのは14歳の少年(小栗旬)だった。
少年法により、わずか4年で出所した犯人の父親(内藤剛志)と、
事件で妻子を失った刑事(津田寛治)の苦悩と葛藤を描く衝撃作。
「クローズZERO」の小栗旬が、凄惨な事件を起こした少年の心のヤミを
体現している。
(以上、TVぴあ映画解説欄)
津田寛治
とその家族、女子高生の 水川あさみ
が
あるお店に食事に入ったら、そこが爆破。
そして、すぐ場面が4年後になり、
作業服姿で働くおぐりんと姜暢雄、別の作業服で働く、
おぐりんの父親、 内藤剛志
。
初め、状況がつかめないけど
出所して少年院仲間?の姜暢雄と仕事をしていること、
ムスコが爆破事件の犯人ということで退職し、再就職した父親、
伝説の"ホーリー・ナイト"が出所し、
新たな殺人を犯し、さらに犯罪を計画しているのでは、
と新聞や雑誌記事で知ることとなる刑事、
といったことが、少しずつつかめます。
ただ、描写が少し分かり難い。
分かってみれば、結構単純な構図が浮かび上がるんだけど、
事件に巻き込まれながらも生き残って、
次の爆破事件にも巻き込まれずに、
これからも生きていく水川あさみの役どころ、とか
おぐりんの手にかかることを望むかのように、
手に入れた拳銃でおぐりんに撃たれて死んでいく
姜暢雄の悲しみ、とか、
もう少し掘り下げないと、よくわかんない・・・かんじ
父親それぞれの悩みと葛藤は、やはり重い、
やり場の無いもので、
姜暢雄がおぐりんの入れ知恵?でおぐりんの母親と妹のいる家に出向き、
大暴れした挙句に妹に乱暴するくだり、とか
刑事より先にムスコを見つけた父親が、
ムスコに撃たれながらも、首をしめ海で溺死させようともがくあたり、
刑事に見つかり、間髪いれずに撃たれるくだり・・・・
とにかく、結局救いは無かったなぁ~。
おぐりんは、柔らかい声で、
感情を露にすることも激高することもなく、
ただ淡々と人を殺す殺人鬼。
姜暢雄が、実家の母親と妹にひどいことをしてかえってきても、
何も聞かなくても全てを悟り、
「いいよ、僕あの人たち嫌いだから・・・」
たまたま知り合った水川あさみが
爆破事件の生き残りと知り、
生死について語り合う場面があったけど、
結局考えが変わることも、何も無く・・・
それどころか、その後のビル爆破に彼女を巻き込もうとした。
ビル爆破後、逃亡するムスコと友達。
父親に見つかった息子。
出所後、自分を密告した当時の友達を殺害し、
その両親も殺害し、
火薬を盗み出して渋谷のビルを爆破し、
逃亡先の海で友達にも手をかけ、
最後に実の父親を殺して、
結局は刑事に撃たれ、死んでいく。
父親に見つかった時に、
ポツリと
「とうさん・・・・僕、どうしたらいいのかな・・・」
と呟くムスコの幼い顔が、
なんとも切なかった。
少年法で、犯罪を犯しながらも法に守られ数年で社会復帰する問題、
そういった犯罪を犯した青少年の家族のその後の暮らしの辛さ、
犯罪被害者の遺族の苦しみ、
いろんな問題はあったものの、
一つ一つはあまりにもあっさりと描かれすぎて、
暗い気持ちだけが残っちゃいました。
おぐりんは、ほとんど喋らないキャラで、
ただ、彼が話した部分は、パンゲア(大陸)を引き合いに、
人類がおろかで淘汰されればいい、みたいに言うとか
人は進化すると魚になる、とか
もしくはネットに書き込んでる詩のようなものとか、、、
でもイマイチ説得力なかったな・・・
ただ、掘り下げ方に物足りなさを感じるものの、
考えさせられる題材もたくさん投げかけられた気がします。
時期的には、現在深夜での再放送視聴中、
「Stund Up↑」
と同じ2003年の映画で、
色は違うけど髪型はかぶってます。
雰囲気も、ハタチのころの、まだ身体は華奢な感じ。
しかし、劇中、
最初の渋谷で爆破事件を起こす頃のおぐりんは、なんと14歳の設定っ
この当時からこんな年齢設定・・・だもんね、
まだまだ高校生役やれるはずさぁ~