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推しが絡んでるわけではないのでノーマル版のDVDを購入・・・なかなかWOWOWでやってくれないから、結局買ってしまった。THE FIRST SLAM DUNK監督:井上雄彦脚本:井上雄彦原作:井上雄彦2022年12月3日公開。 もう2年経つのね・・・ リビングのDVDラックに鎮座。劇場で10回くらい見てるのに、やっぱ面白かった。映画『THE FIRST SLAM DUNK』 STANDARD EDITION(早期予約特典なし) [ 井上雄彦 ][新品]スラムダンク SLAM DUNK 新装再編版(全20巻) 全巻セット
2024.11.10
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その後も実はちょこちょこと見に行っていたのだがもう8月いっぱいで終演(映?)ってことで久々に行って来たわ、、、、会社からすぐのシネコンでレイトやってるから、ポイントでタダ見してきた。THE FIRST SLAM DUNK・・・またかい、って感じですよねーー でも、久々だったので新鮮だったのと上映後に声優陣と監督(原作・脚本も)の井上氏の座談会というかトークイベントもあって初めて見たので、そちらも面白かった。レイトとはいえ、早い時間ではあったので結構子供もいてさ、途中でポップコーンやら飲み物やら、ざばーーーっとかこぼしたりしてちょっとうるさかったがね日本でバスケのW杯開催、というのもあって制作側や配給は、ある程度の盛り上がりは予想していたかもしれないが、まさかホントにW杯開催時期までロングランすると思っていただろうか。先日のリアルスラダン、と話題になった男子日本代表がヨーロッパの強豪フィンランドに、18点差からの逆転勝利戦、もあってか、結構混んでました。井上氏は、最初からリョータのバックボーンは沖縄と考えていた、と言っていたけどW杯が沖縄開催というのも、偶然なのかなんなのか縁のある話です。円盤化はありそう、とのことだし(え、買うのか私????)配信とか、WOWOWとか、楽しみにしておこう。家で、娘たちと、わーわー騒ぎながら見たいじゃん?推しが出てないのにこんなにリピした映画、きっと最初で最後じゃないかなあ。[新品/あす楽]スラムダンクSLAMDUNK(1-31巻 全巻)[新書版] 全巻セット『THE FIRST SLAM DUNK』オリジナルサウンドトラック(通常盤・初回プレス) [ (アニメーション) ]【新品・あす楽対応】スラムダンク SLAM DUNK 新装再編版 全巻セット(1〜20巻) / 井上雄彦
2023.08.31
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何回目だ?ついつい、会社最寄り駅シネコンでレイトやってるとさ、仕事帰りにさっと見てこれるからさ、結局見ちゃうというか・・・何度も言うようだが、推しが出てないのに複数回見た映画なんてそうそう無いよ・・・THE FIRST SLAM DUNK そういや、今月末は小・中・高の学生さんは500円で鑑賞できるとかなんとか・・・??もう公開から4か月以上経ってるのに、スゴイなあ。そして今来場者で配っているステッカー、貰っちゃった・・・・ こうやって来場者特典もなんか増えていく・・・21日(火・祝)には応援上映もされるみたいね。1回だけだからチケット争奪だったんだろうなあ。このエリアで言うと、大阪1か所神戸1か所になるかな。応援用のメガホンも配られるとか。こりゃレアだね。さすがに私はそこまでではないが、、、声だしといえば、昨日さ、レイトとはいえ大人が結構見に来ていたのだがなんか笑うポイントじゃないところ(しかもちょっと静かなシーン)ではっはっはっ!!!って笑うオヤジがいてさ(オヤジじゃなくて若いかもしれないが)え、そこ??ってめちゃ気になっちゃった。しかも複数回。なんでだよーーーーーーそろそろ見納めかな、と思っていたのに、そりゃないぜ[新品/あす楽]スラムダンクSLAMDUNK(1-31巻 全巻)[新書版] 全巻セット[新品/あす楽]スラムダンク SLAM DUNK 新装再編版(全20巻) 全巻セット【2023年6月再販予約】One and Only SHOHOKU STARTING MEMBER SET 『SLAM DUNK』 スラムダンク
2023.03.18
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気がついたら、、、何度見てるんだ私は???こちらも中毒性があるんだよねTHE FIRST SLAM DUNKここまでヒットするとは、関わった人たちも思ってなかった・・・のでは。上映回数や時間帯は変更になってるけど、先週レイトの時間があったので、また観てきてしまった。仙台でも、Dがまだ見てないというから見てきたし そして、結局クリアファイルももらってしまった・・・ 黒いファイルなので、周りが映る円陣を上から、という面白い構図。 今までの入場者特典、ネットではスゴイ値段ついてたりして怖い。人気ぶりがわかることでもありますね。そして、何度も見てるのに、原作も知ってるのに、結果もわかってるのに何度見ても、やっぱドキドキわくわくしてしまうのでした。[新品]THE FIRST SLAM DUNK スラムダンク re:SOURCE (1巻 全巻)[新品/あす楽]スラムダンク SLAM DUNK 新装再編版(全20巻) 全巻セット[新品/あす楽]スラムダンクSLAMDUNK(1-31巻 全巻)[新書版] 全巻セット
2023.03.05
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いやあ、ホント推しが出てないのにこの回数はちょっと私には今まで無かったこと・・・そんな、マニアックなファンってわけでもないのにさなんか元気が出るんだよなー音楽もめちゃ好きで、カッコよすぎる。オープニングも劇中もエンディングもゾクゾクするwTHE FIRST SLAM DUNKホントは早くWOWOWとかアマプラでやって欲しい気もするが、今の人気じゃまだしばらく劇場公開は続くよねーやっぱ面白いもんな・・・先週も思い立って時間が都合つけば見に行く、という生活・・・仕事の後に行くパターン。 レイトに行った日は、表示すら出てなかった・・・マヂ??夕方に行った日は、相変わらずそこそこ席が埋まっていて週末だからか家族連れも多かったし、相変わらず学生もカップルも、とにかく客層が広いなあ、と感じます。 メガネくん(小暮)はじめ、湘北の控えの選手たちのポストカードが先週の入場特典。50万枚だか配布だから、まだあるのかな。ヤスとかシオとか角田とか、、、渋いポストカードwちなみに、裏(いや表)にはハルコ。 入場者特典はいろいろあるけれど、 ステッカーやポストカードや、、、柄だけではなくモノも変わるなんて随分楽しませてくれますな。にしても、入場者特典のリョータのミニポスター?一番右に映ってる、私ももってるやつ。これ5000円近くで売ってる・・・・こわーーーーーパンフですら高騰してる。怖すぎ。THE FIRST SLAM DUNK re:SOURCE[新品/あす楽]スラムダンクSLAMDUNK(1-31巻 全巻)[新書版] 全巻セット【 おもしろ プレゼント 】バスケ tシャツ 俺流 魂心Tシャツ あきらめたらそこで試合終了だよ【メッセージtシャツ 文字tシャツ ふざけtシャツ 二スラムダンク 漫画 アニメ 安西先生 三井 赤城 桜木花道 有名人やアニメの言葉系】
2023.02.05
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いや、ホント推しが絡んでないのに結構ハマってます・・・なんか、元気出るというか、スッキリするというか。THE FIRST SLAM DUNKたぷたぷステッカー、今回もいただき。そして先週の劇場 ここは、 スクリーン階に上がる途中にパネルが大々的に展示。 びっくりしたがカッコいいじゃん~~この上の階がスクリーン。 それと、梅田蔦谷。 本屋の展開もスゴイ。 昔のコミック版全巻に、豪華版?全巻、ムック本みたいなものなど、大展開していました。人気を物語ってますね・・・・思わず、ムック本買いそうになった。あぶねーーーースラムダンク SLAM DUNK ILLUSTRATIONS[本/雑誌] 2 PLUS (単行本・ムック) / 井上雄彦/著スラムダンク孫子[本/雑誌] (単行本・ムック) / 遠越段[新品/あす楽]スラムダンク SLAM DUNK 新装再編版(全20巻) 全巻セットTHE FIRST SLAM DUNK re:SOURCE (愛蔵版コミックス) [ 井上 雄彦 ]
2023.01.22
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先週のシネマデイ的な、安い日にレイトで見てきました。THE FIRST SLAM DUNK年末に見た時は、子供が煩くて やっぱ集中しきれなかったのか、こんなシーンあったっけ?ってところもあったりして、新鮮に楽しめたいや、正直、もう一回くらい見てもいいかな。なんか元気でるし、結末知ってるのにドキドキするし推しが関わってない映画を複数回見るなんて、なかなか無いコトです。 会社近くのシネコンでしたが、スクリーンはちょっと小さくなってたかな。でもレイトということもあり、子供はいないし快適に楽しめたのだーそして、今枕元にはコミック本が積まれている・・・・影響されやすいなーーー久々に読み返してるのだった。THE FIRST SLAM DUNK re:SOURCE (愛蔵版コミックス) [ 井上 雄彦 ]送料無料【予約商品】SLAM DUNK 1〜31巻 漫画 全巻セット 井上雄彦 集英社(おすすめ)【 おもしろ プレゼント 】バスケ tシャツ 俺流 魂心Tシャツ バスケがしたいです・・・【 tシャツ 長袖 メンズ レディース 漢字 文字 文字tシャツ 面白いtシャツ おもしろ ふざけtシャツスラムダンク 三井寿 桜木花道 スポーツ・運動・部活系】
2023.01.16
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百々椛が最初に友達の付き合いで見てきたらコナン以外にあまり言わないのに超面白かった!リアルタイムで知ってるわけじゃないし、全部読んだことなかったけど面白かった!と言っていて、その後紅実と二人でまた見に行って紅実も超面白かった!おかーさんも行っておいでよ、、、、と言っていたので、火曜の帰省前のあさイチで溜まったポイントで見てきたーTHE FIRST SLAM DUNK (2022年東映アニメ他)監督:井上雄彦脚本:井上雄彦原作:井上雄彦あらすじ 1990年から96年まで「週刊少年ジャンプ」で連載され、現在に至るまで絶大な人気を誇る名作バスケットボール漫画「SLAM DUNK」を新たにアニメーション映画化。原作者の井上雄彦が監督・脚本を手がけ、高校バスケ部を舞台に選手たちの成長を描き出す。湘北高校バスケ部メンバーの声優には、宮城リョータ役に「ブルーロック」の仲村宗悟、三井寿役に「ガンダムビルドダイバーズ」の笠間淳、流川楓役に「ヒプノシスマイク」の神尾晋一郎、桜木花道役に「ドラえもん」の木村昴、赤木剛憲役に「僕のヒーローアカデミア」の三宅健太を起用。1990年代のテレビアニメ版も手がけた東映アニメーションと、「あかねさす少女」のダンデライオンアニメーションスタジオがアニメーション制作を手がける。ロックバンドの「The Birthday」がオープニング主題歌、「10-FEET」がエンディング主題歌を務め、作曲家・音楽プロデューサーの武部聡志と「10-FEET」のTAKUMAが音楽を担当。公開4週目に入ってるが、入場の際に両面印刷のカードもらいました。百々椛は見た週に配ってなかったから、いーなー、、、って言ってた。そして今、すずめの戸締り抜いてトップみたいですね、興行ランキング。この作品、春先に他の映画を見に行った際に、なにも内容わからない予告編を何度も見てどんな感じなんだろう、、、とは思っていたが、ガチなリアルタイム世代(当時Dが毎週月曜にジャンプ買っていた)でコミックは新刊出るたびに即買いしていた私。少年マンガ、というかマンガ自体でハマったのが久々だったしホントに名作・・・でもアニメはなんか違う感じで全くみておらず、ここにきて映画???と最初は思っていました。が、、、なにこれ、超面白いじゃんっそしてカッコいいっ疾走感がスゴイ結果かなり満足。 もう学校が休みで、隣に小学生の男子団体がいて、ずっとしゃべっててうるせーーーーっとイラっとはしていたけれど、それ以上にくぎ付け。オープニングからカッコよすぎる。 風景はCGも入ってるのかな、なめらかで写真みたいで、、、音楽がめちゃめちゃいい。そしてやはり、脚本監督を自らやってのけた原作者がスゴイ。パンフにも書いていたが、自分が絡んでちゃんと納得するものじゃないとそりゃファンも原作者も納得いかないよねえ、それをわかってらっしゃる。ラストの山王に逆転され、1点差をひっくり返すくだりは、原作マンガ同様に無音のスピード感あふれる演出で、、、それも鳥肌。アフレコの声優もみんなオーディション、アフレコ自体1年かかったとか。企画自体も10年近く前にあって、でも井上氏が納得いかずになかなかゴーにならず、、、などなど。ハケンアニメみて、アニメ制作の大変さを少しだけ知ったものからするとあのエンドロールの長さも納得だし、人の動きの滑らかさ、風景の実写のような鮮やかさ、映画版はいろんな意味で楽しめました。え、正直、もう一回見たかったりする・・・・山王戦がメインで、その間、間にモノローグ的に過去のことが入ってくる、そしてリョータが中心に描かれていて、、、いや、作るの大変なのわかってるけど、オープニングで描かれるのと同じ順に、みっちー→ゴリ→ルカワ→桜木、とやって欲しいくらいだ。ラストは原作マンガにも無かったので、ちょっとびっくりしたが、いやーーー面白かったです。オープニング主題歌:The Birthday「LOVE ROCKETS」エンディング主題歌:10-FEET「第ゼロ感」もめちゃめちゃカッコいい!パンフ見てグッズの豊富さに驚いたが 見てきた劇場にはほとんど残ってなかったなあ。[新品/あす楽]スラムダンクSLAMDUNK(1-31巻 全巻)[新書版] 全巻セットTHE FIRST SLAM DUNK re:SOURCE (愛蔵版コミックス) [ 井上 雄彦 ]THE FIRST SLAM DUNK ポスター 5枚セット 映画 ザ ファースト スラムダンク 劇場 オリジナルグッズ 桜木 花道 流川 楓 宮城 リョータ 赤木 剛憲 三井 寿 湘北 スラム ダンク B2 サイズ
2022.12.29
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先日の連休前にレイトで見てきました。レイト過ぎて終わったら24時だった川っぺりムコリッタ (2021年「川っぺりムコリッタ」製作委員会)監督:荻上直子脚本:荻上直子原作:荻上直子あらすじ北陸の小さな町にある小さな塩辛工場で働き口を見つけた山田は、社長から紹介された古い安アパート「ハイツムコリッタ」で暮らし始める。できるだけ人と関わることなく、ひっそりと生きたいと思っていた山田の静かな日常が、隣の部屋に住む島田が「風呂を貸してほしい」と山田を訪ねてきたことから一変する。山田と島田は、少しずつ友情のようなものが芽生え始め、楽しい日々を送っていた。しかし、山田がこの町にやってきた秘密が、島田に知られてしまい……。「ムコリッタ(牟呼栗多)」は仏教の時間の単位のひとつ(1/30日=48分)を表す仏教用語で、ささやかな幸せなどを意味する。久々の荻上監督作品。でも、癒しは少な目で、 ざわざわする感じが結構私的には多かった。 レイトで遅かったから、最初は空いてる!ってなったけど、結構ぽつぽつ人が入ってきてたなー 松ケン演じる山田は、勤務先の沢田(緒方直人)がぽろっとやり直せる、みたいなこと言うから、ああ、社会復帰したばかりなんだ、、、となんとなく人物像がわかってくるんだが、ムロさん演じる島田や大家の南(満島ひかり)、溝口(吉岡秀隆)は、過去になにかあるんだろうな、と感じるものの、あまり多く語られないから、、、特に島田は、山田にぐいぐいくるのが最初うざくて、、、どういう人なんだろう、ってずっと思いながら見てることに。最終的にも、すっきりわかるわけじゃないが 島田が大泣きする場面があって、、、それだけで胸が締め付けられる。家族がいたようなのだが、多くは語られず。 質素だけどおいしそうなご飯や野菜を2人で食べる食卓。自分を捨てた父親の遺骨を引き取ってもどうすることもできない山田。ずっと心の奥がざわざわしながら、見ていました。彼らが少しでも、幸せな気持ちで暮らしていって欲しいな、と見終わってから願ったりして。音楽はパスカルズさん。エンディングはちょっと不思議なのだが、世界観がなるほど、なのです。川っぺりムコリッタ (講談社文庫) [ 荻上 直子 ]映画「川っぺりムコリッタ」オリジナル・サウンドトラック [ パスカルズ ]
2022.10.02
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こりゃ、測量絡みの話だからさ、観ちゃうよね・・・これも公開1週目に見に行ったんだが、結構年配客中心に人が入っていました。大河への道 監督:中西健二脚本:森下佳子原作:立川志の輔(2022年「大河への道」フィルムパートナーズ)あらすじ 千葉県香取市役所では地域を盛り上げるため、初めて日本地図を作ったことで有名な郷土の偉人・伊能忠敬を主人公にした大河ドラマの開発プロジェクトが立ち上がる。しかし脚本制作の最中に、忠敬が地図完成の3年前に亡くなっていたという事実が発覚してしまう。1818年、江戸の下町。伊能忠敬は日本地図の完成を見ることなく他界する。彼の志を継いだ弟子たちは地図を完成させるべく、一世一代の隠密作戦に乗り出す。 当初は、現代と過去を行ったり来たり、の映画なんだ・・・と、なんとなく観辛いか?なんて思ったけどそんなことはなかったな。それよりも、当時どうやって 近代的な道具もないのに測量してたか、いまやるならどんな風になるか、、、とてもわかり易くて、その昔に思いを馳せつつ地図作ってる姿考えると面白いなあって。 パンフレット、いろいろ書いていて読み応えあります。そして思ったより地図は大きいのです。 終盤、伊能忠敬が亡くなった事実を隠したまま、時の将軍家斉に地図を見せる。家斉はすべてお見通しだったのか、、、、持ってきた景保と地図をねぎらう・・・ちょっと感動的。とにかく、北海道なんて気が遠くなる測量だったと思います。ほとんど正確な地図がなかったのに、伊能忠敬の作った地図のおかげで、北海道の全容が明らかになったし、それを九州まで日本中やり遂げた、なんて気が遠くなります。たとえ近代的な道具があったって、それを歩いて行うとなると現代だって気が遠くなる作業。パンフには、衛星写真から作成した海岸線と伊能忠敬測量隊の地図を重ねて見られるのだがほぼ重なる、という恐ろしい精度。そしてこれがすべて手書き、というのもすごい。劇中で当時の測量隊の面々が、持ち帰ったデータを計算して部屋の中に髪を広げて筆で(筆で!)地図を描いていくんですよね、もう、想像絶する集中力。出来上がりつつある図面に墨ぶちまけたり、そりゃあるでしょうよ。スゴイことをした人なんだ、と改めて思うと同時に、ちゅうけいさん、と親しみを込めて呼ばれているのを知って、なんか微笑ましかったり。中井貴一さんは、私の世代は「ふぞろいの林檎たち」かと?でも安定の、そしてコメディぽいの、ホントお上手。他の配役も、安定の面白さでした。大河への道 特別版(数量限定生産)【Blu-ray】 [ 立川志の輔 ]大河への道 (河出文庫) [ 立川 志の輔 ]オリジナル・サウンドトラック 大河への道 [ 安川午朗 ]
2022.09.11
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これも、公開1週目で見てきました。母の影響もあるけど、中学くらいからずっと好きだったヘプバーン。普段あまりドキュメンタリー系は見ないんだけど、これは見るよね・・・オードリー・ヘプバーン 監督:ヘレナ・コーン脚本:ヘレナ・コーン(2020年イギリス)あらすじ 世代を超えて愛され続けるハリウッド黄金期の伝説的スター、オードリー・ヘプバーンの知られざる素顔に迫ったドキュメンタリー。幼少期に父親による裏切りに遭い、ナチス占領下のオランダという過酷な環境で育ったオードリー。初主演作「ローマの休日」でアカデミー主演女優賞を受賞し、映画スターとして輝かしいキャリアを築きあげる一方、実生活では幾度も離婚をし、愛される喜びを得られずにいた。晩年にはユニセフ親善大使など慈善活動を通して多くの人々に癒しと救済をもたらし、生涯をかけて「愛すること」を信じ、与えることを貫いた。映画では貴重なアーカイブ映像をはじめ、俳優リチャード・ドレイファスやピーター・ボグダノビッチ監督ら映画関係の仲間たち、息子や孫、友人ら近親者のインタビュー映像を交えながら、名声の裏側に隠された本当の姿を浮かび上がらせていく。ヘプバーンは大好きで、 大学生くらいまで部屋にモノクロのポストカード、たくさん貼ってましたね・・・作品もほぼ全作見てると思います。DVDもかなり持ってるかな。大好きな作品もホントたくさん。でも、ドキュメンタリーはそんなにたくさん見たことない。たぶん、時々TVでもやっていたのだと思うけど、、、そこまで追いかけてないというか、作品見るのが好きというか。ただ、これは久々に見てみようと思って・・・それと女性の若い監督がどのように描くのかな、と興味もあって。それこそ、比喩ではなく一夜にして世界的大スターになった若きヘプバーン、その生涯は、ちょっと調べればネットで簡単に確認することができます・・・実家のヘプバーン家もいろいろあるようですが(家族の名前が貴族の血も入っているからか、めちゃ長い)ヘプバーン自身も家庭環境がいろいろあったようで二度の結婚、それ以外にも結婚直前まで行った相手とか、公に交際していた相手とか・・・経歴にはいろいろ出てくる。私生活で幸せになりたかった、家族を持ちたかった、のかなあ・・・と改めて思う。品があって、美しくて、聡明で、 そして名声も得て、しかも貴族の血が入っていて・・・どう考えても幸せな恵まれた人生に見えるんだけど、そうではなかったんですね。息子さんが二人いるけれど、思うように家族で過ごせなかったり、、、 早い段階で女優業よりボランティア、ユニセフ活動に力を入れ、どんな思いで世界を巡っていたのか。ヨーロッパルーツの彼女が、ハリウッドというあの当時のあの世界でどんな思いをしてきたのか、、、 ラスト、ムーンリバーが流れるんですが、彼女のいろんな姿を見てきてなんかものすごく切なくて、ちょっとうるっとしてしまいました。久しぶりに、お気に入りの作品見てみようかな・・・・(シャレードとおしゃれ泥棒が好き ま、ローマの休日はダントツですが)オードリー・ヘプバーン 映画ポスター・コレクション ポスター・アートでめぐる世界のオードリー[本/雑誌] / 井上由一/編[書籍のメール便同梱は2冊まで]/AUDREY HEPBURN オードリー・ヘプバーン[本/雑誌] / 高山裕美子/編著【10%OFF! 9/12 9:59まで!】 アートパネル 特大52cmサイズ☆Audrey Hepburn オードリー・ヘプバーン ★大型サイズ★ インテリア 大変人気の高いグラフィック☆です ウォールアート パネル 映画 ポスター キャラクター ポップアート アートフレーム 雑貨
2022.09.11
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もーー、映画ネタも実はめちゃ溜まってしまっている。推しの映画以外にもちょこちょこ観てるんだけどさ・・・とりあえず、最近のものから簡単に書いておこう。備忘録備忘録。ちょっとネタバレしてるので、まだ見てない、見る予定の方、知りたくないかたはすっとばしてください。ブレット・トレイン 監督:デビッド・リーチ脚本:ザック・オルケウィッツ原作:伊坂幸太郎(2022年アメリカ)あらすじ作家・伊坂幸太郎による「殺し屋シリーズ」の第2作「マリアビートル」を、「デッドプール2」のデビッド・リーチ監督がブラッド・ピット主演でハリウッド映画化したクライムアクション。いつも事件に巻き込まれてしまう世界一運の悪い殺し屋レディバグ。そんな彼が請けた新たなミッションは、東京発の超高速列車でブリーフケースを盗んで次の駅で降りるという簡単な仕事のはずだった。盗みは成功したものの、身に覚えのない9人の殺し屋たちに列車内で次々と命を狙われ、降りるタイミングを完全に見失ってしまう。列車はレディバグを乗せたまま、世界最大の犯罪組織のボス、ホワイト・デスが待ち受ける終着点・京都へ向かって加速していく・・・公開1週目の、レイトで見てきました、しかもたまったポイントでタダ見・・・ちょっと深い時間だったのもあって、スクリーン大き目のわりに観客パラパラだったから、心置きなくツッコミ入れつつ、笑ってしまった。・・・そう、これはもうコメディ、だよね???原作のマリアビール大好きなので、何度かここでも書いたことあるけど・・・あの原作をハリウッド映画???とモヤモヤした気持ちもあって、でもやっぱり観てみたくて、、、怖いもの見たさ? なんだろな、やっぱ原作から感じる、それぞれの殺し屋にある、ちょっとした小者感、はやっぱあまり無かった。基本的な設定はだいたい踏襲してるんだけどさ、七尾くんの役がムキムキのブラピ、ってのは、、、もう別モノ作品だよね。気弱で運が悪い、というのはまあ設定されてるんだけど。だから別モノと割り切ってみれば、娯楽作としては気楽でいいのかな。結構殺しのシーンでは、エグイ所があるんでR15+なんですが冒頭のステイン・アライブとか、シーンの重さやエグさを無視してノリノリで面白い。他の楽曲も、その挿入シーンとは ちょっとウラハラで、だからなんか盛り上がるというか楽しくて(シーンはスゴイのに)これぞ娯楽作、感じました・・・ そして、なんと言っても舞台が日本もどき、、、何十年昔の、アメリカ映画に出てくる日本だよ?と最初は思うけど、いやもう、これは違うよね、わざとだよね。イマドキ、あんな日本の描写はないし、日本語と英語とごっちゃなんで近未来の日本風のどこかの町、って感じ。だいたい、京都って書かれたホームがマッドマックスの世界だったりさ、新感線に走ってつかまって、素手で窓ガラス割るとか脱線して突っ込んだ先が京都の街中、とか・・・もう、笑うしかない。何度笑ったことかこれはもう、ツッコミながら笑う作品なのだ。スケールデカいしやりたい放題だし、でも一番こ憎たらしいプリンス(原作は王子)が最後はどかんと殺られる、のはまあ原作同様スッキリするっちゃスッキリするかな。でも、長屋の前みたいなところに新感線突っ込んでて、その目の前でゾンビよろしく生き残っていたプリンスが同じくしぶとく生き残っていたレモンの運転する軽トラでぶっ飛ばされる、とかとんでもない大参事なのに、慌てふためくことなく遠巻きに見ている、地元住民たち・・・みたいなのが、一番怖かったよ緊急車両到着するの、遅すぎスピード感とか、展開がどんどん変わるとか、降りられない新感線、怪しげで不思議な日本ぽい設定、、、繰り返し劇場で観るか、と言われれば私的には無いけれどそのうちWOWOWでやったら、また観るかな。マリアビートル (角川文庫) [ 伊坂 幸太郎 ]【電子特典付き】殺し屋シリーズ【3冊合本版】『グラスホッパー』『マリアビートル』『AX アックス』【電子書籍】[ 伊坂 幸太郎 ](オリジナル・サウンドトラック) ブレット・トレイン オリジナル・サウンドトラック [CD]
2022.09.11
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映画として見ているのだが、それをレポしたかは忘れた・・・そして、数年ぶり、20年ぶりくらい?に舞台の予習の一環?として久々に見たのだった。陰陽師 (2001年「陰陽師」製作委員会)監督:滝田洋二郎脚本:滝田洋二郎、夢枕獏、江良至原作:夢枕獏「陰陽師」あらすじこの世とあの世が曖昧に交差し、魔物たちが人と渾然と存在した平安時代。そんな暗黒の世を鎮め、ふたつの世界の調和を保つ能力をもつ“陰陽師”と呼ばれる男たちがいた。ある日、内裏では陰陽頭、道尊(真田)がある儀式を行い<都の守り人>の出現を予言する。そして、その守り人は帝の子を宿した藤原師輔の娘、任子のお腹の子を指しているかに思われた。やがて都のあちこちで魔物たちが蠢き始めたことを感じる晴明。そしてある夜、生まれたばかりの帝の子、敦平親王の身に異変が起き……。ほんとにサラッと流して見ただけ、、、昔見た内容を一生懸命思い出しつつ、でも一応原作は夢枕獏さんだし、ならば岡本玲子さんの漫画版みりゃわかる・・・てか、漫画ビジュに寄せているというか。 萬斎さんも伊藤さんも若いっそっか、密虫は今井絵理子だったっけ・・・ 原作マンガとほぼ同じイメージ、よく晴明宅で、二人で食事するんだよね。狩衣姿や、家のつくりなどイメージするには映像作品は嬉しい。映像化、いろんな人でやってるけど萬斎さんの印象が一番強いかなあ。私のなかの、そんな記憶を、あっという間に書き換えたけどね、中村晴明。【中古】陰陽師 / 滝田洋二郎【監督】fabulous stage(Vol.16) Beautiful picture & Long 中村倫也/いのうえ歌舞伎『狐晴明九尾狩』巻頭26ページ特集! (SHINKO MUSIC MOOK)狐晴明九尾狩 K.Nakashima selection / 中島かずき 【本】
2021.10.11
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別の映画を見に行った際に、フライヤー置いてあったので思わずもらってきたっジム・ジャームッシュ 12作品一挙公開8/6~うわぁ~、青春だ・・・大学生の頃、有名なハリウッド映画程度しか知らなかった私に、いろんな映画を教えてくれたクラスの男友達が最初にリストアップしてくれた作品の中に、このジム・ジャームッシュ作品がありました。特に、初期の5作品は触れたことのないテイストで、、、いわゆる、ミニシアター、単館系映画にハマり始める最初のきっかけだった・・・それと、これも言わずもがなですが 戦場のメリークリスマス 4K修復版地元の予備校生時代に、友達と授業の合間に見に行った。しかも、公開から少し経っていて、当時まだあった500円シアターでお安く観たのが初めてだった。今回の4K版、全国順次公開ですでに終わってるところも多いですが、、、私もいつも見てる劇場は終わってるけど、ちょい頑張れば見に行ける。だが、、、持ってるからな・・・・昔は、今よりももっと見た頃のことを覚えてるなあ。フライヤー見ただけで、なんか嬉しくなったのでした。戦場のメリークリスマス (ピアノ名曲ピース)戦場のメリークリスマス [Blu-ray]ジム・ジャームッシュ初期3部作 Blu-ray BOX<初回限定生産> [Blu-ray]【中古】【輸入品日本仕様】ジム・ジャームッシュ DVD-BOX
2021.07.25
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久々に洋画見たなあ。最近ずっと中村倫也出演作に集中してたからなあ~これも、人数の町の前に流れた予告で見たい!と思い、先日見てきました。なんと、パンフナシ映画・・・・マヂか~マイ・バッハ 不屈のピアニスト監督:マウロ・リマ脚本:マウロ・リマ (2017年ブラジル)あらすじ 子供のころから体が弱く、屋内で過ごす時間が多かったジョアン・カルロスは、ピアノを習い始めると一気に才能を開花させる。20歳になった彼はカーネギーホールでデビューを果たし、「20世紀の最も偉大なバッハの奏者」と称される。だが、演奏家として世界中を飛び回っていたジョアン・カルロス(アレシャンドリ・ネロ)は不慮の事故により右手の3本の指に障害が残ってしまう。ブラジルのピアニストであり、指揮者でもあるジョアン・カルロス・マルティンスの半生を追ったヒューマンドラマ。トップクラスの演奏家として成功を収めながらも何度も不幸に見舞われ、そのたびに不屈の精神で困難を乗り越えてきた男の姿に迫る。マウロ・リマが監督と脚本を担当し、アレシャンドリ・ネロやダヴィ・カンポロンゴ、アリンニ・モラエスらが共演。本作の中で使用される全ての音源の演奏を、マルティンス本人が担当している。いやーー、久々に圧倒された。演奏シーンがとても多いんだけど、ジョアンの幼少期から晩年まで描いているので何人かの役者が一人を演じてるわけでそれがみんなスゴイ演奏テクなのです。音は、ジョアンご本人の演奏音源なのだけど、それに合わせて目にもとまらぬ速さで鍵盤たたくのが、ただひたすらスゴイ。こういう映画、なかなか日本では難しいかな・・・と普通に思う。バッハは、普段はあまり好んで聞く方ではないんだけどでもやっぱまとめて聞くと天才だな・・・250年以上も前に、こんなに感動的な曲をたくさん書いたんだから天才だ。正直、あまり知らない私は、この実在の生涯音楽家、なジョアンをよく知らなかった。バーンスタインとか他の人物はわかるのに。ピアノを始めた子供のころから始まり、病気があっていじめられたことは簡単に触れただけですぐに演奏によっていじめっ子たちも感動した描写があって、だんだん成長するにつれ発表会的な場で圧倒的な演奏で魅了しそして世界のいろんな場所に呼ばれるようになる。アルベルト・ヒナステラ(20世紀アルゼンチンの作曲家)の、他の演奏家がやりたがらない難解な曲をマスターするさまも、もう超絶テク。メトロノーム一番下にした速さに合わせて弾くとか、すごすぎ。病気のため引っ込み思案だった反動からか、最初の海外遠征で娼婦宿に泊まって初体験する、というとんでもないはじけ方をしてから、結構ナンパしたり、それで痛い目にあったり、、、指が動かなくなったのも、演奏のし過ぎとか病気、ではなくて自分でサッカーチームに交じって遊んでるうちに転んで石がささって、、、、みたいな、不注意によるものだったし、その後一度復活したあともナンパしたら強盗にあう、みたいな罠にはめられた感じで怪我しちゃって、、、そのあたりが、ラテン系なのかなあ~感覚としては、あーーあ、危ないにきまってんじゃん・・・・という感じだったのだが、、、一度、演奏を離れて実業家になったのにやはり音楽から離れられずにまた演奏活動に復活して、演奏続けたら命がまずいよ、となったら今度は指揮者になる。スゴイ人生だった。まだ、ご存命なんだよね?リオ・パラリンピックの開会式で、ブラジルの国旗掲揚の際に屈曲したままの指でブラジル国歌を演奏した、とのことだし。他の楽曲も出てくるけれど、やはりバッハ。引退復活してから、バッハ全曲を演奏録音、というくだりがあるのだがそれが40~45才ころだそうで、一流のバッハ解釈者と言われるだけあってバッハそのものの魅力がそれだけ深かったのかなあ・・・指ギブスをして鍵盤を血だらけにしての演奏は、鬼気迫るものがあるし何も知らずに見たので、てっきり短命なのかと思っていたら現在は次世代を育成する教育活動の一環として設立した、バチアナ財団を中心に活動している、とのことなのです。まだご存命の実在の人物を描いているので、それなりに制限はあるだろうけどだからもしかしたらもっと波乱万丈なのかもしれないけど自らが招いた、ような不幸な出来事も、次々に女性に声をかけるさまも、そして結局音楽から離れることがないことも、ただただ太くてカラフルで生きている実感のある人生だなあ、、、と、自分にはムリだけど、でもなんだか元気になる感じでした。CD/バッハ:ピアノ協奏曲集 (解説付) (特別価格盤)/マリア・ジョアン・ピリス/WPCS-22161楽譜 ヴィラ・ロボス/ブラジル風バッハ第5番 アリア 50224430/ヴィオラとピアノ/輸入楽譜(T)【送料無料】 Bach, Johann Sebastian バッハ / ピアノ協奏曲全集 シフ(4CD) 輸入盤 【CD】【送料無料】 Bach CPE バッハ / ピアノ三重奏曲全集 リノス・ピアノ三重奏団(2CD) 輸入盤 【CD】
2020.09.22
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遅くなりましたが、先々週だったかな、見に行ってきたハシゴ映画の1本目。月極オトコトモダチ (2019年「月極オトコトモダチ」製作委員会)監督:穐山茉由脚本:穐山茉由あらすじ 大人になると異性の友達ってなかなかできない。男女の間に友情は本当に存在しないの?WEB マガジン編集者の望月那沙(徳永えり)は、あるきっかけで「男女関係にならないスイッチ」を持つと語る柳瀬草太(橋本淳)に出会う。実は、彼は依頼主に雇われた「レンタル友達」だった。那沙は柳瀬を題材に、ある検証を試みようとする。一方、那沙のルームメイトの珠希(芦那すみれ)は音楽を通じて柳瀬と距離を縮めていく―。仲良くなっても越えられない「契約関係」。夢と現実の間で悩む男女が織りなす不思議な「関係性」の物語。以前ハマっていた時に、こっ恥ずかしい記事書いてるんだけどそこに出ていた橋本淳くん。中村倫也沼に落ち、今はほとんど更新されていない倫也くんのブログには彼のことがちょいちょい出てくるんだよね、クセ毛のAくんとして。一緒にロケ番組に行ったり、舞台も共演してて仲いいみたいで。実は、中村倫也を認識する前から橋本淳という人は上記Kiss×Kiss×Kissで認識していたので、、、それと、少し前にこの映画のW主演の徳永えりちゃんと舞台で共演してるのも知り、どちらも好きな役者さんなので、こりゃ見てみようっってことで、久々に推し(という言葉を使う私)の役者が出ている以外の邦画を見てきたってわけです。芸達者、な 二人の空気感とか会話のテンポ、間合い、トーンなど非常に心地よかった。久々に、少し小規模な映画の良さ、というかこの規模の作品の温度感、みたいなのがあって、、、あーー、やっぱこういう作品好きかも~などとざっくりした感想だが思ったのだった。 職場の後輩と出かけた、ナンパの名所で偶然出会った二人、その後話してみたら自分は連れの男性に友だちとしてレンタルされた、という柳瀬。自分の仕事の記事のために 柳瀬と月極の契約を結んで、あちこち出歩くうちに話もうまいし、那沙の好みの給水塔が見えるスポットも的確に案内してくれ、ツッコミもうまけりゃ、確かに心地いい関係の柳瀬がだんだん気になる存在に。ただそれは、那沙との関係があくまでも契約上の、仕事ライクなもので職務を全うしてるだけ、、、というのが物足りなくなるわけね、やっぱ。 給水塔が好きで、あちこち出かけて撮影しまくる那沙の趣味もマニアックだなー、、、パンフにはちゃんと解説が最近、高いだけで内容が大したことないパンフ多いんだけど、いろいろ読み物が多くて面白い、今回は。1月15時間の月極ともだち。 消化した時間は、スタンプで「済」って・・・・ 途中、珠希と柳瀬の距離が急に縮まり焦る那沙の言動が、ちょっとうーん、、、って感じのところはあったし柳瀬に、自分のことをネタに記事を書いてるってばれたり、編集長に言われて一晩泊まろうと画策したり、、、まあ、切ないっちゃ切ない展開もあって、3人の関係がなんとかおさまるのだが、ちょっとモヤモヤ感もあったかな。でも、お互いの才能とか長所とかを認め合ってオトコトモダチとか女友達、彼女、彼氏、みたいな枠を飛び越えてくくれない関係性になる、というのは、一つの在り方なのかな、と思える。個人的には、男女の友情はあるっちゃある、と思っているので、、、実際、長い付き合いの男友達は数名だがいるし。ただ、タイミングとか関係性とかで、そういうのはビミョーだよね。そんな、ちょっと危ういような、でもいろんなこと飛び越えた関係性になれるのか、という絶妙な距離感、3人ともいい感じで出てたのかな、と思います。パンフ、めずらしく 袋とじページがあった・・・面白い。 コメント寄せてるのがコナリミサトさんや大久明子監督だったり、と中村倫也つながりを連想させちょっとにやけた・・・(病気だな)柳瀬と那沙の 服装や小物も出てたりして、全体としてはカワイイ作品、って感じ。珠希が歌う曲も、声質と雰囲気がとてもあっていて柳瀬と出会うことで珠希も楽曲を取り上げられたりしてやっと売れ始めて、、、ま、素直に、契約とはいえ一緒にいる那沙と柳瀬、つまりちょっと小柄な徳永えりちゃんと背が高い橋本くんのサイズ感が妙に可愛らしかった。成り行きとはいえ、柳瀬は那沙にキスするんだが那沙の頭をそっと抱えて寄せて、、、、というのがきゅんとする監督、まだ若い女性監督なのだが、30歳という、微妙な年齢で揺れる感じはよく出ていたかなあ、と。物足りない部分もなくはないが、また次の作品も見てみたいなー、って感じです。この日の夕方の回は、舞台挨拶あったんだよねーまだ売っていたから、見てみようかとも思ったんだが、、、すぐハシゴ映画、次に行きました恋のツキ DVD-BOX [ 徳永えり ]全巻セット【送料無料】【中古】DVD▼ブラッディ・マンデイ シーズン2(5枚セット)第1話〜第9話 最終話▽レンタル落ち[DVD邦]六月燈の三姉妹 [出演:吹石一恵/徳永えり/吉田羊]/中古DVD【中古】【P10倍♪6/14(金)20時〜6/26(水)10時迄】【バーゲン】【中古】DVD▼フラガール▽レンタル落ち
2019.06.30
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あと2作品の感想書いてないんでそれはおいおい・・・この1ヶ月ほどは、集中して劇場で鑑賞。Aladinに至っては、百々椛とも見てるので8本、かあ・・・やっぱ、 いまだ咀嚼し切れてないものも実はあるけれど今回は、 会員証も更新。新しい会員証は、コラボしてて旅のおわり世界のはじまりのカードになった~月極オトコトモダチのほうは、スタンプカードなのだが、あらーー、橋本淳くんの柄。いいじゃんその後見たこちらの映画は 黒沢監督作品を振り返っていて懐かしいモノ、たくさんありました。 たぶん最初にみたのはアカルイミライ、だな。【中古】 アカルイミライ /オダギリジョー,浅野忠信,藤竜也,黒沢清(脚本、監督),THE BACK HORN(音楽) 【中古】afb【中古】 叫 プレミアム・エディション /黒沢清(監督、脚本),役所広司,小西真奈美,伊原剛志,葉月里緒奈 【中古】afb【中古】 トウキョウソナタ /香川照之,小泉今日子,小柳友,黒沢清(監督、脚本) 【中古】afb【中古】 黒沢清の映画術 /黒沢清【著】 【中古】afb世界最恐の映画監督黒沢清の全貌/「文學界」編集部
2019.06.25
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先週の2本目、、、どうやって解釈していいモノか、結構今でも悩んでるアナと世界の終わりANNA AND THE APOCALYPSE(2017年イギリス)監督:ジョン・マクフェール脚本:アラン・マクドナルド、ライアン・マクヘンリーあらすじイギリスの田舎町リトル・ヘブンの高校生アナ(エラ・ハント)は幼いころに母を亡くし、今は父トニー(マーク・ベントン )と二人で暮らしている。学校ではダサい幼馴染ジョン(マルコム・カミングス)、ラブラブなカップルのクリス(クリストファー・レボー)とリサ(マリル・シュー)、嫌がらせが止まらないオラオラ系の元カレのニック(ベン・ウィギンス)、SNSでソウルメイトを探し続けるステフ(サラ・スワイヤー)など、くだらない連中に囲まれていた。アナはこのパッとしない生活から抜け出すため、大学に進学せずに世界を旅しようと考え、そのチケット代を稼ぐため、トニーに内緒でジョンと一緒にバイトに励んでいた。ジョンはアナの願いを応援しながら、密かに彼女に想いを寄せていた。あるクリスマスの日、旅行の計画がバレてトニーとアナは大ゲンカする。夢も希望もないこの町にウンザリしていたアナは、バイトの帰り道にジョンに励まされ、少しだけ元気を取り戻すのだった。 翌朝、気持ちを切り替えたアナはジョンと一緒にいつも通り学校へ向かう。アナとジョンが学校へ行く途中、スノーマンの着ぐるみを着た血だらけの男が現れ、ジョンに襲いかかる。その瞬間、アナは公園のシーソーで男の頭を吹き飛ばす。男の正体がゾンビだったことを信じないアナに、ジョンは町から脱出しようと説得する。しかしアナは、昨日のことを謝るためトニーを探すことを決意する。二人は、クリスマス学芸会のため学校に取り残されたトニーとクラスメイトを救出しようと、ゾンビたちと戦う覚悟を決める……。果たして、アナはみんなを助け出し、この町を脱出することはできるのか―!?そして、腐ったように生きてきたこの人生にケリをつけることができるのか―!?(以上、moviewalker他)青春ゾンビミュージカル ゾンビと戦うヒロインの活躍を軽快な音楽に乗せて描くスペインのシッチェス・カタロニア国際映画祭のミッドナイト・エクストリーム部門で最優秀作品賞に輝く各国の映画祭で話題をさらった痛快作などなど、前評判?みたいなものをいくつか知っていてそれで興味が沸いて見に行った、という感じ。単純なゾンビ映画なら、まず見てないです、ジャンル的に。とにかく、後ろでゾンビにやられてる人がバッタバッタと倒れていくとか街が荒れてるのに築かずに歌いまくるアナ、の状況がもうシュールすぎて・・・・一周回って、笑ってしまったさ。いや、最初 雪ダルマ姿のゾンビの頭ぶっ飛ばすなんて、血がどば、だしクリスはその返り血浴びるし、結構グロくてさ、やっぱゾンビ映画だ・・・最初はハイスクールミュージカルっぽく、アナはじめみんな歌上手だし、カッコ可愛い、普通に青春映画、って感じなんだが、、、ゾンビ出現で戦うことに、、、なんだが、ゾンビに見つからないようにビニールプールみんなで被って移動するとか、ちょっと抜けてるんだけどね。最初のゾンビとの遭遇なんて、もっと逃げなよっ!って思うのにつかみ合いになったりさ。ゾンビ自体はグロくて、ええ・・・・って感じなんだけどジャスティンビーバーがゾンビになったって、とかSNSにゾンビ自撮りしてあげてるとか、前半は特にえ、コメディ?B級???って部分もあって、歌とゾンビの組み合わせもシュールすぎて一周回って笑ってしまったパンフには、そういう男子トーク、なんかも載っていて結構面白い。アナは、ちゃんとトニーと和解するけど、トニーも結局ゾンビになっちゃって、、、生き残ったニック、ステフと共にステフの車で逃げることに成功するんだけどさ、、、どこに行ったんだろうね。それが気になるし、謎・・・・なんかハッピーエンドとも言い切れないし狭い世界から飛び出したい、というアナの願いはある意味かなったのかもしれないが。とにかく、 返り血浴びたままキャンディーケーンのでかい棒を振り回してバッタバッタとゾンビをぶっ飛ばすアナはカッコいい・・・ 高校の食堂でみんなで歌うシーンも、楽曲がカッコいいしイイ感じでした。なかなか見ないタイプの映画だったな・・・輸入盤 O.S.T. / ANNA AND THE APOCALYPSE [CD]【輸入盤】Anna And The Apocalypse [ Soundtrack ]
2019.06.09
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ああ、また記事かたまって消えた。とほほ。昨日は、梅げー物販でパンフとTシャツ購入後は、来月あたり見ようと思っている作品中心に、よくいく映画館ハシゴしてチラシを漁ってきた・・・こっちは、 先週、昔のチラシを整理していてあーー、懐かしいな、これ見たな、、、と見返してしまったのだが、、、昨日は、 これから公開の洋画、邦画のチラシを梅田2館ハシゴして、その後阪急で移動してTOHO系にも行ってみたり。今後見たいもののすべてがあったわけじゃないけど長いお別れ、アラジン←中村倫也よこがお、WE ARE LITTLE ZOMBIES←池松壮亮旅のおわり、世界のはじまり←加瀬亮あたりはもらってきた。まだあると思っていたけど、おいてないものもあって、、、時期ずらして、また見に行ってみるか・・・個人的に気になったのは月極オトコトモダチ主演は徳永えりで、好きな女優さんなのだがの相手役が橋本淳。中村倫也をいろいろ見ていくうちに、この橋本淳くんは仲のいい役者仲間であることがわかった。で、私は以前、Kiss×Kiss×Kissをよく見ていた時に、数名いる俳優さんの一人が橋本くんで声が残念だ・・・と思う人が何人かいるなか、橋本くんの声はいい、という印象だったのとたぶん演技のトーンも好きだった、という感じで。結構、それに関してイタイ記事書いてますがそれももう5年近く前の話。今日が千秋楽だった舞台も二人共演していますが、この映画、ちょっと面白そうだ。という感じで、なるべく見ておきたい作品は予定しておかなければ。映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ 特別版 【DVD】ライク・サムワン・イン・ラブ 【DVD】
2019.04.22
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一昨日から、入試休みの紅実。なのに昨日の朝は7時前に出掛けて行った。なぜかというと、友達との約束の時間前に見たかった映画を一人で見るため。あさイチの時間しか、もう上映していないということでダッシュで出て行ったのでした。いーなーー最近映画も見てない私。好きな役者が出る邦画以外に、久々に見たい洋画が・・・しかもディズニーくるみ割り人形と秘密の王国11月30日公開あらすじ愛する母を亡くし、心を閉ざしたクララがクリスマス・イヴにもらったもの、それは鍵のかかった卵型の入れ物。「あなたに必要なものはすべてこの中にある」———母が遺した言葉の意味を知るために、クララは鍵を探し始める。その晩開かれた名付け親であるドロッセルマイヤーのクリスマス・パーティーで、彼からのプレゼントを受け取る糸をたどるゲームに参加したクララは、いつの間にか不思議な世界へ足を踏み入れていた。鍵を追ってクララが迷い込んだのは、息を飲むほど美しく幻想的な世界。それは、色とりどりの花と緑で覆われた“花の国”、キャンディやマシュマロでできた“お菓子の国”、雪と氷がクリスタルのように輝く“雪の国”、そして謎の多い“第4の国”からなる誰も知らない<秘密の王国>。プリンセスと呼ばれ戸惑うクララだったが、やがて、この世界を創り上げたのが亡き母であることを知る。だが、マザー・ジンジャーが支配する“第4の国”が反乱を起こし、王国は消滅の危機に瀕していた。母が愛した王国を救えるのは私しかいない———心優しい“くるみ割り人形”フィリップとともに、“第4の国”へと旅立つクララ。それは、この美しい世界に隠された<真実(メッセージ)>を探す、驚くべき冒険の始まりだった…。(以上HP)いやあ、とにかく 単純に大好きなくるみ割り人形の楽曲がスクリーンで聞けるのなら、、、という感じでして。 もちろん、ディズニー作品なので、楽しめるエンタメ作品に仕上がってると思うし、見る限り、美術的な美しさも楽しめそうだし。何と言っても子どものころ、ほぼ初めて触れたクラシックはくるみ割り人形かヨハンシュトラウスのワルツか、、、、って感じで、とにかく大好きなんだよね、くるみ割り人形が。子どものころは クラシックならレコード買ってもらえたので、かなり早い段階で買ってもらったはず。 HPにはこんな地図もありなんかわくわくするなーって・・・なんとなく懐かしい感覚がよみがえるのだ。まあ、問題は、娘たちがこういうのに付き合う年齢じゃなくなった、ってことだな私がよく聞いていた家のLPレコードは、ウィーンフィルの、だったかな~Tchaikovsky チャイコフスキー / 「くるみ割り人形」(チャイコフスキー)、「ペール・ギュント」(抜粋)(グリーグ):カラヤン指揮&ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 (180グラム重量盤レコード) 【LP】Tchaikovsky チャイコフスキー / 「くるみ割り人形」全曲:アンドレ・プレヴィン指揮&ロンドン交響楽団 (2枚組アナログレコード / Warner Classics) 【LP】【送料無料】 Tchaikovsky チャイコフスキー / 『くるみ割り人形』組曲 エフレム・クルツ & フィルハーモニア管弦楽団 (180グラム重量盤レコード / Hi-Q Records Supercuts) 【LP】【送料無料】 Tchaikovsky チャイコフスキー / くるみ割り人形:チャールズ・マッケラス指揮&ロンドン交響楽団 (2枚組アナログレコード / Telarc) 【LP】【送料無料】 Tchaikovsky チャイコフスキー / 「くるみ割り人形」全曲:エルネスト・アンセルメ指揮&スイス・ロマンド管弦楽団 (2枚組 / 180グラム重量盤レコード / Speakers Corner) 【LP】
2018.11.22
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今日は通常家事のほかにDVD、Blu-rayの映画整理をばしようかと・・・左の、クリアケースに入っているディスクを、右のクリアケース不要の引き出し型に移すのだが、その際、エクセルで作品の一覧作ってるんでそっちにも反映するわけで、、、じゃないと、アホほど録画してるから時々同じもの録画してたりしてさあと、少し前までDVD使っていたのでモード調整しても2本しか作品は入らず、めちゃ枚数がかさんでるのですが最近はBlu-rayなので5作品くらい入る。少しづつBlu-rayに移行するために、同じ作品をまた録画することもある、、、、さっさと見て、永久保存繰り返し視聴するもの以外は、消し去ればいいんだが、、、、なかなか時間が最近は、娘たちがみる、恋愛漫画原作映画も多くてそれもかさんでるな、私はたぶん見ないかも、なんだが。それこそ、消し去りたいのだがーてかさ、1000本以上たまっちまって、見ることできるのか、私・・・まだVHSにも残ってるってのにVHSって今持ってるオートローディング式の引き出し収納、最近売り切れ状態でもう売ってなくてさ・・・もう一つ買っておきたかったエレコム ディスクケース Blu-ray/DVD/CD対応 スリム 1枚収納 10枚セット 5色アソート CCD-JPCS10ASOエレコム ディスクファイル Blu-ray/DVD/CD対応 120枚収納 ピンク CCD-FB120PNエレコム Blu-ray/DVD/CDケース(スリム/PS/1枚収納) 5色アソート CCD-JSCS100ASO [CCDJSCS100ASO]
2018.04.29
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この年末に、先日WOWOWでやっていた、懐かし映画を見ちゃって、、、、単純な恋愛映画と思いつつ、なんとなくハマってしまってさー昔初めて見たときも、さーーーっと見てフムフム、そんなことあるわけねーしなどと言いつつ、見栄えする役者の作品だからずっと頭には残っていた。ノッティングヒルの恋人NOTTING HILL(1999年アメリカ)監督:ロジャー・ミッシェル脚本:リチャード・カーティスあらすじ 華やかなハリウッド女優を演じるロバーツと、どこか頼りない青年に扮したグラントがハマリ役。ウェストロンドンにある平凡な街“ノッティングヒル”。そこで小さな本屋を経営するウィリアムの店に、ある日偶然ハリウッドスターのアナ・スコットが訪れる。互いに運命を感じた2人は、やがて恋に落ちるが……。いやーー、ホント、ないない、ありえないっって内容だし、漫画みたい、てか昼ドラみたい、てか、、、なんだけど、最近単純で分かりやすいほうがよくなってきたのか私?まだ若かったジュリア・ロバーツの売れっ子女優役がハマってると思うし、まだしわしわじゃない(失礼)ヒュー様も、たれ目が余計垂れて見える、優しい平凡な本屋役もいいんだな、舞台がロンドンのある街かど、みたいなのも。夜のプライベートな公園でのデート、常にアナが積極的なのはこの二人の関係性を表すのだが受け身のウィリアムが優しくて、だからバランスがいい。にしても、笑えるのはアナ(ジュリア・ロバーツ)の彼氏のアメリカ人俳優がアレック・ボールドウィン・・・・売れっ子男優役だが、既にまあまあデブちん顔でけーしアナのセリフじゃないが、なんで付き合ってたのか???アメリカ映画ですが、ノッティングヒルでの話なのでちょっとヨーロッパテイストなのが、好きなのかも。ウィリアム(ヒュー・グラント)の家は、青いドアの家で3階くらいまであるのかな、イギリスの家の造りがイマイチわからんが変わり者の同居人と、雑多な家で暮らしてるけど壁に掛けられた絵や、リビングのソファ、ダイニングテーブル、、、細々とした生活空間が面白くて、ついつい見ちゃう。話はね、単純だし、そんなうまくいくわけねーし、第一売れっ子ハリウッド女優がフラっと入った本屋の主人に簡単に惚れる?って部分も無理があるが、でも映画だからいいのだ。なんでもありなのだウィリアムの同居人や妹、友人たちなど脇も結構いい感じなのだよねー2回くらいしか出てこないけど、ウィリアムの家の屋上も、なんかいい感じ、ヨーロッパの家のイメージだな。Wikiに書いてあったが、ウィリアムが住んでいた青いドアの家は、以前リチャード・カーティスが住んでいた所。有名な青いドアは実際にあったが、現在はない。映画の公開後に、家を見に来る人があまりに多く、またペンキを剥がして持っていく不届きな人もいたので、嫌気がさした家主がオークションにかけて売ってしまったという。だって。まあ、とにかくどんなありえない形でも、ハッピーエンドだからなんか幸せな気分になる、のがいいのかな。ラスト、ウィリアムに告白して振られたアナ。帰国前にホテルで記者会見中、友人たちに連れられてやってきたウィリアムが記者の体で質問、告白、なんてのはちょっとローマの休日みたいな感じ。あれは結ばれない結末だったけど、こっちは記者たちの前で、目だけで会話、、、幸せそうなアナの笑顔が印象的。だってさ、せっかく見る映画だもん、幸せな気分になるほうがいいよね?最後は おなかが大きくなったアナとウィリアムが公園でくつろぐシーン。よかったねえ~と素直に思うのであった。ノッティングヒルの恋人(DVD)ノッティングヒルの恋人 名作映画完全セリフ集
2017.12.29
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今日は、出かけて帰ったあとがしばらく一人だったんで、、、、のびのびになっていた、まずは映画パンフ整理。べティー・ブルーはリバイバル上映、 的なものでパンフ取ってきた大事なもの・・・学生時代かな、公開は。ジャン・ジャック・ベネックス作品で1位、2位を争うくらい好き。てか、一番好きなのはDIVA、かな。あまりたくさん作品撮ってない監督だけどさ。で、邦画とそれ以外に分けてファイリング・・・ 長くとってあるので、、、こんなものが見つかる。小出恵介出演作品に、、、、成宮寛貴・・・ それに堀北真希出演作品も。まあ、こんなことはよくあることで
2017.07.08
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さてと、朝から見てきたのがこちら。公開から随分経っているのですが、朝イチは吹き替えですがデカいスクリーンでした。美女と野獣 Beauty and the Beast(2017年アメリカ)監督:ビル・コンドン脚本:ステファン・チボスキー、エヴァン・スピリオトプロスあらすじひとりの美しい王子が、呪いによって醜い野獣の姿に変えられてしまう。魔女が残した一輪のバラの花びらがすべて散る前に、誰かを心から愛し、愛されることができなければ、永遠に人間には戻れない。呪われた城の中で、希望を失いかけていた野獣と城の住人たちの孤独な日々に変化をもたらしたのは、美しい村の娘ベル。聡明で進歩的な考えを持つ彼女は、閉鎖的な村人たちになじめず、傷つくこともあった。それでも、“人と違う”ことを受け入れ、かけがえのない自分を信じるベルと、“人と違う”外見に縛られ、本当の自分の価値を見出せずにいる野獣──その出会いは、はたして奇跡を生むのだろうか…?91年にディズニー長編アニメとして公開されしかも私は珍しく映画館に見に行った作品。当時初だっけ、アニメーション映画に本格的CG技術を取り入れててベルと野獣がホールで踊るシーンの、高さを感じさせる描写が鳥肌モノだったのを覚えています。アニメ版の楽曲類はアカデミー賞他、グラミー賞やゴールデングローブ賞など音楽賞を随分とっている名作。で、パンフにも書かれていたが、 この2017年実写版、現代のVFX技術があるからこそ、実写化が可能となった、というのは本当によくわかる。お城の燭台や時計、クローゼット、ティーポットなどがしゃべり、歌い踊り、、、という設定なのはもちろん、ベルの相手は、ラストは王子の姿に戻るものの、大半が野獣姿であるため、これまた竹馬みたいなのをはいてモーションキャプチャー用?の着ぐるみみたいなのを着て撮影し、表情はまた別撮り、とかなんとか、とにかく大変な手間と時間をかけての撮影。もちろん、CG的な要素もたくさんあるけれども、実際に村の様子やお城など、セットも組まれていてだからこそ、技術を駆使している割にはリアリティもあって、でもアニメの世界観もそのままで、、、思った以上にクオリティが高かった。だから、ロングランしてるんだろうなーエマ・ワトソンもはまり役だった。 綺麗で凛々しくて知的で優しい、ホント、ハーマイオニーからうまく大人になったよねえ。娘たちも、半分は彼女見たさ、って感じだったし。今日は吹き替えに押されてしまったがさすがの百々椛も、エマ・ワトソンの声で歌聞きたかった・・・って言っていたし。でしょーーー、私だって、役者本人の声を聞きたかったよっ日本語吹き替えも、かなりの実力者を当然そろえているんだけれども、やっぱ歌詞も日本語にしてるから、字余りというか字足らずというか、そういうのは仕方がない。ラストのBeauty and the BeastAriana Grande & John Legend がアメリカ版のまま聞けて良かったよ、これがないと、ちゃぶ台返しでしょーよ予備知識がなかった百々椛が、あっ、アリアナ・グランデの声!って言っていて、見終わってパンフ見たら大当たり。アニメ版も、ホールで二人が踊るシーンの歌はポット婦人の声だったがエンディングの同曲はセリーヌ・ディオンとピーボ・ブライソンで、セリーヌ・ディオンはこれで売れたよねえ?そういや、先日の百々椛の高校の文フェスでもGSクラスが英語で合唱していました。ずっと耳に残る、名曲だね。とにかく、技術もキャストも セットや小物、衣裳、そして楽曲、全てが世界観をそのままに、もっとゴージャスに華やかに、スケールアップしたエンターテイメント、って感じ。やっぱ、 こういうのはディズニーだなーちょっとうるっとくるところもあって、紅実も百々椛もずるずる言っていた単純に楽しめた映画でした。内容:DVD+ブルーレイ[Blu-ray] 美女と野獣 ダイヤモンド・コレクション MovieNEX映画「美女と野獣」のポット夫人とチップくんを再現しました! まるで物語から抜け出してきたかのようなキャラクター☆在庫あり!!【送料無料】【ディズニー】美女と野獣のティーセット ポット婦人 チップくん インテリア 装飾 食器 美女と野獣 オリジナル・サウンドトラック(アニメーション映画)(英語版+日本語版)/ディズニー【1000円以上送料無料】【取寄せ】美女と野獣 ベル プリンセス 野獣 実写映画版 本 【洋書】 【英語】 [並行輸入品] Beauty and the Beast Book - Live Action Film グッズ ストア プレゼント ギフト 誕生日 人【取寄せ】 ディズニー Disney US公式商品 美女と野獣 ベル プリンセス 野獣 実写映画版 本 【洋書】 【英語】 [並行輸入品] Beauty and the Beast Book - Live Action Film グッズ ストア プレゼント ギフト 誕生日 人気 クリスマス 誕生日 プレゼント ギフト
2017.06.11
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これは先週の鑑賞。超久々に映画館に行きました。ポイントがたまっていたので、タダ見。で、ほかに見たいのも無くて、、、スティーブ・ブシュミが出てる、ってだけで見てきたーなんせ、劇場鑑賞は正月以来???靴職人と魔法のミシン THE COBBLER(2014年アメリカ)監督:トーマス・マッカーシー共同脚本:トーマス・マッカーシーあらすじニューヨーク市マンハッタン区にあるロウアー・イーストサイド地区で代々続く小さな靴修理店を営むマックス(アダム・サンドラー)は年老いた母親と二人、ごく単調な毎日を過ごしていた。ある日電動ミシンが故障してしまい、やむをえず古くから伝わるミシンを物置から引っ張り出して靴を修理したところ、直した靴を履いた途端にマックスは靴の持ち主に変身する。驚いたマックスは、それからというもの、ミシンの力を使って他人に変身し、自分の知らない世界を体験していく。やがて親孝行しようと思い立ったことから、思わぬトラブルを呼んでしまう……。ちょっとネタバレあるかも。アダム・サンドラ―を初めて見たのは、確かウェディング・シンガーすごく好きな映画。懐かしい曲がたくさんかかるからねそのころから、なぜかアダム・サンドラ―のイメージはさえない?というか大人しめの感じ。口をあまり動かさず、感情も起伏が激しくないイメージが強い。そして、ウェディング・シンガーでもオイシイ役で出ていたシュティーブ・ブシュミ。ここでは、マックスの隣で 床屋をしているおっさん、なんだけど割と冒頭から登場・・・なんだがなんせ年取ったな~ってびっくりっ最初、昔の(つまりマックスたちの祖父、曽祖父)あたりの話が出てきてユダヤ系の商店主たちが商売に困ってる、というような描写がある。それがのちのちポイントになるんだけど。マックスたちが店を経営するあたりは、どうやら地上げ屋が土地を売ろうと画策していてそのボスがエレーン(エレン・バーキン)、その手下として?絡んでいるレオンの靴の修理を頼まれてから一気に世界が変わります・・・ 最初はいたずら感覚でいろんな人物にすり替わってはその人の人生の一部を経験する、ということに面白さを見出していたんだけど、ずっと行方不明の父になって、母親とデートをしたら次の日満足したように母親が亡くなってしまっていた、という出来事を通して、変わっていきます。傷心のまま仕事をしていたところに、やくざなレオンがやってきて母親を侮辱する。頭にきたマックスが、レノンに成りすまして彼の生活に少しだけ足を突っ込んだら、なんかわからないうちに事件に足を突っ込んでしまう・・・ニューヨークの、こういった 隣とくっついてるお店たちの地下がどうなってるのかわからないけどすごい広い地下倉庫に眠っていた年期の入ったミシン。 そして、店中に置いてある、引き取り手に渡っていない修理用の靴。え、返さないの??とかね、いろんな文化の違い?を感じつつ、物語は、マックスの曽祖父たちが経験したことと似たような、地上げ、立ち退き、の問題に。活動家の女の子と知り合い、靴を駆使して、いろんな人物に入れ替わり、なんとか立ち退きを阻止しようとするんだけどいろんな人に入れ替わるから、後半一瞬ついていけなくなっちゃったとにかく、いろんなことに巻き込まれつつも、なんとか自分の町を守ることに貢献できたか、と思った矢先、また襲われちゃって、でもなぜか助かる。助かった先は、お隣さん、ジミーの床屋。え?え?なんで??と混乱気味のマックスの前で、靴を脱いだジミーは、、、、なんと行方知れずだったマックスのお父さんっダスティン・ホフマンってな具合に、配役もいいんですなー途中、マックスの巻き込まれ方が、大丈夫か?ってくらい大変になるんだけど、結果オーライで、これもハッピーエンドかな。よかったーって感じで、ムリなく楽しめた、と思います。複雑じゃなくていいのさ、この手の映画は。そして、最後にくすっと笑えればいい。
2015.06.18
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先週?いやもっと前ですが週末つけていたWOWOWでOAしていて家事の片手間に懐かしく見ていました・・・里見八犬伝 (1983年角川春樹事務所)監督:深作欣二脚本:鎌田敏夫、深作欣二あらすじ かつて蟇田領主、蟇田定包(ひきたさだかね)は妖婦玉梓 (たまづさ=夏木マリ)の色香に迷い、酒池肉林と暴虐の限りを尽くしていた。苦しむ領民の意をくみ取り、里見義実(さとみよしざね)は、彼らを討ちとったが、玉梓は最期に呪いの言葉を遺す。まもなく、玉梓の呪いか里見家は隣国の軍勢に囲まれ落城の危機に瀕す。力尽きた義実は飼い犬の八房(やつふさ)に「敵将の首を討ちとれば娘の伏姫(ふせひめ)を嫁につかわす」と戯言を投げかけ、その夜、八房は見事に敵将の首を討ちとる。君主たるもの約束を違えてはならないと、伏姫は八房と共に山奥へと去るが、伏姫を取り戻そうとした義実の軍の鉄砲より八房をかばった伏姫は死してしまう。しかし死の直前、伏姫の体から仁・義・礼・智・忠・信・孝・悌の各字を刻んだ八つの霊玉が飛び散り、伏姫は「100年の後、この光の玉は八人の剣士となって蘇り、里見の姫を奉じて玉梓の呪いに打ち勝つでしょう」と言い残す。 それから100年後、妖怪として蘇った玉梓、息子の素藤(もとふじ)は里見家を攻め滅ぼす。ただ一人、落ち延びた里見家の静姫(薬師丸ひろ子)は玉梓の追手から逃れ、それぞれの運命により導かれた八人の剣士と共に玉梓の野望を砕くため、戦いを挑む。これ、初めて観たのは高校生くらい?もともとの南総里見八犬伝は、昔NHKの人形劇でやっていてそのときに8つの玉の名前=仁義礼智忠信孝悌を覚えたんですよね~だからストーリーはだいたい知っていたと思うんだけどとにかく印象に残っていたのは 静姫と新兵衛(真田広之)のラブシーンは薬師丸ひろ子の鼻が気になる・・・・だったんだけど、時を経てみてもやっぱ気になっちゃったそれから、 夏木マリの特殊メイクみたいな怖いメイクと妖艶な雰囲気、それに若返りのために血の池に入るんだけどオールヌード、それがめちゃキレイ。ここ?っていう場面で流れる主題歌と激中歌がなぜか英語の歌(ジョン・オバニオン)・・・円谷かっ、て感じの大スペクタクル?妖怪人形が出てくる演出、もうナニをとっても、新鮮だったなーまさに、角川映画って感じ?今見ると、もうそうそうたるメンツがキャスティングされていてそれだけでもじっくり見る価値あるかも。ざっと挙げると静姫:薬師丸ひろ子 伏姫※声のみ:松坂慶子犬江親兵衛(仁):真田広之犬山道節(忠):千葉真一犬坂毛野(礼):志穂美悦子犬村大角(義):寺田農犬塚信乃(孝):京本政樹犬田小文吾(悌):苅谷俊介犬川荘助(智):福原拓也犬飼現八(信):大葉健二玉梓:夏木マリ蟇田素藤:目黒祐樹妖之介:萩原流行浜路:岡田奈々太田正春:高柳良一太田資正:成田三樹夫・・・す、凄い・・・だいたい、志保美悦子や京本政樹のかっこよさよ!そして、やっぱり真田広之も改めてカッコいい。いまやアメリカ拠点で活躍していて(その関係でWOWOWでOAされた)アクション担当のJAC出身ってこともあって身も軽いったらありゃしない。それに、台詞はないんだけど岡田奈々のかわいいことったら・・・とまあ、ホントいろんな意味で当時とは違った楽しみ方が出来ます。なんたって、音楽担当はNOBODYだしっ【楽天ブックスならいつでも送料無料】里見八犬伝 デジタル・リマスター版 [ 薬師丸ひろ子 ][単行本]【中古】【メール便可】南総里見八犬伝 日本の古典文庫19 / 白井喬二
2015.04.19
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去年の上海出張で、ダンナが面白がって買ってきたもの。海○版 DVDソフトこういうの、ダメなのはわかってるけど結局ネタなんだよね、むこうの相手してくれた現地の会社の日本人も中国人もお土産モノとして普通に連れて行ってくれたらしく、、、でもさー、ソフトになってるっつーことはWOWOWでOAしてたりするわけで、、、あらら。安かったらしいし、結局話のネタなんで、いいんだけど。正直なはなし、こんな値段で丸コピーされたら商売上がったりだよね、、、、ホント、なんというかねちなみに、シュークリーム味のプリッツと瓶詰めのうめぼし?みたいなのは百々椛がオイシイといって食べていました。
2015.02.08
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先日実家に帰って、唯一会えた友達と話してたんだけど、、、ホットロード映画化はないよね~・・・紡木たくがかなりリアルタイムだった私たち、あの独特なタッチの絵柄や、不良なんだけどどこか純粋な数々のストーリー、トーンを抑えた台詞や雰囲気、、、、私もまだ実家に数冊コミックを残してます。なもんだから、映画ってねえ・・・・なんて話になったんだけど。とにかく、ここでも何度も書いてるけど昨今の映画やドラマはマンガや小説原作ばかり。オリジナル探すほうが難しい。そしてここに来て今度は、海月姫映画化ってのを知ってしまった。海月姫(1)~(13)東村アキコまだ完結してないかな?最新刊は13巻だと思いますが、私は中古本など駆使して12巻まで読みました。一度話題にしたことも。◆5000円以上で送料無料◆海月姫 東村アキコ 【1-13巻/13冊セット *以下続刊】 【中古】 【古本】 【全巻セット】 【漫画 全巻】しかし、考えてみるとキャスティングは難しそうだけど個性的な登場人に、海月をイメージした衣装づくり、となるとビジュアル的に面白そうっちゃー面白そうな要素はある。で、映画の配役見ましたわ・・・映画.comによると「男を必要としない人生」を掲げるオタク女子、通称“尼~ず”が集う共同アパート「天水館」。天水館の住人で、イラストレーター志望のクラゲオタク女子・月海(能年玲奈)は、熱帯魚ショップで発生したトラブルで女装美男子・蔵之介(菅田将暉)と知り合う。新たな日々に胸を弾ませていた月海だったが、天水館取り壊しという危機が襲う。川村泰祐監督が、脚本家の大野敏哉とともに実写化に挑戦。きゃりーぱみゅぱみゅの衣装を手がけた飯嶋久美子が、作品を彩る独創的なファッションを担当する。12月公開予定。池脇千鶴が鉄道オタクのばんば、太田莉菜が三国志オタクのまやや、アジアンの馬場園梓が和物オタクの千絵子、篠原ともえが年配男性好きのジジ役で、月海の天水館生活を盛り上げる。女装男子・蔵之介に菅田将暉、女性恐怖症の堅物エリート・修に長谷川博己が扮する。(途中省略)っつーわけで、確かに天水館の住人もキャストは面白いかも・・・とはいえ、ルパンの実写化といい(べつにおぐりんが悪いわけではない)アオハライドやらストロボ・エッジやら最近の作品までことごとく映画化。若手の、うまいヘタかんけーない役者を大量投入して紅実や百々椛みたいな少女マンガ大好き中高生を取り込んでる、、、、としか思えないわけなんですがでも、海月姫の予告映像みたら結構それなりにはまってる・・・女装男子の蔵之介が菅田将暉ってのが、なんというかイマイチしっくりしないけど(ファンの人ごめん)能年玲奈ちゃんは案外ビジュアルも白目むくのもはまってるし、しゅうしゅうの長谷川さんもすごいぴったりっそれに、元の姿がわからない天水館のメンツもすごい。結構面白そうだったする・・・・そ、結局原作ありきでも、自分好みの映像であれば許しちゃう、というポリシーのない話でした
2014.08.27
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これも同日見ました。結構人入っていたなービフォア・ミッドナイト Before Midnight(2013年アメリカ)監督:リチャード・リンクレイター脚本:リチャード・リンクレイター、イーサン・ホーク、ジュリー・デルピーあらすじ列車のなかで出会ったアメリカ人のジェシー(イーサン・ホーク)と、フランス人のセリーヌ(ジュリー・デルピー)。ウィーンの街を歩きながら”夜明け”までの時間を過ごしたビフォア・サンライズ 恋人までの距離(ディスタンス)(95)。それから9年後、ジェシーはウィーンでの一夜を小説に綴り、作家として訪れたパリの書店でセリーヌと再会する。ふたりが過ごした”夕暮れ”までを描いたビフォア・サンセット(04)。あの余韻のラストから9年――。ふたりは、あの後、どんな人生を歩いていたのだろうか? 誰もが気になっていた彼らの今を描きだすために、リチャード・リンクレイター監督、イーサン・ホーク、ジュリー・デルピーが再び顔を揃えた。ロマンチックな出会いと再会を経て、おとぎ話の”その先”を生きるジェシーとセリーヌ。そして、今、本物の愛へとたどり着く、”真夜中”までの数時間が描かれる――。ギリシャの南ペロポネソスを舞台に描かれるシリーズ、待望の最終章。というわけで・・・前作2作も観ていたんで、やっぱり気になって・・・公開になることも知っていたんで、機会があったら、位に考えていたけど、どーせ一日休んだんだから、というわけで時間調節して見たのでした。この日、ダブルヘッダー。いかにもアメリカンな青年と、いかにもおフランスな女性の偶然の出会いと突然の恋愛、はちょっと妄想的な希望をくすぐり、結構はまってみましたが、それから9年後の2作目はあーー、二人とも年とったなーってつくづく思ったっけ。もちろん、実年齢も取ってるし、設定も年月を経ているだからそれはそれで当たり前だし、違った雰囲気の二人がいました。そしてさらに年月を重ねた今回の作品。いやあ、予想以上に二人が年取っていてびっくり。セリーヌなんて、若さはじける1作目、ちょっとやせ過ぎな2作目の面影がないくらい、ラテンのおばちゃん化していて・・・ぼってり?お腹こそ出てないものの、ますます皺が増えたジェシーと、まず最初に、二人のビジュアルにホントびっくり。そして設定が最初わからなかった。どうやら、セリーヌとジェシーはパートナーとなってフランスに住み、バカンスにジェシーのアメリカの息子がきていたらしくそれをみんなで空港まで送った様子。車の後部座席には10歳前後の双子の女の子が乗っていてそれは二人の娘らしい・・・というのがだんだんわかってきます。それは良かったな、ってシリーズ通して一番すっきりしたことかな。にしても、今回はとにかく、相変わらずしゃべることしゃべること、そして喧嘩することけんかすること!ジェシーはえらいなーって思うもん。知識のあるインテリフランス女性がいったん怒り出したらホント止まらないし剣幕がすごい。それを、同じように怒り出したり、暴れたりせずに根気良く話を聞いて、なだめたりすかしたり・・・もちろん、自分もエキサイトして言いたいこと言ったりもするんだけど全体的にはジェシーはえらいわ~、って思ったりする。ただその分、言い方が悪かったり言葉が足りなくて結局怒らちゃうんだけどね。さすがに今回は、セリーヌ言いすぎじゃん、怒りすぎ、って思ったんだけど、それは人種の違い?物事の捉え方の違いかもなあー私から見れば、今回はかなりなハードルだったものの、ジェシーの熱意と誠意がうらやましくもあったし、結局この二人、仲いいんじゃない?って感じで・・・まあ喧嘩シーンが多くて、ちょっとね、 3作通じて一番つらかったかなあー、特に後半。きっとうまくもとの鞘におさまるだろう、と思いつつも本当に別れるかも?とも思っちゃったし。でも、ロケーションがよくて、今回はほかにも登場人物がいて、それがまたみんなよくしゃべるし・・・知識も豊富だし、考えもしっかりもっていて、そういうのっていいなーと・・・御伽噺みたいな出会いと、年月を経た現実とを実感したかなーって感じ。それでもふたりの人生は続くと思います。
2014.04.23
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てことで、そのシアターに最後に行った日は、そのシアターと下の階の別シアターで2本映画見た・・・めったに休めないからね。はじまりは5つ星ホテルからVIAGGIO SOLA/A FIVE STAR LIFE(2013年イタリア)監督:マリア・ソーレ・トニャッツィ脚本:マリア・ソーレ・トニャッツィ 、イヴァン・コトロネーオ 、 フランチェスカ・マルチャーノあらすじローマ在住の独身女性イレーネ(マルゲリータ・ブイ)は、高級ホテルの覆面調査員。素性を隠して世界各国の5つ星ホテルに滞在しては、サービスの徹底度を事細かくチェックしていた。スイスのグシュタード・パレスホテル、ドイツのホテル・アドロン・ケンピンスキー、中国のザ・プリホテルなどに宿泊しながら、自由気ままな人生で誰もがうらやむ仕事をしていると固く信じていたイレーネ。しかし、ある出来事をきっかけに、仕事、家族、愛、友情といったさまざまなものを見つめ直すようになる。まず、こういった職業があるということが新鮮でした。なんとなくあるのかなーぐらいには想像つくけど、一般客としてイレーネが部屋に入って開始する調査ってのはもう相当キビシイ。泊まるホテルは一流とされるホテルの最上級の部屋ばかり。それも世界中の。当然、手入れが行き届いてるかとシロートは思うけど・・・ベッド下はもちろん、引き出しの備品や絵画の額のふち、ベッドのマットまでめくり、寝具やその他においまでもチェック。水周りの磨き具合などなど、見える部分はもちろん、ホテル内スタッフの対応もしっかりチェック。若い客に横柄な態度を取るようなスタッフがいるホテルは即格下げ!ぐらいの権限があって、そういう意味ではすごい爽快感があります。あと、自分では一生泊まらないような高級豪華ホテルの様子がいろいろ見る事が出来るのも面白い。高級ホテルに泊まるなら、高級旅館がいい、なんて思うお年頃ですが見る分にはめちゃ楽しかった。イレーネは男友達もいるし、妹家族とも仲が良くて姪たちとも仲がいいんだけど・・・どこの国でも、ある程度の年齢のキャリアウーマンはバリバリ仕事をこなす傍ら、時々戻るだけの寒々とした自宅とか突然死んでしまった同じキャリアウーマンとかすごく敏感でナーバスで、自分の人生、この先もこれでいいのか、と悩んでしまうんですね・・・イライラして仲のいい妹と喧嘩したり、姪たちを思わず怒鳴りつけたり、恋人が出来た男友達と一夜を過ごしてしまい落ち込んだり、結構難しいのだ。柄にもなく、おたおたしてしまうところは、本人は必死だけど、傍目に見るとかわいくもある。この映画に製作協力したLHW、ザ・リーディングホテルズ・オブ・ザ・ワールドというグループは、ラグジュリーホテルの予約マーケティングを行い世界80カ国430軒以上のホテルが加盟するホテルグループでこのLHWに加盟申請するホテルは、必要なサービスに経営、設備、レストランなど高い水準を満たしていないとだめでまた加盟後には基準を満たしているか、厳しい審査を実施する審査チームをこの映画のように派遣するそうです。すごい世界があるものです。パンフの最後のほうに、このイレーネのような調査員の秘密のチェック項目10、というのが載っていてお客様ひとりひとりを、"その人"として接し対応したかとか朝食時、テーブルに案内されてから1分以内に飲み物のオーダーを聞かれたかとか、厳しいものばかりです。すごいね。資本主義のきわみ??イレーネは40歳という設定で、それなりに年齢を感じるかもしれないけど立ち振る舞いもきれいでしゃんとしていていろいろ考えることも寂しいこともあるかもしれないがでもそれもいいんじゃない・・・って思えるようなそんな魅力的なキャラでしたねーちょっと元気が出ました。
2014.04.23
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この休みを利用して、"ながら"ですがざっと見ました。聖☆おにいさん (2013年中村光・講談社/SYM製作委員会)監督:高雄統子脚本:根津理香原作:中村光声の出演:イエス役/森山未來・ブッダ役/星野源あらすじ 聖人イエスとブッダが東京・立川で過ごす日常を描いた中村光の人気ギャグ漫画をアニメーション映画化。世紀末も無事に超えることができたブッダとイエスは、バカンスとして下界に降臨。立川のアパートで共同生活を送っていた。素性がばれないようにと注意しながらも、事あるごとに小さな奇跡を起こしてしまう日々。それでも2人の人間味あふれる行いに、人々の間に心地よいつながりが芽生えていく。年末WOWOWでOAしていたのを録画して、仕事の合間にちょこちょこと見ていたんですが・・・うーん、やっぱ漫画を超えることは不可能だよなぁ~とくにこういうシュールなものは。内容も、かなり序盤のものばかりで、、、原作も、序盤よりも回を経て二人のキャラがだんだん際立ってくるからエピソードがもうちょっと中盤以降だと良かったのにな~って感じ。あとは、テンポがやっぱりもたもたしてるかなあ・・・ブッダの天敵小学生とのからみが多すぎって感じもあったし。そう考えると、漫画ってすごいよね、限られたページとコマにいろんな要素を表現していて、読者が想像する余白もあるというかさ。声はそれなりに好きです、二人とも。私の印象だと、イエスが星野源でブッダが森山未來って感じなんだけど。あと、エンドロールに ふたりのスナップみたいなシーンがたくさんあってなかなかほのぼのとしていて良かった。とにかく、特に繰り返すでもなく、逆にまた原作読み返したくなってしまったわ【定価より20%OFF】DVD/劇場アニメ/聖☆おにいさん THE MOVIE (本編ディスク+特典ディスク) (完全生産限定版)/ANZB-11023[Blu-ray] 聖☆おにいさん(完全生産限定版)
2014.01.04
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映画館のタダ券が期限切れる前に、大急ぎで空いた時間に見に行ってきました・・・ペコロスの母に会いに行く(2013年「ペコロスの母に会いに行く」製作委員会)監督:森崎東脚本:阿久根知昭原作:岡野雄一あらすじ 長崎で生まれ育った団塊世代のサラリーマン、ゆういち(岩松了)。ちいさな玉ねぎ「ペコロス」のようなハゲ頭を光らせながら、漫画を描いたり、音楽活動をしながら、母と暮らす。彼は父さとる(加瀬亮)の死を契機に認知症を発症した母みつえ(赤木春恵)の面倒を見ていた。実家に来ているゆういちの大学生の息子まさき(大和田健介)と迷子になったり、汚れたままの下着をタンスにしまったりするようになった彼女を、なんとか面倒見続けるが、普段は男やもめのゆういちにはかなりの負担に。ホームヘルパーとも相談の結果、断腸の思いで介護施設に預けることに。苦労した少女時代や夫との生活といった過去へと意識がさかのぼっているのが、だんだん一人息子の自分のことすらわからなくなる母。ぼんやりすることも多くなり、ゆういちは祭りの日に外に連れ出してみた・・・親の痴呆に介護、といった、決して明るくはなりそうもない話題なのにしみじみ面白かったです。加瀬亮が出てることと、上映時間がちょうどよかったから、という程度で見たんですが、ミニシアターはそれなりに人が入っていたなーなんか、明日はわが身、とか思わないのかな??っていうような年配の人がほとんど。年配の人が多い映画館って、案外マナーが悪くていやなんだよねこの日も、ポイントではみんなで笑えたけど、それ以外のときに立ち上がったりとか、出入りしたりとか、ホント気になって困る。それはともかく、なんたってこういう映画が撮れる森崎東監督がすごい。以前見た作品は、やはり加瀬亮が出ていたから見た、ニワトリはハダシだ(2003年)以来なんですが、ご自身もご高齢なのに、あのシビアな描き方・・・そして静かに染み入る余韻。もちろん、配役もとても良くて、 岩松了さんすごいんだもん。面白くて切なくて悲しくて、そして歌がうまい。赤木春恵さんのみつえは、本当にかわいらしくて前半の軽い症状の頃のコミカルなかわいらしいおばあちゃんから、後半ゆういちもわからなくなるくらい症状が進んでしまった、ぼんやりした表情まで、本当に切なくなるくらいいいお母さんで・・・いつか自分もゆういちのような経験をするのだろうか、娘たちに対してみつえみたいになっちゃうんだろうか、、、とそういった寂しい気持ちにもなるんだけど、ぼけるのも悪くないかも、と思ったりもする・・・介護施設にはいろんなご老人がいて、その一人、本田さん(竹中直人)の母親が佐々木すみ江さんで、施設のスタッフに根岸季衣さんがいて、、、、ひとり、"ふぞろいの林檎たち"だ・・・と感慨深く?なっていましたが、とにかく脇の人たちもとてもよかったのだ。特に、みつえの孫にあたるまさき、よかったなあ~ちょっとボケ始めたおばあちゃんを家の近くで見つけると、バイトに行くのをちょっと遅らせて一緒に家まで帰ったり、絶対に怒らずあわてず、すごくやさしい孫なのだ。ゆういちは大変かもしれないし、自分のことがわからなくなった母のそばで似顔絵を描きながら涙するんですが、それでも生まれ育った場所で暮らし、母のそばで会いに来ることができ、息子も優しい子供で、、、、それはある意味恵まれている気もする・・・ペコロス仲間の竹中直人(最初はヅラでごまかしてる)&温水洋一コンビもゆういちの良き理解者だし、長崎弁がまたすごくいい。いろんな感覚が残って、かなり面白かったです。とにかく、細かいところ笑える部分がたくさんあって、取り扱っている題材はなかなか寂しい感じもするけど、、、よかったです。この写真、最後に出てきます。みんなすでにこの世にいない人なんだけど、、、痴呆がはいると、私の母方の祖父もそうだったんだけど昔のことは鮮明に思い出すみたいで、、、どんどんその時代に意識がいってしまうんでしょうね・・・このパンフは、結構面白かった。 最近、HPをプリントしただけ?みたいな中身のないパンフが多かったけどこれは結構読めました。 原案の岡野さんの漫画もちょっと載っていて・・・・読みたくなります。1,500円以上お買上げで送料無料!!【漫画】ペコロスの母に会いに行く 全巻セット (1巻 最新刊) / 漫画全巻ドットコム(オリジナル・サウンドトラック)/ペコロスの母に会いに行く オリジナルサウンドトラック 【CD】
2013.12.08
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これも、さっきのスパークルのあとそのままつけていたら始まって、なんとなく見てしまった・・・あまり好きなタイプの映画じゃないんだけどクライムダウン A LONELY PLACE TO DIE(2011年イギリス)監督:ジュリアン・ギルビー脚本:ジュリアン・ギルビー、ウィリアム・ギルビーあらすじ山中で発見した少女の救出をきっかけに、思いもよらぬ事態に巻き込まれていく5人の登山家の運命を描くサスペンス・アクション。スコットランド高地の山に入山した5人の登山仲間。2日目に地面から出た換気パイプをメンバーが発見する。そこから聞こえたのは人の叫び声だった…。5人が掘り返してみると、 箱の中から震える少女が現れる。彼女は誘拐されたセルビアの女の子だった。彼女を保護したばかりに、何者かに命を狙われるハメになる5人だった…。という具合なんですが、、、これも日本未公開作品みたいですね。まあ、登山に出かけて地中から女の子をみつけちゃう、そして最初に犯人だと思った銃を持った二人組が別の二人組みにいきなり殺されちゃう、と展開が最初は不思議だけど、、、だいたい人質とみられる少女を救って犯人に追われるとなると5人の登場人物は順々にやられちゃうんだろうなー、というのは予測できる。で、 登山経験豊富なアリソン(メリッサ・ジョージ)が最後まで残るだろう、というのも予測できます。あと、はじめは頼りなさげだったエド(エドワード・スペリーアス)が結構頑張った。多分男性では最後のほうまで残るだろう、と思ってはいたんだけど、、、リーダー的存在のロブ(アレック・ニューマン)が、あっという間に崖から落っこちて転落死しちゃって、ちょっとびっくり。少女を誘拐していた誘拐犯と、娘を誘拐された闇組織の依頼した交渉人、などなど5人が敵に回した悪役側の人物があれこれお入り乱れてちょっとわかりにくいのと、殺戮シーンがなんとなくえぐくて、、、あまり好きではない感じ・・・それと、ラストもなんかよかったんだかなんだか、わからん感じ。まあ、普通っちゃ普通の映画かなあ~繰り返して見たい、とか記憶に残る、とかそういう感じではなかったな、私の好みからすると。[DVD] クライムダウン
2013.11.24
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なんとなくWOWOWをつけっぱなしにしていて、結局見てしまったーながら見だけど、久々の映画。ホイットニー・ヒューストン/スパークルSparkle(2012年アメリカ)監督:サリム・アキル脚本:マーラ・ブロック・アキルあらすじ モータウン全盛期の1960年代、デトロイト。シングルマザーのエマ(ホイットニー・ヒューストン)に育てられた スパークル(ジョーダン・スパークス)、シスター=タミー(カルメン・エジョーゴ)、ディー=ドロレス(ティカ・サンプター)のスパークルの3姉妹は、ボーカルグループとしてスターの座を掴みつつあったが、ある事件によって解散へと追い込まれてしまう。当初スパークルは、音楽が大好きで密かに曲作りも手がけているが、自分が表に立つことは考えず、裏方で音楽に触れられていることに喜びを感じていたのだが、 母の後押しを支えに、1人の歌手として舞台に立つことを決意する…。これは、日本未公開ですがDVDなどソフトには、なっています。ホイットニー・ヒューストンが出演する最新の、そして最後になってしまった映画です。一世を風靡した伝説の女性グループ、ザ・シュープリームスを題材にしたミュージックドラマとなっていて、1976年にアイリーン・キャラ主演で映画化された同名作品のリメイクだそうです。この時代の、 ブラックミュージックを題材とした映画はいろいろあるしいくつか見ていますが、ああ、そっちにすすんじゃだめ!って部分でだいたいドラッグや金、名声におぼれ、だれかが身を滅ぼしちゃうんだよねえ・・・それが悲しい。生きるバックグラウンドが全然違うんだろうけど、日本人にはわかりにくい感情の流れもあります。でも、家族や仲間、そして自分を信じていつか夢を掴み取る、そんなラストはやっぱ嬉しいホッとします。それと、やはり歌は見所、聴きどころ。特にホイットニーが最後のほうで教会で歌う場面は、なんか昔聞いた生き生きとして張りのある歌声で、、、じーんとくる。ホイットニーが全米チャートを賑わしていた80年代後半にヒット曲はよく聞きましたが、その若かったころのイメージがあったけど厳しいママ役も結構はまっていて、最初わからなかったくらいで・・・どうにも相容れないかも、と一時冷戦状態だったエマとシスターは、シスターが捕まっちゃってから静かに雪解けを迎え、、、やっぱりママと娘はいつまでもママと娘だな、って感じだし、ディーもなんだかんだいってちゃんと医大に受かり、そしてスパークルもレコード会社との契約をかけたショーを成功させて・・・というところで終わりました。まあ、それほど目新しい感じはないんですが、ホイットニーの元気そうな姿が、なんか悲しい・・・なにはともあれ、ホイットニー、安らかに。DVD 3枚3000円セール対象商品【DVD】ホイットニー・ヒューストン/スパークルホイットニー・ヒューストン [OPL-80253]★【送料無料】BD/洋画/ホイットニー・ヒューストン/スパークル(Blu-ray)/BLU-80253
2013.11.24
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以前録画していたものを、先週末の午後、紅実と見ました。桐島、部活やめるってよ(2012年「桐島」映画部)監督:吉田大八脚本:吉田大八・喜安浩平原作:浅井リョウあらすじとある田舎町の県立高校映画部に所属する前田涼也(神木隆之介)は、クラスの中では地味で目立たないものの、映画に対する情熱が人一倍強い人物だった。そんな彼の学校の生徒たちは金曜日の放課後、いつもと変わらず部活に励み、一方暇を持て余す帰宅部がバスケに興じるなど、それぞれの日常を過ごしていた。ある日、学校で一番人気があるバレー部のキャプテン桐島が退部。それをきっかけに、各部やクラスの人間関係に動揺が広がり始めていく。桐島本人は一度も登場しませんが、バレー部のキャプテンで県選抜選手候補にもなり、成績も優秀、彼女は学校一美女の人気女子、と学年でも一目おかれる人気者、というのが、周りの話などでわかってきます。それがなぜか、金曜日に部活にこない、彼女も連絡がとれない、というところから始まるんですが、金曜日は何度か描写されます。タイムスパイラル、という手法で時々こういった作風の映画や映像作品がありますが、最初は、金曜日・・・・ん、また金曜日???ってなるかな。紅実は初めてこういうタイプの映画を見たようで、また金曜日だって!?と言っていました。登場人物それぞれの視点・視線で描かれていて、カメラアングルもイチイチ変わり、その人物がそのときどこを(誰を)見ていたかがわかって面白い。学校舞台だから、当たり前ですがいろんな人物が絡んでくるんだけどそれぞれの世界や付き合いがあり、また一見仲よさそうでも本当に思っていることをあまり口にしていないみたいで・・・だから、だれが誰のことを好きとか気になっているということはちょっとしたしぐさや目線でしか想像できないようになっていて、でも高校生って案外そうだったかも・・・とも思える。人気者が中心にいることで、一見うまく回っていた小さい社会、ですがその中心が突然かけると、案外人間関係があからさまになっていく、そんな怖さがある話ですね。高校生って、あからさまな子供じみたイジメとかが少ないかもしれないけどそれなりにクラスでも序列ができていて、舞台となる、前田や東原(橋本愛)、沢島(大後寿々花)、菊池(東出昌大)などがいるクラスでも、成績のよい桐島主将のいる(いた)バレー部をはじめとする運動部が上位、前田の所属する映画部は下位、という序列ができています。ようするに、運動部とその取り巻きみたいな帰宅部、無所属部、は映画部などの文化部をちょっと下に見てるというかバカにしてる。文化部の中でも、吹部はちょっと上で、映画部は相当下っ端みたいな。だいたい泣けたのが、剣道部の部室に間借り状態のくらーーい映画部の部室・・・そんで、漫画だの映画雑誌の回し読み・・・そういった、実は切実な、人気ランキングとか上下関係とか、面倒な建前とか・・・案外ガンジガラメな高校生たち。結構泣けてきます。学園モノらしく、カナメの人物は実力派が頑張ってるけど若手もたくさん出ていて、顔ぶれ見てるのも面白い。主な出演者は、前出の 神木隆之介、橋本愛、大後寿々花、東出昌大、他に、東原と友達には内緒で付き合ってるらしい(でも関係は微妙っぽい)竜汰に落合モトキ、バレー部でもがく風助に太賀、風助に気持ちを寄せているバトミントン部の宮部に清水くるみなど、他にもたくさん注目の若手さんたちが出ていますねーこのときは、まだ俳優デビューだったみたいでちょっと棒読みですが東出くんはいよいよ朝の連続テレビ小説登場、ですもんね~~!ラスト、 桐島が来てるって!?と、屋上に集まってくるクラスメート。いよいよ桐島の姿を見ることができるのか???と思うけど、甘い。結局そこに桐島はいなくて、撮影をしていた映画部に人が入り乱れる。みんな映画部を下に見てるわけだから、撮影現場を荒らされた前田ですが、、、前田にカメラを向けられた菊池が、「俺はいいって…」と涙を流すんですね。なんでだ???といろんなことを考えます。明確な理由は、見てる側には想像するしかないんだよなあ。そういうシーンがとても多いんですけどね。だって、菊池は桐島とつるんでいる側で、クラスでの序列は上のほうなわけ。落とされた前田の八ミリカメラを手にして、前田に対して何を思ったのか・・・ そしてそのままラストになるんだけど、まだ引退しないキャプテンが試合のたびに誘ってくれる野球部、の練習を見つめる菊池。彼は幽霊部員らしいんだけど、多分実力はあるんでしょう、試合によく誘われていました。そして練習を見ながら、桐島に電話を掛けるんですがこれも何を意図していたのかわからない。ここで映画終わっちゃうし。信頼できる仲間たちと映画製作に燃える前田をうらやましく思ったのか、それに感化されて野球部に居場所を求めたかったのか、なぜ居場所のひとつだったはずのバレー部をやめたのかを、桐島に聞きたかったのか・・・菊池は、彼女もいるけどいまいち本気っぽくないし、野球部も幽霊部員だし、なんか中途半端な高校生活なんだよなー前田の前で涙を流したのはなぜ・・・とにかく、いろんな空白を見てる側が埋めていくような映画でした。前田が後輩に台詞として言う、戦おう、この世界で。俺たちはこの世界で生きていかなければならないのだから・・・という言葉。後輩には、(台詞)覚えといてよ、って言うんだけどね、自分に言い聞かせてるようにも聞こえます。いいんだよね、神木龍之介くんの、おどおどした映画部長っぷり。それがここだけは、しっかりと後輩に諭すというかね。終わり方が突然で、紅実はえ、もう終わり?意味わかんなーーいっと嘆いていました。ちょっとねー、高校生とか高校を経験したものじゃないと、感覚的には難しかったかなあー
2013.09.13
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先日久々の梅田おでかけの際に、見てきましたー会員証の更新もあったんで・・・ブルーノのしあわせガイドScialla!(2011年イタリア)監督:フランチェスコ・ブルーニ脚本:フランチェスコ・ブルーニあらすじローマに暮らす元教師のブルーノ(ファブリッツィオ・ベンティボリオ)は、ゴーストライターの仕事のほかに家庭教師のアルバイトもしながら自由でお気楽なひとり暮らしを楽しむ独身中年男。ところがある日、ブルーノが教えている高校生ルカ(フィリッポ・シッキターノ)の母親マリーナ(アリアンナ・スコンメニャ)から、衝撃の事実を知らされる。半年間家を留守にするという彼女は、ブルーノにルカを預かってほしいと願い出るのだが、当然のように預かる理由が分からないブルーノに対し、マリーナは自分が15年前に一晩だけ過ごした相手であることを打ち明け、ルカはその時に授かったブルーノの息子だというのだった。あまりのことに困惑しつつも、マリーナとの約束で自分が父親であることは秘密にしたままルカと一緒に暮らし始めるブルーノだったが呼び出された学校でルカが進級できないだろうと聞かされ、父親として生活を改善することを決意する。パンフ見たら、ルカを演じたフィリッポはオーディションで選ばれた、この映画でデビューの男の子。映画がヒットして、本国では一躍アイドル的人気を博したそうです。そりゃそーだね、整った顔立ちしてるし、笑うとカワイイところもあるし。ブルーノは、洗濯物外に干しっぱなしにして 畳むことが出来ないくらいにバキバキにしちゃったり、補習の個人家庭教師もちょっと適当っぽくて、気ままな独身って感じなんですが、もと教師だけあって本気で教えると文学や芸術に明るい、というのがわかります。そしてそれが後で大きな意味を持つのだ。ルカの母親で、昔ブルーノと一夜を過ごしたことがある、というマリーナと元鞘になるわけでもなく、ルカも学校では人気者の反面、女の子とからみがあるわけでもなくて男友達とつるんでばかり、というのが、余計な恋愛ドラマナシで見ることが出来て良かった。ブルーノは、自伝を手伝ってるポルノ女優のティナ(バルボラ・ボブローバ)と、最終的にはいい感じになりますが、それも結構あっさりしていて、、、ルカとブルーノの関係がメインだから、余計な男女関係がないのはアメリカ映画と違っていて好きな部分。ルカは15歳ということになっていましたが、男友達とボクシングジムに通い、学校は行ったと思ったらすぐ抜け出したり、授業中は音楽聴いていたりとにかく不真面目なやんちゃ生徒。ジムに出入りする、ボクサーくずれみたいな男に気に入られて一緒に出かけたりするんだけど、つきあってみたら実はヤバそうなやつ、というのはわかったようで、彼に連れて行かれた詩人(ビニーチョ・マルキオーニ)と呼ばれる男の家で、クスリと大金をみつけ、なんだか知らんけど盗んじゃったんだよねーそれがばれて詩人を怒らせ、 もう命で償うしかないぞ、くらいな状況になっちゃうんですね。その件は、え、こんなヘビーな話になっちゃうの???って、最初の雰囲気と違う話だったのかな・・・って思うんだけど。どーでもいいけど、詩人役のビニーチョって、最初見たときはイタリア版ジュード・ロウ!?って・・・(髪だけ?)その絶体絶命の状況に居合わせたブルーノ、やってきた詩人は実はかつての教え子だった、といすごい展開で、結局助かって、詩人は捕まっちゃうんだよねー結構などんでん返しで、ホッとしたやら笑えるやら。とにかく、この一件でいろいろ反省したルカ、腰を痛めていたブルーノをバイクに乗せて走ったり、しだいに関係性が変わっていきます。ブルーノのサポートもあって、短期間とはいえ勉強頑張ったんだけど試験の結果を見に行ったらどうやらダメだったらしく、ブルーノは先生のところに怒鳴り込むんですね、短くても努力したことを認めてくれ、と。そしたら先生いわく、留年はルカの希望なんだとか。ずっとちゃんと勉強してきた同級生に申し訳ないし、自分はもう一度きちんと勉強するべきだと思う、という申し出だったらしく随分成長したなー、と感心するブルーノなのでした。 そうそう、このベッドカバーの色使い、壁の模様や色、家具、ホントカッコイイ。日本人の感覚ではありえないですよねー、家の中見てるとね。男二人で外に食べに行ったり、本編とは別に、そういう生活部分をいろいろ見ることが出来るのが楽しい。いやーー、久々に映画見たよ、映画館で・・・何ヶ月ぶりだろう???で、すごく迷ったんです、同じ劇場でやっていたきっとうまくいく(インド)と。ただあまり遅くならずに帰りたくて、上映時間の長いインド映画(170分)はそのうちDVDかWOWOWで、と思って諦めた。久々だったから、軽い感じで見たかったしそういう意味では、イタリア映画ってなんか小さいことで悩んでもなあー、ちょっとつまずいても人生楽しいほうがいいよなーって前向きになれるというか。まあ、日本人には無理な感覚も多々ありますがねちょっとハッピーで嬉しい見終わり感でした。ちなみに、久々に行ったお気に入り映画館で、見たいなーって思う映画のチラシ、大量ゲットですこれ、結構いい資料になるんだよね~~
2013.05.26
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先週末の新聞に載っていました。グッモーエビアン に出演している、麻生久美子さん。実はかなり好きなタイプの女優さん。肩の力が抜けてる、というようなことを書かれていましたが母親となった今も、かわらないふわふわ感??以前情熱大陸に出てたときに、共演した加瀬亮、岡田准一、松山ケンイチ、オダギリジョーなどがコメントしていたけど、とにかく、その雰囲気がとても好きです。力の抜け具合とか、あっさり透明感のある表情とか、、、シリアスな役からコメディもこなしちゃうし、かなり好きかも。この記事は、 12月15日公開のグッモーエビアンに関してでしたが正直みたい・・・最近映画見る暇も無くて、見たい映画を見にいけてない、というのも寂しいんですが、、、そりゃ、少し経てばWOWOWでOAされるかもしれないけど、あの限られた空間で2時間拘束されて、集中してみる、という環境はやっぱ貴重といいますか・・・この映画撮影時、麻生さんは妊娠4ヶ月ほど。体調的にもきつかったそうですが、パンクバンドのギタリスト役ということでギターの練習もしたそうで。うーん、見たいのだ。 グッモーエビアン! (新潮文庫) (文庫) / 吉川トリコ/著1,500円以上お買上げで送料無料!!【映画前売券】グッモーエビアン! / 一般(大人)【SW1212_40KPT】
2012.12.11
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なんとも切ない映画でした。光のほうへ SUBMARINO(2010年デンマーク)監督:トマス・ヴィンターベア 脚本:トマス・ヴィンターベア、トビアス・リンホルム あらすじアルコール依存症の母親と暮らす兄ニック(ヤコブ・セーダーグレン)と弟(ペーター・プラウボー)にとって、唯一の希望は歳の離れた幼い弟だった。育児放棄した母親に代わり、2人は盗んだミルクを与え、タバコをふかしながら赤ん坊をあやし、電話帳からでたらめに名前を付け、洗礼の真似をした。しかし、赤ん坊は突然死んでしまう。大人になったニックは交際していたアナと別れ、自暴自棄になって人を殴り、最近まで刑務所に入っていた。現在は臨時宿泊施設で暮らしながら、酒と肉体を鍛えることで時間を埋めている。同じ施設で暮らすソフィー(パトリシア・シューマン)は、息子と暮らすことが出来ず黙って連れてきて警察沙汰になったりしている。ある日、アナの兄イヴァン(モーテン・ローセ)と街で偶然再会する。イヴァンはニックを、今は結婚して子供もいるアナのところへ案内する。アナと目が合うと、ニックは逃げるように立ち去る。その夜、ニックはイヴァンに、アナが自分たちの子供を妊娠したが中絶し、そのままいなくなったことを打ち明ける。一方、弟は妻を交通事故で亡くし、幼い息子マーティンをひとりで育てていた。ある日、息子をちゃんと育てられないなら引き離すとソーシャルワーカーに言われると、生活保護を断ってその場を飛び出す。しかし彼は家に着くと息子をリビングに残して、バスルームで慣れた手つきでクスリを打つのだった。お互い辛い過去を封印するために関わらずに生きてきた兄弟は、母親の死をきっかけに教会で再会する。兄は母親の遺産を弟に譲ろうとするが、弟は慌てて、もうクスリはやっていないと答える。だが、弟の手首には注射針の痕が・・・兄はマーティンが心配だと告げ、2人は別れるのだが、やがてニックはソフィーを絞殺してしまったイヴァンをかばって刑務所へ、クスリの売人をしていた弟もたれこまれて逮捕され刑務所へ。そこで兄弟は悲しい再会をするのだった。デンマークの薬中毒の実情がかなり深刻だ、ということをどこかで聞きましたがその現実を垣間見た感じです。映像も全体的に色が抑えられていて、寒そうなコペンハーゲンの町の様子や弟の顔色の悪さ、ニックのケガの状態の悪さなど、どこか絶望的で希望が少ない感じがします。だからこそ、逆に赤ちゃんのいるシーンの明るさがまぶしい。冒頭に、赤ちゃんの面倒を見る少年二人が出てきます。これが後のニックと弟(名前は出てきません)なんですが、彼らの母親は夜中にベロベロで帰ってきて酒が無いと言ってはニックを殴る。育児放棄している母に代って、生まれたばかりの弟と思われる赤ん坊をあやし、ミルクを与え世話をしているんですね。兄弟にとって、おそらくは絶望的な毎日だろうけれども、この赤ちゃんは日常を忘れさせる希望であり、真似事とはいえ赤ん坊を洗礼して名前をつけた様子が紹介されます。そのときは、まだ名前はわからないですが、ラストに出てきます。しかし、世話をしていた甲斐も無く、赤ちゃんはある日死んでしまいました。そんな絶望的で悲しい過去から、大人になった二人。でも、なんというか負のスパイラルから抜け出せずにいるんですよね・・・貧困とドラッグと酒、暴力・・・不幸は連鎖するんでしょうか。ニックは、ある日弟に電話しますが、弟が息子を呼ぶ声に何もいえなくなり無言で電話を切ると、その公衆電話を殴り倒して右の拳を血まみれにします。弟のほうは息子がいて、全うな生活なのかというと様子が違い、実はドラッグから抜け出せずに父子生活もぎりぎり。息子を思えば、自分がなんとかしないと、ともがいている様子がとてもよくわかり、息子が可愛いから、なおのことそのキモチが痛々しい。母親の葬儀の時に会った兄弟が、 再びバラバラに暮らしている同じ時間をそれぞれ追っていくんですが、ニックの無言電話を受け取ったのが弟だったシーンや、同じTV番組を見ているシーンで、それらが結びつきます。全体がわかるまでは、ちょっとんん???って思っちゃうけど・・・弟は、息子の幼稚園の弁当も持たせてあげられない貧しい生活で、それをなんとかしたいために、時には在宅ケアを偽って老人の家に押し込み強盗に入ったりもするけど、ニックが譲ってくれた母親の財産を元手に上物のクスリの売人になると、それをうりまくります。でも、、、やめとけばいいのに・・・と思っていたら、やっぱりつかまってしまって。あーーー、これがいわゆる底辺というかどん底の日常なんだろうか・・・息子の新しい幼稚園の先生との出会いもあって、少しはまともな方向にいくのかな、と思うんだけどやっぱりダメだった。息子は、すごく素直で可愛い。 弟も、ものすごくこの息子を愛しています。自分のドラッグ中毒は隠しているけど、父親がよくトイレにこもって出てこないのを、なぜなのか、この幼い息子は多分うすうす気づいていたんじゃないだろうか・・・トイレで気を失ってしまっ父親を待ちきれずに、床で食べ散らかして寝てしまうのがなんともかわいそうで・・・・タイトルから想像していたのは、もっと早い段階で過去を振り切って少しでも幸せになる兄弟の姿だったのに、BGMで流れる曲も悲しげでうわーー、救われない話なの???と、途中挫折しそうになってしまった。結局、この兄弟が再会するのは、お互いが刑務所に入ったとき。弟はクスリを売っていたことでつかまったけど、ニックは、かつての恋人の兄であるイヴァンをかばっての投獄。金網越しではあったけれど、なんてザマだ、言えた義理か、とお互い初めて笑顔で言葉を交わして・・・弟は、兄さんを思っていた、もっと話したかった、もっとたくさん会えばよかった、と思いを語ります。あの時(多分、赤ちゃんが死んだとき)自分たちは悪くなかった、いいアニキだった、精一杯やった・・・俺も頑張った、と話す弟。でもこれまでだ、と。そして弟は看守に促されて牢獄へ戻っていきます。うーーーん・・・・イヤな予感。後日、ニックは自分の弁護人に弟のことを話して確認をとってもらうと、やはり弟は自殺して亡くなっていました・・・ニックはニックで、ケガを放置していた拳が壊死して、手首から先を切断・・・これでもか、とやってくる負の連鎖。 物語の最後の最後、ニックはおそらく自分がイヴァンをかばって罪をかぶっていたことを弁護士に告白し、釈放されます。そしてアナ会って別れを告げますが、これまた切ないシーンでした。ニックがやってきたのは、ある教会。このときに、やっと少し画面が明るくなってきました。そして、、、、弟の息子、マーティンにと一緒に弟の葬儀に出席します。このとき、初めてマーティンという名が、かつて幼くして死んでしまったあの赤ちゃんに兄弟でつけた名前だった、と分かります。ううう・・・・少年の頃の兄弟の明るい笑顔と、赤ちゃんを可愛がる様子がとにかく切ない。好んで何度も見たい映画、というわけではないけれども、いろんな場面が印象的に心に残りました。日本での公開時、宣伝文句に金子みすゞの詩「明るいほうへ」を用いていました。死や貧困が身近で、それでも明るいほうへ、ともがき頑張る姿がイメージとしてとても重なります。[DVD] 光のほうへ
2012.07.25
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先日見てきました。シネコンで上映される作品を見るのは久々。ひとえに、配役に興味があったからです・・・苦役列車 (2012年「苦役列車」製作委員会)監督:山下敦弘脚本:いまおかしんじ原作:西村賢太(第144回芥川賞)あらすじ 1986年。中学校を卒業して以来、孤独な日々を過ごしていた北町貫多(森山未來)は、19歳の今、日雇い労働で稼いだ金をあっという間に酒と風俗に費やすようなその日暮らしをしていた。ある日、職場に専門学校生の日下部正二(高良健吾)が入ってくる。一緒に過ごすうちに、貫多にとって日下部は初めて友達といえるかもしれない存在になる。そんな中、古本屋に立ち寄った貫多は店番をしていた桜井康子(前田敦子)に一目惚れをする。日下部の後押しにより貫多はどうにか康子と友達になる。しかし友達という存在に慣れていない不器用で屈折した貫多の態度により、3人の間に亀裂が生じる……。 これって、興行成績悪いんですかね?確かに、貫多は下ネタというか風俗の話ばっかりだし、なんでもかなり斜めから見て、ひねくれたものの捉え方をする・・・そういう部分が、受け入れられない人にはキツイ映画なのかも。まあ私も、最初は貫多のそういったひねくれた部分が癇に障ったところもないことは無かったけど、小学生のときに父親が性犯罪で捕まって一家離散、中学卒業と同時に日雇い労働のその日暮らし、普通の青春時代を送れなかった、そんな状態でいたら、やはり素直には生きていけないのかもしれないな・・・という部分がだんだん見えてきて、貫多に対する見方が少しづつ変わります。 正二という青年は、九州から上京したばかり、本当に素直ですれたところがなくて、普通なら絡みにくい貫多にも割と笑顔で話しかけて行ったりして・・・貫多にははじめての同年代の友達、と呼べる存在になります。中卒だから学もないし、世の中の底辺で生きてる、と何かにつけて卑屈になる貫多ですが、本を読むことだけは大好きで古本屋のバイトの康子(映画オリジナルのキャラだそうで)のことをいつも見ていました。それを正二に話すと、正二は案外世慣れてるというか、さらっと二人をとりもって、"友達"になることができます。 康子も貫多や正二と同じ年で、貫多にとっては初めてのボーリングに行ったり、海に行ってパンツで泳いだり・・・康子役のあっちゃんも、下着姿(いわゆるシミズ姿)で、波でパンツまでめくれても果敢に寒い海に飛び込んでいって体張ってました。彼らと無邪気に遊んでいる時の貫多は、やはり19歳の普通の青年で、いかにそういう状況を心の底では欲していたか、と思うと切ない・・・連続出勤すると、外の仕事じゃなくて 倉庫の中の仕事に昇進するみたいで、二人一緒に昇進しますが、、何でも起用にこなし、人当たりも柔らかい正二に対してやっぱり不器用な貫多。結局外の担当に戻ってしまったり、上司を殴ったり、、、、本当に人付き合いが下手で、感情をうまく表現できず、もどかしい。一匹狼でいいんだ、というオーラぷんぷんでありながらも、どこか寂しそうで猛烈に同年代の友達や彼女の存在に飢えている貫多と人懐っこくて何でも起用にこなす正二は、正反対とも言えるのかな。結局その後、正二の彼女を貫多が酔って非難してしまって、さすがの正二も貫多に寄り付かなくなってしまいました。寂しいことです。ま、この正二の彼女ってのも、当時ありがちなサブカルかぶれ?なわけわかんない彼女だったけどね二人のやり取りは苦笑いしちゃいます。 職場でコトあるごとに、若いんだから夢を持て、とウルサク言っていてウザいと思っていた高橋(マキタスポーツ)が職場で大怪我をして見舞金を代表して持って行ったとき、初めて自分は本を読むことだけは好きだから、モノを書きたい、と貫多は自分の思いを高橋にぶちまけ、それに応えるように高橋はかつて歌手になるのが夢だ、と言っていたことにたがわない歌声を強引だけど聞かせてくれるんですよね・・・これは、口下手同士だけど精一杯の高橋のエールで、、、ちょっと感動的。貫多は、自分の気持ちをうまく表現できず、友達じゃなくていい、やらしてくれ!と康子に迫ってしまい、頭突きされて二人は終わってしまいました。3年経って髪だけ伸びて、まだソープ通いもやめず、合い間には康子のいなくなった本屋で本を読み、、、でも、康子も正二ももう彼の周りにはいません。そんなある日、飲み屋で見ていたテレビで歌う高橋の姿を見つけた貫多。その飲み屋で別の客とケンカになり、気がつけばパンツ一丁で伸びてたんですがそのことで吹っ切れたのか、かつて3人で遊んだ海の幻をみながら走って帰ったアパートで取り憑かれたように文章を書き始めます・・・ちょっと終わり方が不思議な感じもしましたが、、、、、そうやって貫多は自分の夢をかなえようとしていました・・・・というところで終わります。やっと貫多が前に進みそうだ・・・という希望的な感じでした。 配役はよかったかな、と思うんですね。さすが森山未来、ってところかな・・・なんかむくんでる感じがするなーと思ったら意図的に4キロほど太ったそうです。貫多は、家賃を払わず、日給は酒と風俗に消えるという、かなり不摂生な生活だから、なのだそうで。撮影中風呂なしアパートで過ごした、ということは聞きましたが、普段のトレーニングとかをやめて、不摂生でむくんだ感じを出したかったらしく、、、確かに、ちょっとがっちりしていたというか、、、でもね、半裸とかのシーンでは、しっかり腹筋割れてましたなりきりっぷりは、相変わらずスゴイと思います。時代背景というと、貫多と正二、康子は昭和42年生まれで、彼らの19歳の頃の話なわけで、私はほぼ同年代、その年齢は同じく大学生だからすごくその頃の雰囲気がわかるというか、、、貫多や正二はちょっと腰高のジーンズにシャツをイン、とか、分煙とかじゃなかったんでタバコをどこでもぷかぷかとか・・・そのへんの生活観というか、感覚がわかりやすいから、ある程度好意的に見ることが出来たのかなあ・・・でも、好き嫌いが分かれる映画かも、と思いますね。にしてもさ、、、、なんでもかんでも、小説を映画化にしないでいいんじゃないの?って本当につくづく思います。舟を編む(三浦しをん)も映画になるんだよねーなんだかなあ・・・苦役列車 新潮文庫 / 西村賢太 【文庫】
2012.07.22
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むかしむかーーし録画したものを見ました。タナカヒロシのすべて (2004年「タナカヒロシのすべて」製作委員会)監督、脚本:田中誠あらすじ田中宏(鳥肌実)は32歳。かつら工場に勤めるサラリーマン。会社では同僚や上司(高橋克実)との付き合いもすこぶる悪く、趣味もなく、恋人もいない。いつもお昼を買っているお弁当売りの娘(ユンソナ)に笑顔で話しかけられても、無反応。家に帰っても、両親から結婚をしろと言われたり、愚痴を聞かされてばかりで、血尿まで出る始末。平々凡々な生活ながら、宏はそんなことを気にするでもなく暮らしている。そんなある日、病気がちだった父親(上田耕一)が、急死。この日から宏の人生は急転直下する。葬式に来た父親の会社の人事担当からは、父の退職金はすでに前払いで、全額支払済みだと言われる。ローンの残る家を売り払い、新しい家を買った。引越し先で近所を散策していた宏は、道端で怪しい男(伊武雅刀)と出会う。そして、男の主宰する“テルミンと俳句の会”という怪しいサークルに参加するようになる。そこで宏は、サークルに参加している飯島(市川実和子)という女性と仲良くなる。それを機に、それまで無趣味だった宏は、俳句に興味を持ち始める。そんな中、母親(加賀まりこ)が癌であることが発覚する。医者からは、全身に転移しているため治療は不可能と告げられ、やがて母親も亡くなる。ひとりぼっちになってしまった宏。その上、飯島といい感じになったのもつかの間、彼女がレズビアンであることが発覚。また、付け焼刃の俳句の知識も災いして、宏は振られてしまった。そこに追い討ちをかけるように、悪徳屋根修理業者(寺島進)やシロアリ駆除の詐欺にカモにされてしまい、財政難に見舞われる。会社の経理に相談すると、このままで行けば家計は3年で破綻すると宣告される。仕方がないので父が遺してくれた唯一の財産である家を売り、賃貸のアパートに引っ越すことに。心機一転、飼い猫のミヤコと暮らしていこうとした矢先、今度はミヤコが病気になってしまう。動物病院に入院することになってしまったミヤコもどうにか持ち直すと、今度は会社が倒産してしまった。途方に暮れる宏。そんなとき、いつも通っていた弁当売りの娘とばったり出会う。お互いの身の上話をしながら二人で歩いていると、ビルの工事現場で今度は頭上から鉄骨が落ちてきた・・・! なんだろーな、もうシュール・・・というかなんというか。非常に地味で、淡々とした日常を送っていた男の毎日、って感じでヒロシはこれ以上ないくらい普通の人なんですが、、、不幸に見舞われるようになると、徹底的に災難に見舞われて、ともすれば暗くなりがちなのに、でもそんなに暗くならないのは・・・ヒロシという人物の、あまりにもマイペースな暮らしっぷりだからか?物事にたいするリアクションも小さいので(猫が病気になったときだけ結構バタバタうろたえていたが)、あれ、災難にあってるのに結構平気かも?と、見てるこっちもだんだん麻痺してくる感じです。 弁当屋のユンソナは、彼のいつも買う弁当を他の人には売らずにちゃんととっておいてくれたり、なかなか好意的。それどころか、怪しげな会で知り合った飯島ともいい感じになるし、実はなにげにもててる???見ようによっては、カッコイイ・・・かも?ホントはこの人カッコイイのか??わからん。ホント、だんだん麻痺してくるんですよね~ 冒頭で、務めるカツラ会社の様子がしばらく出てくるんだけど、なんかみんな淡々と仕事していて妙におかしい・・・明るいピンクの制服が、逆に哀愁を帯びてるような。この、テルミンと俳句の会、てのもねー 伊武雅刀さん、やたらハマっていました、怪しすぎ。 そうそう、デリヘル嬢(矢沢心)とは結構あれこれ話をして、いい感じなんだね。ちょっとしか出てこないんだけど。てか、この映画、すごくいろんな人が出てるんですよ、実は。主人公のヒロシ役の鳥肌実という人を知らないので(ここの市出身の芸人らしい)芸風とのギャップとかわからないし、、、芸人さんというか、パフォーマー?調べてみたら、ほとんどメディアには出ない、HPも結構右翼っぽく?ちょいと過激な感じもするみたいだけど、、、他では見たことなくて。で、脇役には他に、友人に宮迫博之、その妻に西田尚美、看護婦が小島聖、中華料理屋のママが日吉ミミ、料亭の仲居に島田珠代、税理士に小倉一郎、弁当屋に良く来る工員に三宅弘城・・・挙げたらキリが無いくらい、いろんな人がちょいちょいと出ています。そしてラスト、鉄骨が落ちてきて、あーー、もう不幸もここに極まれりっって思ったら、、、、ヒロシと弁当屋の彼女の周りを四角く囲むように鉄骨が落ちていて、、、、不幸続きもここで終わるのだろうか、と。お金が無くなったり、とんでもない契約交わしたり、仕事もないし・・・でもきっとまた淡々と生きていくのかな~という、希望的な推察で終わります。よかった・・・・のかな???挿入されている曲が、なんともレトロというか懐かしい感じでサントラも出ているんですが、雰囲気があっていていい感じでした。[DVD] タナカヒロシのすべて デラックス版【送料無料】タナカヒロシのすべて o.s.t/サントラ[CD]【返品種別A】【smtb-k】【w2】
2012.07.05
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これは録画で見た映画です。ギャラリー Boogie Woogie(2010年イギリス)監督:ダンカン・ウォード脚本:ダニー・モニハンあらすじ ロンドンきっての美術商アート(ダニー・ヒューストン)が考えるのは金儲けとセックスのことばかり。そして、かつては裕福だった老人、ラインゴールド(クリストファー・リー)が持つ画家モンドリアンの作品、"Victory Boogie Woogie"(VB-B)を手に入れようとしていたが、ラインゴールドは生前の作者から直接買った作品を売ることに猛反発。そこで、アシスタントのベス(ヘザー・グラハム)とともに、ラインゴールドの使用人ロバート(サイモン・マクバーニー)に接触、ラインゴールドの妻アルフレーダ(ジョアンナ・ラムレイ)に絵を売る決断を迫る。美術収集家のボブ(ステラン・スカルスガルト)と妻ジーン(ジリアン・アンダーソン)は、VB-Bを手に入れようとディーラーとして独立したがっているベスを支援しアートを出し抜いてモンドリアンの作品を手に入れようとしていた。ジーンは、ベスの恋人でアーティストのジョー(ジャック・ヒューストン)と親密な関係になり、ローラースケートで街を移動する、破産した元美術収集家ペイジ(アマンダ・サイフリッド)は、アートと面会して雇われることになった。ビデオアートを手がけるレズビアンのエレイン(ジェイミー・ウィンストーン)はベスに気に入られ、彼女と手を組み個展を開くことになった。エレインは友人デューイ(アラン・カミング)にそのことを伝えるが業界で成功を夢見るも、自分の企画書を目の前でアートにボツにされていた彼は自分がエレインをベスに紹介したのに裏切られたと考え、自殺すると取り乱す。その様子もエレインはビデオで撮影していた。その間にもVB-Bは値段を吊り上げていったが、ラインゴールドがとうとう息を引き取るが、すっていた葉巻が引火して屋敷は消失、VB-Bは燃えてしまった。保険金で、アルフレーダはロバートと共に海外へ、ベスは個展を成功させボブはペイジと結婚、エレインはビデオの中にデューイの自殺現場を挿入・・・そしてアートは新しいアシスタントを雇うのだった。・・・とまあ、とにかく一つの美術品が、 時に日本円にして数十億円で取引される特殊な世界を描いた作品でして、非常に生々しいというかなんというか。その世界にいるのは、アートを儲けの道具にすることしか考えない画商であり、乱れた暮らしを送ってセンセーショナルな作品しか生めないアーティストであり、同じように芸術を金儲けの手段にしか考えないクライアントであり、自分の体をも使って成功することを考える上昇志向の強いアシスタントであり… 冒頭は、主な登場人物が断片的に出てくるので、つながりとか全然意味が分からないんだけど、、、、まーー、とにかく、なんつーかエゲつないすね。どこまでリアルかわからないけど、ありそうだなあ、そういうものなのかな、と思ってしまった。人間の関係性も、すごく薄っぺらで簡単で、裏ではみんな自分の利害関係のことを考えてばかり。だいたい、アートとペイジがくっついたのも笑えた。しかも、ペイジを食事に誘って、彼女は気分が悪くなって倒れるんだけど病院で緊急手術したら、体内から奇形胎児が摘出されちゃう。それもどうかと思うんですが、その摘出された胎児をアートは医者から手に入れて、額に飾ってペイジに贈るといく、、、、悪趣味極まりない。芸術って、何がいいのか悪いのか、全然わからなくなってしまいましたね。エレインのビデオアートだって、???な感じだし、それをやはり???と思う人もいるわけ。 劇中では、ジーンは結構まともというかそんな感じだったかな?ジーンは同じ収集家といっても、ボブの趣味とは合わないらしく、ジョーのアトリエに行って、深い関係にはなるものの、彼のアートには???って…一応、話をあわせてただけ、って感じ?ビデオアートの個展にも一応いくけど、はあ??って感じでかなり嫌悪感ありありでなんかおかしかった。その個展で、ジョーはというと、ベスには見放されペイジにも相手にされずあー、この人は多分日の目を見ないままおわるんだ、、、って感じでこれまたシビアでした。アートの世界を扱う作品は いくつか見たことはあるけれども、作品に群がるディーラーやクライアント、成功したいアーティストやディーラーの卵などなど、なんか本当にエグイ世界だったなあ~そして、なんだかんだとありながらも、また新しいアシスタントを雇ってたくましく商売を続けるアートのしたたかさが、逆にコミカルでした。でも、、、繰り返して見たい、というほどの作品ではなかった、あくまでも私の感覚ですけどね。1回みるのはいいかな。
2012.07.03
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先週、病院に検査結果を聞きに行った日に、ついでに会員登録の更新をした映画館で見てきました・・・年配のかたがとても多く、しかも隣にいたおじさん(おじいさん?)がガサガサとビニール袋から何か出したりしてずっとうるさくてキリマンジャロの雪 Les neiges du Kilimandjaro(2011年フランス)監督:ロベール・ゲディギャン 脚本:ロベール・ゲディギャン、ジャン=ルイ・ミレシ あらすじ港町マルセイユの埠頭。青い作業着を着た男たちが並んでいた。ミシェル(ジャン=ピエール・ダルッサン)が労働組合委員長を務める会社も人員削減を余儀なくされ、労使間の協議で20名の退職者をクジで選ぶことになったのだ。ミシェルが次々と名前を呼び上げていく中、彼自身の名前も読み上げられる。委員長権限でリストラ対象から外すことができたにも関わらず、彼は自分の名前もクジに入れていたのだ。ミシェルは、妻マリ=クレール(アリアンヌ・アスカリッド)に、自分がリストラにあったことを告げる。妻は戸惑いながらも、気骨溢れる夫を誇りに思っていた。2人の結婚30周年を祝うパーティーが行われ、リストラされた社員も含めた多くの仲間が招待された。孫たちの合唱『キリマンジャロの雪』と共に、夫婦の長年の夢だったアフリカ・キリマンジャロへの旅が家族からプレゼントされる。しかし、このサプライズが彼らの人生に思わぬ事態を招いてしまう。ミシェルとマリ=クレールが、ドゥニーズ(マリリン・カント)とラウル(ジェラール・メイラン)の妹夫婦たちといつものようにカードゲームに興じていたある日の夜、突然マスクをした強盗2人に押し入られる。強盗は金品と共にキリマンジャロ行きのチケットを奪っていった。まじめに善良に生きてきたのに、なぜ自分たちがこのような目に遭うのか、と悲しみに暮れるミシェルたち。ドゥニーズは事件をひきずり、日常生活を送れなくなってしまう。ラウルはそんな妻を見て、犯人への憎悪が膨らんでいくばかり。数日後、犯人の1人が、ミシェルと一緒にリストラされたクリストフ(グレゴワール・ルプランス=ランゲ)であることが判明し、ミシェルとマリ=クレールは大きなショックを受ける。しかし、青年が幼い弟2人を養い、借金と生活苦に行き詰っての犯行だったことが、やがて明らかになる……。 ヘミングウェイの短篇を原作とした映画は、50年代のアメリカ作品にありますがこれはヘミングウェイ原作とは違います。ロベール・ゲディギャン監督が、生活苦にあえぎながらも隣家の孤児を引き取る漁師夫婦を描いたビクトル・ユゴーの長編詩「哀れな人々」に着想を得た、という作品となっています。 とにかく、マルセイユの普通の暮らしがたくさん見ることが出来ること、何気ない生活の風景がまばゆくてきれいなこと、それが印象的。映画館では、デジタル加工していないフィルムなので、字幕が一部見づらいかも、と注釈してありましたが、背景がまばゆくて確かに字幕が見えにくいことがありました。ミシェルとマリ・クレールは、子供たちも独立し、堅実に生活している、そんなベテラン夫婦で、しかもミシェルはリストラのくじ引きに自分の名前も入れてしまうくらい正直というか、曲がったことが出来ない性質。それでも、週末には子供たちや孫たちと海に行ったり、庭やテラスでバーベキューしたり、、、悠々自適に見えます。ただ、職場でリストラがあったり、その再就職が非常にキビシイ状況だったりどこの国でもそうでしょうけど、仕事をするのは大変なんですね。ミシェルはまだ、子供たちも独立しているし、マシなほうですが今回彼らを襲うことになった若いクリストフはかなり切羽詰っています。驚いたのは、盗まれたコミックがきっかけでクリストフは捕まるんだけど、その捕まったクリストフと被害者のミシェルが面会できるというのが、、、どういうシステムなのか分からないけど、犯人なのに、捕まったときも刑が確定するときも被害者と会えちゃうんだよなあ・・・クリストフは反省する感じがなくて、、、ミシェルにしてみれば、誤って欲しいとかそういうことではなく、同じ職場にいたもの同士なのに、どうして?というキモチが強かったんでしょうかね。警察や容疑者のタチイチが、基本的に日本とは違うようで、結構ギャップを感じながら見ていました。 妻のマリ・クレールも、ミシェルに負けず劣らず正直な生き方をする人で彼女はクリストフの弟たちが住むアパートを見つけ出し、すこしづつ世話を焼き始めます。一緒に映画をみたり、家の中を片付けて眠るまで一緒にいたり、、、この弟たちも、クリストフとは腹違いなんだけど、すれた様子もなくて実は素直で可愛い少年たちで、それがまたいたたまれない。彼らを置いて、新しい男と旅行に出かけようとする母親にもマリ・クレールは直接話をしにいってしまうくらいで、すごい行動力。ミシェルも、裁判所まで会いに行ったクリストフにつよく言われて考え込み、飛行機チケットを払い戻した金を持って彼のアパートを訪ねると、幼い弟たちとその生活を知っていて、何かと支えてくれる近所のアニエス(ジュリー=マリー・パルマンティエ)から、子供たちはいつか施設に、という話を聞いてますます考え込んでしまいます。最終的に、夫婦がとった行動は同じ。 クリストフが刑期を終えて戻るまで、自分たちが幼い弟たちを引き取ろう、というものでした。たとえ、それがいいと思っても、実際に行動できるのか、ある意味お人よしなこの二人の決断を、子供たちはよく思うはずもなく案の定反対されたりしますが、、、でも二人は揺らがなかった。夫婦でそういう考えが一致する、というのもすごいなあーと素直に思います。 その後の生活がどうなるか分からないけどクリストフをとても恨んでいた、一緒に被害にあったラウルとドゥニーズにもその幼い弟たちを紹介して、、、、ラウルとミシェルは、同僚であり義兄弟であり、そして幼馴染で、犯人発覚の発端となったマンガ本に関してのラウルの告白で幕を閉じます。ともすれば、とても重くなりそうな話ですが、そんなことは全然なくてこうやってまたこの人たちは日常を堅実に過ごしていくんだろうなーって思います。ミシェルとマリ・クレールの夫婦に関しても、過剰な愛情表現があるわけではなく、それも心地よかったかも。でも、深く理解するには、私は少し若かったかもしれないなーーってちょっと・・・・思いました。
2012.07.02
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ずっとためていた映画を見たんだけど、その感想もためていました・・・・歓びを歌にのせて SA SOM I HIMMELENAS IT IS IN HEAVENAS IN HEAVEN(2004年スウェーデン)監督、脚本:ケイ・ポラックあらすじダニエル・ダレウス(ミカエル・ニュクビスト)は、天才指揮者として大きな名声を得ていた。しかし、命を削るかのような激しい表現や分刻みのスケジュール、そして絶えず注目を浴び続ける生活のせいで彼の心臓はボロボロになり、次第に孤独と惨めさを感じていった。あるとき、ついに舞台で倒れてしまい、肉体的・精神的に限界を感じたダニエルは、突然すべてを捨てて、幼少時代を過ごしたスウェーデン北部ノルランド地方の村ユースオーケル(架空の村)に一人戻った。唯一の肉親である最愛の母親は彼が幼い頃に事故で亡くなっていたし、音楽にすべてを懸けて生きてきたため、恋人と呼べる人もいなかった。ダニエルは、故郷の廃校になった母校の小学校を買い取り、そこに住むことにした。幼少時と名前を変えていたため、村人は彼がこの村の出身だとは気付かなかった。彼は間もなく、牧師のスティッグ・バーゲン(ニコラス・ファルク)らに小さな協会のコーラス隊の指導を頼まれる。ダニエルは再び脚光を浴びることに抵抗を感じてはいたが、彼らの歌を聞き、自ら指導を引き受けたいと熱望する。コーラス隊の指導を始めて、心から音楽を愛する彼らの気持ちに触れ、ダニエルは再び音楽の素晴らしさを実感していく。コーラス隊のメンバーは、それぞれに様々な問題を抱えて生きていた。どんな人にも分け隔てなく天使のような母性を持って接するレナ(フリーダ・ハルグレン)は、愛する人に騙されたという過去の辛い恋を引きずっていたし、二人のかわいらしい子供と美しい歌声に恵まれたガブリエラ(ヘレン・ヒョホルム)は、夫コニー(ペア・モアベア)の激しい暴力に日々耐えていた。おしどり夫婦と思われた牧師夫婦の妻インゲ(インゲラ・オールソン)も、聖職者である夫スティッグとの夫婦生活に密かな不満を抱いていた。みんな今の生活を変える勇気をなかなか持てなかったが、ダニエルを通して音楽から勇気をもらい、人生の“一歩”を踏み出す自信を得る。もちろんそれを面白く思わない者もいた。牧師のスティッグは村人から信頼の厚いダニエルを脅威に感じて嫉妬心を露わにし、暴力で妻ガブリエラを支配していたコニーは妻を失うのではないかという不安を、暴力でダニエルにぶつけるのだった。それでも、練習の成果があり、 コーラスコンクールに参加することとなった一行。借りたバスに皆で乗り込み、インスブルックへと向かう。コンサート当日、ダニエルは始めてレナに言葉で愛を伝え二人は結ばれる。心を一つにできる仲間と、愛する人を初めて得た歓びを胸にダニエルはステージに向かうが、その途中、心臓発作に襲われるのだった。2004年のアカデミー賞外国語映画賞にもノミネートされた感動ドラマ、ということなんですが・・・・なんというか、お国の違いだよなーって思ってしまう、感覚の違いは終始感じていて、なかなか入りこめないというか共感出来ないというか・・・それが正直なところでした。期待しすぎたんだろうか???ラストは、え???で終わってしまって・・・・結局、分かったようなわからんようなスピーカーから聞こえてきたみんなの歌声に、心底うれしそうに微笑みながら(多分)息絶えたダニエル。えーー、死んじゃったの??という、、、、物足りなさがめちゃ残りまして。幼い頃から音楽一筋で、周りとも溶け込めずイジメにもあい、(実はそれがコニーだった)ましてや愛する人も出来ず、愛情を注いでくれた母親は目の前で事故で亡くなり・・・音楽の才能があってそれで成功しても、とても悲しい過去を持つダニエル。それでも、そのつらい思い出もある故郷に戻って、少しずつ歓びを見出していったところだったので、、、この結末はなんともいえなかったのです。風景や建物が北欧!って思いました。 教会や小学校の形や色がね、なんか絵本みたいなんです。雪の風景はもちろん、湖や町の景色も、欧米とは異なった雰囲気が感じられなかなかよかったです。心臓に病気があるのに、初めて自転車に乗ってみたり湖に入ってみたり、少年期には経験できなかったことをレナの影響もあってどんどんチャレンジしていくのが、ハラハラしつつもほほえましいというか。そして、随所に北欧らしい生活の様子も垣間見えて、、、人物も素朴な感じなのですが、特に美男美女がいるわけではなく、本当に人間ぽいというかね(うまく言えませんが)ガブリエラが家を飛び出し、 ダニエルに逆恨みしたコニーが湖で襲われてしまうんだけどつかまったコニーにガブリエラが面会に行くシーン。もう一緒に暮らせないけど、頑張っていつか子供に会えるようになって、というところは、なんとなくうるっとしたな・・・いや、細かくうるっとする部分はあちこちにあります。ダニエルとレナの話が中心ではるけれども、それぞれが物語を抱えていてそれは必ずしもうまくいく話ではないし、、、ガブリエラ役のヘレン・ヒョホルムというかたは、本国では有名な歌手なんだそうです。どうりで歌が巧いわけだ音楽によって、何か問題を抱えていた主人公もしくはその周りの人たちが再生して新しい歓びを得ていく、という話はたくさんありますが、これもまた、ダニエルの人生の再出発の物語でもあるし、取り巻く人たちにも、悩み多き今の生活から一歩踏み出す物語でありました。結果的にダニエルは、 レナとその子供と幸せな生活を送ることなく人生を終えてしまったけれども・・・レナと思いが通じ、一緒に頑張ってきた仲間の美しい声を聞きながら絶命したのなら、やはりそれは幸せだったのだろうか・・・ラスト、麦畑のシーンがあって、あれはダニエルが新しい生活の中で夢見たことなのか、自分の回想かよくわかんなかったけど・・・妙に切ないシーンでした。 【中古】【DVD】限定歓びを歌にのせて(’04スウェーデン) (洋画)[DVD] 歓びを歌にのせて
2012.06.20
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いやー、やっぱソフィ・マルソーかわいいよね・・・にじゅう・・・24年前の映画???そりゃ若いはずだラ・ブームの続編みたいな感じで公開されたそうです。内容は繋がってないけど。だからなのか、DVDのジャケは方向がおかしい。別にヘア無修正とか書かんでもよろしい。そんなシーン、一瞬だし。官能映画目当てなら、期待はずれですよん。スチューデント L'?tudiante(1988年フランス)監督:クロード・ピノトー脚本:ダニエル・トンプソン、クロード・ピノトーあらすじバスク出身のヴァランティーヌ(ソフィー・マルソー)は、正義感が強く直情的でやきもちやき、ソルボンヌの古典文学を専攻する学生。バカロレア対策の予備校で、また外のコレージュ(中学校)でも補助教員として授業をしながら、教員資格取得に向け試験準備に忙しい毎日。スキー場で偶然出あった若手ミュージシャンのエドゥアール=ネッド(ヴァンサン・ランドン)は、美しいヴァランティーヌに一目ぼれ。スキー場の帰りにあとを追いかけ、話しかける。ネッドは政治に無関心で女にルーズな28歳、離婚経験あり、子供有。国立音楽院を卒業した売れない作曲家で、ジャズロックのバンドのキーボード・シンセサイザー奏者として地方公演に出ながら、映画音楽採用に向けデモテープ製作をして、これまた忙しい。性格も、考え方も、住む世界も、生活時間帯もバラバラな二人が時間の合い間に電話で話し、時には短い時間を共に過ごしながらお互い夢中になり一緒にいる時間を重ねる。だが、筆記試験も終わり、大詰め口述試験を迎える頃、ネッドの元妻と息子や女性関係の誤解などで二人はぶつかり合う。口述試験でヴァランティーヌがくじで引いた課題は。モリエールの『人間嫌い』。行き違いをただそうと公聴会会場に追ってきたネッドを視野に認め、答弁を進める中で自らの感情を確かめた・・・なんたって、ソフィー・マルソーがかわいい。やっぱ、売れっ子になったのも納得というか・・・魅力的です。やきもち焼きでヒステリックになってしまうのはうむむ、ラテン系・・・・?ちょっと引いてしまいますがね。最初の食事は、 お互い探りながら、って感じで、ネッドはヴァランティーヌはそんなに簡単に寝る子じゃない、と思っているし、ヴァランティーヌは勉強で忙しくてしばらくご無沙汰だからちゃんとエッチできるか確かめたい、なんてやる気満々で、二人とも見た目と反対のことを考えてるのがおかしい。結局その日のうちに結ばれて、そこからはお互いに夢中になります。はやっまだメールもケータイもない時代、 ネッドはヴァランティーヌの仕事先の学校に会いに来て子供と一緒に授業を受けたりヴァランティーヌは友達と共同生活をしているアパートで、電話線をいっぱいに伸ばして自分の部屋まで電話を持ってきて抱え込んだり、 夜も寝ずにコンサート先からのネッドの電話を待ち続けたり、時にはネッドが深夜、パリまで車を飛ばしてヴァランティーヌに会いにきたり、二人とも時間をやりくりして会い続けるわけだ。タイトルが、この話とどういう風に関係するのかなーってわからなくて・・・ネッドが学校でヴァランティーヌの授業を受けるから?学生として忙しい毎日を送りながら恋愛するから?よくわかんないや。この二人、つきあいが深まると ネッドの女性関係にヴァランティーヌが嫉妬して、すごいヒステリックになっちゃうし試験や仕事で忙しい彼女とは住む世界が違う、と思い悩むようになって少しすれ違い気味に。 でもねえ、ヴァランティーヌが大変なのもよくわかります。だって、こんな雰囲気の中で、厳格な感じの試験官数名の前で別室で書いた論文みたいな課題に関する自分の見解を述べる、というとっても難しい試験だし、何年もそのために勉強してきたし。。。。ネッドの部屋の留守電で友達との会話を聞いてしまって浮気された、と激怒したヴァランティーヌは、もうネッドを許さない、って思ってるけどこの試験で自分の答弁を伝えるうちに、本当の自分の気持ちに気づく、そしてハッピーエンド・・・ってね。だいたい、舞台装置が反則~ すごくきれいな場所を使ってるからね。ヨーロッパ舞台の映画って、絵になる場所が多いから得だよなあ~・・・・個人的な好みとしては、ネッドは、、、、あまりかっこよくないっつーかなんかイマイチなんですがソフィー・マルソーファンにはいいかもしんない。カワイイもん、やっぱ。濡れ場も大胆に、少女から大人の女へと変わりゆくソフィー・マルソーの魅力満載の青春傑作!DVDは廃盤【中古】■VHS■スチューデント L' ETUDIANTE■
2012.06.08
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久々に、ヴァネッサ・パラディの出演作見ました。やっぱどことなくおしゃれだし、モナコの町も美しくて見ていて楽しかった。ハートブレイカー L'arnac?ur/Heartbreaker(2010年フランス・モナコ)監督:パスカル・ショメイユ 脚本:ローラン・ゼイトゥン、ジェレミー・ドナー ヨアン・グロム あらすじ姉メラニー(ジュリー・フェリエ)とその夫マルク(フランソワ・ダミアン)と共に、"別れさせ屋"を生業としているアレックス(ロマン・デュリス)。メカに強いマルクはコンピュータを駆使して、ターゲットとなる女性の周辺情報を徹底的に洗い出し、メラニーが偶然を装ってターゲットとアレックスを引きあわせる。モロッコで一仕事を終え、パリに戻ったアレックスの新たなターゲットは、10日後にイギリス人青年実業家ジョナサン(アンドリュー・リンカーン)と結婚するジュリエット(ヴァネッサ・パラディ)。ジュリエットの父ヴァン・デル・ベック(ジャック・フランツ)は妻の死後、10年間断絶状態だった娘を自分の手に取り戻したいと願っていたのだ。アレックスたちは、 ジュリエットが結婚式の準備のために滞在しているモナコへと向かう。ジュリエットとジョナサンの関係は良好で、なかなか接近できないアレックスは、ヴァン・デル・ベックが差し向けた ボディガードとしてジュリエットに接触するが、ビジネスマンとして成功を収めながらマフィアの世界にも通じる汚い金に染まった実父を受け入れることができないジュリエットには、アレックスの“別れさせ屋”としての手練手管はいっこうに通じない。それでも、暴漢に変装したメラニーに襲われたジュリエットをアレックスが救出するという定番事件をきっかけに、ジュリエットはアレックスの存在を認めるようになる。ようやく二人の距離が近づき始めたかに思えた結婚式2日前、突然、イギリスからジョナサンが現れ、自家用ジェット機でラスヴェガスに飛び、秘かに二人きりで結婚を決行しようとする。あわや計画が台無しのアレックスは、必死で彼らを引きとめるが、いったん離陸したはずのジェット機があっけなく空港に引き返してきた。ジョナサンの両親がモナコに到着するという報が届いたのだ。ちょうど、ジュリエットの心にこの結婚に対する疑念が生まれ始めたのもその頃。結婚式前夜、ふつふつと湧きあがる不安に眠れぬまま、ホテルのバルコニーに出るジュリエット。そんな彼女に絶妙のタイミングで声をかけるアレックス。こうして二人はモナコの街でロマンティックな一時を過ごすことになる……。 冒頭の砂漠の出来事も、実は彼らの仕事で、その仕事は見事成功して報酬を受け取るアレックス、というシーン。どういうことか?と思っていると、そこでやっとアレックスたちの仕事がわかります。最初のほうは、アレックスの仕事っぷり=どんどんターゲットのオンナを落としていくところが次々に紹介されるし、アレックスも(ひげボーボーで私はタイプじゃないが)まあカッコイイ。顔は結構好み。後ろに髪を束ねたスタイルは、かなりかっこよかった・・・んーー、竹野内豊をもっとワイルドにした感じ??ジュリエットはしっかり仕事をこなして自立した女性のようだけどマフィアみたいな父親とあまり仲がよさそうじゃないし、その父親は資産家相手のジュリエットの結婚を喜んでないみたいで・・・そのへんの事情がなぜなのかが、なかなか明かされないし、ジュリエットは一筋縄ではいかなくて、普段アレックスが相手にする女性とはちょっと違うんですね、全然落ちないのだ。ジュリエットの心の動きと、アレックスが本当にジュリエットに惚れていってしまう、その過程と二人のかけひきみたいなのが非常に気になって・・・ついつい引き込まれてしまったというか、、、このての話は、なんとなく好き。んー、単純にフランス映画が好きなんだな。ヴァネッサ・パラディ出演で以前みた映画も、父親とのつながりが絡んで、なかなか洒落の利いたおしゃれな映画だったし。ターゲットの情報を入手して、好きな映画や音楽、食べ物などの好みが偶然同じ、に見せかけるためジュリエットの好きなダーティーダンシングのシーンを練習してみたり車でWHAM!をかけて口ずさんでみたり・・・大変なのだ。怪訝な顔しながらも、こっそり自分もWHAM!を口ずさむジュリエットとかなかなか面白いのです。そのへんの、軽やかさが好きです。アレックスに言わせれば、恋愛中の女性は3タイプ。幸福か、承知の上で不幸か、不幸を認めないか。うまいコト言うなあ~~、と感心してしまった。そして、アレックスの仕事のターゲットは3番目の女性。そのターゲットの親、兄弟、友達、さまざまな人間から依頼をうけてカップルを壊すわけです。ジュリエットのイケイケな感じの 女友達ソフィとか、アレックスの借金の取立て屋とか、キャラの濃い人もいろいろ出てきて面白い。このハチャメチャなソフィは、ジュリエットの気持ちを気づかせる、実はそんな役割があったかも。普段は、壊すのはターゲットとその相手の男、二人の関係だけで心ではない、と言っていたはずなのに、今回のジュリエットの一件は自分の心を壊した・・・と独白。ジュリエットは、全てを捨てる、とアレックスに告白するけど身を引くアレックス。ホテルから出るところでは、ジュリエットに会ってしまい隠し撮りの写真とかばれちゃったりして超気まずい。傷心のままパリに帰ろうとした空港で、メラニーに言われて本当の自分の心のままに、とジュリエットの式場に走って(!)向かうアレックス。一方ジュリエットは父親と歩くバージンロードでキーをつけたままの車を置いておいた、と父親に言われて、、、式を放棄して海岸沿いの道を走るわけね。道の途中で二人無事に出会って・・・ハッピーエンド。よかった~エンドロールにも、ジョナサンに迫るソフィとか、父親に怒られる借金取りとか、二人で仕事をしようとするメラニーとマルクとかおまけ映像もあったりして、楽しめました。【23%OFF!】ハートブレイカー(DVD)
2012.06.08
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これも、溜まっていたささっと見ました。ハッピー・ゴー・ラッキー HAPPY-GO-LUCKY(2007年イギリス)監督:マイク・リー脚本:マイク・リーあらすじ ポピー・クロス(サリー・ホーキンス)は楽天的な30歳。熱心で生き生きとした小学校の低学年向けの教師である。昔からの親友のゾエ(アレクシス・ゼガーマン)とルームシェアで暮らし、妹の一人とは仲がいいけど、もう一人とはそうでもない。愛用の自転車を盗まれた彼女は、厳しいインストラクターのスコット(エディ・マーサン)に車の運転を習ったり、情熱的なスペイン人のフラメンコ講習を受け、夜にはホームレスに出くわしたり、ソーシャルワーカーの助けを借りて、乱暴者の生徒を諫めたりする。その彼女の開けっぴろげな行動が見る者に何か誤解を生んだり、もっと悪い事態に嵌ったりしないかと首をかしげさせるが、彼女は全てを受け入れ、前向きに生きていく…。うーん、主人公にはなかなか感情移入が出来ない映画だったなあ、あたしはね・・・ポピー、確かにポジティブ・シンキングの最たる人・・・っていうのかね。冒頭で、気持ち良さそうに自転車をこいで本屋に行くんだけど本屋から出て来ると近くに停めておいた自転車が盗まれてなくなってる。でも、ポピーは探し回るでもなく、警察に届けるでもなく(それは日本の感覚?)ただ残念そうに「まださよならを言っていなかったのに」って言うんだよね。欧米人って、こういう時はとんでもなく怒ったりするイメージがあったけどちょっと違う反応だな、と思った。てか、そういう感覚ってどういうこと?っていきなり共感できず・・・派手目な格好で、夜も遊び歩いて、でも学生にしちゃー年とってるな、、、と思ったら実は彼女、先生だった 自転車盗まれたからじゃあ車の免許とって車で移動できるようにするわ、と来てもらった教官はマジメで気難しくて、ポピーと合うわけが無い。まあ、この教官もガミガミうるさいけど、でもやっぱポピーみたいなタイプは私はイラッとくるかもある夜には、ホームレスと話しちゃったりしてちょっとアブナイんじゃないの???と心配になるし、でも自分の生徒のことはよく見ていて、友達を殴る男の子のカウンセリングでやってきたソーシャルワーカーと簡単にデキちゃったりして、ほんと行き当たりばったりというか、、、これは、ポジティブシンキングというのだろうか??と、ちょっと感覚がわからないところが多かったなあ。ポピーもですね、なんつーか馬面?ゴリ顔?ごめん、でも明るいからいいんだけど、それほどキレイではないんだよなあ~でも周りの男性からは魅力的に見えるみたいで・・・むむむ。珍しいタイプだからだろーか???いつも明るくポップなファッションで、楽しそうではあるんだけど。ただ、自分の周りの出来事をそのまま受け入れてるお気楽な性格には見えつつ多分不器用なタイプなんだろうな、とも思う。車の教官スコットとも、喧嘩別れみたいに分かれちゃうけどスコットはやっぱりポピーが好きだったのかなあ。彼も不器用な人。そしてその一件のあと、しばらく涙ぐみながら考え込むポピー。深刻な顔を全編通してあまり見なかったんで、最後の最後にみせたシリアスな表情は印象的。タイトルにもなっている、ハッピー・ゴー・ラッキーってのは"楽天的""脳天気""成りゆきまかせ"というような訳になるようですがまさにポピーは楽天的でなりゆきまかせ・・・多分、このテンションで脳天気というか、正直空気よめねーぞ、的なタイプのポピーに共感できたら元気がでる作品だと思うし、私は絶対こういうのウザっって思うから、どーにもきつかった・・・ラストは、ゾーイと公園の池でボートを漕ぎながら、人生は長い旅、人生は難しい、と、また笑いながら話し合ってる。笑って楽しく生きてるつもりでも、本当はままならない部分だってたくさんあるって、やっぱり分かっているんだろーね。未見の人は、自分がポピーと相性がいいかどうか、試してみては・・・・[DVD] ハッピー・ゴー・ラッキー
2012.06.08
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なんか、想像していたより切ない話だったなぁ~・・・恋する宇宙 ADAM(2009年アメリカ)監督:マックス・メイヤー脚本:マックス・メイヤーあらすじ(以下、Wiki参考)アスペルガー症候群を患っている天体オタクの青年アダム(ヒュー・ダンシー)は、父親が亡くなった後、ニューヨークのアパートメントで一人で暮らしている。障害のために人付き合いが極端に苦手なアダムは、職場でもプライベートでも孤独に過ごしていたが、上階に引っ越してきた童話作家志望の女性ベス(ローズ・バーン)と出会う。ベスに惹かれたアダムは、ある日落ち込んでいるベスを半ば強引に夜中のセントラル・パークに連れて行く。ベスに、セントラル・パークに住み着いているアライグマを見せたかったのだ。そんなアダムを変わった人と思いつつも、ベスは純粋なアダムに好意を持つ。しかし彼女は恋人に裏切られたばかりで心に傷を負っていた。ある日、アダムが勤めていたおもちゃ会社を突然クビになってしまう。障害を抱えたアダムが再就職するには誰かの助けが必要だが、父を亡くしたアダムは途方に暮れるしかなかった。自分でもアスペルガー症候群に関して書物を読み、ベスはアダムの面接の練習相手になるなど、二人の距離を徐々に縮まり、ついに2人は結ばれた。同じ頃、会計士をしているベスの父マーティ(ピーター・ギャラガー)が不正経理で起訴され、裁判にかけられることになる。父親を愛するベスはそのことで神経過敏になっていたが、アダムはその気持ちを察することが出来ずに無神経な言葉で彼女を傷つけてしまう。それでもベスはアダムを受け入れるが、ベスの両親が偶然アダムに出会ったのが、実はベスがあらかじめ仕組んだものであったことを知ったアダムは、ベスに嘘をつかれたと言い、暴れ出してしまった。気持ちが昂ぶると、自分を抑えることが出来なくなるアダムを理解しつつもあまりに子供じみた態度にベスは実家に帰ってしまった。亡父の親友で自分の後見をしてくれているハーラン(フランキー・フェイソン)はそんなアダムを心配する。ベスの母(エイミー・アーヴィング)から実家の住所を教える電話がありベスに戻ってもらいたいアダムは、生まれて初めてニューヨーク市を1人で離れ、州北部のベスの実家に地下鉄と徒歩で会いに行った。そして、西海岸の天文台に就職が決まったので一緒に来て欲しいと告げる。アダムとの交際に反対しているマーティは2人を無理矢理引き離そうとするが、そんな父親に反発したベスはアダムとともにニューヨークの家に戻っていった。だが、実際にに西海岸に向かう準備をするうちに、ベスは迷う。そしてアダムに何故一緒に行って欲しいのか訪ねる。アダムは他人の気持ちを読み取れない自分が社会人として生活していくためにベスが必要だと答える。その答えにベスは一緒に行けないと告げて出て行く。絶望するアダムだったが、1人で西海岸に向かう。それから1年後、アダムは天文台職員として、なんとか同僚とコミュニケーションをとり、説明の合い間にはジョークもいえるようになっていた。そこに小包が届く。中をあけるとベスが作った絵本が入っている。内容はセントラル・パークに住むアライグマ一家の子供アダムを主人公にしたもの。タイトルは・・・・ADAM。その絵本をアダムを嬉しそうに読む・・・・会話がなくて音楽だけがかかっていたり、音楽もしっとりした切ない感じの曲が多くて・・・思ったよりも印象的な映画でした。最初は、一人で食事をするアダムや、誰かの葬儀に出席してる様子など意味がイマイチ分からなかったんだけど、父親を亡くしてしまったんだ、とか分かってからは状況がだいたいわかって集中して見ることが出来ました。おもちゃ会社の技師であるアダムは、あまり人と目線を合わせなかったり、挙動不審な感じがしたり、自分が好きなことや知ってることには豊富な知識があって、しゃべる出すと止まらなかったりで、あー、もしかしてちょっと自閉症気味な人なのかな?と思ったら自分でベスに、アスペルガー症候群だと打ち明けます。聞いたことがない病気なんですが、、、、ベスが知人に症状について聞きにいくと、やはり自閉症の一種?と教えられました。知的障害がない自閉症、というようなことが調べると書かれいます。人の気持ちを理解する能力に欠けている、とアダムは自分で告白しますが、言葉自体には不自由はないみたいだし、仕事もこつこつこなすようです。窓が汚れている、と最初に会ったときに話したベスの言葉を覚えていて宇宙服みたいなのを着て窓からぶら下がって掃除しようとしてたりして確かにちょっと少年のような言動があって、症状を知らなければ戸惑うこともあるかもしれないけど・・・ベスはきちんと受け止めてくれる。そして根本的にアダムは優しいです。父親が亡くなってからは、いつも一人で座っていたテーブルにも、いつしか二人で食事をするように・・・アダムとベスの距離が少しづつ縮まって、ゆっくりだけれども結ばれて良かった、と思った反面、いくら小学校の先生を臨時としてでも経験してたとか童話作家志望だとか、病気のことを調べて知ろうとしていても実際に障害を持った男性と一生一緒にいることができるのか、それは正直わからない。だから、ベスにはアダムのそばにいて欲しかった、と思った反面、一緒にアダムについていかなかったからこそ、アダムは自分なりに自立した生活を送ることが出来るようになったのかも、という思いもあります。西海岸、といっても、山のなかの天文台なんだけどそこでアダムはそれなりに頑張って生活しています。それが1年後。そこに届いた、ベスの初めての絵本は、タイトルがADAM。いやーー、ちょっとうるっとしてしまいましたわ。 その絵本を本当にうれしそうに見るアダムの笑顔が印象的で。話はこれ以上の続きは無く、このまま、きっとそれぞれの道を歩んでいくんだろうけど、いつかまた二人が会えたらいいのに、とも思ったりして。余韻が残るラストでした。たまにアメリカ映画でも、しっとり考えてしまう映画があるよねえ~恋する宇宙
2012.06.07
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これも随分前に録画を整理しつつ久々に見ました。トーク・トゥ・ハー Talk to Her/Hable con ella(2002年スペイン)監督、脚本:ペドロ・アルモドバル あらすじ病室のベッドで昏睡状態にあるアリシア(レオノール・ワトリング)は、看護士のベニグノ(ハヴィエル・カマラ)により4年間世話されてきた。バレエ・スタジオで踊るアリシアの美しさに魅せられたベニグノは、彼女が交通事故に会って以来、自ら献身的な看護を志願したのだった。一方、女闘牛士リディア(ロサリオ・フローレス)も、競技中の事故によって昏睡状態で入院していた。彼女の恋人のマルコ(ダリオ・グランディネッティ)は絶望に陥っていたが、ベニグノと互いの境遇を語り合ううち、二人に厚い友情が生まれていく。だがベニグノの盲信的な愛は、アリシアを妊娠させるという事態に発展する。8カ月後、リディアが死んで埋葬された頃、ベニグノはアリシアを襲った罪で投獄されていた。マルコはベニグノに面会し、彼の頼みでアリシアの現在について調べる。するとアリシアは、子供は死産となったものの自分は奇跡的に回復し、ダンス教室に松葉杖をついて姿を見せていた。しかしベニグノはそれを知らされないまま自殺。その後偶然劇場で出会ったマルコとアリシアは互いに惹かれ合っていくのだった。 うーん、なんともいえませんね、アルモドバル監督作品は、いろんな愛の形があってたまに難しいというか感情移入とか理解が難しいんだけど・・・これも一つの愛の形なのか・・・と。冒頭、女性が椅子をたくさん並べた中でふらふらと踊る舞台のシーンがあり、それを見て涙するマルコと、偶然隣に座っていたベニグノ、という場面があるんだけど二人の関係性も分からないし、全然話が分からなくて??でした。ちなみに、この冒頭のステージは、少し前に亡くなり、いくつかの映画に取り上げられた舞踏家、ピナ・バウシュのものなんだそうです。代表作カフェ・ミュラーという作品で、いのちの叫びや切なさを突きつけられる圧倒的な舞台といわれているそうです。マルコは、物語中、何度か涙するんだけど・・・感受性の強い男性なのかな。ラストも舞台を見ながら涙してるからね。 色白ぽっちゃりで、どことなくオタクっぽい、もしくはゲイっぽいベニグノは、幼い頃から母の看病を続けてきたらしく、看護士としては優秀みたい。だから結構なお嬢様のアリシアの看護も推薦を受けて担当することになったのだね。でも、アリシアが植物状態になる前から、実は自分の部屋から見える向かいのバレエスタジオに通うアリシアの姿を見て恋心を抱いていて、、、ちょいとストーカーっぽい。一途になったらとことん一途、というか。その集大成が、アリシアの4年にもわたる看護・・・ちょいとアブナイ感じがしますがアリシアの裸をキレイに洗い、着替えをさせたりマッサージする姿は仕事熱心な看護士、というふうにしか見えません。アリシアは結構胸もあわらにしたりして、、、キレイな裸なんですな。でもせっせと他の看護士と協力して世話をするベニグノにいやらしさはほとんど感じられません。だからこそ、後半の事件が、いかにベニグノの思いつめた結果であるか、ということなんだろうけど。一方、マルコは取材をしようとした 女闘牛士のリディアと、ふとしたことで親しくなるんだけど、リディアは競技中の事故でこれまた昏睡状態になってアリシアと同じ病院に入院、そこでマルコはベニグノと再会します。リディアの身支度の様子など、とてもスペインっぽい感じがしましたねー闘牛士の衣装も随分きらびやかで美しいです。女闘牛士だけあって、非常に凛々しいリディアでしたが、昏睡状態になって、しかも結局亡くなってしまうので残念。しかも、マルコのほうはリディアを恋人だと思っていましたが、リディアは元恋人と結婚しようとしていた、というのをあとで知るのも、、、うわー・・・・そうなの~って感じで・・・どちらも、境遇こそ違うけど 愛する女性が昏睡状態になるなんて、どういう気持ちなのか・・・ベニグノは世話をして毎日一緒だから、まだいいのだろうか。わかりません。それでも、いつか目を覚ますと信じて献身的に世話をするベニグノは一生懸命アリシアに話しかけます。天気がよければテラスに連れて行ったり。二人の昏睡状態の女性をテラスに連れ出すシーンは、なんかシュールですが・・・ アリシアのことが好きすぎて、結果妊娠させてしまって罪に問われ病院を追われるベニグノですがたとえ返事が返ってこない相手でも、一生懸命話しかける姿はなんか・・・心打たれますね。落ち込んでばかりのマルコにも、リディアに言葉をかけるように、と諭したりして。普段、陰部まできれいにしてあげて、献身的に世話をしていたベニグノが、急にアリシアを妊娠させてしまう行動へとかりたてたのは何か?元気だった頃のアリシアが趣味だったサイレント映画鑑賞、今はベニグノがサイレント映画を観に行くようになっていて、いつも話して聞かせているんですがある日の映画の内容が、発明した薬で小人になった男が、女性器に身体ごと入っていくもので・・・その映画も、かなりシュール・・・指ほどにちいさくなった男性が巨大な女性器に入っていくという、、、もちろん、作り物の巨大セットなんでモザイクかかってないけど妙にリアルな感じで、おいおい、いいのか?って感じとにかく、投獄されたベニグノのことを知り、マルコは会いにいきます。奇妙な形で出会った二人だけど、同志というかね、友情はしっかり形成されててちょっとホッとしました。アリシアの状態を知りたいベニグノに、昏睡状態から覚めたことを教えたくても関係者にクチ止めされていて、結局伝えることが出来ないままベニグノは自殺してしまいました。なんか、悲しい結末ですよねえ。最終的に間違った形にはなってしまったものの、アリシアは昏睡状態の自分を献身的に世話をしてくれたのがあのベニグノだった、ということは一切知らないままなんだから。しかも、ある劇場で出あったマルコとアリシアはなぜか惹かれあう、、、だろう、という余韻を残して話が終わってしまいます。なんかフクザツ・・・切ないわ・・・とにかく、全体的に色が明るくてきれい。病室は黄色くて、陰気な感じがあまりしないし音楽もアコースティックな、美しい曲が多かった。なんとも感想を言うには難しいんですが、好き嫌いはあるかもしれないけど一度は見てみてもいいかなーと思います。【中古】【店頭併売品の為売り切れ御免】【中古】【DVD】トーク・トゥ・ハー<リミテッド・エディション>/洋画(スペイン:ペドロ・アルモドバル)
2012.05.22
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これも、昔の録画の見直し。ちょっと怖いよぉ~~愛してる、愛してない... A LA FOLIE... PAS DU TOUT/HE LOVES ME... HE LOVES ME NOT(2002年フランス)監督:レティシア・コロンバニ脚本:レティシア・コロンバニ、キャロリーヌ・ティヴェルあらすじボルドーの美術学校に通うアンジェリク(オドレイ・トトゥ)は、心臓外科医の素敵な恋人ロイック(サミュエル・ビアン)と幸せな時を過ごしている。ロイックには弁護士で妊娠中の妻ラシェル(イザベル・カレ)がいるが、離婚は時間の問題。アンジェリクはベビーシッターをしていた縁で、ロイックの隣に留守番として住むことになり、デートをすっぽかされても、1本のバラをくれた日のことを思い出し、ロイックを信じている。しかし、妻と寄り添うロイックを見かけてから、ラシェルに自分の存在を暴露するなど様子がおかしくなる。ところが実は、全てはアンジェリクの空想で、本当はロイックはアンジェリクと恋人でも何でもなかったのだ。しかし、空想を信じてしまっているアンジェリクは、憎いラシェルをスクーターで轢き流産させ、ロイックの敵と思える女性患者も殺してしまう。しかし、殺人容疑でつかまったロイックと抱き合うラシェルを見て自殺を図るも、なんとロイックに助けられ、入院。その病院へ、アンジェリクに思いを寄せ、ロイックを逆恨みしている医学生ダヴィッド(クレマン・シボニー)がやってきて、殴りかかる。ノイローゼ気味になっていたロイックは、何通も送られてくる謎の手紙や贈り物などから、アンジェリクがストーカーだとやっと気が付く。全てを引き払って遠くへ越そうとしていたロイックに逆上したアンジェリクはロイックを階段から突き落とすが、ロイックは助かる。逮捕され裁判後、精神病院に入ったアンジェリクは、数年経って完治したと判断され退院。何も知らない病室の掃除夫が、 退院したアンジェリクの部屋を掃除しにくるとロッカーをどけた壁一面に描かれたアンジェリクの絵を見つけた。その絵は薬の点で描かれていた。病院の薬は飲まれていなかったのだ・・・・こっわーーーーーーーー結局アンジェリクは、何も治ってなかったってわけ・・・てか、最初からこの手の妄想癖?というのは治しようがないのかな。ロイックは、長いリハビリを終え、後遺症はあるもののどこか別の町で今は二人になった子供とラシェルと一緒に平和に暮らしてるけどこれ、追っかけていくのかなあ・・・・怖すぎっっ物語は、はじめ、アンジェリクの視点で、普通に恋愛モノのように描かれるんで、そのときはアンジェリクもすごくカワイイのだ。普通に美大生で、バイトしてて、友達もいて、思われてる男性もいる。アメリのあとの映画なので、あっ、アメリ!っていう感じ。オープニングも、可愛らしいんです。と思ったら、なんだか雲行きが怪しい。アンジェリク視点で描かれるから、彼女の恋愛は不倫っぽいけど幸せそうだし、二人がいき違うのも、その男が悪い、と思ったぐらいで。ところがところが、ロイックが妻と仲良さそうにしているところを見てからアンジェリクの様子がおかしくなり、友達のエロイーズ(ソフィー・ギルマン)がやばいことに感づいて忠告しても聞かないし・・・で、中盤からは、テープの巻き戻しみたいに時を戻して今度は最初からロイックの視点で同じ話が進行していくのです。 そうすると、実は彼は、アンジェリクの恋人でもなんでもないし、心当たりのない贈り物や手紙に、日に日に疑心暗鬼になっていって、もう、大迷惑どころの騒ぎじゃないんですね。はじめは花を贈ってきたけど、だんだんエスカレートしてどデカイ肖像画のパネルとか、何か動物の心臓?に矢を刺したオブジェ??とかもう、悪趣味も悪趣味、怖すぎる。好き、という妄想は、エスカレートするとここまでくるのか?勝手に旅行の話とか作り上げて手紙をよこすものだからそりゃ奥さんも誤解するっつーの・・・ホント、冒頭のおしゃれなフランス映画、って感じとは一転、優秀な心臓外科医だったロイックが気の毒で仕方がないのだ。とにかく、オドレイ・トゥトゥはやっぱりキュート。だからこそ、怖い。終盤、ロイックのリハビリとかアンジェリクの入院シーンのBGMはNat King Coleの名曲L-O-V-E・・・・そりゃ、これも一つの愛の形の結末かもしれないけど、曲調が明るいだけに、退院したアンジェリクのあのあとの行動が益々怖いのでした【メール便発送可】【中古】DVD▼愛してる、愛してない…▽レンタル落ち【10P18May12】【25%OFF】[DVD] 愛してる、愛してない・・・
2012.05.17
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これも、ためてある映画整理で見てみました。ブルークラッシュ BLUE CRUSH(2002年アメリカ)監督:ジョン・ストックウェル 脚本:ジョン・ストックウェル、リジー・ウェイス あらすじハワイのオアフ島ノースショア。子供のころから天才サーファーだったアン・マリー(ケイト・ボスワース)は、親友のエデン(ミシェル・ロドリゲス)とレナ(サノー・レイク)、妹のペニー(ミカ・ブーレム)の4人で、サーフィン漬けの毎日を送っている。アンは、世界一危険と言われるサーフィン大会、パイプ・ライン・マスターズで優勝するという夢があった。しかしサーフィン中の事故がきっかけで、恐怖心から思い切りのいいライディングができなくなっている。そんな自分に打ち勝つために大会出場を決意するアンだが、バイト先のホテルで出会ったプロ・フットボールのスター選手、マット(マシュー・デイヴィス)と恋におちる。サーフィンを忘れ、彼に夢中になっていくアン。そんな彼女に対し、親友二人はもう一度夢を思い出させようとする。自分の本分に目覚めたアンは、大会に出場。中々波に乗れなかったが、最後の大波を見事に乗りこなす。大会では敗退という結果になったものの、観客は彼女の虜となり、喝采を送るのだった。 話としては、恋もあり挫折もあり、で それほど目新しいものではないけど、とにかく映像がスゴイ迫力。サーフィンしている場面だけではなく、落ちた波や渦巻く海の中など海中の映像もたくさんあって、どうやって撮影したんだろう??って素直にオドロキです。アンが乗ろうとする高波は、一歩間違えば命を落とすこともあるといわれる、10メートル以上のビッグウェーブ。恐怖から、なかなか思うようなライディングが出来ず、母親は家を出て行ったきり、たった一人の肉親妹はマリファナをやめず反抗してばかり、、、、そんなときに出会ったマットに、サーフィンのコーチを頼まれついふらふらと好きになるのももっともなことで。でも、アンの素質を知っていて、大会でもいい成績を残せると信じてる友人はそんなふらふらするアンを見てられないんだね、そりゃそーだ。でもまあ、すったもんだありつつ、アンの心の中にはやはりきっても切り離せないサーフィンがいつもあって、結局大会には出場します。まあとにかく、見ていても目をひくのは、 完全ロケで撮影されたという、迫力満点のサーフシーンですよね~ハワイの海というロケ地もすごくキレイですが、10メートル以上の高波が、外から水中から余すところなく映し出され、見たこともないようなアングルの波をたくさん見ました。撮影は完全ロケで、ブルースクリーンや水槽撮影は一切なしだそうです。スゴイ!!!!アンのサーフシーンとか、どうやってんの?やっぱ、実際にある程度波に乗ってるのかなあーオカにあがると普通の女の子なんだけど、波の上ではカッコイイです。他には、たくさんの女性プロサーファーが本人役で出演しているそうです。舞台がオアフなので、地元民(ハワイ人)の男の子グループと場所をめぐってのいざこざもあったりして、南の楽園といいつつやはり人種問題とかあるのかな・・・なんて部分もあります。暗いうちから波に乗って、昼間は働いて、プロになることを夢見るサーファーの生活も垣間見えて、興味深かった。最後は、対戦相手がとっても強くて もう勝てないんだけど、その相手がいい波を見極めて導いてくれて、そしてとうとう大きなチューブを制覇。試合は負けたものの、その勇気あるライディングが雑誌の表紙を飾り、プロチームから声がかかったりして、アンは夢をかなえました。マットとは、、、、その後はどうなったかわからないけど、アンにはそのままプロとして活躍してほしいなーってラストかな。とにかく、波の映像がよかった。サーファーの女の子たちも、波に一生懸命で、なかなかカワイイです。
2012.05.17
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