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これも、溜まっていたささっと見ました。
ハッピー・ゴー・ラッキー
HAPPY-GO-LUCKY(2007年イギリス)
監督:マイク・リー
脚本:マイク・リー
あらすじ
ポピー・クロス( サリー・ホーキン
ス)は楽天的な30歳。
熱心で生き生きとした小学校の低学年向けの教師である。
昔からの親友のゾエ( アレクシス・ゼガーマン
)とルームシェアで暮らし、
妹の一人とは仲がいいけど、もう一人とはそうでもない。
愛用の自転車を盗まれた彼女は、厳しいインストラクターの
スコット( エディ・マーサン
)に車の運転を習ったり、
情熱的なスペイン人のフラメンコ講習を受け、
夜にはホームレスに出くわしたり、ソーシャルワーカーの助けを借りて、
乱暴者の生徒を諫めたりする。その彼女の開けっぴろげな行動が
見る者に何か誤解を生んだり、もっと悪い事態に嵌ったりしないかと
首をかしげさせるが、彼女は全てを受け入れ、前向きに生きていく…。
うーん、主人公にはなかなか感情移入が出来ない映画だったなあ、
あたしはね・・・
ポピー、確かにポジティブ・シンキングの最たる人・・・っていうのかね。
冒頭で、気持ち良さそうに自転車をこいで本屋に行くんだけど
本屋から出て来ると近くに停めておいた自転車が盗まれてなくなってる。
でも、ポピーは探し回るでもなく、警察に届けるでもなく(それは日本の感覚?)
ただ残念そうに「まださよならを言っていなかったのに」って言うんだよね
。
欧米人って、こういう時はとんでもなく怒ったりするイメージがあったけど
ちょっと違う反応だな、と思った。てか、そういう感覚ってどういうこと?って
いきなり共感できず・・・
派手目な格好で、夜も遊び歩いて、でも学生にしちゃー
年とってるな、、、と思ったら実は彼女、先生だった
自転車盗まれたから
じゃあ車の免許とって車で移動できるようにするわ、と来てもらった教官は
マジメで気難しくて、ポピーと合うわけが無い。
まあ、この教官もガミガミうるさいけど、でもやっぱポピーみたいなタイプは
私はイラッとくるかも
ある夜には、ホームレスと話しちゃったりして
ちょっとアブナイんじゃないの???と心配になるし、
でも自分の生徒のことはよく見ていて、
友達を殴る男の子のカウンセリングでやってきたソーシャルワーカーと
簡単にデキちゃったりして、ほんと行き当たりばったりというか、、、
これは、ポジティブシンキングというのだろうか??
と、ちょっと感覚がわからないところが多かったなあ。
ポピーもですね、なんつーか馬面?ゴリ顔?
ごめん、でも明るいからいいんだけど、それほどキレイではないんだよなあ~
でも周りの男性からは魅力的に見えるみたいで・・・
むむむ。珍しいタイプだからだろーか???
いつも明るくポップなファッションで、楽しそうではあるんだけど。
ただ、自分の周りの出来事をそのまま受け入れてるお気楽な性格には見えつつ
多分不器用なタイプなんだろうな、とも思う。
スコットはやっぱりポピーが好きだったのかなあ。彼も不器用な人。
そしてその一件のあと、しばらく涙ぐみながら考え込むポピー。
深刻な顔を全編通してあまり見なかったんで、最後の最後にみせた
シリアスな表情は印象的。
タイトルにもなっている、ハッピー・ゴー・ラッキーってのは
"楽天的""脳天気""成りゆきまかせ"というような訳になるようですが
まさにポピーは楽天的でなりゆきまかせ・・・
多分、このテンションで脳天気というか、正直空気よめねーぞ、的な
タイプのポピーに共感できたら元気がでる作品だと思うし、
私は絶対こういうのウザっって思うから、どーにもきつかった・・・
ラストは、ゾーイと公園の池でボートを漕ぎながら、
人生は長い旅、人生は難しい、と、また笑いながら話し合ってる。
笑って楽しく生きてるつもりでも、本当はままならない部分だって
たくさんあるって、やっぱり分かっているんだろーね。
未見の人は、自分がポピーと相性がいいかどうか、
試してみては・・・・
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